2007-12-31

2008年冬新番

2008年冬期(新春)開始のアニメ・特撮番組一覧 - GIGAZINE

秋に引き続いて、いまいち話題性に欠けるラインナップだが、毎年冬はこんなもんと言えばこんなもんか。

メジャーなところは、ARIA3期、絶望先生2期あたりかな。ARIAは2期で切っているんだよなあ。あの内容で2クールは長いよ。けど、秋期のスケッチブックがそこそこ面白かったので、ちょっと気になっている。絶望先生は面白かったし、2期も見る予定だけど、シャフトはこのあとひだまりスケッチ2 期もやるんだよな。2期ものを連続でやるのはあまり感心しないなあ。

あとは、ナデシコやステルヴィアで有名な佐藤竜雄監督に久々の地上波作品シゴフミも注目かな。脚本がコードギアスやキングゲイナーで有名な大河内一楼というのもポイント。

狼と香辛料も原作を読んだから見てみようかな。黒田和也のキャラデザでイマジンの制作というと、怪物王女を思い出すが、怪物王女スタッフは4月放送予定の「仮面のメイドガイ」(これもまた頭の悪そうなタイトルだ)を制作中だと思うので、多分大丈夫。しかし、あまりアニメに向いてなさそうなんだけどね。

色んな意味で注目は、みなみけ〜おかわり〜。この間までやっていた童夢版みなみけから声優以外制作会社ごとスタッフ全員交代。みなみけの方がそこそこ好評だっただけに、一体どう変わるのか、ちょっと意地の悪い興味がわく。

ロザリオとバンパイアはどれだけパンチラがあるかだな。最近のGONZOは可哀想すぎるので、そこそこ小遣い稼ぎになるといいね。

あと、エロゲギャルゲアニメだと、true tearsがちょっと気になる。微妙に通好みなスタッフが多い。H2Oは花田十輝というだけで見る気なくすなあ。君が主で執事が俺では原作スタッフが制作に関わっているらしいので、大きく崩れることはないか。

2007年もこのエントリーで終わり。今年一年色々ありがとうございました。なるべき濃いエントリーを心掛けたつもりだけど、振り返ると適当なことばかり書いているなあ。来年もほどほど頑張っていくんで、よろしくお願いします。

2007-12-30

天皇杯 準決勝 G大阪×広島 川崎×鹿島

結果は、G大阪×広島は1-3で広島の勝ち、川崎×鹿島は0-1で鹿島の勝ちだった。決勝のカードは広島×鹿島になり、鹿島がJ1で優勝しているので、来年のゼロックススーパーカップも広島×鹿島のカードになることが確定した。

僕の予想ではガンバと川崎が勝ってナビスコ決勝のカードの再現になると思っていたのだが、見事に外してしまった。

ガンバと広島の試合は、開始24秒いきなり広島が先制。ロングパスに佐藤寿人が抜け出してループシュート。ガンバはこれが痛かった。このあとは終始ガンバが攻め倦ねて、広島がカウンターという形。広島の守備も見事だったけど、ガンバの前線は足が止まってるね。対策されてしまっているのか、シーズン終盤の不調が続いているのか。終盤にガンバが前線の選手をどんどん投入したんだけど、逆に蓋になってしまった。移籍が噂されている家長はモチベーション低いのかな。まあ、見ていて楽しい試合ではなかった。

川崎と鹿島の試合は、両チーム速攻が得意ということで、とにかく縦に速い試合になった。ずっと忙しくボールがゴール前を飛び交う展開になったのだが、後半になり川崎がロングボールを痛恨のクリアミス。そのボールが川崎の裏へ抜けた本山に渡り、本山はこれを見事がボレーシュート。川崎の運の悪さ、鹿島の個人能力の高さが合わさった得点だった。そして、リードしたあとの鹿島はやたら強い。完全に試合がコントロールされ、そのまま試合終了。

どちらの試合も先制点が鍵だった。先制したあとの試合運びがうまいというのは、なかなか日本のサッカーも成熟してきたんじゃないかと思う。アホみたいにロスタイムに点が入るのが良くも悪くもJリーグの特徴だからね。

さて、決勝だが、鹿島有利だよなあ。広島もガンバ戦みたいな得点はそう簡単には取れないだろうからなあ。加えて柏木が出場停止ときている。しかし、このまま予定調和的に鹿島が勝つのは面白くない。元旦は広島を応援しよう。

2007-12-29

刀語 第八話 微刀・釵

刀語 第8話 (8) (講談社BOX) (講談社BOX)
西尾 維新
講談社
2007-08-02
単行本

8話は敵のロボット日和号自身が変体刀という話。変体刀はどんどん変なものが出てくるけど、西尾維新の予定調和感のようなものがマイナスに作用してか、あまり驚きはない。思えば、刀語は凝った設定が色々あったが、どうも右から左に素通りしてしまうようなところがある。

それと並行して、今まで少ししか登場しなかった否定姫と左右田右衛門左衛門が話の前面に出てきた。毎度の七花楽勝話にどう変化を持たらすのか、そこそこ期待しておこう。

今回は、不要湖が四季崎記紀の工房として紹介され、四季崎記紀の存在がややクローズアップされたが、やはり最後はベタに四季崎記紀が実は生きていて、七花と戦ったりするのだろうか。ここまでやったのなら、とりあえず戯言シリーズの最後みたいに逃げずに、とことんベタにやってほしいものだ。

2007-12-28

桜庭一樹/赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹
東京創元社
2006-12-28
単行本

この小説は、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞の候補と吉川英治文学新人賞の候補にもなり、今年の『このミス』でも2位になり、まさに桜庭一樹の出世作となった作品であり、今のところ一番の代表作になった作品である。この小説のヒットで、最近では桜庭一樹はすっかり流行作家として色々なところで名前を見るようになった。図書館でも大人気で、僕が予約したのは多分半年以上前のことだ。その間に僕の中では桜庭一樹ブームは一段落してしまったんだけど、なんか勿体無いので読んでみた。

で、感想はというと、面白い。ツッコミどころはあるけど、まず地方の旧家の60年間の物語がどんどん進んでいくので、それに釣られて読む方もどんどん読んでしまう。女系家族の三代記で、3つの章ごとに主人公が変わるんだけど、それに合わせて作品の雰囲気も、最初の万葉の話はおとぎ話のように始まって、次の毛毬は漫画のような話、最後の瞳子は私小説風と変わっていくのが面白い。

悪いところを挙げると、最後に取ってつけたようにミステリー要素があるのだが、これは簡単に予想がついてしまうし、あまりいい話とも思えないので、なくてもいいような気がする。あとは、時代の風俗をなぞってみましたという感じのガジェットが浮いている。大鵬、ビートルズ、学生運動といったストレートすぎる単語は、どういう時代かを簡単に示したいのだろうけど、もうちょっと捻ってほしかったかなと思う。

そう言えば、この小説の高評価と佐藤友哉の『1000の小説とバックベアード』の三島賞を受賞したことに対しての異議申し立てを出発点として、東浩紀と桜坂洋が『キャラクターズ』という小説を書いたりしたのだが、この話はいずれまただな。

2007-12-27

Myself ; Yourself 最終回

efと並んで今期話題になっていたマイユアだが、最終回で投げっぱなしENDになってしまった。色々詰め込んで毎週興味を引く展開になったのは良かったんだけど、最後にいきなり10年後とか言われてもなあ。ギャルゲエロゲアニメの仲間のプリズムアークも酷い投げっぱなしENDだった。コードギアスの大ヒットの影響で、みんな毎話盛り上げるのに必死で、辻褄合わせを放棄しちゃったのかなあ。コードギアスは一応綱渡り的になんとかやってたと思うのだが、真似するな危険という感じだな。

2007-12-26

ef - a tale of memories. 最終回

春期に比べると低調な感じは否めない今期だが、1クールのアニメはそこそこ粒揃いで、中でもこのefは非常に高いクオリティで毎週楽しみに見てた。

ストーリー自体は、今までのエロゲアニメの枠を大きく越えるものではないんだけど、新房直系のシャフト演出をぶつけてきているのが新鮮。5分間文字しか出さないとか、止め絵が多くて賛否両論なんだけど、妙な迫力はあるのは間違いない。

しかし、最近のエロゲアニメは、ヒロインが少人数でねちっこい関係をやるのが多いね。ラノベでもその傾向はあるけど、ハーレムは流行らんのかね。それともらきすたとかひだまりみたいなところに移行しているのか。やおいが好きな女性は醜い自分がいないのがいいらしいが、男もそういう傾向になっていくのだろうか。

2007-12-24

高速カードバトル カードヒーロー買った

カードヒーロー買った。前作が隠れた名作として有名ということで、期待して買ったんだけど、実際やってみても結構面白い。難点を言えば、プロルールでの対戦が時間がかかりすぎる。2戦先取の戦いだと30分くらいかかることもしばしば。シニアやジュニアだとブラックマスターでの速攻が強すぎるので、プロ中心にやりたいんだけどね。

ちなみにFFTA2は少しずつ進めているんだけど、なかなか終わらない。130時間やって、やっとクエスト250を越えたところ。あと、50個ほどなんで最後まで頑張ってやる。

2007-12-23

M-1グランプリ2007 サンドイッチマン優勝

いや驚いた。まさか敗者復活のサンドイッチマンが優勝とは。今年のM-1は、去年がチュートリアルが優勝するための大会だったように、トータルテンボスが優勝するための大会なのかなと思っていたのだが、いまいちパワー不足。それで伏兵中の伏兵のサンドイッチマンが優勝したわけだけど、漫才を見る限りでは妥当だったかなと思った。一昨年のブラックマヨネーズとか、去年のチュートリアルほどには凄いとは思わなかったけど。M-1がガチだと広くアピールできたのは良かったんじゃないかな。2ちゃんの嫌われもののキングコングが優勝決定戦まで残ったときにはどうなるのかとちょっとドキドキしたけど、優勝して阿鼻叫喚という流れにはならなかった。

2007-12-18

クラブW杯 3位決定戦 浦和×エトワール・サヘル 決勝 ACミラン×ボカ・ジュニ

まずは、3位決定戦から。結果は、2-2でPK戦になり、浦和の勝利。浦和の得点者は2点ともワシントン。

これも、なんていうか、微妙な試合になってしまった。両チームとも実力は拮抗。どちらもしっかりとした守備がベースのチームでロースコアになることが予想されたが、前半5分、いきなり坪井がボールの対応を誤り、PKを与えてしまい、これを決められてサヘル先制。激萎え。

これでサヘルは引き気味になり、試合は硬直。浦和は左の相馬がマークされているのか、右の細貝に出すことが多いが、あまりやってないポジションのせいか、連携の悪さからボールを失うことが多かった。と思っていたら、浦和にポジションチェンジがあり、この日トップ下に入っていた山田が右サイド、長谷部がトップ下、細貝がボランチになる。これで右サイドでボールをキープできるようになり、細貝も本職のボランチで奮闘し、浦和がペースを握る。前半35分、サヘルがクリアミスしたボールを相馬が奪って、絶妙なクロス。それをワシントンが決めて、浦和が同点に追いつく。これでつまらないミスが帳消しになったと、ほっとした。

後半になっても浦和のペースで、後半25分、セットプレーからワシントンが追加点を挙げて、これで浦和の勝ちかなと思った直後の後半30分、またもや都築の緩慢なプレーからボールを奪われて失点、2-2になってしまう。これでまた萎える。この後はサヘルも攻めに出てきたが、両者得点は入らず、PK戦に。浦和が全員決めて、サヘルが2人ミスしたので、浦和の勝ちになった。

なんなんでしょう、この自作自演の勝利は。選手個々のパフォーマンスは良かったけど、ミスで2失点は色々と台無しだ。3位という結果については、非常に良かったと思う。まあ、本当にアジアがアフリカより強いのかとか、本命だった北中米のチャンピオンのパチューカが出てきてたら勝てたのかとか、思うところがないわけではないけど、1位とか無茶なことを言っているわけではないので、素直に喜んでおきましょう。

次は決勝戦。結果は4-2でACミランの勝ちだった。大会MVPはカカになった。

これは面白い試合になった。序盤から両者とも激しく攻め合い、運動量豊富にお互いの中盤にプレッシャーを掛け合う展開で、浦和×ミラン戦と違って、力量が噛み合っていた方が、やっぱりサッカーとしては面白くなるなと思った。結果は4-2だったが、それほどミランの方が強いという感じでもなかった。特に前半は全く互角の戦い。ボカは個人技もあり、パスワークも良く、最終ラインの守備も固く、文句なくハイレベルなチームだった。差があるとすれば、やっぱりカカの存在(そしてリケルメの不在)、あと、後半ミランがリードしてからの試合運びのうまさ。後半早々のセットプレーでの失点がなければ、ここまで差がつかなかったと思う。まあ、しかし、トータルではミランのこの大会へかける想いが上回ったかなという気はする。

この大会を総括すると、ピッチの中では、とにかくカカが凄いということに尽きる。ミランは浦和戦とボカ戦で合計5得点したわけだけど、そのうちカカが1得点3アシスト。アシストと言ってもマスコミ用語ではなく、全てカカのラストパスをダイレクトでシュートしての得点だ。他の1点がボカ戦でのセットプレーの得点なので、流れの中からは全てカカが絡んで得点したことになる。カカは今年バロンドール、FIFA最優秀選手賞を大差で受賞し、現在世界最高の選手と言われているわけだが、ミランが大会1週間前から日本入りしたこともあり、このCWCでもその能力の高さをまざまざと見せつける結果になった。僕は10年くらいトヨタ杯を見てきたけど、世界最高の選手がこれだけのトップフォームの状態で活躍したというのは記憶にないし、その選手と浦和が戦ったというのも、まさに記憶にも記録にも残る事実として、大袈裟じゃなくて後世まで語り継がれることだと思う。

ピッチ外について言えば、ミランが本気で勝ちに来たことで、大会の価値がかなり上がったのではないだろうか。レギュレーションは改善の余地があると思うが、前のCWCみたいに変なことになって折角上昇した大会の価値が下がらないようにしてほしいものだ。

2007-12-15

クラブW杯 準決勝 浦和×ACミラン

結果は、0-1でACミランの勝ち。ACミランの得点者は、セードルフ。

この試合の重要性、歴史的意義などは、僕が触れるまでもなく、散々色々なところで語られているので、私見を中心に。

うーん、何と言ったらいいか、正直試合自体はつまらなかった。次元は違うものの、カカ頼みのサッカーvsポンテ頼みのサッカーwithoutポンテということで、カカがボールを持ったときくらいしか盛り上がらない。浦和の組織的な守備や、ACミランの選手の基礎技術の高さを見るような玄人視点じゃないと楽しめない試合でしょう。普段サッカーを見ない一般人の方々がこの試合をどう思ったのかがちょっと気になる。

試合の中身については、あまりに単調だったので書くことがないのだが、前半は、浦和が引いて守り、ミランが様子見のポゼッションサッカーに終始する。ミランのファールのもらい方がセコい。また、足への危険なタックルも何度かあり、省エネで勝つ気マンマンという感じであまり心証は良くない。

後半は、前半の展開に業を煮やしたミランが攻勢に出るが、浦和はこれを何とか防ぎ切り、反撃に出る。阿部のシュートや永井のクロスなど少し良い攻撃があったけど、どうもこれはカウンターを狙うミランの罠だったような気がしないでもない。そして、その直後の後半23分、素早いリスタートからカカがドリブル突破してクロス、セードルフが決めて、これが決勝点。この後は、怪我の闘莉王の代わりに入った山田(久し振りの出場だ)あたりを中心に浦和も何度かチャンスを作るが、そのままミランに逃げ切られてしまった。

浦和の守備は十分ミラン相手にも通用したと言っていいと思う。ジラルディーノにほとんど仕事をさせず、インザーギを引き出したわけだし、失点した場面などカカがボールを持ったとき以外、大きく崩されたということはなかった。アンブロジーニからセードルフのシュートで一度危ない場面はあったが、浦和のミスというよりは、あのレベルのプレーをされると防ぎようがないという感じ。

しかし、やっぱりカカは別次元だった。日本最高のレッズDF陣が2人行って、2人とも躱されるのを見ると、もうどうしようもないじゃん!と絶望的な気分になる。欧州のスーパープレーはテレビでよく見るけど、身近な浦和がこうも子供扱いされるのを見ると流石にショックとしか言いようがない。ああいう異次元のプレーを見ると、戦術を語ったりすることが馬鹿らしくなるので、記憶から消し去りたい気分だ。

この試合について、メディアやネットの反応を見ると、浦和とミランでは1点以上の大きな差があり、浦和完敗という論調が多いが、僕はそんなに悲観的な見方をしていない。もちろん、浦和とミランでは選手個人の能力や戦術面でかなりの実力差があるのは事実だろう。しかし、浦和はJでもACLでもああやってグダグダな試合ばかりやっているではないか。これが、中盤の構成力が売りのガンバや、カウンターからの攻撃力が売りの川崎なら、何もできず完敗と言ってもいいかもしれないが、あんな劣勢ならACLで浦和は何度も経験してきたはずだ。確かに点を取れそうな雰囲気はまるでなかった。しかし、JでもACLでも点が取れそうもないのに、ポンテやワシントンがあっさり点を取って勝つのが浦和サッカーじゃないか。もし、カカがミランではなく浦和にいたら、浦和が勝つというのも十分有り得る話だ。まあ、カカが浦和にいることが有り得ないけど。

確かにミランは強かった。当たり前だ。現欧州チャンピオンであり、過去7回も欧州チャンピオンになり、欧州三大リーグのセリエAを17回優勝したことのある名門なのだ。選手の年俸もクラブ予算規模も浦和とは全然違う。しかし、ピッチ上でそれほどの差があったかというと、僕はなかったと思った。むしろ、浦和がミランに勝てる可能性があったとも思った。何も悲観することはない。Jリーグ全体のしっかりとした底上げができれば、近い将来、日本のチームが欧州チャンピオンに対してアップセットする日も来るだろうと思わせる浦和の善戦だと思った。

ただ、当分、いや、今後、日本からカカのような選手が現れることはないということも痛感してしまったわけだけど……。

2007-12-11

クラブW杯 準々決勝 浦和×セパハン

結果は3-1で浦和の勝ち。浦和の得点者は永井とワシントンとOG。これで準決勝へと駒を進めた浦和は次の準決勝で欧州CL優勝のACミランと対戦する。

まあ、快勝でしょう。J最終節以来この大会に照準を合わせて調整してきた浦和と、既に1試合して、インフルエンザまでチームに蔓延しているというセパハンでは、コンディションに大きな違いがあった。

この日の浦和のスタメンは、FWがワシントンと永井(田中達也は状態が悪いのかベンチにも居なかった)、怪我でブラジルに帰国しているポンテに代わり長谷部がトップ下、阿部と啓太のボランチ、両サイドの平川と山田も怪我で、代わりに相馬と細貝という布陣。

日本はシーズンの末期ということで浦和の怪我人がやたら多いが、代役に守備的でポリバレントな人材が多いおかげか、却って守備は安定しているように見えた。オジェック監督が「中盤を再構成し、戦術的なトレーニングした」と言っているのでその成果が表われているのだろう。特に長谷部、阿部、啓太の3人はセカンドボールへの反応、また、攻守の切り替えの早さが目立った。大逆転でJ1優勝のタイトルを逃してから心身共にリフレッシュすることができたようだ。

しかし、リスクを最低限にする攻撃は相変わらずで、PAにいるのはワシントンと永井の二人だけ。Jリーグ終盤戦では深刻な得点力不足に陥り、こんなんで点が取れるのだろうかと心配して見ていたのだが、終わってみれば3得点ということで、どうやら杞憂だったようだ。

この試合での攻撃の一番のポイントはやはり左サイドの相馬。相馬と言えば、ドリブルは一流だが、守備とクロスの精度に難ありで、今シーズンは三都主の移籍で出番が来るかと思いきや、左サイドに回った平川にスタメンを取られ、直接関係のないオシム監督に「なぜ浦和で相馬でなく平川が出ているのか云々」と名指しで駄目出しされてしまう始末。なかなか思い通りいかないシーズンだったと思うが、この試合ではその鬱憤をぶつけるように、得意のドリブルから、らしくない高精度のクロスを連発し、浦和の2点を演出した。台所事情が苦しい浦和にとっても、この相馬の覚醒はありがたいに違いない。

あとは、2点目を取ったワシントンの動きも凄かった。オフサイドラインギリギリでボールを受けると、DFとGKを躱して、全く角度のないところから直接ゴール。これは針の穴を通すようなシュートで、まさに鳥肌の立つゴールだった。

しかし、失点は余計だった。ハーフウェーラインでの浦和の有り得ないパスミスから、セパハンに絶妙なスルーパスを通され、闘莉王がこれをクリアできずに、セパハンのエースのカリミに決められてしまった。あまりに有り得ないところでのパスミスだったので、誰がミスったのか、よくわからなかったのだが、後で確認したところ、途中出場の小野のパスだったらしい。小野ちん、これは駄目だって。そりゃスタメン外されちゃうよ。2ちゃんあたりではドイツW杯のオーストラリア戦以来、途中出場すると失点するキャラとして定着しつつあるが、ミラン相手にはしっかりしてほしい。

さて、そのミラン戦だが、こういう大一番では2002W杯のとき本当か嘘かわからないがトルシエが言ったとされる「日本のようなサッカー新興国が準決勝に進出することは大会の価値を下げることにつながる」という発言を思い出す。この大会でも、明石家さんまを始めとする欧州サッカーファンでそう考えている人は多いと思うが、浦和は空気を読まずに是非ミランに勝ってほしい。

このクラブW杯が毎年日本で開催されているのは、スポンサーのTOYOTAの存在が大きいが、日本が世界のサッカー界で良くも悪くも害のない中立国と見做されているというのも大きい。ここで万が一浦和が優勝しちゃったりすると、世界から日本で開催することの是非を問う声が一斉に挙がると思うが、それもまた日本のサッカーが本当に世界に進出するときには避けられないことである。というわけで、浦和はホームのアドバンテージを最大限活用してもらって(もちろん合法的でモラルに反しない範囲で)、優勝を目指して頑張ってほしい。

まあ、これも浦和がACL優勝したから言えることなんだけどね。開催国枠で出ていたらと考えると、全く恐ろしい……。

2007-12-10

J1・J2入れ替え戦 第2戦 京都×広島

結果は、0-0の引き分けだった。第1戦で京都が勝利しているので、京都の昇格と広島の降格が決定。京都は去年の降格から1年での昇格。広島は2003年以来4年ぶりのJ2降格。

スタメンは、広島はボランチを戸田から森崎和幸に変え、DFに身長のある盛田を入れてきた。京都は第1戦と全く同じスタメンで3バック。

どこか弛緩したような第1戦と比べると、広島は守備の意識が高く、サイドを大きく使って、最後に駒野が勝負するという形で何度もチャンスを演出していた。相手が守りに入ったと見ると、ストヤノフや槙野も攻撃に参加する。前半は広島が圧倒的に攻め立てるが、京都の気合の入った守りとウェズレイの不調もあり、無得点のまま折り返してしまう。

ここで流れが変わった。後半に入って京都が4バックにして攻撃に出ると、広島が一方的に押す展開から京都ペースに変わる。ただ、お互い守備が強いチームではないので、際疾い展開が続き、見る方もかなり疲れる。ここで運も京都に味方した。悉く広島のシュートがポストやバーに当たる。最後の最後、ロスタイムの槙野のオーバーヘッドもポスト。これで万事休す。0-0で京都の昇格が確定した。

いい試合だったんだけど、広島はどうしようもなかったね。ポストやバーに当たったシュートがどれか一本でも入っていれば……。結果論だけど、ウェズレイはスタメンから外した方が良かったかもしれない。

京都は何度も昇格と降格を繰り返している(唯一3回のJ2降格経験のあるチームだ)のだが、今度こそJ1でインパクトのある1年を送ってほしい。と言っても、なんとなく望み薄なんだよな、京都。まあ、広島を蹴落とした分頑張る責任はあるだろう。それなりの意地を見せろ!

2007-12-07

岡田氏がサッカー日本代表監督に就任

ほぼ確定していたわけだけど、日本サッカー協会の理事会の承認を経て、岡田ジャパンが正式に発足した。

岡田監督という人選については、オシムサッカーからの継続性がないとか、決めるのを急ぎすぎているとか、色々批判する声が多いのだけど、まあ、僕は仕方がないかなと思っている。

オシムサッカーの継承と言っても、弟子筋のペドロヴィッチ監督の広島や、アマル監督の千葉の今季の成績を見ると、なかなか難しいことなのがわかる。もちろん、オシム監督の能力は疑う余地のないものだが、やっぱり監督の能力というのは非常に繊細なものなんだろうね。似たような系統だから良いというものでもない。それにオシム監督は理想主義者だったけど、こういう状況で就任する監督はある程度現実主義者じゃなきゃいけない。

決定を急ぎすぎというのも、やっぱり監督不在が長びくと、状況が混乱してくるからね。同じく脳梗塞を起こして退任した野球のアテネ代表長嶋監督も、結局最後まで代わりを立てられなかったりしたし、さっさと決めるというのは悪いことではない。お隣韓国も今、ウリエ監督、マッカーシー監督に連続して断わられて困っているというし、オシム監督の脳梗塞という究極のバッドニュースの後には余計な混乱を避けて粛々と物事を進めるべきでしょう。

イングランドの監督にモリーニョとかカペッロとかという名前が上がっているのを見ると、つい羨ましく思ってしまうが、今回は非常事態だからね。普通にオシム監督が解任されて、岡田監督就任だったら、僕も大激怒してるけどね。もっと選択肢はなかったのかと。

もちろん、こういう難しい状況で引き受けた岡田監督は立派だと思う。オシムジャパンという大きな夢が消えてしまった今、岡田監督と一緒に現実的にアジア予選突破を目指していくということになるでしょう。

2007-12-06

J1・J2入れ替え戦 第1戦 京都×広島

入れ替え戦は、Jリーグ公式戦の中である意味一番面白い試合と言える。ナビスコ杯や天皇杯決勝なども面白い試合に違いないが、入れ替え戦の緊張感はまた別である。カップ戦の勝者にはチャンピオンとしての名誉が与えられるが、敗者にもまた準優勝というそれなりの名誉が与えられる。ところが、入れ替え戦の敗者は、最低1年の長いJ2生活というこれ以上ない罰が与えられてしまう。勝てば天国負ければ地獄とはこのことで、J1からJ2へ転落すれば、有力選手の大半は死体に群がるハイエナのような他のチームに引き抜かれ、スタジアムの集客は激減し、スポンサーも離れ、チームは解体寸前まで追い込まれる。無論、J2から入れ替え戦に望むチームにとっても、J2の50試合以上の長丁場を戦って得られたのが、この2試合を戦う権利である。まさにチームの全てを賭けた戦いになるわけだ。

と、まあ、少し大袈裟に語ってみたが、当事者やサポーターの人々の胸中は察するに余りある。僕はとてもじゃないがそんなプレッシャーに耐えられそうにはない。他人事として無責任にテレビ観戦するに限るということで、試合の話。

立ち上がりは、広島の攻勢。京都は中盤をコンパクトにしてスペースを潰しているが、広島はDFも技術のある選手を揃えているので、ロングボールであっさりとDFの裏を取れたりする。また、京都のプレスに対しても、ひらりひらりと躱せているのだが、どうもチャンスの数自体は少ない。

そんなことをやっているうちに、京都は試合に慣れてくると、右サイドを中心に反撃に出る。京都の渡邉が再三広島の服部の背後のスペースをつき、とうとう前半28分、ゴール前に決定的なクロスを上げて、広島GK下田がたまらずボールを弾いたところを、京都の「ビッグマウス」田原がヘディングで押し込んで先制。さらに、10分後の前半39分、CKのこぼれ球をまたも渡邉が軽く上げて、またも田原が強引に押し込んで2-0。京都からすれば最良、広島からすれば最悪の形で前半を終える。

広島は簡単に攻略されちゃったな。3バックのサイドのスペース、そして、高さのないDFとフォーメーションの時点で明確な弱点があるのは誰の目にも明らかなわけだが、そのまま試合で露呈しちゃうのはどうよ。特に、人数は足りているのに、完全にボールウォッチャーになって、田原にやられてしまった2点目がいただけなかった。さすが、J1最多失点というところか。

後半に入って、広島がDFの森崎和幸を高さのある盛田剛平に変え、左サイドの服部を下げて駒野を左サイドに回すと、なんとか広島もボールが持てるようになってくる。とは言っても、広島が攻め倦ねてボールを失なって、京都に逆襲するという形で、決定的なチャンス自体は京都の方が多かった。そして、この日ほとんどボールに絡めなかったエース、ウェズレイを下げて、若い平繁投入すると、ようやく広島の攻撃が機能しはじめ、後半43分、佐藤のシュートをその平繁が決めて、待望のアウェーゴールとなる得点を奪った。試合はこのまま終了。

うーん、いかんね、広島。上の方で緊張感うんぬんと書いたけど、リーグ戦の延長で戦っている感じ。守備陣のマークがちゃんとしていないのと、ボールウォッチャー癖、ウェズレイの大ブレーキで組み立てられない攻撃陣。普段J1を見ているから、つい広島に肩入れしてしまうのだけど、このままだとやばいな。とりあえず、思い切ってウェズレイを外してみてはどうか。大胆にいじくらないと、リーグ戦終盤の悪い流れを断ち切れない気がする。

2007-12-05

Yahoo! ファンタジーサッカー 最終節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計21fp69fp
GK都築 龍太浦和3fp8fp
DF加地 亮G大阪2fp5fp
DF箕輪 義信川崎0fp5fp
DFシジクレイG大阪1fp4fp
DF坪井 慶介浦和2fp6fp
DFネネ浦和0fp3fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪4fp7fp
MF中村 憲剛川崎3fp8fp
MF安田 理大G大阪1fp3fp
FWジュニーニョ川崎1fp4fp
FWバレーG大阪0fp9fp

うーん、駄目だね。浦和が負け、ガンバと川崎が引き分けるとは。まあ、平均もかなり低かったので、そこまで順位は落ちなかったけど。共通1111位 → 1140位。これで終戦です。

今季を総括すると、浦和、ガンバ、川崎あたりを頼りすぎて、ちょっと視野狭窄があったかなという気がする。冷静に広く戦力分析をしないと、これ以上の順位は難しいかな。まあ、とりあえず、トップリーグへの昇格は狭き門なので、現実的にはそれを目指すことにしよう。

2007-12-04

Jリーグ 最終節 鹿島×清水 横浜FC×浦和

結果は、鹿島×清水は3-0で鹿島の勝ち、横浜FC×浦和は1-0で横浜FCの勝ちだった。鹿島は9連勝で逆転優勝。残り5節を残した時点で首位と勝ち点差10の状態からの逆転は史上初。これで鹿島はJリーグの3大タイトルの獲得数が10となり、Jリーグ初の10冠を達成した。横浜FC は5月26日以来、20試合連続勝ちがなかった。今季4勝目。

いや、驚いた。まさか、鹿島が優勝するとは。まさか、横浜FCが勝つとは。こんなこともあるのか、Jリーグ。こんなことがあっていいのか、Jリーグ。

まあ、しかし、やっぱり鹿島は見事だった。浦和とガンバがACLとナビスコ獲ってからすっかりだらしなくなってしまったが、その中で鹿島は上位で1チーム気を吐いていた。終盤戦では、十分鹿島は優勝に相応わしい戦いをしていた。

試合の方は、また2台のテレビで2試合を同時に見ていたのだが、まずは、鹿島×清水を中心に見ることにした。横浜FC×浦和は当然浦和が勝つと思っていたからね。

前半は、清水のペース。運動量豊富に積極的に前線からプレスをかけて、鹿島にボールを落ち着かせない。また、攻撃のキーマン、フェルナンジーニョが左右に動いて、鹿島のマークを振り払う。鹿島はどうも優勝がかかる試合のせいか足が重く、清水のサイドバックのオーバーラップにもうまく対処できていなかった。

しかし、清水は前半の20分、痛恨のPKを鹿島に与えてしまう。小笠原がきっちり決めて鹿島先制。ちょっと鹿島は運が良かったかな。審判によっては取らないファウルだと思う。これで鹿島は落ち着きを取り戻し、ゆったりとポゼッションしながら様子を見るサッカーに移行した。清水は良い時間に点を取れなかったのが痛い。フェルナンジーニョのおしいシュートもあったのだが。

後半に入ると、清水の悪い癖が出てしまった。運動量が落ちて、DFが中で跳ね返すだけになってしまうのだ。立ち上がり鹿島が攻勢をかけると、後半3分に本山のミドルシュートが決まる。これで前に出なくてはいけなくなった清水に対して、鹿島は後半13分にカウンターからマルキーニョスが加点。このまま、実にうまい試合運びで、鹿島が快勝した。

清水はチョジェジンがいないのも痛かったが、もうちょっと上位を目指すなら、決定力のあるFWを取ってくるか、セットプレー以外でも点を取れる攻撃戦術を構築する必要があるだろう。2年連続4位は立派だが、2年とも3位とは大きく勝ち点差が開いている。真に優勝を狙うならもう一皮剥けることを期待したい。

横浜FC×浦和はあまり熱心に見てなかったのだが、やはり浦和の運動量が洒落にならないくらい酷かった。この週の水曜日に日程の都合でJ2愛媛と天皇杯を戦ったのだが、その疲労もあったかもしれない。ちなみにその試合はJ2下位の愛媛に負けてしまったのだが。ということは、前節鹿島戦も含めて公式戦3連敗ということになる。この件については、ACLの日程のきつさや、オジェック監督のスタメン固定が問題があったと言われているが、まさかACL獲ったチームが最後の5節勝ちがないとは誰も想像しなかったはずだ。やっぱりサッカーというのはこういうこともある、としか言いようがないだろう。

それに、横浜FCは最近柏と名古屋と引き分けたりして、調子を上げてきてたんだよね。ようやく監督交代の効果が出てきたんだろうね。だから結果論っぽいけど、日程も鹿島にちょっと味方したと言える。

しかし、根本的な原因は、浦和の最近の得点力不足にある。結局最後の5節で1得点、ワシントンのPKだけ。深刻すぎる状況だ。そして、この試合で負傷退場したポンテの状態が悪く、全治6ヶ月という情報もある。今季JリーグMVPの呼び声が高いポンテの欠場で、クラブW杯がかなり心配になった。

下位では、順当に広島の入れ替え戦出場が決定。しかし、最終戦でガンバ相手に引き分けているし、おそらく勝てると思うのだが、まあ、そこはサッカーなのでわからない。対するJ2は、順当に札幌が優勝、ヴェルディが2位で自動昇格し、京都が入れ替え戦になった。入れ替え戦は5日と8日の2試合行なわれる。

2007-12-01

Yahoo! ファンタジーサッカー 最終節 編成

位置選手チーム年俸
合計7億8860万
GK都築 龍太浦和8170万
DF加地 亮G大阪8880万
DF箕輪 義信川崎5340万
DFシジクレイG大阪9880万
DF坪井 慶介浦和9200万
DFネネ浦和2160万
MF遠藤 保仁(C)G大阪8800万
MF中村 憲剛川崎6860万
MF安田 理大G大阪2730万
FWジュニーニョ川崎1億1010万
FWバレーG大阪5830万

当然浦和からは守備陣全投入。しかし、最近横浜FCの守備が堅くなっているので、攻撃陣からは入れない。ジュニーニョと憲剛は外せない。あとは、入れ替え戦に向けてメンバーを落している広島相手のガンバから最多5人を投入。意地を見せろ。

鹿島優勝!

うひょおおおおお! こりゃ凄いぞ! 笑いが止まらねー。

2007-11-28

Yahoo! ファンタジーサッカー 第33節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計29fp94fp
GK楢崎 正剛名古屋1fp8fp
DF市川 大祐清水1fp3fp
DFシジクレイG大阪3fp8fp
DFスピラール名古屋0fp5fp
DF阿部 翔平名古屋3fp10fp
MF大森 征之名古屋1fp5fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪5fp8fp
MF中村 憲剛川崎2fp12fp
MF本田 圭佑名古屋4fp8fp
FWジュニーニョ川崎4fp12fp
FW鄭 大世川崎0fp7fp

微妙。良くも悪くもない。今節は標準偏差もかなり低いようなので、みんなこんなもんじゃないかな。スピラールが前半で交代とか、市川が3fpとか駄目なところはあるが、まあ、仕方がない。

順位は、共通1175位から1111位にちょっとだけ上がった。ゾロ目は嬉しいが、どうやら目標の3桁は無理みたいです。

次節がJ1最終節なわけだけど、注目は浦和×横浜FC。ここに来て首位と最下位の対決とは。全力で浦和を投入するしか選択肢がない。

2007-11-26

Jリーグ 第33節 浦和×鹿島 G大阪×神戸

結果は、浦和×鹿島は0-1で鹿島の勝ち、 G大阪×神戸は1-1の引き分けだった。G大阪はこの引き分けで優勝が完全に消滅し、鹿島は首位浦和に勝ち点1差まで詰め寄った。また、鹿島はこの勝利でJ1最速の通算300勝を達成した。

今週もテレビ2台で、浦和とガンバの試合を同時に見る。と言っても、今週は浦和と鹿島の試合を中心に、ガンバと神戸の試合は横目で少し見る程度。

で、その浦和と鹿島の試合だが、前半は鹿島のペース。鹿島の選手は、ボールを持つと積極的にシュートを打ってくる。浦和もコースはしっかり防いでいるのだが、闘莉王は不用意に手を出してしまいハンドでイエローカードを貰ってしまう。これで闘莉王は最終戦出場停止に。横浜FC相手では焼け石に水だろうけど。

そして前半終了間際、空中で新井場のヒジが相手に当たったということで、2枚目のイエローカードを貰い、退場。鹿島は前半のうちに1人少ない状態になってしまう。さらに後半鹿島は不可解な一発退場で9人になってしまうのだが、この日の主審は今のJリーグでも最も評判の悪い扇谷氏。試合前から何か起きると言われていたが、やっぱり現実になってしまった。

ハーフタイムで鹿島は交代なし。本山が左サイドバックに下がる。中盤が作れていない浦和を見て、強気の作戦かと思ったが、鹿島はベンチにDFがいなかったらしい。浦和はこの隙を突き、サイドを広く使って鹿島を揺さ振る。鹿島は防戦一方になってしまうが、ポゼッションもカウンターも両方できるのが今の鹿島の強み。マルキーニョスを中心に時折鋭いカウンターを仕掛ける。

それが奏功したのが前半20分、ショートカウンター気味に攻め込んだ鹿島が、浦和のラインの乱れたところを突いて、抜け出した野沢がファーのゴール斜め上に絶妙なシュートを決めた。あの状況でちゃんとコントロールしたシュートを打てる野沢はさすがとしか言いようがない。

この後、鹿島は前述の通り船山が一発退場になるというアクシデントはあったものの、オリヴェイラ監督の交代策もはまり、守備陣は集中した守りを見せて、見事逃げ切って優勝へ望みを繋いだ。

ところで、浦和と鹿島の試合が終わった直後、ふと忘れかけてたガンバと神戸の試合に目を移すと、ちょうどガンバがロスタイムに同点にされているところだった。なんかもう言うのも飽きてきたけど、何やってんの、ガンバ。この2試合ちゃんと勝ってれば首位だったのに。浦和も疲労と強豪相手が続いたというのもあるけど、直近の4試合で、3引き分け1敗は褒められた成績ではない。鹿島が1チーム頑張ってJ1を盛り上げているという感じだ。

浦和は、今週は1週間ちゃんと時間が取れたはずなんだけど、疲労を回復できなかったようだった。ACL優勝でちょっと燃え尽きているというのもあるかもしれない。あと、鹿島と比べると、戦術面の柔軟性の無さが表われてしまったと思う。鹿島が押していた時間帯、浦和はセーフティ・ファーストでボールを大きく蹴るだけだったけど、逆に浦和が押していた時間帯は、鹿島は小笠原を中心にボールをしっかり繋いで反撃に転じていた。浦和がここ最近勝てていないのは、4試合で1得点という得点力不足が原因。ポンテとワシントンの個人能力に頼った攻撃では、強豪相手にしっかり対策されてしまうと、なかなか得点できないということだろう。とは言え、弱小相手には取り零さないのが浦和の強さなので、最終節の横浜FCにはしっかり勝って優勝を決めると思うが。

残留争いとJ2の昇格争いも大詰めだが、どうやらこちらはほとんど大勢が決まったようだ。

残留争いは、大宮がFC東京に勝ち、広島と甲府がそれぞれ川崎と柏に順当に負けたので、甲府のJ2降格が決定。大宮と広島は勝ち点3差だが、得失点差で11あるので、広島の入れ替え戦がほぼ決定した。まあ、広島はJ2相手なら順当に勝つと思うのだが。代表で人が取られることもないしね。

J2は、京都と仙台の入れ替え戦に向けた3位直接対決があったが、京都が勝利し、仙台は今年もJ1待ってけさいになってしまった。僕は仙台出身なので、この「けさい」というのが面白くてしかたがないのだが、サポーターは御愁傷様。また、首位のヴェルディが3位京都に勝ち点差3、得失点差12をつけたので、自動昇格の今季2位以内がほぼ確定した。圧倒的な戦力を補強しながら、7連敗してラモス監督解任騒動があった序盤から考えると、随分と色々あったなあという気がする。

今年のJリーグの日程もほぼ終了。あとはCWCと入れ替え戦と天皇杯の残すのみ。浦和のACL優勝は盛り上がったが、リーグ戦の方は正直優勝争いも残留争いもいまいち盛り上がらなかった。そろそろどこかのチームのサポーターにでもなった方がいいかもしれないと思いはじめた。J2ウォッチャーはそれなりに充実していたらしいが、土地柄で言えばJ2はますます縁遠いからなあ。ベガルタには何の思い入れもないし。

2007-11-24

Yahoo! ファンタジーサッカー 第33節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億9760万
GK楢崎 正剛名古屋5940万
DF市川 大祐清水1億1510万
DFシジクレイG大阪9880万
DFスピラール名古屋3190万
DF阿部 翔平名古屋2570万
MF大森 征之名古屋4840万
MF遠藤 保仁(C)G大阪9260万
MF中村 憲剛川崎6240万
MF本田 圭佑名古屋3870万
FWジュニーニョ川崎1億490万
FW鄭 大世川崎1970万

今節も逆横浜FCの名古屋のスタメンがわからない。とりあえずギャンブル気味にスピラール 、阿部、大森を入れてみたが、この間柏の蔵川で失敗しているんだよな。あと、ガンバを大量に入れようと思っていたのだが、マグノの契約解除に萎えて、遠藤とシジクレイだけにした。代わりに入れたのが川崎のジュニーニョ、鄭、憲剛の3人。ジュニーニョと鄭は2人で大量得点も有り得るので選んでみた。それにしても毎度のガンバの内紛はうんざりしちゃうなあ。

2007-11-22

五輪最終予選 U-22日本×サウジアラビア

結果は、0-0で引き分け。しかし、これにより日本は勝ち点で1位が確定し、北京五輪本戦出場を決めた。

いや、ほんと、ギリギリだったな。頼むから楽に勝ってくれよ。そういうエンターテインメント要素いらないから。

スタメンは3-5-2のフォーメーションでベトナム戦から内田が抜けた代わりに細貝がボランチに入った。ベトナム戦に続いて、これも事前の報道の通り。変な小細工をしないのは良い。しかし、平山ベンチ外、家長は招集せず、というのはちょっと驚いた。柏木、岡崎の使える目処が立ってきたし、平山も家長も所属チームで調子が上がらないことに業を煮やしたのだろうか。チームでの活躍を重視するというのはオシム監督の方針でもあるし、納得できるところではあるんだけど、結局この試合で選手を交代できなかったのは、実績のある選手がいなかったからではないかという気はしないでもない。

日本のホームということで、サウジは引き気味にくるかと思ったが、ラインを高く上げて積極的に攻めに出てきた。今の五輪チームは相手に前に出てこられると、受けに回ってしまうので、サウジの作戦は良かったと思う。実際、前半10分くらいに、サウジに決定的なチャンスがあり、これは青山敏がゴールライン上でなんとかクリアした。サウジはやっぱり一人一人の選手にテクニックがあって、なかなかボールが取れない。また、どうしても日本の守備がクリア中心になってしまって、ずっとサウジのターンみたいになってしまっていた。何度も言っているような気がするが、梶山がいれば……って、もうFC東京では復帰してるじゃん。呼んでおけよな、反町監督。

しかし、後半に入ると、さすがにサウジのペースが落ちて、以降は完全に日本のペースになる。サウジのラインが高いことをいいことに、李と岡崎が再三サウジDFの裏を取り、そこに柏木が絶妙なパスを配給し、決定的なチャンスいくつも作る。しかし、点が入らない。頼むから1点くらい決めてくれよ、特に岡崎。こういう展開だと、最後に点を決められるのが、いかにも日本という感じなのだが、この試合ではカタールに負けたのを教訓にしたのか、最後はしっかりボールをキープして無事試合を終了させた。

しかし、このチームはすっかり守備のチームになってしまったなあ。確かに水本と青山は凄いのだが、そこに頼っちゃっているような気がする。ベトナム戦、サウジ戦と選手起用の面では良くなっていると思うが、次はもう本戦なんだよなあ。この1年は何だったんだろうという気はしないでもない。選手の精神面は成長しただろうけど。本戦は、この歴代最高の守備力とオーバーエイジの選手でなんとか頑張ってほしいところだ。

2007-11-21

Yahoo! ファンタジーサッカー 第32節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計29fp109fp
GK北野 貴之新潟2fp10fp
DFシジクレイG大阪4fp9fp
DF内田 潤新潟4fp12fp
DF千代反田 充新潟1fp9fp
DF岩政 大樹鹿島2fp10fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪4fp7fp
MF野沢 拓也鹿島1fp5fp
MF坂本 将貴新潟1fp8fp
MF中村 憲剛川崎2fp6fp
MF千葉 和彦新潟3fp11fp
FWジュニーニョ川崎1fp15fp

うーん、まあまあかな。人気の高いエジミウソンを入れなかったのが痛いけど、他は無難にfpを稼いだ。遠藤とシジクレイは暫定が良くなかったが、ボーナスでしっかり帳尻合わせているのはさすが。

順位はリーグ共通で1375位→1175位で、前回下がったぶんを取り戻した感じ。

次節は、強豪チームのホームの試合が多いから簡単かな。次節こそガンバ勝てよ。ファンサカでも大量投入するぞ。

2007-11-19

Jリーグ 第32節 FC東京×G大阪 浦和×清水

結果は、FC東京×G大阪は1-1の引き分け、浦和×清水は0-0の引き分けだった。

ふざけんなよ、ガンバ! 今回ばっかりは俺も堪忍袋の緒が切れちゃうよ。なんで、退場で10人になったFC東京に点取られてんだよ! ACLの出場権貰って気が抜けてんじゃねーのか? 鹿島が7連勝で、ガンバは3位に転落したわけだけど、もうついでに清水にACLの出場権譲ってやれって感じ。こんなに腑甲斐無いチームは全く優勝にはふさわしくない。DFを中心にしっかり補強して来年に備えてほしい。

というわけで、浦和と清水の試合の方だが、これはなかなかの好ゲームだった。疲労で満身創痍の浦和不利かと思ったが、蓋を開けてみたら、互角か、浦和の方が押すような展開。前線でポンテと長谷部がボールを持って、左右の平川と相馬を使う。さらに、闘莉王と、この日ボランチに入った阿部が攻め上がる。浦和はなかなか迫力ある攻撃をしていた。その点、清水の攻撃はちょっと淡白。前線でボールがキープできないから、市川のオーバーラップやフェルナンジーニョの個人技に頼るしかない。攻撃の起点となるような選手が欲しいところ。

試合は、双方とも攻めより守りの方が上まわり、結局スコアレスドロー。ガンバが勝っていればやばかったが引き分けたので、浦和は次節鹿島に負けても最終節の横浜FCで勝てば優勝というところまできた。

下位では、甲府と大宮の直接対決があったが、甲府にとっては痛恨のドロー。甲府は残留に向けて残り全勝するしかなくなった。日程的には広島も大宮も2敗がありえるので、甲府はそこに望みを繋ぎたい。

2007-11-18

Yahoo! ファンタジーサッカー 第32節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億7510万
GK北野 貴之新潟5530万
DFシジクレイG大阪9880万
DF内田 潤新潟2880万
DF千代反田 充新潟5370万
DF岩政 大樹鹿島9240万
MF遠藤 保仁(C)G大阪9750万
MF野沢 拓也鹿島4970万
MF坂本 将貴新潟2710万
MF中村 憲剛川崎6240万
MF千葉 和彦新潟1400万
FWジュニーニョ川崎9540万

今節は簡単でしょ。ガンバ、鹿島、新潟、川崎が順当に勝つ、というか、勝たなきゃ困る。最近はお金が余ってきたので、ジュニーニョ、岩政、シジクレイあたりをちゃんと使えるのが嬉しい。まあ、メンバーが固定しつつあるということでもあるんだけど。

2007-11-17

五輪最終予選 U-22ベトナム×日本

結果は、4-0で日本の勝ちだった。日本の得点者は李×2、本田(PK)、細貝。

うーん、オシムのことで試合に集中できなかった。理性では日本が五輪出場を逃したら大変なことになるとわかっているんだけどね。五輪代表よりA代表の方がずっと重要なんだよな。まあ、しかし、日本の大差での勝利はめでたい。オシムにも届いているといいのだが。

正直言って、ベトナムと日本の対戦は、JFLとJ1の対戦みたいなもんで、チームの基本的なレベルに大きな差がある。しかし、ベトナムはセットプレーやアタッキングサードでのプレーで光るものがある。こういうところで最終予選まで勝ち上がってきたんだろうね。でも、日本はこのレベルでは圧倒的な守備力があるからね。よほどのことがない限り失点はないと思っていた。あとは、どうやって得点を挙げるか。ここまで4試合で3得点、しかも、全部セットプレーという深刻な得点力不足をどう解消するか、それが一番の注目点だった。

日本の先発は事前の報道の通りだった。李と岡崎の2トップに青山と柏木のボランチ。高さのある平山入れろと言いたいところだが、柏木のボランチの時点でチャレンジングなので贅沢は言わない。

結果は普通に日本が実力を発揮しただけなので、試合の時間経過を追うのはやめとく。李はよくやったし、水野と本田のクロスの精度はさすが。最初から普通に戦っていれば今ごろこんな苦労してないという気はする。日本は五輪本番の決勝トーナメント上位を狙っているわけでね。1トップでガチガチの守備戦術をとっていた今までが異常なんだよね。

と、ここまで書いてきたが、やっぱり五輪予選なんてどうでもいいなあ。オシムはまだ意識不明で予断を許さない状況。オシムの容態も気になるし、日本サッカーのこれからも心配だ。とにかく今は色々なことが好転することを祈るしかないね。

2007-11-16

オシム監督、脳梗塞で入院=予断許さぬ状況

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20071116-00000160-jij-spo.html

http://news.thestadium.jp/2007/11/16.html

ヘッドラインを見たとき思わず絶句してしまった。とにかく回復を祈ることしかできないが、たとえ回復したとしても、代表監督退任は確実。日本代表の今後にも濃い暗雲がたちこめてきた。

2007-11-15

ACL 決勝 第2戦 浦和×セパハン

結果は、2-0で浦和の勝ち。浦和の得点者は永井と阿部。

まずは、浦和おめでとう。春先から長い戦いだったけど、結果的に12戦無敗で優勝という成績は、非常に立派なものだ。アウェーで1勝5引き分けというのがいかにも浦和らしい。アジアの中では、ヨーロッパの古豪のような試合巧者ぶりを発揮しているね。Jリーグの歴史は15年程度なんだけど、こんな短期間でこういう勝ち方をするチームが出てくるわけだから、凄いと言えば凄い。

試合は、準決勝第2戦と比べると、かなり楽な試合だったんじゃないかな。自宅でテレビ観戦している俺が言うのもなんだけど。セパハンは堅守速攻のチームということで、浦和とチーム戦術がかぶるし、決定力も準決勝の城南に比べると数段劣りそうだし、浦和はやりやすかったんじゃないかな。試合を通じてセパハンの決定的なシーンというのはほとんどなかったと思う。守備ではやっぱり闘莉王の働きが目立っていた。ヘディングでも勝っていたし、カバーリングでもいいところによくいた。第1戦では、闘莉王が怪我でいなくて、危ないシーンもたくさんあったけど、やっぱりこの人がいるとかなり安定する。

攻撃は、3、4人でフィニッシュまでいくといういつもの形なんだけど、見ていてあらためて思ったのは、浦和の前線の選手は絶対にバックパスしないね。前方に人がいればパス出すけど、そうでなければボールを運ぶ、囲まれても抜きにかかる、これを徹底していた。ワシントン、ポンテをはじめとして浦和の選手はキープ力とフィジカルにかなり自信があるのだろう。あっさり取られたりすると見ている方は退屈に感じてしまうわけだけど、逆に言うと、守備が混乱するような危険な取られ方をすることもない。この辺も安定した試合運びに貢献しているんだろうなあ。

浦和の先制点は、ポンテのパスをセパハンのDFがありえないミスで後逸してしまい、それを永井がドリブルからシュートして決めたもの。ミスを見逃がさない迷いのなさはさすが。

後半になると、セパハンも人を入れ替えてポゼッションを上げてくるんだけど、セパハンFWがオフサイドにひっかかりまくりの単調な攻めを繰り返すばかり。セパハンは浦和と対戦するまでACLで先制点を取られたことがなかったらしいので、こういう状況はあまり得意じゃないんだろうね。

で、追加点も浦和。サイドからのクロスをワシントンが頭で落とし、永井がフリーでシュート(ほんとはこの時点で決めてほしいが)、キーパーが弾いたところを阿部が押しこんだ。これはワシントンと永井の動きも良かったけど、きっちりゴール前につめている阿部を褒めたい。DFラインに入ってボールを跳ね返すこともあれば、逆サイドの攻撃のときにはゴール前にも顔を出すというサイドの基本的な動きがしっかりできていた。さすがオシム門下生。あと、ヘディングが強いので、GKの都築がターゲットとしてよく蹴っていて、こういうところでも地味に役に立っていた。3試合連続阿部の右サイドというのは少し驚いたんだけど、この試合について言えば、よくはまっていたと思う。

試合はこのあとしっかり浦和が守りきって優勝。MVPは2ゴールに絡んだ永井。これで浦和はクラブW杯の出場権をアジアチャンピオンとして獲得した。セパハンもJリーグ優勝チームに与えられる開催国枠がスライドして出場できる。この点をセルジオ越後あたりが文句を言っていたが、セパハンも負けに来たわけではないだろうから、浦和の優勝の価値が下がるわけではない。浦和が優勝したことで来年の日本の出場枠にも変化があって、浦和に優勝チームとして1 つ枠を与えられるのだが、浦和は天皇杯優勝で既に出場権を得ている。ということで、天皇杯準優勝のガンバのACL出場が決定。さらにもう1枠あるので、Jリーグの上位1チームにも与えられることが決定した。それで、これも現在浦和が1位、ガンバが2位なので、3位の鹿島あたりも出られるかも、という状況だ。ガンバも鹿島も浦和様々だろう。

さらに余談で、この試合は急遽テレビ朝日地上波で放送されたのだが、視聴率は11.7%という中途半端なものだったらしい。まあ、亀田ボクシングやジャニーズバレーが高視聴率で、野球の日本シリーズが撃沈する国だから、そこそこ健闘したと言えば健闘したのだが、もっとこの試合の重要性が広く認知されていればという気もしないでもない。その辺は抜かりがない日テレのクラブW杯でどのくらいの視聴率が出るのか、今から楽しみではある。

2007-11-14

Yahoo! ファンタジーサッカー 第31節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計27fp94fp
GK南 雄太3fp8fp
DF古賀 正紘0fp5fp
DF市川 大祐清水3fp11fp
DF加地 亮G大阪2fp9fp
DF北本 久仁衛神戸2fp6fp
DF蔵川 洋平0fp0fp
MF小笠原 満男鹿島3fp6fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪4fp15fp
MF二川 孝広G大阪3fp8fp
MF大谷 秀和2fp7fp
FWマグノ アウベスG大阪1fp4fp

やっちまったぜ、蔵川。事前に出場微妙情報出てたのにギャンブルで入れてしまった。しかも、柏は横浜FC相手に引き分けちゃうし。G大阪は当たったが、遠藤以外は外れを引いてしまった。マグノじゃなくて調子の悪そうだったバレーとはなあ。あとイエローが多いんだよなあ。FKキッカーの小笠原を入れたのはアシストしたから狙い通りなんだけど、イエローでチャラ。野沢が正解だったらしい。

順位は、リーグ共通で1149位 → 1375位と200位以上ダウン。まあ、ポカをやってしまったから仕方がない。なんとかシーズン終了時に三桁順位を目指したい。

2007-11-11

Jリーグ 第31節 G大阪×千葉 川崎×浦和

結果は、G大阪×千葉は2-0でG大阪の勝ち、川崎×浦和は1-1で引き分けだった。

珍しくNHKが空気を読んで、優勝争いのカードを選んだ。G大阪×千葉は久し振りのNHK総合での中継。川崎×浦和はBS1での中継。日曜日の試合を中継するのは珍しい。

まずはG大阪×千葉から。前半は互角よりやや千葉優勢かなという感じ。ガンバは水曜日に天皇杯を延長まで戦っているので、やや足が重い。千葉は前線の動きが活発でパスもよく回る。特にボランチの工藤がうまくボールを散らしていた。毎年のように主力が流出する千葉だが、毎年良い選手が育ってくるよね。しかし、決定的なチャンスを作っていたのは、ガンバの方かな。千葉は3バックの間にFWが入られると弱いね。マークがうまくないのかな。あと、ボランチの守備のカバーが悪いなあ。この試合ではレギュラーの下村と佐藤勇人を欠いていたということで、その辺の影響があったんだろうな。

ガンバは、いつもの4バックではなく、ナビスコ決勝後半で試した3-5-2の布陣。加地が3バックに入り、橋本が右サイドに出るというのも同じ。これは千葉の両サイドを押さえるための布陣だろうね。千葉は前線の3人だけで得点を決めるというチームじゃなく、サイドの水野と山岸が前線に絡んでいくことでチャンスを作るチームだから、その対応だろう。飛び出すことが多い山岸に橋本をつけて、ボールを持ってから勝負する水野には、むしろ攻撃的な安田をぶつけて、守備に回らせるというのは、なかなかうまい。

後半になると、ガンバが攻勢をかける。ここでも千葉の中盤がガンバのボールの出所を押えられないというのが大きい。まあ、千葉じゃなくても難しいけどね。ガンバの1点目は、ペナルティエリアでボールを受けた遠藤が中に切れ込んでシュートを打つふりをして、縦に行ってクロス、これをバレーが合わせる形。これはボールを持ってからの遠藤の余裕が凄い。貫禄勝ちだったね。もっと下の世代からもこういうプレーヤーが出てきてほしいよね。2点目は、ハーフライン付近で遠藤が軽く上げたボールにバレーが抜け出した形。千葉DFはこういうガンバFWの斜めの動きに対応できてなかったね。水本が怪我で途中出場といのも大きかったかもしれない。

まとめると、ガンバが無難に勝ったなあという試合。千葉はもうちょっと戦術に工夫が欲しかったな。

次は、浦和と川崎の試合。これは熱い試合になったね。川崎はもう優勝の目はないんだけど、ACLの敗退、ナビスコ準優勝ということで、逆に妙に気合が入っている。リーグを盛り上げるという意味で、いいことだよね。浦和は水曜日にイランでACLの決勝第1戦を戦ったばかりということで疲労困憊、満身創痍という感じ。けど、こちらも2位ガンバと3位鹿島が快勝ということで、気合は十分だった。

前半はやっぱり川崎ペース。この試合ではチームの大黒柱中村憲剛が出場停止だったんだけど、代役の養父がなかなか良かった。てっきり大橋が出ると思っていたんだけど、怪我持ちということで養父だったらしい。川崎のフロントの選手を見る目はほんとに凄いね。日本人も外国人も実績がない選手が次々活躍するからね。J2で大暴れしているフッキも川崎所属だもんね。

しかし、浦和のジュニーニョの潰し方もうまい。攻撃を遅らせる、カバーに入る、それでできるスペースを他の選手が埋める、こういう一連の動きが徹底されていた。前日、千葉の稚拙な守りを見ているだけに、浦和の守備の良さはなかなか感心した。けど、逆にワシントンは川崎に押えられちゃうんだよね。ポンテ、長谷部、平川あたりもがんばっているんだけど、攻めにアイデアがないね。このあたりが浦和が退屈と言われてしまう所以なんだろうな。

先制点は川崎。右サイドで長谷部をうまく躱した谷口がクロスを上げて、養父がワントラップから決めた。養父も落ち着いていたが、谷口もうまかった。これを落としちゃう反町監督は何を考えているんだろうね。

このまま川崎が行くかと思ったんだけど、浦和がワシントンのPKで同点にする。これは微妙な判定だったなあ。スルーするのが良かったんじゃないかな。他にも試合終了間際のワシントンの暴れっぷりにカードを出さないなど、ちょっと納得がいかないことが多かった。審判も浦和戦ということで緊張するんだろうねえ。

後半になると、両者攻め合いの激しい試合になる。双方とも少人数でのカウンターは大得意だからね。しかし、守備の集中力も高く、なかなか決定機まではいかない。両チームとも、攻めが単調と言えば単調になってしまったかもな。浦和は右サイドの阿部を高い位置に持ってくるなど、工夫も見られたが、川崎が森を逆サイドにぶつけてくると、これもまた停滞してしまう。試合はこのまま終了。浦和は勝って早く優勝を決めたかったし、川崎もリードしていたのをPKで追い付かれたことを考えると、両チームとも引き分けでもあまり嬉しくない。まさに痛み分けという感じだ。

31節全体では、上に書いたようにガンバ勝利、浦和引き分けで、浦和の優勝は次節以降になった。残り3試合で勝ち点5差。とは言っても、浦和は最終節に横浜FCというボーナスステージがあるので、優勝は揺がないでしょう。

下位では、甲府、大宮、広島が全部負けて順位は変わらず。しかし、自動降格は甲府で決定っぽいのでいまいち盛り上がらない。入れ替え戦は、大宮でも広島でもJ2には勝ちそうだしね。

2007-11-10

Yahoo! ファンタジーサッカー 第31節 編成

位置選手チーム年俸
合計7億850万
GK南 雄太5270万
DF古賀 正紘4530万
DF市川 大祐清水1億440万
DF加地 亮G大阪8460万
DF北本 久仁衛神戸6710万
DF蔵川 洋平3180万
MF小笠原 満男鹿島5780万
MF遠藤 保仁(C)G大阪8860万
MF二川 孝広G大阪7100万
MF大谷 秀和4520万
FWマグノ アウベスG大阪6000万

今節もちょっと難しいなあ。逆横浜FCの柏が鉄板なんだけど、怪我人が多くてスタメンがよくわからない。しかし、ちょっとギャンブル気味に4人投入してみた。ガンバも4人いるが、そこまでガンバを信用しているわけではない。消去法的に選ばざるをえなかったという感じ。鹿島、清水は、上位枠だね。わからなくなると、つい上位から選んでしまう。あまりうまくいったことはないんだけど。あと、実は最近上り調子の神戸から北本。もうちょっと選んでもよかったかもしれない。

あとは、柏組が全員スタメンであることを祈るのみ。

2007-11-09

西尾維新/きみとぼくの壊れた世界

最近『不気味で素朴な囲われた世界』が発売されたので読もうかと思ったのだが、この『きみとぼくの壊れた世界』が前作だということでこちらから読むことにした。

読み終わってまず思ったのは、「普通の小説」じゃんということ。こう言ってはなんだが、西尾維新も普通に面白い小説書けるじゃんと思った。この小説を単純に読解すると、他人のために所謂「決断主義」的な決断を繰り返していった主人公が最後にその欺瞞に耐えられなくなる話だ。けど、これは2007年に読むからそう読めるのかな。この小説が書かれたのは2003年なんだけど、リアルタイムで読んだらもっと印象深い作品になったかもしれない。

しかし、読みやすいがゆえに駄目なところも散見される。まず、犯人の動機。シンプルすぎるし、他にもやりようがたくさんあるでしょ。あと、メタミステリ的言及が冗長すぎる。大したトリックじゃないんだから何ページも長台詞やるなよ。結末も出来の悪い純文学みたいになっちゃっているんだよなあ。

全体的な印象としては、わかりやすくなった『クビシメロマンチスト』という感じ。しかし、読みの多様性はクビシメロマンチストの方が上じゃないかな。クビシメロマンチストはひきこもり的感性とその失敗、きみとぼくの壊れた世界は決断主義的感性とその失敗という大きな違いはあるんだけど、自分の知らないところで自分が原因で殺人が行なわれている点で共通している。それに対して、いーちゃんは怒って犯人を自殺に追い込む、様刻くんは自分に嘘をついて受け入れるわけだけど、様刻くんの失敗はやっぱりちょっと単純すぎる。いーちゃんみたいにひきこもろうと思っても決断主義になってしまうという方がより決断主義批判としても面白く読めると思う。

でも、様刻くんの失敗の書き方の方が小説的にはうまい気もする。『もんだい編』までなら間違いなく傑作だよね、この小説。あとは、箱彦の告白と様刻くんが病院坂に心境を吐露するところしか見所がないけど。

あと、クビシメロマンチストと比較して面白いのが、零崎人識と病院坂黒猫。どちらの存在も主人公の一番の理解者であるが、大変な曲者。零崎は連続殺人犯で、病院坂は保健室で日常的に売春を行なっているようだ。僕は、ずっと零崎をどう読めばいいのかわからなくて、西尾維新は単純に自分がカッコいいと思うキャラを書いただけなのかとも疑っていたのだが、病院坂の売春を見て、零崎もある程度批評性を持って書かれたキャラだということが確認できた。零崎については色々深読みしすぎていたかなあと思っていたが、そうでなかったようで一安心。

まとめると、きみとぼくの壊れた世界は単品でも面白い小説だけど、クビシメロマンチストの副読本としても面白いと思う。両方合わせて読むのがおすすめ。

2007-11-08

ACL 決勝 第1戦 セパハン×浦和

結果は、1-1で引き分け。浦和の得点者はポンテ。

セパハンと浦和の試合が9時半からということで、NHK BSでやってた天皇杯ガンバ×山形を余興で見たのだが、すげえかったるい試合だった。ガンバはこの前のナビスコ決勝と全然違う出来だったし、山形は良い時間は良いけど、悪い時間は完全にぼーってしてるね。あんなむらっ気のあるサッカーじゃ長期戦のJ2を戦うのは厳しいだろうな。

ガンバはやっぱりスタメンとサブの差が大きいのがわかった。特にこの試合では明神がいないのが大きかった。遠藤1ボランチというのはいくらなんでも西野監督は山形をなめすぎだろう。結局延長もやらされて戦力の温存にも失敗したわけだが。この調子だと、次の千葉戦も厳しいのではないだろうか。

で、本命のACLだが、前にも書いたけど、BS朝日見れなくなっちゃったんだよね。というわけで、今回はネット動画配信やネットラジオで情報を補完しつつ、録画のNHK BSで後から内容を確認するという感じだった。

そう言えば、放送権を持っているテレビ朝日が埼玉スタジアムで行なわれる決勝第2戦を地上波で放送するかどうかで揉めていたが、結局地上波でやることが決定したようだ。これは浦和サポーターをはじめとするJリーグファンの声がテレビ朝日に届いたということだろう。とりあえず、テレビ朝日の英断に敬意を表したいと思う。

試合は、立ち上がりセパハンにかなり攻めこまれるものの、20分過ぎあたりから浦和も平川の左サイドを中心に攻撃を組み立て、永井のおしいヘディング、ポストに当てたシュートなど、決定的なチャンスをいくつか作る。そして、前半終了間際、ポンテが先制点を挙げる。ゴールに向かって45度くらい、距離30mのミドルシュートだったが、コースが絶妙で無回転シュートだったので、GKもうまく処理できなかったようだ。

ポンテは凄いなあ。このブログでは浦和の戦術について文句ばっかり言っているが、個々の選手の能力については、凄いとしか言いようがない。特に今期のポンテの安定したパフォーマンスは褒めるしかないだろう。性格もプレーも真面目だしね。今期のJリーグMVP最右翼候補だろうね。

しかし、後半立ち上がり、セパハンのフォーメーションチェンジに対応しきれず、浦和が混乱しているうちに、1点を返されて、同点にされてしまう。うーん、これは阿部がしっかりマークしろと言いたい。この試合では山田の代わりで右サイドをやらされていたが、ポテンシャルをフルに発揮しているという感じではなかった。阿部もオジェックにかなり気に入られているようだが、安定したポジションで出場した方がいいだろうな。

この後は見ているのがつらくなるほど、セパハンの攻勢が続く。結局1-1のドローになるのだが、これは試合を見る限りでは、浦和がよく守ったというのもあるが、セパハンの決定力不足にも助けられた。つくづく浦和というチームは理屈でサッカーを語ることを拒否するチームだよなあ。やっぱりあれだけのサポーターを抱えているだけあって、気力、集中力というのが、他のチームとは違うのだろうなあ。浦和が凄いというよりは、他にチームも気合入れろや!という感じなんだけどね。

とにかく、アウェーで1-1の引き分けというのは大きい。アウェーゴールの関係で、浦和はホームで失点しなければ勝ちなのだ。アウェー、厳しい日程、高地、ピッチの悪条件を考えれば、上出来の結果だ。というわけで、ホーム第2戦は否が応にも盛り上がる。皆、テレビ朝日を応援するためにも、是非地上波で見よう!

2007-11-07

風邪ひいた……

日曜日にちょっとやばいかなと思ったら、月曜日にやっぱり熱が出てしまった。先日31歳になったところだけど、免疫力が落ちているのか、一度風邪をひくと治りが遅い。一人暮らしで病床についていると、気が弱くなって、このまま死んだら腐乱死体で発見されるのかなあとか、60歳になっても一人で寝込んでいるのかなあとか、嫌なことばかり考えてしまう。

あと、飼い猫が五月蝿い。俺はお前たちの召し使いじゃねーんだ。毛繕いとかボール遊びでいちいち呼ぶんじゃねー。主人の都合くらい考えやがれ! 猫に怒っても仕方がないからブログで愚痴ることにする。

2007-11-04

刀語 第七話 悪刀・鐚

6巻の予告の通り、姉の七実との対決となった7巻だが、予告の通り七花が勝利し、七実は死亡した。もうちょっと捻ってくるかと思ったが、この巻はなんか普通のライトノベルだったな。七実は自分の能力に体が付いていけず、体が壊れてしまって自滅。本当は七実は七花の手で死にたかったというのは、いささか普通の展開というか、ありきたりすぎるのではないだろうか。描写を端折らないでちゃんとやっているのはいいのだが、西尾維新はこの刀語でごく普通のライトノベルを目指していたのだろうか。そういうことなら刀語シリーズは凡作と言わざるをえないわけだけどね。それとも別の読み方があるのだろうか。西尾維新の小説って後からよく考えると面白いっていう作品が多いような気がするのだが、これもそうなってくれると良いのだけど。

2007-11-03

ヤマザキナビスコカップ決勝 川崎F×G大阪

結果は0-1でG大阪の勝ちだった。G大阪の得点者は安田理大で、前日のニューヒーロー賞に続いてこの試合のMVPも獲得した。G大阪は初のナビスコカップ優勝。一昨年のJリーグ制覇に続いて通算2冠となった。

決勝にふさわしいレベルの高い試合だった。戦前の予想では好調の川崎の方が優位と思っていたが、ガンバもモチベーションが高く、双方とも集中して隙のない試合になった。

序盤は意表を突く3-5-2の布陣とロングボールを多用した川崎がペースを握る。ガンバはサイドが上がることが多いし、シジクレイと山口のCBはあまり足が速いとは言えない。その裏を突く川崎の攻撃に少し浮き足立ってしまう。ジュニーニョがシジクレイを躱してシュートを打つなど、川崎が決定的なチャンスを何度か作るが、GKの藤ヶ谷が当たっていたこともあり、ガンバはそれをなんとか凌ぐ。

逆に前半30分あたりから、今度は川崎のシステムに対応できてきたガンバが細かいパスを繋いで攻勢をかける。しかし、川崎DFの集中力も高く、ガンバに決定的な場面は作らせない。そんな緊迫した状況で前半を0-0で折り返した。

後半に入ると、ガンバが4-4-2のボックスの形から3-5-2にフォーメーションを変更して仕掛けてくる。安田が上がって、加地が右CB、橋本が右MF、遠藤がボランチの位置に下がる。これにより、安田が対面の森とのマッチアップで優位に立ち、遠藤がボールに触る回数が増えて、ガンバにリズムが生まれる。この勢いのまま後半10分に安田が先制点を挙げる。バレーの低いクロスにニアで二川が潰れてファーに詰めていた安田がスライディングで合わせたゴールだった。これは安田がちゃんとゴール前に詰めていたことで、川崎とガンバの人数が同数になって安田にうまくボールが転がってきた形。安田がよくやったと素直に褒めたい。

この後は、ガンバも攻撃を自重して、しっかりと守備を固めたこともあり、川崎は完全に攻め倦ねてしまう。ジュニーニョがサイドに流れて何度か突破を試みるが、人数をかけて守るガンバに跳ね返される。こういうスペースのない状況ではさすがのジュニーニョもちょっと厳しい。試合はこのままガンバが逃げ切り、ナビスコカップ初優勝を飾る。

川崎の敗因は、色々システムを変えてきたのはいいんだけど、結果的にガンバとがっぷり四つに組んでしまったことだろう。中盤にちゃんと人をつけて、前線からボールを追ってというのもいいのだが、素直にぶつかってしまうと、ガンバの中盤の構成力に負けてしまう。結果論だけど、もっとガンバの攻撃をいなして、カウンターに徹するような感じでも良かったのではないだろうか。

反対にガンバは、後半開始から先に仕掛けて点を取るというガンバらしいアクションサッカーができたというのが勝因だったと思う。この日は、ニューヒーロー賞を獲ったものの、最近先発を外れることが多かった安田を先発起用する西野監督の空気を読む采配も良かった。ガンバは浦和あたりと比べると観客動員に問題があって、そのために勝つだけじゃなくて魅せるサッカーを心掛けているんだけど、特定のチームのサポーターではない僕みたいな人間にとっては応援したくなるチームだよね。まあリーグ戦じゃ勝負弱いけどね。

今シーズンも残りACLと天皇杯だけになってしまったが、この勢いでガンバも川崎も浦和1強をなんとか食い止めてほしいものだね。

2007-11-02

竹宮ゆゆこ/とらドラ5!

とらドラ 5 (5) (電撃文庫 た 20-8)
竹宮 ゆゆこ
メディアワークス
2007-08
文庫

夏休みが終わって、文化祭編。大河と大河の父親が同居するという話をめぐって、竜児と実乃梨が対立、色々あって最後に和解という話。大河の父親は、今まで大河を放置していた以上、もう物語的に良く書くことはできなかったんだろうな。しかし、この駄目親問題というのは、どうしようもないね。こんなラブコメ作品をもってしても、親なんて無視して自立するしかないというのが結論になってしまうんだから。親は子供の言う事なんて聞かないしね。僕も人の親になることがあれば気をつけよう。

ラブコメとして見ると、なんだかカップルがほぼ確定してきたような。竜児の相手は、ここに来て実乃梨が猛烈に追い上げ、亜美は脱落? 北村は会長で決まりでしょう。『田村くん』では逆転はなかったので、このまま終わるんじゃないかな。しかし、大河はそれでいいのか? まあ、いずれにしてもあと2、3巻くらいでちゃんと締めてほしいものです。

あと、慣れてきたせいかギャグがあまり笑えなくなってきてるなあ。特に芸能ネタはいまいち。父親の話で笑える雰囲気じゃなかったというのもあるが。ゆりちゃんの「自分だって、自分が三十路なんて超ウケるよ」は身につまされすぎて笑ったけど。

2007-11-01

菜の10月の限定つけめん フランス産鴨のフォアグラと松茸のコンソメロワイヤル風つけめん

行き付けのラーメン屋「菜」の今月の限定メニュー。これは菜の限定の中でも一番人気じゃないかな。開店30分くらい前に並ばないと食べられない。ロワイヤルというのは、洋風茶碗蒸しのことらしい。スープは二層に分かれていて、下にはフォアグラの茶碗蒸し、上は茸の浮かんだコンソメスープになっている。食べるときはぐちゃぐちゃと混ぜる。フォアグラの茶碗蒸しは舌触りはなめらかで、味は濃厚、というかこってり。最初の方は美味しいが、元々フォアグラが油っこい食材というのもあって、スープが冷めると飽きてくる。しかし、味のインパクトはかなりある。僕は食通でもなんでもないけど、フォアグラを茶碗蒸しにしてつけめんのスープにするという発想は凄いよね。この調子で菜にはこれからも創作つけめんを頑張っていただきたい。

2007-10-31

Yahoo! ファンタジーサッカー 第30節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計19fp100fp
GK江角 浩司大宮1fp9fp
DF波戸 康広大宮1fp9fp
DF冨田 大介大宮0fp8fp
DF岩政 大樹鹿島1fp15fp
DF村山 祐介大宮1fp11fp
DFレアンドロ大宮0fp6fp
MF橋本 英郎G大阪0fp0fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪6fp10fp
MF長谷部 誠浦和0fp4fp
MF中村 憲剛川崎1fp6fp
FWジュニーニョ川崎2fp12fp

悪くはないが、浦和とガンバから選ぶのは失敗したようだ。特にガンバは色んな意味でなさけない。あと、台風の試合が多かったということでボーナスが全体的に低め。それでも10fp稼いでしまう遠藤は凄いと言わざるをえない。0-7の大勝だった川崎の憲剛が6fpなのはちょっとガッカリ。岩政とジュニーニョが当たったおかげでなんとか平均を越えることができた。

順位は、リーグ共通で1297位→1149位と少しだけアップ。3桁が遠い。

次節は、横浜FC相手の柏、不調横浜FM相手の鹿島あたりが本命かな? 絶不調広島相手でガンバを撃破した清水からも市川あたりを選ぼう。今節に比べると、かなり編成は楽そうだ。

2007-10-30

ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア

ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア
スクウェア・エニックス
2007-10-25
Video Game

ゲーム屋の店頭でFF12のボスの音楽が鳴っていたので、気になって買ってしまった。と言っても買ったのはAmazonでだけど。FF12のストーリーはそんなに良かったとは思わないけど、あのグラフィックと音楽は素晴らしいとしか言いようがないからね。インターナショナル版もあんなに手抜きの作りじゃなかったら買っていたのだが。

それともかく、FFTA2だが、こういうガチガチのSRPGってかなり久し振りだ。多分PSのFFT以来じゃないかな。FFTは大方の評価と同じく、僕も非常にお気に入りのゲームなんだけど、ストーリーもシステムもキャラの育成もこってりしてるから、やったらかなりお腹いっぱいになった。ディスガイアとかも話題になったけど、FFTで十分じゃんという感じで手は出なかった。FFTA2をやったらまたあと数年はこのジャンルには手を出さないのではないだろうか。

少しプレーしてみたけど、基本的には良くできている。やっぱりFFTの時点で、システムはほぼ完成しているからね。FFTからの違いは、アビリティを装備品から引き出す方式になったのと、賛否両論のロウシステムか。種族が豊富なのは良い。あと、マップは回転できるようにしてほしかったなあ。退化するのはいただけない。

汎用ユニットの名前を変更できないのも地味に痛い。こういう汎用キャラがあるゲームは飼っている猫たちの名前を付けてプレーしているので。ロウシステムは、まだ序盤のせいか、言われているほど、不条理なものはない。アビリティのシステムは、装備品が「ほりだし物」でしか充填できないのもあって、なかなかもどかしくてよい。バランス調整が大変そうなシステムだ。

なんか、クリアまで数ヶ月くらいかかりそうな感じだが、まあ、のんびりやっていこうと思う。

2007-10-29

Jリーグ 第30節 横浜FC×大宮

結果は、0-1で大宮の勝ちだった。

正直言って、他の試合の方がよかったなあ。横浜FCは前節降格が決まってしまって、ちょっと観る側も張り合いがない。まあ、放送予定はずっと前に決まるわけで、どうしようもないんだけど。さらに、関東に季節外れの台風が襲来ということで、ピッチには水溜りができ、強風が吹き荒れる試合になった。

前半は、プレッシャーから開放された横浜FCが、風上ということもあり、主導権を握った。しかし、雨でピッチ状態が最悪の状態だったということもあり、大宮DFを崩すというところまではいかなかった。あと、カズは頑張っているけど、1トップでは厳しいと思うなあ。外から見ていると平本を頭から使えばいいのにと思うのだが……。

そして、先制点を取ったのは、大宮。前半終了間際、右SBの村山の上げたクロスがファーの小林大悟に流れて、小林大悟がキーパーの上を越す技有りシュートを決めた。これで、劣勢の状況をこらえて、逆に良い時間帯に点を取るという大宮の狙い通りの展開になった。

後半、今度は大宮が風上になると、横浜FCのロングボールが風で戻されることもあり、大宮が分厚い攻撃をしかけるようになる。なんだかんだ言って、デニス・マルケス、小林大悟、藤本と大宮の前線にはテクニカルな選手が多い。1点ビハインド、風下という状況では、横浜FCはどうにもならないでしょう。試合はこのまま大宮が逃げ切った。

30節全体では、ガンバが清水相手に1-3で敗戦。浦和が引き分けたことで、勝ち点差は7と広がり、今シーズンの優勝はほぼ浦和に決まってしまった。今季の総括は優勝が決まってからにするが、やっぱりガンバが情けないなあ。横浜FCに引き分けたというのもあったからなあ。メンタリティの問題なのか、ガンバは毎年終盤に堪え性がないよね。過去2シーズンは混戦お終盤になったから良かったけど、今年みたいにずっと浦和とガンバの一騎打ちのような感じだと、今のガンバの状況では厳しいね。

1シーズン制になってから今年で3年目だが、次節、過去最速で優勝が決定する可能性もあるらしい。先日横浜FCが過去最速で降格が決定したわけで、純粋な優勝争いと残留争いという面では今年のJリーグは残念なシーズンになってしまったようだ。

残留争いでは、大宮が今季初の連勝で、なんと順位を降格圏外の15位まで上げた。代わりに降格圏内に突入してしまったのは、5連敗の後、ホームで千葉と引き分けてしまった広島。この試合はロスタイムまで2-0で広島が勝っていたのに、そこから千葉に連続得点を許して引き分けてしまったらしい。相変わらず広島は、横浜FC続くワースト2位の失点数で、守備の崩壊を立て直せていない。やっぱり残留争いのチームは守備が重要だからね。それに広島はガンバ、川崎、清水と上位陣の対戦を残していて、日程的にも大変厳しい。入れ替え戦はちょっと覚悟した方がいいかもしれない。

あと、どうでもいいかもしれないけど、「多摩川クラシコ」と銘打たれたFC東京×川崎の試合は、0-7と大虐殺となったようだ。去年優勝のかかった川崎をFC東京が1-4から逆転するという派手な試合をやったこともあり、川崎も手を抜く気はなかっただろうね。こんな調子で「多摩川クラシコ」は非常に殺伐としたクラシコになっていくのかもしれない。

2007-10-28

秋期アニメについて雑感(その3)

その他のアニメをざっと。今期の不作っぷりを反映してか、苦言ラッシュになってしまっていて、申し訳ない。

こどものじかん

小学生のエロ発言連発ということで、放送直前に放送を取り止める局が続出したという曰く付きアニメ。関東圏ではチバテレビでのみ放送。しかし、いざ見てみると修正が凄いことになっていて、正直肩透かしな感じは否めない。放送局も最近ちょっと神経質になっているなという気がする。

しかし、School Daysもそうだったけど、アニメ側の放送コードを挑発するようなチャレンジ精神というのも、あまり賛成できないんだよね。小学生に「中出し希望」と書かせてその先に何の意味があるの?とは言いたくなる。端から見ていると無毛な戦いに見えるよね。まだ毛がないだけにね(←うまいこと言ってみた)。

中身は普通の教師ものらしいので、エロはおまけと割り切っても見るのもありかもしれない。

みなみけ

これは萌えアニメに入れるべきだったかな。2クール作品なのだが、なんと2クール目からは制作会社が変わって「みなみけ〜おかわり〜」になるという異色のアニメ。原作がそうなのか、それとも1クール目制作の童夢のせいなのか、3姉妹のやり取りが苺ましまろを彷彿とさせる(苺ましまろのアニメは童夢が担当した)。しかし、完全に主要5人で閉じた世界を作っている苺ましまろと違って、3姉妹のクラスメイトや学校生活の話もあって、そこは苺ましまろと違った面白さがある。

世間的には(と言っても僕の世間は2chとニコくらいだけど)、そこそこ好意的に受け入れられているんじゃないだろうか。しかし、先達のあずまんが、苺ましまろ、ひだまりスケッチ、らきすたと比べると、あまり新しいところを感じないというか、こんなのが今ウケるんでしょ?みたいな安易な感じはする。けど、そこそこ面白いんだよね。あえてそういう戦略に乗ってみるのがオタク道ってやつなのかな?

スケッチブック 〜full color's〜

ARIAのスタッフが多数参加しているということで、とてもARIAっぽい。陸ARIAなんて呼ばれたりしている。ARIAと同じく深夜2時とかで放送されるとちょっと睡魔に襲われたりする。けど、作画レベルが高く、美術のレベルはARIAより凄いかもしれない。しかし、原作からしてそうなのだが、やっぱりキャラデザがちょっと古い感じかな。もうちょっと萌えに媚びてもよかったんじゃないかなあという気はする。そこそこおすすめ。

逆境無頼カイジ

アカギのスタッフが多数参加しているということで悪くはないんだけど、利根川の演説など、ちょいちょい台詞がカットされたり、声優に俳優を多数起用しているということで一部キャラに違和感があったりして、アカギと同じく漫画読めば見なくてもいいかなあという気はする。原作未読ならおすすめ。

魔人探偵脳噛ネウロ

これはあまり良くないな。やっぱりネウロのアニメ化は難しかったんじゃないかな。1話目でいきなりあの有名なドーピングコンソメスープをやり、2話3話とオリジナルストーリー(しかも3話目のゲストでキャイーンを呼んでいる!)をやるという大胆な改変をしているが、原作の面白さを再現できているとは言い難い。ネウロってどこが面白いか説明しづらいよね。大コマのアングルのセンスとか、ちょっと作者頭おかしいんじゃないかなという筋立とか、微妙なところが魅力なので、やっぱりアニメ化は向いてなかったんじゃないかな。

もやしもん

ハチクロやのだめと同じノイタミナ枠。アニメの出来はなかなかで、視聴率も5%前後と非常に高いのだが、原作が行き当たりばったりの展開で微妙なんだよなあ。似たジャンルののだめとか動物のお医者さんに比べるとやっぱりいまいちだよね。でも、全11話ということで、飽きられる前に無事終わると思うので、まあアリかなという気はする。

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-

通称ドラゴンゾ。もう本当に色んな意味でゴンゾ集大成という感じだね。これがちっとも褒め言葉じゃないんだからゴンゾの業は深い。1話で飛行機が爆発した時点でため息が出たね。とりあえずゴンゾは一回普通にアニメ作ってみようか。

あと、コンマイがスポンサーのせいか、福井裕佳梨のプッシュが酷い。出番が少ないサブキャラなのに、ED曲を歌っている。歌がうまければ文句もないんだけど、そこは福井裕佳梨だからね。コナミはもうちょっとプッシュする人材を考えた方がいいと思うよ。

もっけ

結構面白い。けど、深夜にしては地味だな。NHKあたりが夕方にやるような内容。DVDの売り上げは苦戦しそうかな。

レンタルマギカ

今のラノベの王道だね。主役が福山潤で邪気眼設定というのは、ちょっとコードギアスとかぶってしまっている。未完のラノベが原作ということで、どれだけキャラが立つかというところが勝負だろうね。あと、これも時系列シャッフル作品。

しおんの王

将棋+サスペンス?あの林葉直子が原作らしい。そこそこ面白いが癖のある作画がちょっと気になる。

BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜

百合学園もの+SF?よくわからん。4話まで見たけど、あまり面白くなりそうな雰囲気はない。シムーンは最後まで見れたので、耐性はあるつもりなんだけどね。

2007-10-27

Yahoo! ファンタジーサッカー 第30節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億850万
GK江角 浩司大宮1810万
DF波戸 康広大宮3000万
DF冨田 大介大宮4920万
DF岩政 大樹鹿島9340万
DF村山 祐介大宮1200万
DFレアンドロ大宮3250万
MF橋本 英郎G大阪6890万
MF遠藤 保仁(C)G大阪8860万
MF長谷部 誠浦和5160万
MF中村 憲剛川崎6780万
FWジュニーニョ川崎9640万

前節は136fpで大成功したわけだが、その次というのも難しい。とりあえず、対横浜FCの大宮守備陣は全部投入。遠藤は固定。流れ的に前節で成功した憲剛とジュニーニョを入れてしまった。でも、川崎の相手のFC東京は最近好調なんだよね。今節は下位と上位の組み合わせでも、好調不調の波が大きいチームが多いので、安パイと言えるカードがあまりない。ということで、残りは上位3チームから一人ずつ投入。この中ではACLでも得点した長谷部に期待。ポンテと違って途中交代が少ないというのも良い。あとは、季節外れの台風がどう影響するかだな。こればっかりは読めない。

2007-10-26

秋期アニメについて雑感(その2)

雑感その2は萌えアニメについて。

キミキス pure rouge

今、2chで一番盛り上がっているアニメと言えば、なぜかこれ。最初は、原作からの大幅な改変に原作ファンが怒り狂っていたのだが、それを通り越して次第にネタ化していっているようだ。

どんな改変かと言うと、原作ゲームでは普通に主人公の男は一人で、ヒロイン毎に話が分岐するという作りなんだけど、アニメではなんと男が複数人に分かれている。ゲーム版では主人公の名前は相原光一というらしいんだけど、アニメでは真田光一と相原一輝という二人の人間に分かれている。このあたりで既に微妙感が漂っているけど、問題は3人目の甲斐栄二で、これが美形、長身、無口で趣味がサックスという全くギャルゲに似合わない男で、こいつと人気キャラの水澤摩央がくっつきそうということで、原作ファンたちは一種の寝取られ状態(NTRと略される)に感じているようだ。2chのスレではこいつは通称「サックス」で、実は幽霊説が出るなど、完全にネタキャラ化している。とても面白いので、一度はアニメ板のキミキススレを覗いてみることをおすすめする。

とは言っても、製作者側にも同情の余地はあって、原作ゲームはPS2のゲームなのでHシーンはなく、代わりにキスをしまくるのだが、これがアニメ化では仇になったと思われる。Hシーンならアニメ化ではもちろんカットせざるをえないわけだが、キスはアニメでもやらなくちゃいけないわけで、主人公一人がヒロイン全員とキスしまくれば、School Daysの伊藤誠みたいな鬼畜野郎になってしまう。そういう意味で主人公分裂は苦肉の策だったのではないかと思う。しかし、あの少女漫画のモテ野郎みたいなサックスはちょっとミスだろうな。『ハチミツとクローバー』や『のだめカンタービレ』と同じ監督なのだが、そういう感覚で作っちゃったのかもしれない。アニメ開始前には制作状況がやばいという噂もあったし、そういうトラブルもあったのかもね。真相はわからないけど。

ef - a tale of memories.

シャフト制作のエロゲ原作アニメ。新海誠がOPムービーを作っていることで話題の作品らしい。監督は新房組として知られている大沼心。新房監督も監修として参加している。シャフト+新房と言えば、萌えギャグ路線が多いわけだけど、今回は珍しくシリアス一辺倒らしい。しかし、シリアスとは言え、いつものシャフト演出は健在で、毎カット、頭と目が痛くなるような珍妙な演出を連発している。シャフトは演出を異様にこだわるわりに毎回スケジュール面でトラブることが多いんだけど、今回の作画レベルはかなり高く、気合が入っていそうだ。

しかし、脚本はいまいちのような気がする。ヒロインの一人が13時間しか記憶が維持しないんだけど、この手の記憶障害ネタはさすがにちょっと流行遅れだよね。それ以外の話も典型的なギャルゲアニメという感じで味気ない。演出負けしないように頑張ってほしいところ。

Myself ; Yourself

これもギャルゲアニメなんだけど、12月発売のゲームに先駆けてアニメが放送されるという少し変わった作品。正直、放送前は全く期待していなかったんだけど、見てみると結構面白い。キンキン声でおなじみの金田朋子に年上の巨乳娘をやらせたり、ヒロインが出会い頭でいきなり本気ビンタをしてきたり、物凄く楽しい感じに話は進んでいるのに、裏では主人公男のリストカット疑惑があったり、大ネタはないけど、視聴者を油断させない小ネタが多い。今後の展開に期待。

ご愁傷さま二ノ宮くん

これはひどいな。いくらなんでも低能すぎるだろ。ラノベ原作って時折こういう低能アニメを作り出しちゃうよね。『ゼロの使い魔』あたりも本当にギリギリだったけどね。萌えでもエロでもいいけど、もうちょっとやる気を出そう。

プリズムアーク

これもエロゲ原作らしいが、舞台は現代ではなく剣と魔法のファンタジーもの。これもまたひどい低能アニメなのだが、不思議な勢いがある。作画的に良く動いているのと、話を色々頑張ろうとしている気配を感じる。最近U局でもめっきり少なくなってきたパンツアニメでもある。

しかし、最近多いんだけど、ストーリーの時間軸を入れ替えちゃうのはやめてほしいな。今期だと、このプリズムアークとネウロ、レンタルマギカの3つがやっているんだけど、このくらいのクオリティのアニメだと、正直言って見る方もそんなに気合入れて見ないしね。ストーリーの順番変えられても、話がよくわからんなあで終わってしまうから、とりあえずわかりやすく作ってほしいな。

2007-10-25

Yahoo! ファンタジーサッカー 第29節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計25fp136fp
GK榎本 達也神戸0fp8fp
DF山口 智G大阪0fp9fp
DFシジクレイG大阪0fp9fp
DF北本 久仁衛神戸1fp10fp
DF河本 裕之神戸2fp11fp
MF橋本 英郎G大阪2fp11fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪4fp11fp
MF中村 憲剛川崎3fp21fp
MF石櫃 洋祐神戸4fp15fp
FW茂木 弘人神戸2fp11fp
FWジュニーニョ川崎3fp9fp

やったぜ!今期最高fpで最高節順位。参加121806チーム中136位。通算のリーグ共通順位も900位ほどアップして1300位になった。共通3桁も目前になってきた。思えば、前にやっていたときには普通に共通300位くらいをキープしていたんだよなあ。今ローカル関東では70位くらいだが、前は10位くらいでウエスタンに昇格してたし。やっぱり今は研究室ランキングのおかげで全体のレベルが上がっているよね。僕も前は2chとかで情報を収集してたけど、今はスタメン情報と研究室くらいしか見てないんだよな。いややっぱり僕の腕が落ちているのか?

この好成績は全選手当てたのが大きい。普通誰かは外すんだけどね。そういう意味では、やっぱりFWの選び方がポイントだった。大久保と播戸も悩んだんだけど、逆横浜FCのFWは意外とおいしくないというのと、FWは相手関係なく実績を重視した方がよいということでジュニーニョにしたのがそこそこ当たった。

しかし、逆横浜FCのせいでゲームバランスが崩れているという声もよく聞く。確かに5試合連続無得点というのはいくらなんでも酷過ぎる。僕も次は大宮のDFとGKで5人は投入せざるをえない。さすがにYahooもこの事態は予測できなかっただろう。まあ、こんな年もあるということで。

2007-10-23

秋期アニメについて雑感(その1)

秋アニメも始まって3週間ほどが経過した。大体のアニメが2〜3話くらい放送されて、どんなアニメなのかわかってきたので、ぼちぼち感想をまとめておこうと思う。

機動戦士ガンダム00

まずは、今期の大本命ガンダム00から。謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」が超高性能MS「ガンダム」を使って世界各地の紛争に武力介入していくという話だ。ガンダムWのガンダムによるテロや、SEED Destinyの絶対無敵のラクス陣営による武力介入を、よりリアルに考えてみようという感じなのだろう。デスノートの月にも通じるものがある。

で、僕の感想から述べると、結構面白いし、これからの展開にも期待が持てるんじゃないかと思う。シリアスな台詞に、過去のガンダムテイストを入れたり、スクライド → ギアスと受け継がれたネタ要素も混ぜていく黒田洋介の手腕はさすがだと思う。

しかし、ネットでの評判はあまり芳しくないようだ。ガンダム00の世界には、ユニオン、AEU、人革連の三つの大きな勢力があって、これらと主人公たちの勢力のソレスタルビーイングをザッピングしながらストーリー展開しているので話が分かりづらいし、キャラ指向だったSEEDやギアスと比較すると、キャラの掘り下げが遅れているという問題もある。やっぱり放送前の予想通り、いまいち地味なアニメに落ち着きそうな感じだ。まあ、ギアスが無駄に暴れ過ぎたというのもあるけど。

CLANNAD

次はもう一つの本命、京アニ+KeyのCLANNAD。今回はBS-iじゃなくてTBSということで、視聴者はかなり多そうだ。ネットの評判は上々なのかな? らきすたのように馬鹿騒ぎするようなアニメじゃないので良くわからないところもあるが。まあ、DVDが馬鹿売れするのは間違いないでしょう。

僕の感想は、AIRに比べると見やすいなという感じ。ギャグが多めで、男友達が出てきたり、家族の問題が出てきたりと、あのバリエーションに乏しい鍵ヒロインズの息抜きができるのが良い。まあ、鍵ヒロインもいいんだけどね。

しかし、あのOPはいかがなものだろうか。AIRのころはまだ原作ゲームの再現なんだろうなという気はしたが、あんなに動きまくると、もはやエロゲOPのパロディギャグにしか見えない。しかし、EDは意表を突かれた。あんなほのぼのせつない路線だったとは。見てない人は必見。

BAMBOO BLADE

話題性という意味では、今期はガンダム00とクラナドの2強なんだけど、後ろからスタートダッシュに成功したのがBAMBOO BLADE。と言っても、普通の女子剣道アニメなんだけど。主役のタマちゃんがかわいい。あと、EDの「STAR RISE」が空耳ソング「あんこ入り☆パスタライス」としてニコニコあたりで人気が出ているようだ。確かにサビが「あんこ入り☆パスタライス」に聞こえる。

まあ、しかし、これが人気出てしまうところに、今期の不作さがよく表われているんじゃないだろうか。確かにそこそこ面白いアニメではあるし、タマちゃんは萌えるんだけど。

しゅごキャラ!

あたしのこころアンロック!ということで、今期の僕のイチオシアニメなんだけど、いかがでしょうか? 主人公のあむちゃんは他の魔法少女ものに比べるとちょっとませているので、なんかドラマの予感がします。

原作はなかよしでかなり人気のある漫画らしい。原作者のPEACH-PITは、『DearS』『ローゼンメイデン』『ZOMBIE-LOAN』そして、このしゅごキャラと、書く漫画がかたっぱしからアニメ化されている。地味に凄い。

そんで、アニメが始まってから嫌なニュースがあって、

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1044133.html

http://www.kajisoku.com/archives/eid1780.html

元ネタは3ヶ月前のたった一枚の画像なわけですよ。なぜ今になってこんなに騒がれてんの?

GA Graphic:なかよし「しゅごキャラ!」イベント アニメプロモ映像&主題歌アーティスト発表

それに痛いニュースなんて1000以上のレスがついているわけで、アニメの評判もオタクの評判もいくらでも操作できてしまうのかと呆れ返ったよ。自覚がないぶん、この間TBSの初音ミクの件よりもよっぽど深刻だと思うね。そりゃTBSもああやるよって話だよ。亀田の件もそうだけど、皆亀田の悪口をいいつつも結局番組は高視聴率を叩き出している。亀田次男が世界戦をやるような土壌については全く無自覚無関心らしい。結局マスコミは視聴者を映す鏡ということですよ。

ええと、全然関係ない話になったけど、結論は皆しゅごキャラ見ようということで。

2007-10-22

田中ロミオ/人類は衰退しました

人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
田中 ロミオ
小学館
2007-05-24
文庫

作者の田中ロミオは『CROSS†CHANNEL』などのアダルトゲームの有名なライターらしいのだが、僕はエロゲはやらない(環境がないのでできない)人なので、彼の文章は読んだことはなかったのだが、これは面白かった。久々の当たりだったかもしれない。

まずこの独特の終末観がいいね。90年代のノストラダムス的というか、エヴァ的な破滅的な終わり方ではなく、無気力に衰退していくというのがネガティヴでもなく語られるというのが、2000年代以降の終末のリアリティなのかもしれない。

この小説のメインの魅力は新しく地球の盟主となった妖精さんと旧人類の女の子との会話にあるわけだけど、引用しても伝わらなさそうなので、各自想像してくれ。面白いよ。

あと小説の後半、主人公の意図しない誘導によって、妖精さんたちがペーパークラフトで生命の進化の歴史を辿り直すという話になるのだが、これもなかなか馬鹿馬鹿しくてよい。霊長類が誕生したときは読む方もドキッとしたのだが、これは妖精さんの方があっさり駆逐されてしまう。微笑ましい。

ラノベは他の業界に比べても最近ワンパターンな作品が多いような気がするので、こういう作品がもっと増えると良いんじゃないでしょうか。

2007-10-21

Jリーグ 第29節 磐田×鹿島

結果は、1-3で鹿島の勝ちだった。

磐田と鹿島の試合と言えば、一昔前なら所謂ナショナルダービーだったが、今はその座は浦和とガンバに明け渡してしまっている。磐田は監督が交代し、チームの立て直しの最中。鹿島は所謂「10冠」を目指していたが、ナビスコでガンバに負け、リーグ戦でも浦和に勝ち点で10差をつけられていて厳しい状況。なかなかモチベーションを保つのが難しい状況かもしれない。

試合は、結果から言えば、今のチームの地力の差がそのまま出たものになった。序盤は、ピッチが悪いのと、中盤で激しい当たり合いになったので、ボールが全然落ち着かない状況だったが、次第に運動量で上回るホームの磐田がペースを握るようになる。しかし、鹿島が磐田のキーマンの日本代表の前田を徹底マークしているので、磐田はチャンスを作れない。西も成岡もよく動いているんだけど、プレッシャーを受けるとテンパるんだよね。前田は別格の選手という感じなんだけど、それに続く選手が磐田にはいない。これは試合を通してそうで、結局数少ない磐田のチャンスは全て前田が絡んでいた。

それに対して鹿島はタレントが豊富だよね。中盤には小笠原、野沢がいて、FWにはマルキーニョスがいる。この辺はファンタジスタと言えるレベルで、一人で試合を決定する力がある。さらに本山や田代がいるわけで、磐田との前線の選手の質の差は明らか。試合運びもうまかった。前半磐田の攻撃を凌ぐと、磐田の運動量が落ちた後半は鹿島のペースで、2得点はセットプレーからだったが、ここでは小笠原、野沢の正確なキックが光った。表面上のポゼッションよりも実力差が出た試合だと思った。伊達にリーグ3位ではないということだろう。

29節全体では、浦和もガンバも鹿島も勝ち、上位陣は変わらず。浦和は6連勝で絶好調の千葉相手にグダグダながらもなんとか個人の力で勝ち、ガンバは出場停止の多かった甲府相手を虐殺したらしい。なんだかんだ言って、浦和は強いなあ。

下位では、とうとう横浜FCの降格が決定した。5節を残しての降格はもちろんJリーグが2部制になってから最速記録だ。今回の横浜FCの無惨な戦績で明らかになったのは、J2を戦う戦術とJ1を戦う戦術は違うということだ。横浜FCはJ2を優勝して昇格している。しかし、同時昇格の2位神戸や3位柏は今のところ降格とは無縁の状況だ。この差は何かと言えば、J1に昇格した後のことを事前に想像できていたかどうかだ。横浜FCはJ2を戦うことだけに最適化した戦いでいっぱいいっぱいだった。他のチーム、特に柏の石崎監督はJ1に上がった後のことも考えていた。今のこの2チームの差はそういうことだ。

もちろん横浜FCの高木監督を責めることはできない。彼が就任したとき、横浜FCがJ1に昇格するなんて誰も想像していなかっただろう。彼は2節で急遽就任したのにもかかわらず、チームをまとめあげてJ1に昇格させたのだ。それだけでも凄いことだ。

そして、それを教訓に思うことは、J1でもJ1に過度に最適化されたチームはないかということだ。どれとは言わないが静岡県にある某チームなどだ。こういうチームが優勝してもACLでは通用しないだろうし、Jリーグレベルに合わせた試合なんか退屈なだけだ。強豪チームには強いだけではなくリーグを代表する強豪チームとして責任があるはずだと思う。J1で優勝を目指すのもいいが、そういうことも意識してほしいものだ。

2007-10-20

Yahoo! ファンタジーサッカー 第29節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億5570万
GK榎本 達也神戸2920万
DF山口 智G大阪1億50万
DFシジクレイG大阪1億60万
DF北本 久仁衛神戸5810万
DF河本 裕之神戸3450万
MF橋本 英郎G大阪6260万
MF遠藤 保仁(C)G大阪8440万
MF中村 憲剛川崎6160万
MF石櫃 洋祐神戸1740万
FW茂木 弘人神戸1500万
FWジュニーニョ川崎9180万

今節はちょっとギャンブル。実際のフォーメーションに直すと7-2-1になる。前節と同じく逆横浜FCの神戸守備陣は全投入。金が余り気味なのでガンバの守備陣3人投入。加地が欠場ということでちょっと不安ではあるんだけど。あとは、休養十分で復調気配のある川崎から憲剛とジュニーニョ。今節は他に難しいカードが多いから前節と同じくあまり選択の余地はないと思われる。DFをどれくらいつぎ込めるかのチキンレースのような感じ。こういうときは気前良く張るしかない。

2007-10-19

刀語 第六話 双刀・鎚

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ)
西尾 維新
講談社
2007-06-05
単行本

今回の舞台は、蝦夷の雪山。全く準備をしないで遭難しかかるとがめ一行だが、何も考えないのが策士みたいな、西尾維新らしいトートロジーで回避されたので、もうツッコミはしないことにする。

今回の敵は、怪力の幼女なのだが、その一人を残して一族全滅ということで、また幼女が殺したパターンなのかと思ったが、そうではなかった。姉の七実が全滅させたらしい。

あとは、いつも通りの展開なのだが、気になったのは次回予告。「姉殺し」ってネタバレしちゃうんだよね。この辺は毎度のことながら、何を考えているのかわからない。やっぱりストーリーなんてどうでもいいのだろうか。まあ、こういう挑発的なところが西尾維新の魅力ではあるんだけど。

2007-10-18

五輪最終予選 カタール×U-22日本

結果は、2-1でカタールの勝ちだった。日本の得点者は青山直晃。

これほど心底がっかりさせられる敗戦というのもここしばらく記憶にない。日本の出来は置いておいても、カタールは全く強いチームではない。たまに勢いある攻めを見せたり、個人技で突破したりはしてたものの、全体的にはプレスも緩く、DFラインもバラバラ、やる気のあるときとないときの差が激しく、ちゃんとオーガナイズされているとは言えないチームだった。そのカタールに対して日本はホームとアウェーでほぼ互角の戦いを演じてしまったわけだ。がっかりというよりやるせないという感じだろうか。

日本の先発は、大方の予想を覆す李の1トップ。トップ下に柏木と水野と本田が並ぶ。ボランチは青山敏と細貝。4バックは右から内田、青山直、水本、伊野波。この4バックは前の試合ホームのカタール戦と同じだ。

李の1トップについてだが、これは森島の1トップよりは理解できると思った。柏で1トップ戦術は慣れているだろうし、フランサがいないときには李も1トップのポジションをこなしている。しかし、李の1トップはいいとして、誰が点を取るのだろう? 柏ではフランサの下には活きの良い李と菅沼がいるわけで、柏木や水野にその役割をこなせるかは疑問だ。

そして、その柏木だが、このチームへの適応の早さには驚いた。最終予選初戦ベトナム戦から比べれば見違えるような動きだ。この日は、梶山が怪我で長期離脱、家長が先発落ちでゲームメイクできる選手が不足する中で、孤軍奮闘していたと言っても過言ではないだろう。しかし、限界も露呈している。一つはやっぱり本田や水野との連携の問題。下がってボールを受けて、前にボールを運ぶことはできても、相手を味方と連動して崩すというところまではいかない。これはまだまだ柏木に状況を判断する能力が足りないということなのだろう。もう一つはプレッシャーを受けた状態での精度。アタッキングサードになってからの柏木のプレーの質の低さはちょっと問題だな。「走るファンタジスタ」などとよく言われているが、中田、俊輔、小野、遠藤、小笠原と言った歴代ファンタジスタの系譜に連なるには、まだまだ最後の凄みが足りない。しかし、こういうのって後から身につくものでもない気もするんだよなあ。柏木の場合、ファンタジスタというよりはネドベドのような質実剛健なプレーを期待した方がいいのかもしれない。

攻撃については、他にあまり語るべきところはない。なにせ、今回もセットプレーで青山直が点を決めただけなのだ。思い返してほしいが、最終予選に入ってから、4試合で3得点、全てセットプレーからしかゴールできていない。2次予選とは相手が違うとは言え、驚くべき得点力の低さだ。得点力の最も高い平山を排除、家長もなるべく出番を少なくした結果だから当然だ。

オシム監督は、再三リスクを冒すことをの重要さを説いているが、このチームは、リスクを完全に排除することだけを目指そうとしているように見える。動けない平山を外す、家長を先発で出さない。それはそれでいいだろう。では代わりに何があるのか。恐しいことに何もないのである。リスクを徹底的に排除した先に待っていたのは、前線から相手選手を追いかけるだけの荒涼としたサッカーなのだ。

2失点は守備陣はあまり責められないだろう。CKからの失点、ハンドを取られてのPKでの失点だったが、まあ、サッカーなのだからこういうこともあるという失点だった。しかし、ボランチはちょっと問題だったかな。1失点してからの慌てっぷりは酷かった。こういうときは梶山のキープ力が恋しくなるね。

で、反町監督だが、もう解任でいいんじゃないかな。まあ、しないだろうけど。単純にサッカーとしてつまらない。選手のポテンシャルが全然活かされてない。水野なんて見てるのも辛い。喩え勝ったとしても支持できないサッカーだ。今のJリーグを見渡してもこれほどつまらないサッカーをやっているところはないと断言できる。それで負けるのだからこんなに腹立たしいこともない。今はとにかく本戦に向けて望みを繋いでほしいが、もし予選敗退することがあれば、協会も監督選考についてそろそろ責任を取るべきだろう。

2007-10-17

AFCアジア/アフリカ チャレンジカップ2007 日本×エジプト

結果は、4-1で日本の勝ちだった。日本の得点者は、大久保×2、前田、加地。

スコアの通り日本の快勝だったのではないだろうか。エジプトはアフリカチャンピオンとは言え、メンバー落ちが多く、また、カメルーンのような異様な身体能力のチームではなくテクニカルなチームなので、日本としては与し易い相手だった。

日本は運動量が多く、中盤とDFの連動した守備がきちんとできていた。また、前田を中心に前線のポストプレーがうまく機能していて、早く前線にボールを当てるところから攻撃の形が作れていた。

大久保は21試合目の代表初ゴールおめでとう。思い返せば、ジーコ時代は大変だったなあ。あのころは運もなかった。まだまだ若いからこれから頑張れ。前田も代表初ゴール。まあ、チャンスが多かったので、一つくらい決めてもらわないと困るというのはあった。

日本の失点シーンは、ゴール前での山岸のハンド得たFKを壁の一人が体に当ててゴールという形。毎度のことながら、山岸はヘタクソだな! 今日は前田との見事なワンツーがあったけど。しかし、セットプレーの失点はなんとかならないのかな。毎回壁の間を通されているような気がするのだが。

まあ、とにかくオシムジャパンは色々あった2007年を一応有終の美で飾ったということになる。結局オシム監督は年初で見せたフォーメーションを大きくいじることなく最後までやり通した。これをバックアップメンバーが出てこないと見るべきか、中心メンバーの連携が深まったと見るべきか悩ましいところだ。特にDFラインはオシムは意地でも変える気がないようだ。オーストリア遠征でも中田を呼ばなかったのは、中田が駄目というよりは、DFに不確定要素が多い海外組を入れたくなかったのだろう。このあたりにオシム監督のチーム作りのこだわりが見える。一度に2人くらい怪我人が出て困った顔をするオシムというのも見てみたいが、まあ、そうならないように祈っておこう。

2007-10-16

米澤穂信/遠まわりする雛

遠まわりする雛
米澤 穂信
角川グループパブリッシング
2007-10-03
単行本

ご存知古典部シリーズ第4作。まだ、書店では見掛けない気がする。売れてないはずはないのだが。それとも売れ過ぎて店に渡ってないのか。

内容は、折木たちが古典部に入部した直後(おそらく『氷菓』の第2章の直後)から、折木たちが2年生になる春休みまでに起こる出来事を時系列順に集めたものだ。一つ一つの章は独立したミステリーになっていて、全体を通した話というのは無いのだが、折木たちの関係の変化を1年間を通じて描いている。特に折木と千反田は、出会いから告白手前まで関係が発展する様子が丹念に描かれていて、千反田の萌え小説としても読めるようになっている。

「やるべきことなら手短に」は、古典部に入部した直後、千反田の扱いに困った折木が千反田の好奇心をそらすためにちょっとしたトリックを使う話。米澤穂信にしては珍しく言い落としが使われている。トリック自体は簡単。千反田を騙したことを後悔する折木がちょっとせつない。

「大罪を犯す」は、千反田の教室で授業の進度を勘違いした教師が生徒に当たり散らすのだが、なぜ教師がそんな勘違いをしてしまったかを後から解き明かすという話。ちょっとトリックが納得いかない。

「正体見たり」は、古典部の合宿先で千反田たちが目撃した幽霊の謎を解く話。ミステリーとしては伏線から解決までがちょっとややこしい。見所は、千反田と一緒に温泉に行くシーン。「一緒に出ましょうね」と千反田に言わせるよねぴーはリビドーに忠実すぎると思う。

「心あたりのある者は」は、ひょんなことから、折木と千反田が校内放送から何が起こったかを推理するという話。短い一文から大きな事件を解き明かしていく様は圧巻。これぞまさにトリックよりロジックの世界。推理作家協会賞短篇部門にノミネートされただけあって、ミステリー短編としては、この短編集の中で一番の出来だ。どうせオチがあるだろうと思ったが、結果的に最後まで突き抜けて良かったと思う。

「あきましておめでとう」は、タイトルのダジャレの通りに初詣に行った折木と千反田が納屋に閉じこめられるという話。折木は里志に落とし物を通じてSOSを発信する。これは米澤穂信お得意のパターンだね。連作短編としては、誤解されたら困るという千反田に対してもうちょっと折木の葛藤が欲しいところ。

「手作りチョコレート事件」は、摩耶花から里志に送られるはずのチョコレートが何者かに盗まれる。責任を感じる千反田のために折木が真相を究明するのだが……という話。これはミステリーを離れて、なぜ里志が摩耶花のチョコレートを受け取らないかというのが主題。この章を好きになれるかどうかで、「遠まわりする雛」全体が好きになれるかどうかが分かれると思う。で、僕は、納得がいかないんだよね。今までの米澤穂信作品と比べると致命的にぬるいと言わざるをえない。里志の方はわかる。端的に言えば、甲斐性がないということだろう。しかし、小説の筋としては、やはり里志はしっぺ返しを食らうべきだろう。今までの米澤穂信の小説はそうだったはずだ。米澤穂信は古典部シリーズに思い入れが強すぎるのかもしれないと思った。

表題作「遠まわりする雛」は、毎年地元の神社の祭で「生き雛」となった千反田に、人数合わせで呼ばれた折木が明確に恋愛感情を意識する話。ミステリー要素はほとんどない。これは、「生き雛」祭の描写と、祭の後、折木が千反田にプロポーズ寸前まで行ってしまうのが見所。「手作りチョコレート事件」に比べると、大分わかりやすい話だね。付き合い始めのカップルが勢い余って結婚後のことを考えてしまうような痛さがある。

全体を通じると、ミステリーとしては面白いが、青春小説としては、やはり、男性側の都合ばかりが全面に出てしまっているような気がする。次は女性陣の逆襲を期待したい。

2007-10-14

変愚蛮怒 すばしっこいハイエルフレンジャー (その4)

前回は、見事、宝物庫クエストで散ったわけだけど、これじゃ攻略になってないということで、もうちょっと頑張ってみようかと思う。

で、もう一度最初の盗賊クエストから攻略していくのは書く方もだるいし、読む方もそうだと思うので、前回進んだところくらいまで進めたところから始めようと思う。

Yuu_05.txt

前回で懲りたので宝物庫クエストは行かないことにした。金属製スモールシールドのランダム・アーティファクトは6階ランクエで入手。耐の+4はなかなか嬉しい。

で、城を攻略していく。理由は前回を参考。落ち着いてやれば30階までは死ぬことはないのだが、そこから先に行くのに大きな壁がある。耐性がない状態だと、30階後半くらいから、ユニークや上位ドラゴンのブレスの一撃死があるのだ。最低でも5つの基本耐性は身につけておきたい。上位耐性はこの時点ではどうしても穴ができるので、敵の攻撃パターンと自分の耐性をいつも把握しておく必要がある。変愚蛮怒の腕のほとんどはここにかかってくると言っても過言ではない。

ひげおやじ『マリオ』に遭遇。こいつはファイアーボールを連射してくるが、こちらは耐火炎の二重耐性があるので楽勝。さらに探索を続けると、獲得の巻物をゲット!読むと高級品以上のアイテムが貰える。階層が深いほど良いアイテムが出るので、竜窟に行って読むことにする。ルルイエの方が階層は深いが、道中で殺される危険性があるので、妥協しておく。しかし、出たのは(祝福)のハルベルト。ハズレだ。

気を取り直して、ヘビの舌を31階で倒すと、★ブロード・アックス『バルクケレド』を落した。ヘビの舌はその2で紹介したように高級品ドロップ確定なので、今までえ残しておいたのだ。バルクケレドは対邪もあるし、耐が+3なので、なかなか良い武器。

と、油断していたらウンバールのユニークに記憶消去を食らって殺されかける。記憶消去されると、防具の修正などが無効になってACが激減するのだ。危ない危ない。金も余るようになってきたので、全部の持ち物に*鑑定*をしておく。こうすると、記憶消去されても防具の能力が無効にならない。豆知識。

次にドラゴンヘルムをゲット。レアアイテムだが、付いている耐性によっては全然使えない。これは劣化耐性がついていたので、ちょっと嬉しい。

しかし、ここから全然進まない。基本耐性に穴があることもあり、30階前後をずっとうろうろする。このゲームはこの辺りが一番辛い。上位ドラゴンやワイアームを狩るようになってくると、アイテム収集の効率も上がるのだが。

そんな中、毒針ゲットする。ドラクエのどくばりと同じで、一定の確率でユニーク以外の敵を一撃で殺すことができる武器だ。ちなみに森のボスの闇の蜘蛛『シェロブ』を倒すことでも手に入れることができる。

で、ここで短気なやつは、毒針を手に竜窟で下級ワイアームを倒しに行ったりする。一種のギャンブルなのだが、アイスワイアームやストームワイアームあたりなら、結構倒せるし、10000以上の経験値、10個以上の上級ドロップ確定と報酬は申し分ない。しかし、ちょっとずるいところがあるし、ギャンブルはなるべく避けるということで、今回はやらないことにする。

それでしばらく探索を続けていたのだが、防具屋でエルフの軟革よろいとブラックマーケットでロングボウを買うことができた。ブラマを使うことに抵抗がないわけではないが、ロングボウだけはどうしても欲しい。アーチャー、レンジャー、騎兵の三つの職業ではただのロングボウでもかなり強い。手に入れたロングボウはもちろんガシガシ強化、そして、金も十分なので矢の方もきっちりと強化する。これで実質的なターンダメージは打撃より射撃の方が上になったはずだ。強敵には射撃をメインで使っていくことにする。

これでようやく戦力も上がってきたので、40階以降に進むことにする。

で、ぼちぼち進めていたのだが、なんと、43階で古代万色ドラゴンに殺されてしまった……。しかも、動揺してダンプ取るの忘れた。申し訳ない。

強敵なのは知っていたが、耐性が揃っていたし、毒針を持っていたので、それで倒せると思ってしまったのだが、古代万色ドラゴンは加速が10もあって連続攻撃されるし、「環境への耐性」でカバーされてない毒のブレスを食らってしまった。ログを見直したら、打撃で20、毒のブレスで233のダメージでギリギリ死んでいた。古代万色ドラゴンは古代ドラゴンシリーズの中でも断トツでHPが高くてブレスの威力が高い(ブレスはHPに比例する)のを甘く見てた。

しかし、全然攻略になってないな。一つ言えるのはこのペースでやっていたら、クリアするのに、3ヶ月くらいかかりそうだ。

2007-10-13

井上堅ニ/バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
井上 堅ニ
エンターブレイン
2007-01-29
文庫

ブログ界隈で話題になっているようなので読んでみた。読後の感想としては、驚くほど開き直ったラノベだなっつー感じ。ギャグとラブコメとバトル(作中で召還合戦と呼ばれる)以外の要素はばっさりと切り捨てられている。その思い切りの良さが光る一方で、やっぱり日常の描写などが捨てられている分、読み応えはない。でも、こういう極端な軽さが新しいのかもな。文章が非常に素直なので、その点は好感が持てる。

2007-10-12

変愚蛮怒 すばしっこいハイエルフレンジャー (その3)

さて、前回は、ゲーム開始から、6階と12階のランクエをこなし、迷宮で帰還のロッドを取るまでだったが、今回は城を攻略することにする。

なぜ、鉄獄ではなくて城を攻略するかと言うと、前にも書いたけど、24階のランクエでかなり強いユニークが出る可能性があるので、ここで足止めを食らってしまうから。というわけで、足止めがなく、ダンジョンに癖がない城の方を攻略するというのがセオリー。

城に行く前に注意しておきたいのが、耐麻痺と耐火炎。特に麻痺になったら即死なので、耐麻痺は必ず身に付けておこう。耐火炎はアーチ=ヴァイル対策。動きが速くファイアー・ボールを連発してくる嫌な敵だ。ダメージも痛いが、巻物や杖を燃やされたりするのも嫌だ。耐火炎と自然の「環境への耐性」を組み合わせてこれを防ぐ。あと、この辺りで嫌な敵は、ダークエルフ・ワーロックと幽体獣。これに気をつけておけば、出会い頭に瞬殺されるということはない。

で、探索を開始したのだが、城25階の雰囲気が「恐ろしい死の幻が目に浮かび、気絶しそうになった!」。こういう場合大抵ヴォールトなのだが、今回は「王者の加護の指輪」を拾った。王者の加護の指輪は出現階の設定のわりに性能が微妙なんだけど、これほど早い段階で取ると結構嬉しい。

続けて、城30階で「★農夫ジャイルズのリング・メイル」をゲット。これが初アーティファクトだ。微妙な性能だが、耐カオスがあるのが嬉しい。

そして、耐カオスが手に入ったので、宝物庫クエストをこなすことにする。宝物庫クエストの報酬の「つらぬき丸」は最終武器にはほど遠い攻撃力ではあるものの、攻腕器耐が+2というのは大きい。なかなか安定した強さがある。序盤あまり良い武器が手に入らなかったときには、宝物庫クエストに行くと良い。で、今回のプレイでも、今の「(防衛者)のランス」ではちょっと火力が足りないので、つらぬき丸を取りに行くことにする。

しかし、この宝物庫クエスト、なかなか厄介ではある。殲滅型クエストではなく、つらぬき丸を取って脱出するだけで良いのだが、その代わりに敵のレベルは高めに設定されている。そして、いやらしいことにつらぬき丸の位置が毎回ランダムなのだ。4つのスモール・ソードのうち1つしか本物はない。一つ目で引き当ててあっさり終わることもあれば、最悪全部回ることになったりもする。

と、その前に「下水道」と「ログルス使い」の2つクエストをこなさなければならない。

まずは下水道。白ワニがちょっと強い。死体の塊とグレムリンを増殖させないようにする。この2つを気をつければ簡単なクエスト。で、報酬は光明のフェアノールのランプだった。

次に「ログルス使い」のクエスト。あっさり倒せることが多いが、純ログルスを吐いてくるので注意。カオスの耐性があればダメージが軽減できるのでなるべく付けた方がよい。報酬は「トラップ解除のロッド」。このロッドはヴォールト攻略のときなどに地味に助かる。

ということで、いよいよ、宝物庫クエストに挑戦するのだが、その前にテレポートの巻物をたくさん用意しておこう。敵が強いので普通に歩いて移動すると捕まってしまう。なので、テレポートをガンガン使って移動するのだ。運が良ければ、速攻でゲットして帰還の巻物で脱出できる。

これで準備ができたので早速突入する。まず、いきなりテレポート。何度かテレポートしてスモール・ソードの近くになったら拾う。これを当たりが出るまで繰り返す。ちなみに、つらぬき丸は拾った瞬間に「クエスト達成!」と出るのでわかる。しかし、なんと3本取っても全部スカ!最悪のくじ運だ。

そして、敵が溢れ返ったところで、4本目を取りに行く。結果から言えば、これが失敗だった。部屋に居たクイルスルグのせいで召喚地獄に。テレポートで脱出しようとしたら他の部屋にも敵がいっぱいでどうしようもない。そして死亡。

Yuu_04.txt

いやあ、諦めるときはスパッと諦めなきゃ駄目だね。でも、序盤で宝物庫失敗すると激しくやる気ダウンするんだよね。

しかし、こんな序盤で攻略失敗してしまった。失敗が許されないことを考えれば、宝物庫はスルーすべきだったな。つらぬき丸は中盤以降辛いし。これでは、全然攻略になってないので、近々リベンジします。お楽しみに!

2007-10-11

竹宮ゆゆこ/とらドラ・スピンオフ!

ラノベ界人気No.1ラブコメ『とらドラ』の番外編。本編に比べるとキャラが薄く、話に捻りがない。あと、退屈なエロ描写が多いね。最近のラノベ全般に言えることだが、あまりエロに走りすぎるのは感心しないなあ。やっぱり萌えとエロの区別はちゃんとつけなきゃ駄目っすよ。番外編ということで購入を悩んでいる方はスルーしてもいいかも。

2007-10-10

Yahoo! ファンタジーサッカー 第28節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計31fp104fp
GK川島 永嗣川崎1fp9fp
DF箕輪 義信川崎5fp13fp
DF寺田 周平川崎3fp11fp
DF田中 マルクス闘莉王(C)浦和1fp6fp
DF伊藤 宏樹川崎2fp10fp
MF遠藤 保仁G大阪5fp9fp
MFポンテ浦和3fp7fp
MF中村 憲剛川崎4fp9fp
MF水野 晃樹千葉4fp10fp
FW前田 遼一磐田1fp5fp
FWジュニーニョ川崎1fp9fp

今回は順当勝ちが多かったので、平均が高く、標準偏差が低い。僕はいつもガチガチのメンバーで臨むので、こういうときは成績が良い。だって、オッズとかがないんだから、あえて変な選手を選ぶ必要がないわけですよ。

で、今回のメンバーだが、またキャプテンを外してしまった。闘莉王の6fpは低いわけじゃないが、遠藤が9fpなんだよな。やっぱり、遠藤を下回ったら負けなわけですよ。デフォルトが遠藤で、考えた末に外すわけで。頭を使って駄目になっているわけだから目も当てられない。次節のガンバはホームで甲府相手ということで、キャプテンは遠藤に戻すつもり。

あと、逆横浜FCが安定しすぎているな。ゲームバランスが崩壊しつつある。今回は川崎の守備陣全投入で荒稼ぎしたわけだけど、次は神戸か。失点多いんだよなあ、神戸。でも、他のカードが難しいから、また守備陣全部入れるしかないか。

2007-10-09

WinnyでAICの内部資料が流出

秋の新番バンブーブレードが内容、人気共に好調なAICですが、Winnyの所謂キンタマウイルスにより、制作の資料が漏洩するという不祥事があった。

AIC ≫News

⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゜Д゜)つFull Auto | 【Winny】アニメ製作会社AICが情報漏洩を謝罪【火消し】

http://guideline.livedoor.biz/archives/50976603.html

この資料がなかなか生々しいもので、1話あたりの制作予算(監督、脚本が○万、声優に○万など)や、某アニメに起用する声優を選ぶためのコメントや、原画マンの住所電話番号とコメント(口先だけで上がらない、どうにもならないなど)などが含まれている。ちなみに、この原画マンの中にはガイナの鶴○○○やシャフトの尾○○○などの大物も含まれているのだとか。

と、まあ、ワイドショー的に煽ってみましたが、バンブーブレードはかなり面白いので、制作に支障を来たさないといいなあと思います、ハイ。

2007-10-08

Jリーグ 第28節 清水×名古屋

結果は、3-0で清水の勝ちだった。

これは退屈な試合だったな。スコアが示す通り、清水のプラン通りの試合だったと言える。運動量で勝る名古屋が中盤を制するが、清水はそれを完全に無視して、チョジェジンと岡崎を目掛けてロングボールの戦術を徹底する。名古屋は、ゴール前までのチャンスは多いものの、ヨンセンが怪我でいないこともあり、クロスは清水の高木や青山が弾き返されるし、シュートコースの限定されたミドルシュートはこの日Jリーグ初先発のGK山本に落ち着いて対応されてしまう。名古屋は攻めているようで手詰まり状態。清水の方も別に攻撃の形を作れているわけではないが、チョジェジンがハットトリック。1点目は、クロスに対して岡崎とフェルナンジーニョがつぶれて、こぼれたボールをチョジェジンが得点。後はセットプレーで2得点。まあ、あまり面白い得点ではない。

明確なゲームプランがあるということで、見ていて不快なゲームではないものの、やはり退屈なプランであることは間違いない。しかし、浦和とは別の意味で、残念なチームだよな、清水って。クロスを簡単に上げさせたり、ミドルシュート打たせたりするのは、相手のレベルが低いことを前提にしている守備だよな。実際、ヨンセンがいない名古屋では崩すことができなかったんだけど。そういう、いわば「Jリーグレベル」を前提とした勝ち方は萎えるものはある。まあ、そういうチームがあってもいいけどね。

28節全体だと、まあ、ほぼ順当な節だったんじゃないでしょうか。ということは、浦和はより優勝に近付き、横浜FCは順調に降格へと向かっているわけです、ハイ。世界がどんどん駄目になっていっていると言い換えてもいいかもしれません。

さて、先週触れようと思って忘れていたんだけど、川崎のベストメンバー問題。ACLの合間のJリーグ柏戦で、川崎が8人メンバーを入れ替えて、0-4で大敗したという話。Jリーグ側が川崎に対してベストメンバーじゃないのはサポーターに失礼、という言い方で川崎を非難して物議を醸しているわけだ。川崎を応援しているサポーターは、勝手にサポーターの名前を使うんじゃねーという感じで大変に怒っている。ACLは中東でやったということで、かなり無理のある日程だったんだよね。

これ、あまり言われてないけど、Jリーグ側が本当に言いたいのはスポンサーの顔を立てろってことだよね。はっきりは言わないだろうけど。例えば、JリーグとACLでは放映権が違うわけで、Jリーグ中継やっている側から見れば面白くないのは間違いない。世間の議論は、サポーターという言葉ばかりが上滑りしているようで、どうかと思うな。確かに迂闊にJリーグ側がサポーターと言ってしまったのが問題なんだけど。

で、天皇杯3回戦でもう一つ問題が起きた。J2で昇格を争う上位4チームが揃ってJFLと大学のチームに負けてしまったのだ。天皇杯では、Jリーグのベストメンバー規定は適用されないし、優勝までは遠い天皇杯よりもJ1昇格の方がずっと大事だ、という気持ちは分からなくはないのだが、ここまであからさまな捨て試合は、心象が良くはないだろう。あまりに過密な日程が一番の問題ではあるのだが、欧州とシーズン開始を合わせる問題と含めて、大幅な改革をJリーグに求めたい。

2007-10-07

西尾維新/刀語 第五話 賊刀・鎧

刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ)
西尾 維新
講談社
2007-05-08
単行本

5巻まで来た。毎回タイトルに「第○話」とあるように、まあ、アニメの1話を見る感じで読んでいる感じ。ということで、毎回感想を書くのもやや辛いのだが、全体的には前回で一段落ついたということで、伏線をばらまいている感じ。刀語の中でもあまり特徴のない巻だね。

今回の話は、あえて敵を殺さないというのがテーマことで、かなりヌルい展開。ラブコメ要素が強い。しかし、とがめって微妙に萌えないんだよね。さすがにバカの要素が勝ち過ぎている。もうちょっとクールな要素がないといけないのではないだろうか。それか、もっと天真爛漫路線でいくか。

まあ、なんかあまり語るべきことはない。

2007-10-06

Yahoo! ファンタジーサッカー 第28節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億3320万
GK川島 永嗣川崎4750万
DF箕輪 義信川崎3660万
DF寺田 周平川崎4710万
DF田中 マルクス闘莉王(C)浦和9330万
DF伊藤 宏樹川崎4370万
MF遠藤 保仁G大阪8440万
MFポンテ浦和5470万
MF中村 憲剛川崎6160万
MF水野 晃樹千葉3920万
FW前田 遼一磐田3770万
FWジュニーニョ川崎8740万

今節は誰が編成してもこうなるでしょ。まず、対横浜FCの川崎DFとGKの全投入。ジュニーニョと中村憲剛ももちろん外せない。闘莉王と遠藤は固定。5連勝中の絶好調で甲府が相手の千葉からは水野きゅん。小野が怪我でフル出場が固いポンテ。前節ボーナスが5fpだった前田。完璧でしょう。鹿島とかもちょっと悩んだけどね。けど、調子の良かったときはこういう思い切りの良さがあったと思うから川崎に賭ける!

2007-10-05

グレンラガン最終回

どうも春アニメはオチがいまいちなことが多かったのだが、このグレンラガンもなんとも変な方向に向かってしまったようだ。あの第4部に入ってからの空虚としか言いようのない超インフレは何なのだろうか。トップをねらえあたりと比べると、ハッタリでも話や設定の辻褄を合わせようという気が全くない。例えば「敵の数、無量大数!」なんて台詞があったりするけど、辞書で調べると無量大数って10の68乗じゃないですか。有り得ないじゃないですか。ハッタリ効かすにしても「京」くらいの単位にするじゃん。なんかこの「無量大数」的な大雑把さが、作品全体にあって、一つ一つのことを取り上げて考えるのが馬鹿馬鹿しくなる。

ここまでリアリティが欠如していると、登場人物の行き死にも恣意的な感じがしてくるんだよね。あのキタンのカミナのリプレイのような死に方とか、最終回のニアとか。何が出来て何が出来ないかの基準がないから、どうして死ななきゃいけないのか納得できない。ネットで調べるとキタンはゲッターのパロディらしいね。理屈がない世界だから、そういうお約束が共有されてないと楽しめないのかもしれない。

ちょっと穿った見方をすると、グレンラガンの最終形態は、間違いなく過去最強ロボットだし、おそらくこれからもこれ以上強いロボットが出ることはないと思うので、そういう意味で歴史に名を残したかったのかもしれない。下品な邪推だけど。

テーマ的にはどうなんだろうね。アンチスパイラルは人類の進化が宇宙を滅ぼすと言って、人類を攻撃したわけだけど、それは回避できたのだろうか。第3部で導入した社会の複雑性の問題は全部うっちゃられたままなのだろうか。ヒロイック・エイジなんかもそうなんだけど、具体的に色々起こりうるであろう問題に対して、どうも抽象的に無かったことにして回避するようなストーリーになっていると思う。まあ、ヒロイック・エイジはギリシャ神話の焼き直しなところがあるので、銀英伝的な突っ込んだら負けオーラがあるのだが。しかし、グレンは第3部でそういうのを導入したわけだからね。

こういう、ちょっと現実逃避気味のポジティブさが、00年代の想像力というやつなのだろうか。ベクトルは反対だけど、コードギアスも非常に浮ついた話だよな。これも「あえて」というやつなのかな? 馬鹿馬鹿しいのは分かっているけど「あえて」ノってみるみたいな。コードギアスもグレンラガンも間違いなく面白い作品ではあるんだけど、馬鹿馬鹿しさに耐えきれないものがある。逆に言うと、今の若い人達には、エヴァもトップをねらえも馬鹿馬鹿しく見えてるのかもなあ。だから、行くとこまで行っちゃえみたいな(と言っても作っている側はまだまだ僕よりは年上だろうけど)。確かにエヴァ圏を脱出できなかった、ラーゼフォンやエウレカセブンよりは、コードギアスやグレンラガンの方が面白いのだが(もちろん、ラーゼフォンやエウレカの良さもありますが)、正直言って、やっぱりエヴァの方が面白い。結局、世代論的なところに落ち着いてしまうのだろうか。

まあ、色々、というか、かなり文句言ったような気はするけど、春アニメで一番面白かったのはグレンラガンだったのは間違いない。どれか1つ見る価値のあるアニメは?と聞かれたら、迷いなくこれを挙げるね。ガンダム00はリアル路線らしいから、見比べると面白いかもしれない。

2007-10-04

米澤穂信の「遠まわりする雛」がどこにもない!

遠まわりする雛
米澤 穂信
角川グループパブリッシング
2007-10-03
単行本

10月3日発売ということで、探し回ったのだが、どこにもない! Amazonは「近日発売」から「通常3~5週間以内に発送します」に直行だし。インシテミルは結構すぐ見つかったのになあ。インシテミルより古典部シリーズの方が売れるに決まっているじゃん! ある程度大きい本屋で米澤穂信の新刊入れないところはマジで潰れた方がいいよ^^

追記:翌日船橋まで遠征して無事ゲット!どうも入荷が遅れているという噂もある。

2007-10-03

Yahoo! ファンタジーサッカー 第27節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計29fp96fp
GK榎本 哲也横浜FM1fp4fp
DF中澤 佑二横浜FM5fp8fp
DF田中 マルクス闘莉王浦和3fp12fp
DF加賀 健一磐田0fp11fp
DF小宮山 尊信横浜FM1fp4fp
MF橋本 英郎G大阪1fp10fp
MF遠藤 保仁G大阪4fp10fp
MF田中 隼磨(C)横浜FM3fp5fp
MF山瀬 功治横浜FM1fp3fp
MF水野 晃樹千葉2fp7fp
FW前田 遼一磐田5fp17fp

大宮に負けるなよ、横浜FM。百歩譲って負けるにしても2点も取られんなよ。ガンバに勝って、浦和に善戦しても、大宮に負けたら意味ないじゃんかよ。

それと、キャプテンね。過去何度も遠藤から変更して痛い目にあっているというのに、またやっちゃいました。遠藤に関しては、思考停止でキャプテン固定が一番という結論が出ているんだよな。と言っても、次節ガンバはホームでは鉄壁の守備を誇る柏が相手。悩みどころだ。

あと、逆横浜FCが鉄板すぎるな。もっと磐田を入れるべきだった。と言っても、前にガンバがやらかしてるんだけど。次節はなかなか調子の上がらない川崎だが、まあ、深く考えずに入れてしまうのだがいいんだろうな。

2007-10-02

変愚蛮怒 すばしっこいハイエルフレンジャー (その2)

キャラを決めてプレーの準備をしたのが前回。今回はいよいよ攻略開始だ。

まずは、装備を買おう。雑貨屋で「真鍮のランタン」、防具屋で「軟革よろい」「硬革帽子」「硬革ブーツ」「革製スモール・シールド」を購入。魔法の邪魔になるので「革グローブ」は買わない。これらを装備したら早速「イークの洞穴」に行き、「白イモムシ」狩りを行なう。白イモムシは無限増殖するのでこれを倒してレベルを上げをするのだ。こういうのを嫌う人もいるが、序盤なのでまあいいでしょう。ここでレベルを6くらいまで上げておく。そうすると魔法が使えるようになるので、自然の「モンスター感知」「罠と扉感知」の魔法を学習しておく。他の魔法はお好みで。罠と扉感知は非常に重要な魔法で、この魔法を覚えたら、もう感知していないところは歩かないようにした方がよい(「トラップ感知済みでない場所を表示する」はOnにしたよね?)。

これでクエストの準備ができた。「盗賊の隠れ家」「ワーグを殲滅せよ」の二つのクエストを立て続けにこなす。盗賊の隠れ家をやる前に鑑定の巻物などを買って所持金を減らしておこう。お金を持っていくと盗賊たちに盗まれてしまう。ワーグを殲滅せよでは、モンスター感知をうまく使ってワーグを一匹ずつ倒していく。囲まれなければ普通に殴り殺せる。ワーグのクエスト中にレベル10になると思うが、このときに上げるステータスは耐久か腕力が無難。ここでは攻撃回数を上げるために腕力を上げた。

次に拠点をモリバントに移動する。モリバントの方が交通の便がいいし、辺境の地では充填の施設などがない。早めに移動しよう。

それで、すぐ鉄獄に行ってランクエをこなしてもいいのだが、まだまだ力不足だと思うので、レベル上げと装備を調えた方がよい。やり方は人それぞれなのだが、シャベルと財宝感知の巻物を使って金塊を掘りまくるのがおすすめ。ここで皮ジャケット、鉄ヘルメットあたりを買ってACを上げたり、テレポートの巻物と致命傷の治癒の薬を10個くらいは買っておく。特に致命傷の治癒の薬は重要。盲目や混乱などの大抵の異常状態を回復できる。仙術の魔法にもテレポートがあるが、失敗する可能性があるので緊急回避のときには巻物を使った方がよい。ほとんどのピンチは致命傷の治癒の薬→テレポートの巻物で回避できるので忘れないでおこう。

それと、レベル上げをしていると、ヘビの舌やスメアゴルを見掛けると思うが、浅い階のうちは放置しよう。こいつらや(ワンピースの)ナミ、ロビンフットなどは倒すと高級品を落とすのが確定しているので、できるだけ深い階で倒して良いアーティファクトを落とすのを狙った方がよい。30階過ぎくらいで倒そう。

で、金を溜めていたら、防具屋で麻痺知らずのグローブが売っていたので買う。麻痺知らずのエゴが付いている場合は魔法を阻害しないのだ。これも初心者は忘れがちなので注意。あと、弓も鍛えておこう。手数や元の攻撃力の低さもあって効果が大きい。矢の方が金がかかるのでやらなくてよい。

ということで、準備ができた。ここらで一度ダンプしておこう。

Yuu_02.txt

このくらいまで強くなれば、6階と12階のランクエは余裕だろう。24階はガチャピンなどのめちゃくちゃ強いユニークがでるので、やるのはしばらく後になる。

で、さくっとこなしたのだが、6階のユニークはスナガ『ラグドゥフ』で、「(防衛者)のランス」を入手。(防衛者)のエゴは嬉しいが、ランスはちょっと使いづらい。今の腕力では片手で持てないから盾を捨てて両手持ちに。(防衛者)のお陰で耐性が揃ったので、指輪を守りの指輪にする。これで、ACは跳ね上がった。

12階のランクエはオークの隊長『シャグラト』で、全耐性の紙甲を入手。使えるから悪くはないのだが、(防衛者)のランスと能力がかぶっている。微妙。

次にエルフのクロークが欲しいのでオークのキャンプをこなすことにする。クエストに入ったらライト・エリアなどをしないようにして、真っ直ぐに右の方にある窪みへ移動。そこでオークを迎えうつ。あとは、囲まれないようにすれば余裕。報酬は「忍びのエルフのクローク」だった。これは結構嬉しい。

次は帰還のロッドが欲しいので迷宮のミノタウロスをしばきに迷宮に行くことにする。迷宮は歩くと道を忘れてしまうのだが、ライトエリアして、罠と扉感知して、壁を掘れば、迷うことはない。ボスの迷宮のミノタウロスは攻撃力は高いが、HPが少ないので、自分のHPに注意すればあっけなく倒せる。というわけで、帰還のロッド、ゲット!

で、ここまでのダンプ

Yuu_03.txt

大体、このくらいまでが変愚蛮怒の序盤だと思う。今回は、ツモがそこそこ良かったのであまり苦労はなかったが、店で買えるものでも十分ここまではこなせる。Dungeon CrawlやNetHackあたりと違って、変愚蛮怒は準備をしっかりすれば、序盤で死ぬことはほとんどないと言ってもいい。慣れるとかったるいと言えばかったるいのだが。

次回はセオリー通り、鉄獄を避けて、城をちまちまを攻略していくことになると思う。では、また。

2007-10-01

Jリーグ 第27節

今節は、Jリーグ中継を見なかったので、全体の感想だけ。なんで見なかったかというと、BS1でガンバ×大分の予定だったのが、NHKが日ハムの優勝決定戦を急遽入れたからなんですね。無事日ハムが優勝してよかったです。またやられても困るので。

上位は、浦和、ガンバ共に勝って勝ち点差6は変わらず。ガンバはまたもやロスタイムに決勝ゴールだそうで、なかなか危い橋を渡っている。

中位に目を向けると、なんと千葉が5連勝で10位まで上がってきている。川崎と勝ち点では並んでいる。ストヤノフを切って、中断開けから絶好調ということで、よくわかんないよね。そう言えば、J2では、序盤7連敗した東京ヴェルディが2位浮上ということで、これまた、サッカーのマネージメントというのはよくわからんなあと思った。監督を切ればいいというわけでもないんだね。

下位では、甲府と大宮が頑張っている。甲府はアウェーで川崎相手に引き分け、大宮は好調横浜FMになんとアウェーで勝利。なかなか調子の出ない広島を猛追している。もしも、広島が降格するなんてことになれば、A代表、U-22代表を数多く抱えているところだけに、ストーブリーグは大変なことになりそうだ。

2007-09-30

2007年秋新番

MOON PHASE 雑記 - 2007-09-09

ニコニコ動画(RC)‐2007年度秋の新アニメ紹介

いや、冴えないっすね、秋新番。この中で、本気で期待しているのはガンダム00だけかな。なんか事前に公開された設定などでは激しくネタ臭が漂っているけど。まあ、水島監督と黒田脚本を信じてます。

秋新番の全体的な傾向としてはこんな感じだと思う。

  • 去年に比べると本数が10本以上減少している。
  • オリジナルものが少ない。ちゃんとしたアニメオリジナルってガンダム00とドラゴノーツだけ?
  • エロゲ、ギャルゲ原作、萌えアニメが多い。

やっぱり、この秋からはっきりとアニメ界は停滞期に入ったのではないだろうか。前にも言ったように、今の異常な本数のアニメは、DVDの売り上げを前提とした所謂製作委員会方式に支えられている。しかし、現在、DVDは売れるのと売れないので格差がどんどん広がってきている。前期で言えば、らきすた、なのは、グレンラガンあたりは2万枚近く売れたが、アイドルマスターゼノグラシアなんかは、2000〜3000 枚くらいしか売れてないし、大半の無名アニメはそれ以下だ。原作アリで相乗効果が期待できるならまだしも、オリジナルアニメでは目も当てられない。これでは、どんどん保守的な方向に傾かざるをえないだろう。新しいブレイクスルーを期待したい。

他の話題作は、京アニの鍵シリーズのCLANNAD。今回は、BS-iじゃなくてTBSでやります。でも、エロゲ原作(厳密にはCLANNADは18禁じゃないのでエロゲじゃないけど)は、もうお腹いっぱい。最終回見てないけど、School Daysでうんざりしたからね。シャフト好きとしては、efあたりも気にしているけど、これも前情報の段階ではあまり期待できない。

カイジ、ネウロあたりは原作既読だが、どんなアニメになるのか、ちょっと楽しみにしている。カイジはアカギと同じスタッフなので大丈夫だと思うが、ネウロはやや心配。

問題作になりそうなのは、こどものじかんかな。もえたんくらいで留まってくれればよいが、こっちはガチで小学生だからなあ。変に目をつけられないといいが。

シャナ2、げんしけん2は前作で脱落しているので切り。バンブーブレードは倉田脚本が悪い方に出なれば見るかも。

あと、スケッチブックはひだまりスケッチのパクリ。