2006-12-31

iDOL M@STER XENOGLOSSIA PV

C71で流されたPV

あれ? アイドルマスターってこんな感じだったっけ? まあ、おれはサンライズ大好きだから、とりあえず見る。

2006-12-30

天皇杯準決勝 G大阪×札幌 浦和×鹿島

29日13時からG大阪×札幌をNHKで観戦。G大阪は出場停止の播戸以外はほぼベストメンバー。札幌は、ごめん、ベストメンバーかどうか分からない。ただ、去年川崎にいて今年チーム得点王のフッキがいない。ちなみに札幌はJ2ながらJ1のチームを3つも下しての準決勝で注目度が高い。

試合はG大阪がボールをキープする展開も、札幌の鋭いカウンターが度々炸裂して(G大阪の守備に問題があるのかもしれないが)どちらも譲らない感じ。そんな中、ゴール前で(Jリーグ1万ゴールの)前田から加地にパスが渡って、それを加地がシュート → 弾かれる → もう一度押し込んで、G大阪が先制点を挙げる。このまま得点は動かず前半終了。

で、問題の後半ですよ。G大阪がコーナーキックから追加点を挙げる。が、これが疑惑の得点。一見オフサイドで、解説の山本"人間力"昌邦氏も、うーん、と長い間唸ってから「ガンバ、儲かりましたね」とコメント。ビデオで見ても微妙だ。個人的にはオフサイドだと思うなあ。2chでも議論が紛糾している。ガンバが買収なんて、煽りもあるが、まあ、これはいつものJリーグ審判クオリティで、買収なんて器用な話ではないでしょう。

この直後、札幌は一点を返すが、試合はそのまま終了。G大阪が決勝進出になった。

しかし、札幌は強かった。この強さでJ2の6位なんだから奇妙な話だ。J1に比べて長丁場のJ2は、J1とは戦い方が違う、なんて言われたりするが、札幌はJ1 で戦った方が活躍するのではないか、と思ってしまう。甲府も今年頑張ったし。

続いて15時から浦和×鹿島を観戦。浦和は7人落ちの2軍と言われているメンバー。ワシントン、闘莉王、三都主が謎の欠場。長谷部が出場停止。堀之内は怪我。坪井も急遽怪我。山岸はよくわからん。まあ、とにかくリーグ戦と比べると確かに7人居ない。しかし代わりに出るのが、小野、永井、相馬、都築、ネネ、内舘、細貝なんだから、まあ、凄いとしかいいようがない。鹿島はベストメンバーでいいのかな? QBKこと柳沢がスタメンでちょっと驚く。

試合は、ポゼッションもシュート数も互角だが、どうも鹿島が分が悪く見える。最後の最後でシュートが全く入る気がしない。鹿島の決定力不足は相当深刻なようだ。対する浦和もゴール前でしくじる場面が多いものの、小野の絶妙なシュートで得点。後半、鹿島もQBKを下げると、呪いが解けたように野沢のFK から岩政が得点。しかし、その後、また小野の絶妙なヒールパスからポンテが得点。そのまま試合終了。結局、互角の戦いも小野という個人の力が勝敗を分けた。

これで元旦の対決はG大阪×浦和になった。2006年はこの2チームの年って感じだね。2月のゼロックスカップで当たり、J1開幕戦もG大阪×浦和。優勝が決定するJ1最終戦も浦和×G大阪。そして、天皇杯決勝もG大阪×浦和。一年で4度対戦することになった。おれとしては、あんな面子落としまくりのだらけた浦和よりは、フルメンバーでガチで獲りにきているガンバを応援したい。特に外国人なのに残っているマグノには頑張ってほしいね(まあ、浦和のポンテも残っているけど)。

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その3)

前エントリーの続き。

前回のプレーでは、最終目的『ゾットのオーブ』を入手するために必要な3つのルーンのうち『蛇行のルーン』と『腐敗のルーン』を無事ゲットし、続いて特殊ダンジョン『蜂の巣』を攻略し、蜂の巣の1階にベースキャンプを作った(実は『獣の棲み処』の1階にも作っていたけど)。しかし、油断したおれは『突然変異の薬』を飲んでしまい、致命的な『転位誘発』の変異になってしまった。結構ピンチだ。が、『突然変異治療の薬』はないので仕方がない。ここまでが前回。

そして、ここからはちょっと攻略法が変わる。ここまでは『氷の躯』を駆使して敵と戦ってきたが、もうこれは封印。氷の躯は炎が弱点になるので、敵の炎攻撃が増える今後のダンジョンでは即死しかねない。では、どうするかというと、代わりに同じ変異術の『刃の手』を使う。これは自分の手を刃物に変化させて、徒手格闘の攻撃力を大幅に増加させるという魔法。その代わりグローブを装備できなくなるので、ややACは下がるけど。この術により攻撃力だけなら戦士と同等の攻撃力を得られる。変異術を鍛えたのもこの魔法を最終武器に想定してのことだ。だから、今後の攻撃は、刃の手と凍結の矢の二本柱ということになる。

それで、次は『銀のルーン』を取るために『宝物庫』に向かうわけだが、道中で嫌なものに出会した。『ヴォールト(Vault)』だ。知っている人はAngbandのヴォールトと大体同じだと思ってもらえばいい。普通のダンジョンに突然変な構造の部屋があって、そこにはお宝と階層に合わない強敵がいるという感じ。お宝って言っても大したものがない場合が多いので、はっきり言って強敵が出るぶん、マイナスなことが多い。入口付近には、最強クラスのゴールドドラゴンがいたりした。おそらく、変身能力者が変身したものだと思われるが、本物でもおかしくはない。そういう部屋なのだ。

これもまたピンチ。普通なら近寄らないようにすればよいだけだが、キャンプの蜂の巣と宝物庫の間にあるので、何回か通るのは避けられない上、『転位誘発』の変異がある。突然ヴォールトの真ん中にテレポートするかもしれないのだ。ここでもう観念した。このまま進めても死ぬだけだ。しょうがない。『おぞましきものの召換』(以下おぞ(ry)に頼ろう。というわけで、戻って、おぞ(ryを習得。ついでに『飛来物の防御』も習得した。これからはドラゴンのブレスやヤクトールの集団に襲撃されるかもしれない。『飛来物の阻止』に比べると頼りないが、一応、回避率は結構上がることになっている。しかし、どうも、おれの印象だと肝心のところで、回避できないような気はするが。

んで、おぞ(ryを使ってヴォールトを攻略するかというと、やっぱり怖いので、先に宝物庫の上層を攻略することにする。最下層の凶悪さが有名な宝物庫だが、最下層以外は比較的楽に進めることになっている。しかし、上層でも苦しかった……。敵がそれほど強くはないとは言え、宝物庫は視界を遮るものがあまりないので、フロアの真ん中にテレポートすると一斉に敵が寄ってくる。泣きそうになりながら物陰に隠れる。物陰にいてもいつテレポートされるか分からない。だから、少しでも体力が減ると、攻略済みの上階に行って休んで、回復したら戻って少しずつ攻略という実に神経の磨り減る戦いが強いられる。

しかし、それも6階までが限界。どの階段の先もヤクトール集団やドラゴンが待ち構えていて、とても先に行けそうにない。特に酷かったのが、ストームドラゴン。電撃耐性がなかったので、ブレスをまともに食らって80のダメージ。ほんとに死ぬかと思った。このゲームは電撃耐性の入手が難しい。電撃系のボルトは、命中率は低いが壁に反射するので、行きと帰りで2発食らって一撃で死ぬこともある。電撃耐性といえば、過去にこの耐性が欠けていて、ゾットの領域で『電気ゴーレム』に殺されたことが2回ある。そこまで行く前に是非付けておきたい耐性だ。

あと、これはどうでもいいことだが、宝物庫で『ゾットの罠』を踏んでしまった。『罠解除』のスキルも役に立たねーなあ。しかも突然変異だ!
まずい!あなたはゾットの罠に踏み込んでしまった!
あなたはとても奇妙な気分だ。
あなたは突然変異した。
あなたは機敏になった。
おお、助かった。悪性だけじゃないんだ。こんなこともあるんだなあ。

閑話休題。仕方がないので戻って先程放置したヴォールトを攻略することにする。ヴォールトに到着後、『召換の杖』を装備してヴェフメットに祈り、成功率を上げてから、おもむろにおぞ(ryを唱える。そして現われる『忌まわしきもの』と『触手の怪物』。忌まわしきものはあんまり強くない。はっきり言って壁のようなもの。本命は触手の怪物。こいつはタフだし、一度に4回攻撃してくれるので攻撃力も非常に高い。こいつを数体召喚してから敵にぶつければ、どんな敵でもひとたまりもない。それゆえ、この魔法が安定して唱えられるようになれば、クリアしたも同然だという声もあるほど。まあ、実際はそんなに単純ではないが。

早速、召喚したモンスターと一緒にヴォールトに入っていく。斜めの格子型のヴォールトなので、ある程度視界が遮られていて、それほど怖くはない。強敵のタイタンやシャドウドラゴンもいたが、こいつらには触手の怪物をけしかける。そうやってなんとか無事制圧完了。やっぱりおぞ(ryは強い。

あと、これもどうでもいいことだが、ヴォールト制圧中に『輝く眼球』に出会った。こいつは遠距離から突然変異を付けてくる厄介なやつなのだが、
輝く眼球は凝視した。
奇怪なエネルギーがあなたの体内を激しく流れた。
あなたは突然変異した。
あなたは肉体は奇形的でなくなった。
と、今回は悪い変異を取ってくれた。どうせなら転位誘発を取ってくれればいいのに。

それで、あまり期待せずに報酬のヴォールトの奥にある宝部屋に行く。やっぱりろくなものがない。んっ、未鑑定の薬があるぞ。飲んでみるか。
とても清浄な味がする。
あなたは突然変異した。
あなたの黒い鱗は消えてしまった。
あなたは突然変異した。
あなたの新陳代謝は遅くなった。
あなたは突然変異した。
あなたは安定性を感じた。
治療キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! これでやっとまともなプレーに戻れる。あれ? 代謝はいつついた変異だろう。まあいいや無くなったんだから。だが、耐突然変異の護符を持っていないので、いつまた致命的な変異が付くかわからない。ということで、2枚ある、なけなしの『獲得の巻物』を装飾品に使うことにした。所持している指輪、護符が当たった場合は、再抽選されるということなので、キャンプにある全ての指輪、護符を持ち物に入れる。

一枚目、おっ、護符だ。鑑定してみると『明晰の護符』。そうか、まだ出てなかったかー。二枚目、指輪。この時点でもう萎えだ。もう欲しい指輪ないし。鑑定すると、こんな一品だった。
☆指輪『地獄の遺物』
この指輪は装着者が魔法の呪文を使う能力を増強する。
これはあなたのACに影響する。(+1)
これはあなたを火から強力に保護する。
これはあなたを冷気から強力に保護する。
火と氷の2段階耐性だ。うーん、微妙だ。まあまあ強いが、必要に応じて『耐火の指輪』と『耐冷の指輪』を付けかえればいいので、絶対に必要なものではない。できれば耐突然変異か絶縁(電撃耐性)の能力が欲しかったところだ。まあ、でも、装備できるものなので、ありがたく装備することにする。

ここまでのダンプ。耐突然変異か絶縁の能力の入手が今後の課題になるだろう。

2006-12-29

米澤穂信/夏期限定トロピカルパフェ事件

これは前作よりもさらに面白いね。前作が同じ登場人物の短編集といった感じだったのに対して、今回はより洗練された連作短編になっている。以下、激しくネタバレ。

まず、小鳩 vs 小佐内でくるとは思わなかった。途中の章で煽りまくって、最後、小鳩君が小佐内さんを問い詰めるシーンはいい緊張感があったね。全4作予定の第2作目じゃなかったっけ? 出し惜しみしない人なんだねー。

そして、今回もちゃんと本格ミステリーとして作られている。描写はとてもフラットで、一読して気になるところはちゃんと伏線として使われるようになっている。というか、この作者は自分の小説が読者にどう読まれるかに非常に気を使っていると思う。細かい矛盾点まで、きっちりと解消するか、伏線にするかのどちらかの処理をしている。ちょっと貴重面すぎるんじゃないかと思うくらい。本格ミステリーの方面はあまり詳しくないんだけど、他の本格の作品も皆こんな感じなんだろうか。

と書くと、非常に冷たいかっちりした小説だと思われるかもしれないが、ある面ではそうなのだが、今回は細かい人間の機微も書かれている。村上春樹のように表面ではドライに描写して感情を浮き上がらせる手法。ハードボイルドというのかな。最後喫茶店に小鳩君が一人残される場面はなかなかの哀愁が漂っている。次作が気になる引きかただね。小鳩君と小佐内さんの和解はあるのか?(あるだろうけど) どう和解するのか。

この作品を読んで、この作者が信用できることは分かったので、しばらく作者買いすることにした。

横浜FMの来期監督に早野氏

マリノスタウンの赤字が深刻で年俸の安い(3000万円らしい)早野氏しかいなかったという噂がまことしやかに流れている(in 2ch)がどうなんだろう。

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その2)

前エントリーの続き。

前回、水棲の民の氷の精霊使いでスタートしたおれは、順調に『諸宗派の寺院』に到着。魔法の失敗率半分のボーナスを目当てに『ヴェフメット』を信仰することにした。魔法の連続失敗による汚染から『奇形』の変異になってしまうへまをやらかしたりするも、『小変異の魔法書』『氷結の魔法書』『悪食の護符』と有効なアイテムをツモり、『獣の棲み処』という特殊ダンジョンを攻略した。ここまでが前回。

次にやるべきことは、『蛇穴』と『沼』の2つ特殊ダンジョンを攻略し、『蛇行のルーン』と『腐敗のルーン』をゲットすること。このゲーム最終目的のゾットのオーブがあるゾットの領域に行くためには、3つのルーンを集める必要がある。ルーンは全部で15種類あって、このうちどれでも3つ集めればよいのだが、この蛇行のルーンと腐敗のルーンの2つは、他に比べて非常に取りやすい。

それで蛇穴と沼のどちらを先に攻略するかだが、まあ、どっちでもいいのだが、蛇穴の方がやや簡単だろう。沼はフロアが開けているので、大量発生するヒドラにうっかり纏わりつかれるとそのまま死にかねない。それに比べると、蛇穴にも『灰色蛇』や『ナーガの猛者』といった嫌な敵がいるのだが、ダンジョンの構造が攻略しやすい形をしているので、頓死しにくい。

というわけで、まず蛇穴に向かった。前回習得した変異術『氷の躯』を駆使して、ナーガを殲滅していく。氷の躯は火の属性が弱点になるので注意しなければならないが、蛇穴に火の属性の攻撃をしてくるモンスターはいない。全く苦労なく制圧してしまう。蛇行のルーン、ゲット!

次は、沼。沼は普通の種族で攻略しようとすると少し面倒臭い。フロアに水溜りがあるので、浮遊するか、減速覚悟で(浅い)水溜りを渡らなければいけない。減速状態でヒドラに襲われるとちょっと泣きそうになる。しかも、深い水溜りに入ると死んでしまう。こんなところだけNetHackっぽい。深い水溜りの上で浮遊の効果が切れたり、混乱して落ちるなどの死に方は結構メジャーな死に方だ。

ところが、水棲の民は「水棲」と言うだけあって水中を泳げるのだ! 減速するどころか、逆に加速する。だから、沼は全然怖くない……とも断言できないが、まあ、他の種族に比べれば、かなり有利だ。が、細かいペナルティがなくもない。一つは重鎧とブーツが装備できない。これは大丈夫。どっちも装備してない。もう一つは、水中では変異術が使えない。これはちょっと影響がある。今までの主力が氷の躯だったからこれは沼では使えない。

じゃあ、どうするか。ここで前に覚えた『凍結の矢』の出番だ。こいつは氷属性の魔法なのでアンデッドには効かないものの、効く敵にはかなり強い。ヒドラも2、3発で死ぬ。沼にはアンデッドがいないことはないが、弱いやつばかり。というわけで、凍結の矢を中心に階段でヒドラや沼ドラゴンを一匹ずつ倒していく。誘き出すのに失敗して2匹のヒドラに追われたりして焦ったりしたが、無事殲滅完了。腐敗のルーン、ゲット!

前回の時点で、まあ、ここまでは行けるだろうと思っていたので、ほっと一安心。が、ここで慢心したね。二つのダンジョンを攻略して、未鑑定のアイテムが大量に溜っていたんだけど、これを鑑定していくときに、つい物資をケチってしまった。ほとんどの薬は飲めば鑑定できるんだけど、つい、全部がぶ飲みしてしまった。そのうち一つが突然変異の薬。わかっていたんだけどね、出るかもなーって。けど、薬も大量にあったし、突然変異治療の薬も出るかなって思ったんだけど、こういうときはもちろん出ないよね。

そして付いた変異が『器用さ低下』『転位誘発』『黒い鱗』の3つ。このうち最悪なのが転位誘発。これは全ての突然変異の中でも最悪と言われていて、時折勝手にテレポートしてしまうという変異。普通のダンジョン攻略ならそれほど致命的ではないかもしれないけど、特定のフロアではモンスターが詰まっている部屋なんかもあったりして、そのど真ん中にテレポートしたら、もう即死も免れないという最悪の変異なのだ。そういうフロアを攻略する前になんとしても突然変異治療の薬を発見しなければならない。麻雀と一緒だね、駄目な手を打つと、流れが悪くなるっていう。

じゃあ、賢い人はどうするか、というと、突然変異の薬は8階から出始めることに注目する。だから、7階までの薬は安全なので飲んで鑑定し、8階以降出た薬は、ちゃんと鑑定の巻物を使って鑑定するという手順を踏むのだ。まあ、ポジティブに考えれば、Crawlは事故で突然変異が付くことは多いので、悪性の突然変異が付くのも、まあ、そんなに珍しいことではない。だから、気を取り直していこう。

で、次はどうするかと言うと、今までと比べて大分難易度は上がるけど、『宝物庫』にある『銀のルーン』を狙うことにする。ただ、転位誘発も含めて、とても今の能力では宝物庫を攻略することはできない。宝物庫の最下層には、ドラゴンもリッチもタイタンも出放題。そのままクリアできるくらいキャラを成長させないと到底殲滅なんてできない。ちなみに他のルーンはもっと入手が難しい。蛇行と腐敗のルーンの取得が簡単すぎるのだ。

というわけで、いきなり宝物庫に行くのは避けて、とりあえず『蜂の巣』という特殊ダンジョンを攻略する。このダンジョンは雑魚の殺人蜂、殺人蜂の幼虫しか出ない(一部、女王蜂と黄色蜂が出るところはあるが)ので簡単に攻略できる。しかも、その二つしかモンスターがいないので、床にアイテムを置いても敵に使われることがないので、いわゆる「キャンプ」を作ることができる。蜂の巣の1階はCrawlの後半の拠点に選ばれることが多い。NetHackに比べるとキャンプを作るのも簡単である。

で、蜂の巣は氷の躯を使って楽に攻略。残念ながらあまり良いアイテムはなかった。ついでに『罠解除』のスキルを上げ始める。これは罠を解除したいわけではない。罠解除のスキルをLV4以上上げておくと、罠に飛びこむときに自動的に罠を発見してくれることがあるのだ。あまり頼りにはでいないけど、『罠の探知』が入っている『探索の魔法書』が出ないから仕方がない。このあたりになるとシフを選べばよかったかなあ、と思いはじめる。Crawlの罠には凶悪な『ゾットの罠』というものがあって、これを踏むと致命的な結果になりかねない。準備をしとくに越したことはない。

この時点でのダンプ。ここまでは、まあ、そんなに難しくはない。本番はここからだ。

2006-12-28

作家ほっとタイム 現代作家インタビュー集 神林長平(その1)

近くの図書館の新着資料のビデオに『作家ほっとタイム 現代作家インタビュー集 神林長平』なんていうものがあったので見てみた。神林長平は、ぼくが高校のころからの大ファンで、著書は30冊以上は読んでいると思う。制作は2000年とあるので、インタビューの時期は『グッドラック』の発売後くらいだね。内容は、50分間神林氏がずっと椅子に座ってインタビューに答えるという構成。場所はおそらく松本の自室だと思われる。幼年期〜デビューまでの話が中心で作品についてのコメントはあまりない。猶予の月の話がちょっと出るくらい。

さて、ビデオを見た感想だけど、まず、第一印象としては、氏の容姿や話し方がオタクっぽいなあ、典型的なひきこもりっぽいなあ、と真に失礼ながら思ってしまった。まあ、予想はしていたが。大学時代に友人の女の子が、おれの持っていた本の著者近影を見て、オタっぽさに吹き出していたが、当時は失礼なやつだとしか思わなかったが、その気持ちがちょっとわかった。

インタビューは、幼年期から現在に至るまで、基本的に時系列に沿って進んでいく。ファンとして面白かったのは、幼稚園に通っているときに『おゆうぎ』をさせられて、氏は、なんで子供だからってこんなことをしなきゃならないんだろう、と思っていたというちょっとおませなエピソード。「なんでこんなふうに踊らされなければならないのだろうと思った」という氏の発言はファンサービスで言ったかと思って苦笑した。(氏の単行本には本のはじめに箴言風の短い文章が必ずあるのだが、その中に「踊っているのでないのなら、踊らされているのだろうさ」というのがある)

その後、氏が長岡工業高等専門学校に入学したころから、話がちょっと暗くなっていく。大学受験したくないから高専に入ったという氏は、そのことを後悔しているという。「あのころちゃんと勉強していれば、今ごろもっと教養のある人間になっていたに違いない」のだとか。続けて、子供はやはり詰め込めるときに詰め込んでおかなきゃだめだ、と述懐していた。個人的には大学(大学院でも)に行ったところで、教養があるかどうかはまた別の話だと思うのだが、まあ、それは大学に行ったことがある人間の考えなのかもしれない。

話はここらへんからが本番だ。高専を卒業した氏は、自分が何者なのか分からなくなったという。集団生活すると自分が消えてしまうと感じてしまったそうだ。そこから氏は、親には大学に入る勉強をするといいつつ作家を目指そうと考えたらしい。作家なら一人でもできる、自分の身分を保証する作家の肩書きがほしいというのは、後の偉業を考えれば非常に素朴な動機である。氏のデビューが26歳のときのはずだから、高専卒業時の20歳から、おそらく5、6年の苦悩の日々があったと思われる。

それで、いざ書こうと思った氏が戸惑ったのは、文を書こうと思っても漢字が書けない、ということと、漢字をひらいて書く、つまり何をひらがなで書き、何を漢字で書いたらいいのか分からない、ということだったらしい。これもまた基本的な話だ。ブログを書くぼくでさえ考える。さらに題材として、自分の中に何も書くべきものがない、ということにも気がついて困ったらしい。だから、人工的に題材を作らなければならない、もしくは、どこからか書くべきことを見つけてこなければならないと考えたのだとか。

これは非常に神林長平的だなと思った。自分に才能があるとか、書くべき理由があるとか、小さいころから書くことが好きだったとか、そういう前提から出発してないんだよね。自分自身に対しても、そういう根本的なところから問い直しているんだなと思った。よく作家のインタビューで、自分がいかに作家として生まれついたかを語っているのを見るけど、ああいうのはどうも胡散臭い。極論を言えば、人が生きる理由なんて内在的にあるわけでないし、どこかにあるものを自分で選び出さないといけない。と、ぼくはそう思うんだけどね。

長くなったので、続きは次エントリーで。

2006-12-27

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その1)

さて、ようやく本題。本当はほんの気まぐれでCrawlを起動しただけなんだけど。水棲の民の氷の精霊使い。まあ、なんだかんだ書いたけど、やっぱりCrawlの要素を一通り堪能するなら一番の職業だね。変愚蛮怒のレンジャーに似ている。あれほど強くはないけど。

Crawlでは、NetHackやAngbandとは違って、どんなに熟練したプレイヤーでも序盤であっさり死ぬことが多いんだけど、今回のプレーでは、全然強い敵が現われなかった。『シグムンド』、オーガ、セントールなど。現われたときには十分対処できる強さになっていた。『オゾクブの鎧』を着込んで、必中の『氷結』をばしばし打ちこむ。序盤は火の精霊使いより強いかもしれない。ワイトが出ると泣きそうになるけど。

んで、あっさり『諸宗派の寺院』に到着。ここでは各信仰の祭壇があり、どの神を信仰するか選ぶことができる。で、今回はヴェフメットを選んだ。下賜される魔法書は少ないものの、魔法の失敗率が半分になるのはデュアル系にはありがたい。シフも下賜される魔法書が豊富だし、魔法のファンブル無効も役立つのだが、いかんせん地味。欲しい魔法書が下賜される前に死んだりすると、ああなんでシフ選んだんだー、ということになる。

だが、ここでうっかりしてた。『氷の獣の召喚』を使うために召喚術のスキルを上げようと、小動物の召換を連打したら、連続失敗→発光→悪性の突然変異がつくという大失敗。発光するまですっかり忘れてた。やはりブランクか……。しかし、不幸中の幸い、ついた突然変異は「奇形の体」。装備する鎧のACが半分になるというもの。軽装戦士ではそんなに深刻な変異ではない。

それから少し進めると『小変異の魔法書』を発見。おれ、変異術大好きなんだよね。ということで、変異術に浮気。こういう行きあたりばったりの進行がCrawlの醍醐味だったりする。早速『氷の躯』を覚えて『オゾクブの鎧』と一緒に使う。この組み合わせはACにボーナスがあるのだ。それで次の『獣の棲み処』も制覇。ここはこのゲームをクリアする上での(ほぼ)必須ダンジョンの『蛇穴』と『沼』への分岐がある。時折現れる強敵には『氷の獣の召喚』も合わせて使う。自分も『氷の獣』なので群れのリーダーになった感じ

そのときに『悪食の護符』と『氷結の魔法書』も発見した。悪食の護符は満腹だろうがガシガシ死体を食べられるありがたい護符。これでもう餓死の心配はないし、高レベルの魔法も唱えやすくなる。『氷結の魔法書』には氷系の上位ボルトの『凍結の矢』が入っている。これで強力な遠距離攻撃手段も確保できた。氷の精霊使いとしては、安定期に入ったと言ってよい。

この時点のダンプ。まあ、かなり順調だね。腐敗のルーンと蛇行のルーンの入手は間違いないでしょう。

Dungeon Crawlの有利な種族と職業(その3)

思わぬ長期エントリー化してしまったが、前エントリーの続き

Crawlの最強職業として、一つは、悪魔の血族の闘士を挙げて、説明したけど、あと、二つ残っている。
  • 闇エルフの火の精霊使い → 『レフディブの水晶の槍』使い
  • 闇エルフの召換術師 → 『おぞましきものの召換』使い
『レフディブの水晶の槍』(以下、水晶槍)と『おぞましきものの召換』(以下、おぞ(ry)の二つは、Crawl界ではかなり有名な魔法で、特に水晶槍はCrawlと言ったら水晶槍でしょうってくらい有名。敵が視界内に入れば、マクロで上位ボルトを打ちこみ、ここぞというときに水晶槍で強敵も一撃で屠る高位の妖術師は、Crawlでも一番ore,tuee感が味わえる職業でしょう。闇エルフは、とにかく魔法の能力がめちゃくちゃ高いので、特に序盤は安定します。ただ、HPはかなり低いので、終盤は意外と頓死する。その表面的な強さと比べると、安定感はイマイチ。と言っても、最強だけどね。火の精霊使いを選ぶのは序盤中盤で強いから。アンデッドに効かなくて不便な氷系と比べると、炎が効かないのは、序盤ではインプくらい。かわいいもんです。

おぞ(ryは、強いです。おぞましきものの召換で召喚される「触手の怪物」はめちゃくちゃ強い。こいつを常時4、5体はべらせておけば、そうそう死ぬことはないでしょう。例では闇エルフを選んだけど、他の種族でも全然OK。安全なところで召喚しておけばいいから、ある程度成功率が確保されていればよい。なので、弱種族しばりプレーでは強すぎる召換術師は封印されるくらい。強いて難点を挙げれば、ペットが敵を倒したときに得られる経験値は自分が倒した場合の半分なので、スキルの成長が鈍いこと。まあ、おぞ(ryが唱えられる時点で、もう十分とも言えるので、脱出するだけならそんなに問題にはならない。

と、最強種族を見てきたところで、今回プレーする水棲の民の氷の精霊使いをもう一度見てみよう。

まず、デュアル系全般に言えることだが、戦闘と魔法の両方のスキルを挙げるのでスキルの成長が悪い。スキルが強さに直結するCrawlの世界では、序盤中盤は苦労することが多いです。さらにステータスも腕力、知力の両方を満遍なく上げるので、やはり専門職に比べると弱い。

次に武器。水棲の民を使う以上、やっぱり長柄武器を使うでしょう。これは、前のエントリーで述べたとおり、あんまり強くないが、水棲の民の脅威的なスキル特性に救われて、そんなに弱くもない。早業のグレイブを入手できれば十分火力は確保されるだろう。まあ、長剣のスキルも悪くないので、トリソを拾ったら使ってしまうというのも手だ。

しかし、問題はAC。これは軽装戦士全般の問題だが、重装戦士に比べると実はACに大きな違いがある。CrawlのACの計算はランダム性が高く、実際に計算されるときは、0〜ACまでの間の値を取る。これではいくらACを上げても、最悪、敵の攻撃をまともに受けてしまうことになる。それに比べて重鎧を装備すると、実は最低ACが保証される。これは鎧のACと甲冑スキルに比例して上昇し、最高でACの半分にもなる。つまり、軽装戦士が0〜ACの値を取るのに対して、十分に訓練された重装戦士の場合、AC/2〜ACの値を取ることになる。

この違いはかなり大きい。ローグライクゲームでは生き残るのが最優先されるので、常にワーストケースを想定する。そこで0なのかAC/2なのかは全然違う。同じACでもオゾクブの鎧で無理矢理上げたACとゴールドドラゴンの鎧できっちり上げたACでは、全然強さが違うのだ。

というわけで、軽装戦士の接近戦では常にある程度のリスクがつきまとう。いくら攻撃力が強くでもこれでは安心できないだろう。

次に水棲の民の得意な氷系の魔法。前にも書いたとおりアンデッドに効かなくて苦労する。また、上位ボルトの「凍結の矢」が初期装備の「冷気の魔法書」には入ってないので、ヴェフメットやシフから下賜されるまで、中盤は火力不足になりがちなので工夫が必要になる。もちろん、もっと苦労する領域の魔法はたくさんあるので、明確な弱点とは言えないかもしれない。

さらに水棲の民は変異術も得意である。が、これは同じく変異術が得意な泥エルフと比べると、元素系の魔術スキルが悪いので、変異術の上位魔法である、石像の躯、ドラゴンの躯が使いにくいので、イマイチだ。

と、見ていくと、決して弱くはないが、強くもないことがお分かりいただけただろうか。重装戦士の接近戦や水晶槍使いに比べると終盤の決め手に欠けてしまう。Angband系の職業などと比べると、Crawlのデュアル系は、なかなか難しかったりするのだ。

というわけで次回からはやっとプレーの内容に入れるよ。

冬新番

30本弱のアニメが新年スタート、2007年冬期アニメ新番組リスト

やべえ、秋新番録画したままで、全然おいついてない。間引くか。春、夏は10本くらいは見たんだけど、秋は4、5本が限界っぽいなあ。

2006-12-26

Dungeon Crawlの有利な種族と職業(その2)

前エントリーの続き

前の話の最後に斧と鈍器の比較をしたので、ついでに他の武器の雑感も述べておこう。

まず、短剣。基本的に武器表にあるとおりだが、ダガー(他の短剣もまあまあ)は、序盤では強力な毒液のエゴがつきやすいので、積極的に拾って装備してみてもいいだろう。けど、毒も中盤以降役に立たないことが多いので、どっちみち中盤で他の武器に乗り換えなければならない。

次に長剣。これも基本的に武器表のとおりだが、ヒドラ対策はあまり重要な要素ではないというのは前に述べたとおり。中盤に他の武器(主に短剣)から乗り換えなきゃいけないわけだけど、これが思ったより辛い。乗り換え先がロングソードあたりだと、同じような時点での斧や鈍器に比べて、苦労の割にあまり報われない。短剣からの移行でなければ、カタナ、ダブルソードあたりを拾ってから安全に移行したほうがいいでしょう。トリプルソードが使いたいだけなら、トリプルソードを拾ってから移行しても良いと思う。長剣にこだわりがなければ、これがおすすめ。あと、これは大したことではないが、オカワルやトログから下賜される武器は、習得したスキルを元にして選ばれるので、どうしても複数の武器スキルを上げざるをえない長剣プレーだと、長剣に移行したのに短剣が下賜されたりしてイラってくることがある。

最後に長柄武器。夢の「早業のグレイブ」以外の武器は、はっきり言って酷い。早業のグレイブの取り方は色々研究はされているけど、中盤の終わり、終盤の始まりくらいの「刃の間」に行かなきゃ取れない。こだわりがなければ、事実上、この武器が大得意な水棲の民の専用カテゴリーでしょう。

と、武器を概観したけど、やっぱり、斧と鈍器安定になってしまうんだよねー。まあ、長剣のトリソ、長柄武器の早業グレイブとそれぞれのカテゴリーに一応最強武器があるので、実用重視すぎる鈍器よりは夢があるかも。

さて、次に最強種族&職業の話の続きと思ったが、やっぱり、次エントリーで。

おすすめ2ちゃんねる

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こんなのが出るんだね。ずっとNavi2chで見てたから気がつかなかったよ。いつの間にできたのかなあ。ただし、専ブラ経由で見たのは集計されないのだとか。

Dungeon Crawlの有利な種族と職業(その1)

で、今回のプレーの話だけど、今回は水棲の民の氷の精霊使いを選んだ。これはCrawlのキャラの中でもかなりメジャーな組み合わせ。だんじょんひらおよぎのキャラ紹介はこんな感じ。ここにも書いてあるけど、氷の精霊使いといいつつも、純術士系ではなく、デュアル系なんですねえ。これは前のエントリーに書いたように、職業は初期条件でしかないから、その後武器で攻撃してもペナルティがあったりするわけではないということです。

この組み合わせの良さは、ズバリ戦略の柔軟性にある。序盤は『氷結』『冷気の投射』で安定した魔法攻撃ができる。氷の効かない敵には、ACを大幅上昇させる『オゾクブの鎧』を唱えてから、水棲の民の大得意なトライデントやグレイブなどの長柄武器で殴れる。これに加えて、中盤では『氷の獣の召換』で強力な「氷の獣」を召喚することができるのだ。これは強いぜ!

実際、Crawlの数多くの種族と職業の組み合わせの中でもトップクラスの強さと言われているのだが、個人的な意見を述べさせていただくと、明らかにこれよりも強い組み合わせが三つはあると思うので、水棲の民の氷の精霊使いは準最強級かなと思う。

ちなみに、その三つとは、以下の組み合わせ。
  • 悪魔の血族の闘士(斧) → 防御のロッド使用
  • 闇エルフの火の精霊使い → 『レフディブの水晶の槍』使い
  • 闇エルフの召換術師 → 『おぞましきものの召換』使い
まず最初の純戦士系の組み合わせ、悪魔の血族の闘士(斧)。これは絶対この組み合わせがよいというわけではないです。種族は丘ドワーフでもいいし、武器は鈍器でもいいと思う。重要なのは「防御のロッド」が使えるということですねえ。これは反則でしょう。ロッドは魔法が使えない純戦士系でも、発動すればロッド限定の魔法が使えるという代物。そしてロッドの発動は成功確率100%だから、防御のロッドを使えば『飛来物の阻止』が確実に使用できるわけです。『飛来物の阻止』は、唱えると一定時間ドラゴンのブレス、ボルト系の魔法がほぼ当たらなくなるという非常に強力な防御魔法。純戦士系なのに遠距離攻撃に強い。安全に近づくことができてしまう。これは強いね。しかも、防御のロッドには敵の召喚を無効化できる『解放の宣誓』も付いているのだ。これもありがたい。

で、防御のロッドをどう入手するか、だけど、これは、まあ運なんだけど、入手確率を格段に上げる方法がある。Crawlには「獲得の巻物」というものがあって、これはNetHackのものと違って何でもかんでも好きなものを入手できるわけではないんだけど、ある程度はコントロールできる。発動のスキルを上げて、種類を杖/ロッドを選択すれば、高い確率でロッドを入手できるので、獲得の巻物を全てロッドに費やせば、まあ、かなりの確率で防御のロッドも入手できるでしょう。ロッドは防御のロッド以外にも便利なものが多いです。

次に、悪魔の血族と斧の強さも説明しましょう。まず、悪魔の血族。これは、ひらおよぎのお勧めプレイスタイルの項目ではスルー気味だけど、丘ドワーフよりも悪魔の血族の方が絶対強いと思う。確かに丘ドワーフのスキル成長は凄いけど、純戦士系は一点集中で成長させるので、そこまで成長率を気にすることはないと思う。それに比べて、悪魔の血族の変異の強さったら、そりゃないよ、マジで。敵の強力な遠距離攻撃である「苦痛」の免疫能力や、他の耐性系も強いし、強力な衰弱の矢を撃てる「タルタロスの力」もめちゃくちゃ強い。どの変異が付くのかはランダムとは言え、最終的に6つも変異が付くので、どれかは強い変異がつく。

そんな最強種族の悪魔の血族もスキル成長率が悪いので、色々なスキルを求められる魔法系はつらい。特に序盤を切り抜けるのはかなりつらい。やっぱり純戦士系が強いということで、悪魔の血族の闘士は強いわけです。

次に斧。これは、まあ、鈍器でもいいんだけど、やっぱり斧でしょう。まず、武器表を見ていただきたい。確かに鈍器は種類が豊富で、片手は釘つきフレイル、両手は大型メイス/フレイルという安定した武器がある。が、全体的に性能が悪い。しかも、結局、最強武器が大型フレイル。夢がない。それに比べて、斧を見てくださいよ。全武器中、最強の攻撃力の処刑人の斧があるじゃないですか。まあ、入手確率はかなり低いけど。けど、その次に強いバトルアックスは、その辺にたくさん落ちてます。これでも十分に強いです。全鈍器よりは強いわけですから。それで、バトルアックスに殺戮の武器の巻物を使って分断のバトルアックスにして、巻物で強化すれば、お手軽に最終武器の完成なわけです。お手軽なバトルアックス、そして、夢の処刑人の斧。最高じゃないですか、斧。

で、鈍器の利点はヒドラに殴れるということ。それだけ。確かにヒドラは強い。が、所詮は中盤の強敵にすぎないわけですよ。沼を後回しにすれば、イフリートから火炎のシミターを奪えるので、それを使えばいい。首切るだけの話なので、別に長剣のスキルはいらないです。イフリートが見つからなくても、そのうちオカワル様が火炎の武器くれるよ、きっと(無責任)。まあ、結論としては、どっちでもいいんだけどね、斧と鈍器は。けど、個人的には、斧を推したい。

えーと、悪魔の血族の闘士が長くなったので、闇エルフの純魔法系の強さと水棲の民の氷の精霊使いの*弱さ*は次エントリーで。なかなか本題に入れない……。

2006-12-25

Dungeon Crawlとは

久々にDungeon Crawlをやった。

Dungeon Crawl(以下Crawl)はいわゆるローグライクゲームの一つなのだが、このジャンルのゲームとしては有名なNetHack系やAngband系とは違う系統のゲームである。ステータスもD&D系の6つ(腕力、知能、賢さ、器用、耐久、魅力)ではなく、3つ(腕力、知力、器用)に絞られていたりと、元から別のゲームとして作られたことが分かる。

ゲーム性は、基本的にNetHackとAngbandのいいところ取りなのだが、サバイバルよりはバトルに比重があるあたり、ややAngbandよりだろうか。と言っても、ダンジョンの潜り直しができ、実質的に食料問題が発生しないAngbandと違って、ダンジョンは一回しか探索できない。ただし、腹が減るスピードは遅めで、NetHackほど食料はシビアな問題にはならない(特定の種族は除く)という感じ。

主立った特徴を挙げると、
  • スキル制
  • 信仰
  • 変異術
  • ペット(召喚術、死霊術)
  • 突然変異
  • エゴ、ランダムアーティファクト
スキル制はCrawlの一番の特徴だと思われる。ToMEあたりにもスキルはあるが、ToMEとはスキルを成長させるやり方が違う。ToMEではレベルが上がったときにスキルポイントをもらうことができ、これを成長させたいスキルに好きに割り振るとことができる。これに対してCrawlの場合は、経験値と同時に貰うことができるスキル経験値を、スキルに相応わしい行動をすることによって割り振ることになる。

分かりづらいね。つまり、戦えば「戦闘」スキルが上がり、魔法を使えば「呪文詠唱」スキルが上がるわけだけど、そのためには敵を倒してプールしておいたスキル経験値を消費しなければならないということだ。スキル経験値が残っていない場合は、いくら戦ってもスキルは上がらない。

基本的に、どんな職業、種族でも全部のスキルを上げることができる。ただし、上げやすいスキル、上げづらいスキルは存在する。これは完全に種族に依存するため、Crawlでは、最終的なキャラの特性、強さは、ほとんど種族によって決まるということになる。職業はゲームを始めるときの初期条件にしかならない。

信仰は、NetHackにもあるけど、Crawlの場合は自分が信仰する神を好きに選ぶことができる。Crawlの神様はどれも個性豊かで、どの神を選ぶかは、種族や職業を選ぶのと同じくらいゲームに大きい影響を及ぼす。

あとは、まあ、NetHackとAngbandから取ってきた感じかな。召喚術、変異術はNetHackと変愚蛮怒にはないので(ないよね? ToMEにはあるけど)、新鮮なプレーができるかも。

他には、Crawlにはトラベル機能と自動探索という非常に便利な機能がある。トラベル機能は、自分が行ったことがあるダンジョンまで自動的に移動するという機能。Ctrl+gを押すと、行き先のメニューが出て、例えば、宝物庫を選ぶと、次に階を聞かれるので、そこで5と入力すると、一瞬で宝物庫の5階まで移動してくれるのだ。もちろん、敵や未発見のアイテムを見つけると止まる。Crawlは、メインダンジョンから分岐して色々な種類のダンジョンがあるし、特定のダンジョンにアイテムを保管するベースキャンプを作ったりするので、トラベル機能はかなり多用する機能だと思う。

自動探索は、今いる階の未踏地点を自動的に探索するという機能。Ctrl+oを押すと、ガンガン探索してくれる。停止条件はトラベル機能と同じ。序盤で使うと、思わぬ危機的状況に出会したりするが、うまく使えば、かなりプレー時間の短縮ができる。

ざっと、Dungeon Crawlを紹介したけど、NetHackとかAngbandは、シレンとかトルネコ系の元ネタとして、取り上げられることが多いと思うけど、不思議のダンジョンに慣れてる人がそれらをやろうと思うと、どちらもかなり敷居が高いと思うんだよね。NetHackは覚えることがたくさんあるし、覚えないと理不尽に死ぬし、Angbandは重厚長大って感じで、クリアまで最低30〜40時間はかかるゲームだからね。その点、Dungeon Crawlは非常にバランスのいいゲームで、NetHackとAngbandのような冗長なところがなく、それでいて色々なスタイルのプレーができて、個人的にはかなりおすすめなゲームです。

以下、おすすめサイト。
だんじょん ひらおよぎ
いわゆるスポイラーサイト。わからないことがあれば、まずここを見る。
@の溜まり場II
NetHack以外のローグライクゲーム専用板。スポイラー読んで分かんないところを聞いたり、プレイ日記晒したり、アイテム自慢したりする。
と、本当は、ちょっとプレーした、と書くつもりが、Crawlの長い紹介になってしまった。その話は次エントリーで。

M-1グランプリ2006 チュートリアル優勝

チュートリアル面白かったけど、他が自滅したという感じも否めない。

2006-12-24

米澤穂信/春期限定いちごタルト事件

これは面白いっす。一応連作ミステリーの形式なんだけど、劇的な事件が起こるわけでもなく(これをミステリー用語では「日常の謎」と言うらしい)、淡々と話が進むわけだけど、抑制の効いた一人称と豊富な語彙で丁寧にキャラクターを描写していて、非常に心地良く読める小説です。

個々のエピソードは本格ミステリーっぽい謎解きが中心なんだけど、謎自体は結構予想がつきます。これは謎が単純というよりは、推理のミスリードがなく、ヒントが的確(すぎる?)なのが原因で、全然悪い印象はないです。きっと、こういう公平さが作者のこだわりなんでしょう。

主人公の小鳩君は、頭がよく回りと口が達者なんだけど、過去になんかトラウマ的なことがあり、トラブルを避けて小市民を目指しているという設定。ちょっと西尾維新の戯言シリーズのいーちゃんっぽいかな。ヒロインの小佐内さんは、小鳩君以上に周囲に注意を払い、トラブルから徹底的に身を隠すことを心掛けている。しかし、その実体は、自分に危害を加える者に仕返しすることに快感を覚えてしまう、復讐狂とでも言うべき性格だったのだ!

この設定がいいよね。普段はおどおどしているのに、復讐となると途端に嬉しそうにする小佐内さんを想像するだけで面白い。まあ、実際にそれほど苛烈な復讐をすることはなく、そんな描写はないんだけど。復讐と言えば、最近読んだ清水マリコのゼロヨンイチロクとネペンテスにも遠山遠美という復讐娘がいて、これもよかった。そのうち復讐っ子っていうジャンルができるかもね。

難点を言えば、連作短編集としては、全体の流れの伏線が個々のエピソードから独立しすぎていて、あまり連作の良さがないかなって思う。一つの話を分解して、それぞれの短編にちりばめただけって感じ。もっと有機的に短編同士が結合するような感じだったら、なおよかったと思う。

あ、ローゼン録画忘れた!

激萎え。とりあえず後編は予約。

2006-12-23

2chの書き込みの半分は句点がついてない

どうでもいい人には非常にどうでもいいことだと思うが、2chの書き込みの約半分は何も句点(。や.)がついてない、ということに今さら気がついた。そしておれは無意識に必ず句点をつける。そんなことに今まで気がつかなかった自分にすごくびっくりした。2chでは、いかに自分の書き込みの癖を消すかというのも重要なスキル。特定されたくない人(自作自演したい人とか)は、句点をつけたり消したりしてみては?

天皇杯準々決勝 浦和×磐田 G大阪×横浜M

M-1グランプリの再放送を見てて忘れてた。BSを見たときには浦和×磐田の延長戦。3-3。うおー、なんか壮絶な試合になってる。中盤がグダグダになって、双方ともゴール前に攻めこみまくっている。が、決定力に欠けてPK戦に。

そこで、ジャスティス岡田の超判定が発動。磐田の佐藤が浦和の酒井のPKを止めたのにやり直しの指示。やり直した酒井はあっさり決める。その後10人目まで誰も外さない展開が続き、最後に端から見てもガチガチに緊張している磐田の犬塚が案の定外して、浦和の勝ちで試合終了。

最後の犬塚の清々しい外しっぷりに、まあ、磐田の負けもしょうがないかと思ったが、しかしなあ。やり直しはねえよ。リプレーを見ても微妙な判定。こういうのは判定が正しくてもスルーしてほしいなあ。Jリーグの審判は本当に空気が読めない。些細なことで試合を左右するほどの決定をしてしまう。そんなの、やってる方も見てる方も後味が悪すぎるじゃんか。

去年なんてナビスコカップ決勝も天皇杯決勝も退場者が出たからね。何が悲しくて日本最高峰の試合の2つが11対10で行なわれるのを見なければならないのか。ナビスコの闘莉王のシミュレーションでの退場は当時かなり物議を醸したし、天皇杯の平松は2度の暴言で退場。確かに途中交代で審判に無駄な抗議する平松はアホだけど、審判もちゃんとコントロールしろよといいたい。選手と喧嘩してどうするの。

ガンバ×マリノスは、あっさりガンバが勝って終了。ガンバ強いなあ。どうも今年のJリーグは、勝てば官軍って感じで、レッズが勝つべくして勝ったということになっているが、遠藤がいれば余裕でガンバが勝ってたと思うんだよね。マスコミの取り上げ方を見ると、今年はレッズの年ということで売り出したいのが見えて萎えるんだよなあ。

あれ、なんか、だんだんアンチレッズになってきてるぞ、おれ。

M-1グランプリ2005 チュートリアル「バーベキュー」

TVで再放送見た。もちろんグランプリのブラマヨは面白いんだけど、ネタ単体で見て一番面白かったのが、チュートリアルの「バーベキュー」

これ面白いなあ。ベタも不条理も入れて完成度高いよなあ。今年のM-1にも出るらしいので注目だ。

あと、はてなキーワードにトーマス・マッコイがあってこれも笑った。

2006-12-22

機種変で待たされる

AIR-EDGE端末の機種変の話をしたが、機種変をするときに、えらい待たされた。いや時間が問題なのではない。精神的な問題だ。

ひととおり機種変の手続きを終えたおれは、店員に、機種変更が終わるまで30〜40分ほどお待ちください、と言われた。おれは了解して近くの本屋に行き、雑誌を立ち読みしたりして、40分後店に戻った。この時点でおれがやるべきことは、お金を払いブツを受け取るだけである。すると、店員は、椅子にかけてお待ちください、只今端末に電話番号を移します、と言いやがる。それから待たされること30分。店員はカードを変な機械に差し込んだり、どこかに電話をかけたり、書類を書いたりしてる。

おい! おれが最初に外で時間をつぶしたのは、それをやる時間じゃなかったのか。だったら、最初から1時間かかると言え。もう30分待たせるなら、その時点でもう30分かかると言え。すぐ終わると思って30分待つストレスを考えろ。つーか、おれが戻ってきてから、機種変の作業始めただろ!

と、言いたいことはたくさんあったけど、黙ってブツを受けとって帰りました。まあ、いいんだけどね。時間はいくらでもあるからね。

データ通信カードを機種変更した(AX420S)

我が家はブロードバンド難民である。別にものすごい田舎というわけではない。ただ、アパートがものすごく古いのだ。築40年。そしてネットであろうが、エアコンであろうが壁を傷付けるのは一切禁止である。電話線が古いせいかADSL も繋らない。そして微妙に立地も悪く、電線も遠いので自分で線を引こうとするとめちゃくちゃお金がかかるのだ。

というわけで、我が家のネットはAIR-EDGEに頼りきりだ。ノートPCをルータにして、一つのAIR-EDGEを複数のマシンで共有して使っているくらいだ。

で、昨日カーネル2.6へのバージョンアップが成功して気を良くしたので、これはおれに風が吹いている!と思い、さらに、WIILLCOMのW-OAM対応のデータ通信カードを機種変更してきた。

W-OAMは、Wikipediaによると「ウィルコムのPHS通信を高度化した規格」である。W-OAM対応端末をW-OAMエリア内で使用すれば、従来の約1.6倍の通信速度が得られるのだ。W-OAMエリアの地図を見ると我が家もギリギリ入っているように見える。

たかが1.6倍と言えど、AIR-EDGEにべったり依存した我が家では、かなりうれしい。しかも月額料金は同じである。ということで、早速(登場から時間が経っているのであまり早速じゃないが)、W-OAM対応カードAX420Sに機種変してきた。

で、結果は、というと、我が家はW-OAMエリアではなかった……orz。駅から遠いからなあ。歩いて20分。そのうち、W-OAMエリアになることを期待したい。

週間少年ジャンプ 2007年 No.03

ジャンプ買い忘れてたので慌てて買ってきた。P2!打ち切り確定かなあ。次号も掲載順最下位らしいし。結構、面白いんだけどなあ。次は太臓か。この漫画めちゃくちゃ好きなんだけど、作者は多分3年生が卒業する来年の3月まで続けるつもりはないと思われるので、まあ、しょうがない。しかし、この二つが終わると、これもまた大好きなエム×ゼロがピンチじゃないか。さすがにこれはもうちょっと続いてほしいなあ。

Kernel 2.6系に移行

今から書くことは読む人が読んだら、こいつアホかと思われそうで、非常に恐縮なんだけど、メインマシンのLinuxのカーネルを2.6系に移行した。

今のメインマシン(つまり、一番キーボードを叩いているマシン)は、ちょっと前に買ったThinkPad T43でOSはDebian/GNU Linux unstable(sid)なんだけど、こいつにはある重大な問題があった。HDDのDMAが効かないのだ。

DMAが効かないとどんなことが起きるのか。まず、HDDの速度が遅い。めちゃくちゃ遅くなる。それにHDDの書き込みにCPUを介するようになるので、HDDに書き込みが大量に発生するときなどは、処理がめちゃくちゃ重くなる

まあ、ドライバの問題なのだろうな、ということで、通常はカーネルのバージョンを上げるのが手っ取り早い解決策なのだが、それもまた問題があった。
  • T43で2.6のカーネルが起動途中に失敗する。
  • 愛用しているppxpが2.6カーネルに対応してない。
起動途中に失敗する問題はサブマシンのThinkPad X31では発生しない。pppはどうもぼくにとっては鬼門のようで、設定は失敗続きでたまたまうまくいっているppxpの設定をずっと使い回してるんだけど、ppxpはもう開発停止していて、2.6系では動かないことは確認している。

この時点で、無精なおれは、もういいかなと思って放置してた。CDのリッピングとかは他のマシンでやるし。だが、これもブログ効果なのか、こんな問題を放置して、コンピュータの話をブログ書くというのもどうかと思い、頑張って2.6を導入することにした。

まず、起動が失敗する問題は、ちょっと検索して見つけたこのサイトを見てあっさり解決した。
しかも Grub の menu.lst で指定されている root ドライブの指定も/dev/hda なので、ここも /dev/sda に変更しておく必要がある。ちょっと面倒臭い。
ΩΩΩ Ω<ナンダッテ-!!!!シリアルATAはsdaになるのか……。調べてみると結構有名な話らしい。放置してたのが恥かしい。というわけであっさり起動。DMA転送も有効なのを確認。

ppxpはProjects/PPxP for Linux kernel-2.6.xなんていうのを見つけて、試したんだけど駄目だった。腹をくくってpppdに移行するか。pppconfigで前に試したんだけど駄目だったんだよなあ。と、駄目元でもう一度pppconfigを試したら、なんとあっさり成功。なんだかなー。

というわけで、カーネルの2.6系移行は(PCカードのIRQが衝突して焦ったりはしたけど)、意外にすんなりといったのでした。もっと早くやればよかったね。

野村美月/“文学少女”と飢え渇く幽霊

前作の「“文学少女”と死にたがりの道化」が面白かったのだが、おれ的には続編の「“文学少女”と飢え渇く幽霊」はNGだった。今年読んだ本ではワーストかも。最初の本のレビューがこんな評価なのは悲しいけど。

最大の問題は「嵐が丘」が下敷になっている理由がないんだよね。前作は「人間失格」が下敷になっているんだけど、それは登場人物が人間失格のファンでそれに影響を受けてしまうっていう展開だったわけで、今作では*偶然*登場人物が嵐が丘に沿った行動をしてしまうわけですよ。嵐が丘は読んだことないけど、あらすじを読むと非常に複雑怪奇な物語じゃないですか。やっぱり下敷にするには、ちょっと難しい話だったんじゃないかと思う。

そんなわけで、展開は無茶苦茶だし、登場人物はひたすら読者の共感を避けるような言動ばっかするし、読み進めるのが辛い小説だった。展開が嵐が丘に似ているという『馬鹿馬鹿しさ』を登場人物の誰かが指摘すれば面白いと思うんだけど、それは作者の本意ではないだろうなあ。

けど、ネットの感想を見てみると、みんな絶賛してるんだよね……。想像力の問題なんだろうか。おれも年食って頭固くなってんのかもなあ。

マルドゥック・スクランブル製作中止

「マルドゥック・スクランブル」製作中止のお詫び

ΩΩΩ Ω<ナンダッテ-!!!!

2chとか見るにGONZOの業績悪化が原因っぽい。

Iceweaselに移行

今まで面倒臭がっていたが、ブログのネタになるかもということで、Iceweasel(Firefox 2.0)に移行。

GoogleのWebページ経由でGoogleツールバーがインストールできない。ダウンロード時のチェックでFirefox 1.5以降でないと判定されてしまう。IceweaselがFirefox 2.0だと認識されてない? 仕方ないのでxpiを直接ダウンロード。

ついでにGoogleツールバーのベータ版にしてみた。すると、昨日使いはじめたGoogleブックマークの便利機能がいくつか追加されてた。ツールバーからブックマークに登録されているサイトに直接ジャンプできる機能と、閲覧しているサイトをブックマークに登録できる機能。

あとは特にひっかからずに移行できた。といってもあんまりアドオン入れてないから。おれにとって絶対必要なのはAblockくらいなんだよな。もうちょっと調べてみるか。

2006-12-20

菜の12月の限定つけめん

本八幡駅の近く(?)の菜というラーメン屋は、ぼくのいきつけのラーメン屋で、今まで100食は食べたと思うのだが、ここでは、平日の夜10食限定で、趣向を凝らした特製ラーメンが食べられる。10食と数が少ないこともあり、毎回開店すぐに売り切れてしまう。会社勤めのころは、平日の夜と言えば、終電で帰るのが常だったので、限定でなくても食べられなかったのだが、今のノージョブ生活が始まってからは毎月通っている。

今月の限定は、ごぼうのダシ汁につけた温つけめんと、シジミのスープにカニのエキスとトリュフとチーズのトッピングという感じ。先月まで2ヶ月続けてフォアグラでこってりした味だったのに比べると、かなり淡白な味。ちょっと淡白すぎるかも。温つけめんは後半のびるし。今月はイマイチかも。

大晦日にはさらに一日限定のラーメンが出るらしい。これ、すごい行列できるんだよなあ。まあ、いくけど。

Googleブックマークを使う

Blogger、GMailとGoogleづいているので、ついでにGoogleブックマークも使ってみた。これは、はてブとかのソーシャルブックマークではなく、普通のブックマークなんだけど、GMailと同じようなインターフェースでブックマークを扱えるようになる。大抵ブックマークは大きくなると破綻して、結局ブックマークを探すよりググったりするんだけど(だからmixiとかググる気持ちは分かる)、Googleブックマークだと検索が強そうだから破綻しないのではないかと期待。このブックマークレットも入れた。

Bloggerに最近のコメントを付ける

これを見て付けた。この人すごいね。おれがBloggerで困っていることを検索するとかなり高い確率でヒットする。

irbの出力をカラフルにする

これ入れた。

Bloggerがbetaじゃなくなってる

あれ、ベータじゃなくなってるじゃん。なんだよ。今日始めればよかった。メモったURLとか全部beta付いてるよ。

2006-12-19

RubyでBloggerに投稿

EmacsでBlogger投稿はとりあえず断念したわけだけど、それじゃ、どうやればBloggerに投稿できるかを調べてみた。それで、ここに詳しく書いてあるらしいんだけど、悲しいことに読んでも全然分からない。

色々検索したらPerlでBloggerに投稿している例に遭遇。早速コピペして動かしてみると、動いた! すげえ。

しかし、ぼくはRuby脳なわけで、Rubyで動かしたい! ということで、このコードをRubyに移植してみた。それが、これ。

#!/usr/bin/ruby

require 'net/https'
require 'uri'

GAUTH_URL = "https://www.google.com/accounts/ClientLogin"

email = "user@gmail.com"
passwd = "passwd"
feed_url = "http://www.blogger.com/feeds/###################/posts/default/"
#feed_url = "http://beta.blogger.com/feeds/###################/posts/default/"

entry = <<ENTRY
<entry xmlns='http://www.w3.org/2005/Atom'>
<published>2006-06-09T10:27:00.000-07:00</published>
<updated>2006-06-09T10:31:55.120-07:00</updated>
<title type='text'>Marriage!</title>
<content type='xhtml'>
<div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<p>Mr. Darcy has <em>proposed marriage</em> to me!</p>
<p>He is the last man on earth I would ever desire to marry.</p>
<p>Whatever shall I do?</p>
</div>
</content>
<author>
<name>Elizabeth Bennet</name>
<email>liz@gmail.com</email>
</author>
</entry>
ENTRY

url = URI.parse(GAUTH_URL)
req = Net::HTTP::Post.new(url.path)
req.form_data = {
"Email" => email,
"Passwd" => passwd,
"source" => "companyName-applicationName-versionID",
"service" => "blogger"
}
http = Net::HTTP.new(url.host, url.port)
http.use_ssl = true if url.scheme == "https"
res = http.start { |session|
session.request(req)
}
res.body =~ /Auth=(.+)/
auth_token = $1

url = URI.parse(feed_url)
req = Net::HTTP::Post.new(url.path)
req["Authorization"] = "GoogleLogin auth=" + auth_token
req["Content-Type"] = "application/atom+xml"
req.body = entry
res = Net::HTTP.new(url.host, url.port).start { |http|
http.request(req)
}
case res
when Net::HTTPSuccess
puts "ok"
when Net::HTTPRedirection
url = URI.parse(res["Location"])
req["Host"] = url.host
Net::HTTP.new(url.host, url.port).start { |http|
http.request(req)
}
else
puts "error"
res.error!
end

書いてみた思ったのは、Rubyのnet/httpはやっぱり使いづらい。open-uriはPostできないし。おれがへまっているのかもしれないけど、PerlのLWPの方が全然使いやすいよなあ、と思ってしまった。

あと、sargeのRubyだと、このコードが動かないことが判明。1.8.2で、net/httpsがないのだ。そんな最近までなかったっけ? sarge面倒臭いなあ。

emacsでbloggerに投稿したい(けど、できなかった)

まず、Emacsで編集したいわけですよ。なんでもかんでも。そのわりに全然Elisp使えなかったりするんだけど。

んで、検索すると、こんなところが見つかったんだけど、ここで紹介されているemacs-atompubがない。サイトがない。早速泣きそう。

つぎにここを参考にしてatom-bloggerなんていうものを使ってみる。が、全然動かない。

どうもおかしいなあ、と思ってBloggerのサイトを探ってみると、どうやら最近認証方法が変更されて、Google Accountで認証しないといけないらしいことが分かった。atom-bloggerのソースを見てもそんなことはやってない。Emacsで編集は、早速暗礁に乗り上げてしまった。やはり、はてなを選ぶべきだったか?

WanderlustでGMailに送受信

GMailが登録制になったことを今更知る。早速登録。しかし、Wanderlustでの送受信がうまくいかない。

色々試して、受信はフォルダを以下

|&*******@gmail.com/user@pop.gmail.com:995!|+inbox

のようにして成功。送信は、ここを見て成功。
SMTP関連の設定を

(setq wl-smtp-posting-user "*******")
(setq wl-smtp-posting-server "smtp.gmail.com")
(setq wl-smtp-posting-port 587)
(setq wl-smtp-connection-type 'starttls)
(setq wl-smtp-authenticate-type "plain")

にする。starttlsをインストール。smtp.elにパッチを当てる。

でも、sid(腐りかけ)ではこれで成功したんだけど、sargeの方ではうまくいかない。送信はできてるんだけど、処理が送信から返ってこない。ちゃんと関連ライブラリを全部インストールすればいいんだろうけど、面倒臭い。

やっぱsargeだけ生きてくのはつらいか。けど、今度はsidにはしないぞ。絶対途中で環境がめちゃくちゃになって脱落しちゃうからね。stableだと、ライブラリ古すぎて使えないし、両極端なんだよなあ。debianは。

秩序のワルキューレはゲヘナの地下27階にて死の光線によって死んだ

ふと、かなり久しぶりにnethackを起動。秩序のワルキューレ。順調に死の谷まで到達。うひょー、おれtueee!と思ってたら、どこからか飛んできた死の光線で死んだ。ああ、そうだった。こういうゲームだった。

nxml-modeとMule-UCSは同時に利用できない

nxml-modeをインストールしようと思ったらつまづく。ここを見ると「Mule-UCSとは同時に利用できない」とある。えっえー! 言うとおりMule-UCSをアンインストールしたらうまくいった。

sshでX11 Forwarding

これを参考にしてX11 Forwardingできるようにした。腐れsidマシンと非力sargeマシンの両方を使っているため。普段の環境はsidで、徐々にsargeの方を強化していく予定。

あなたのいない世界で

5年勤めた会社を辞めて3ヶ月。堕ち続ける我が人生を再生するためにブログをはじめてみた。まあ暇なのもいいんだけどね。無茶苦茶快適だし。でも、快適すぎると、なぜか哀しくなるんだよね。それで、そろそろ自分に対するプレッシャーを上げてこうかなって感じ。

んで、ブログサイトって多すぎて、どれがいいのか全然分かんないんだけど、なんとなくツールそろってそうなBloggerを選んでみた。大丈夫かな。やっぱりはてなとかの方がいいかな。