2007-10-31

Yahoo! ファンタジーサッカー 第30節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計19fp100fp
GK江角 浩司大宮1fp9fp
DF波戸 康広大宮1fp9fp
DF冨田 大介大宮0fp8fp
DF岩政 大樹鹿島1fp15fp
DF村山 祐介大宮1fp11fp
DFレアンドロ大宮0fp6fp
MF橋本 英郎G大阪0fp0fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪6fp10fp
MF長谷部 誠浦和0fp4fp
MF中村 憲剛川崎1fp6fp
FWジュニーニョ川崎2fp12fp

悪くはないが、浦和とガンバから選ぶのは失敗したようだ。特にガンバは色んな意味でなさけない。あと、台風の試合が多かったということでボーナスが全体的に低め。それでも10fp稼いでしまう遠藤は凄いと言わざるをえない。0-7の大勝だった川崎の憲剛が6fpなのはちょっとガッカリ。岩政とジュニーニョが当たったおかげでなんとか平均を越えることができた。

順位は、リーグ共通で1297位→1149位と少しだけアップ。3桁が遠い。

次節は、横浜FC相手の柏、不調横浜FM相手の鹿島あたりが本命かな? 絶不調広島相手でガンバを撃破した清水からも市川あたりを選ぼう。今節に比べると、かなり編成は楽そうだ。

2007-10-30

ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア

ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア
スクウェア・エニックス
2007-10-25
Video Game

ゲーム屋の店頭でFF12のボスの音楽が鳴っていたので、気になって買ってしまった。と言っても買ったのはAmazonでだけど。FF12のストーリーはそんなに良かったとは思わないけど、あのグラフィックと音楽は素晴らしいとしか言いようがないからね。インターナショナル版もあんなに手抜きの作りじゃなかったら買っていたのだが。

それともかく、FFTA2だが、こういうガチガチのSRPGってかなり久し振りだ。多分PSのFFT以来じゃないかな。FFTは大方の評価と同じく、僕も非常にお気に入りのゲームなんだけど、ストーリーもシステムもキャラの育成もこってりしてるから、やったらかなりお腹いっぱいになった。ディスガイアとかも話題になったけど、FFTで十分じゃんという感じで手は出なかった。FFTA2をやったらまたあと数年はこのジャンルには手を出さないのではないだろうか。

少しプレーしてみたけど、基本的には良くできている。やっぱりFFTの時点で、システムはほぼ完成しているからね。FFTからの違いは、アビリティを装備品から引き出す方式になったのと、賛否両論のロウシステムか。種族が豊富なのは良い。あと、マップは回転できるようにしてほしかったなあ。退化するのはいただけない。

汎用ユニットの名前を変更できないのも地味に痛い。こういう汎用キャラがあるゲームは飼っている猫たちの名前を付けてプレーしているので。ロウシステムは、まだ序盤のせいか、言われているほど、不条理なものはない。アビリティのシステムは、装備品が「ほりだし物」でしか充填できないのもあって、なかなかもどかしくてよい。バランス調整が大変そうなシステムだ。

なんか、クリアまで数ヶ月くらいかかりそうな感じだが、まあ、のんびりやっていこうと思う。

2007-10-29

Jリーグ 第30節 横浜FC×大宮

結果は、0-1で大宮の勝ちだった。

正直言って、他の試合の方がよかったなあ。横浜FCは前節降格が決まってしまって、ちょっと観る側も張り合いがない。まあ、放送予定はずっと前に決まるわけで、どうしようもないんだけど。さらに、関東に季節外れの台風が襲来ということで、ピッチには水溜りができ、強風が吹き荒れる試合になった。

前半は、プレッシャーから開放された横浜FCが、風上ということもあり、主導権を握った。しかし、雨でピッチ状態が最悪の状態だったということもあり、大宮DFを崩すというところまではいかなかった。あと、カズは頑張っているけど、1トップでは厳しいと思うなあ。外から見ていると平本を頭から使えばいいのにと思うのだが……。

そして、先制点を取ったのは、大宮。前半終了間際、右SBの村山の上げたクロスがファーの小林大悟に流れて、小林大悟がキーパーの上を越す技有りシュートを決めた。これで、劣勢の状況をこらえて、逆に良い時間帯に点を取るという大宮の狙い通りの展開になった。

後半、今度は大宮が風上になると、横浜FCのロングボールが風で戻されることもあり、大宮が分厚い攻撃をしかけるようになる。なんだかんだ言って、デニス・マルケス、小林大悟、藤本と大宮の前線にはテクニカルな選手が多い。1点ビハインド、風下という状況では、横浜FCはどうにもならないでしょう。試合はこのまま大宮が逃げ切った。

30節全体では、ガンバが清水相手に1-3で敗戦。浦和が引き分けたことで、勝ち点差は7と広がり、今シーズンの優勝はほぼ浦和に決まってしまった。今季の総括は優勝が決まってからにするが、やっぱりガンバが情けないなあ。横浜FCに引き分けたというのもあったからなあ。メンタリティの問題なのか、ガンバは毎年終盤に堪え性がないよね。過去2シーズンは混戦お終盤になったから良かったけど、今年みたいにずっと浦和とガンバの一騎打ちのような感じだと、今のガンバの状況では厳しいね。

1シーズン制になってから今年で3年目だが、次節、過去最速で優勝が決定する可能性もあるらしい。先日横浜FCが過去最速で降格が決定したわけで、純粋な優勝争いと残留争いという面では今年のJリーグは残念なシーズンになってしまったようだ。

残留争いでは、大宮が今季初の連勝で、なんと順位を降格圏外の15位まで上げた。代わりに降格圏内に突入してしまったのは、5連敗の後、ホームで千葉と引き分けてしまった広島。この試合はロスタイムまで2-0で広島が勝っていたのに、そこから千葉に連続得点を許して引き分けてしまったらしい。相変わらず広島は、横浜FC続くワースト2位の失点数で、守備の崩壊を立て直せていない。やっぱり残留争いのチームは守備が重要だからね。それに広島はガンバ、川崎、清水と上位陣の対戦を残していて、日程的にも大変厳しい。入れ替え戦はちょっと覚悟した方がいいかもしれない。

あと、どうでもいいかもしれないけど、「多摩川クラシコ」と銘打たれたFC東京×川崎の試合は、0-7と大虐殺となったようだ。去年優勝のかかった川崎をFC東京が1-4から逆転するという派手な試合をやったこともあり、川崎も手を抜く気はなかっただろうね。こんな調子で「多摩川クラシコ」は非常に殺伐としたクラシコになっていくのかもしれない。

2007-10-28

秋期アニメについて雑感(その3)

その他のアニメをざっと。今期の不作っぷりを反映してか、苦言ラッシュになってしまっていて、申し訳ない。

こどものじかん

小学生のエロ発言連発ということで、放送直前に放送を取り止める局が続出したという曰く付きアニメ。関東圏ではチバテレビでのみ放送。しかし、いざ見てみると修正が凄いことになっていて、正直肩透かしな感じは否めない。放送局も最近ちょっと神経質になっているなという気がする。

しかし、School Daysもそうだったけど、アニメ側の放送コードを挑発するようなチャレンジ精神というのも、あまり賛成できないんだよね。小学生に「中出し希望」と書かせてその先に何の意味があるの?とは言いたくなる。端から見ていると無毛な戦いに見えるよね。まだ毛がないだけにね(←うまいこと言ってみた)。

中身は普通の教師ものらしいので、エロはおまけと割り切っても見るのもありかもしれない。

みなみけ

これは萌えアニメに入れるべきだったかな。2クール作品なのだが、なんと2クール目からは制作会社が変わって「みなみけ〜おかわり〜」になるという異色のアニメ。原作がそうなのか、それとも1クール目制作の童夢のせいなのか、3姉妹のやり取りが苺ましまろを彷彿とさせる(苺ましまろのアニメは童夢が担当した)。しかし、完全に主要5人で閉じた世界を作っている苺ましまろと違って、3姉妹のクラスメイトや学校生活の話もあって、そこは苺ましまろと違った面白さがある。

世間的には(と言っても僕の世間は2chとニコくらいだけど)、そこそこ好意的に受け入れられているんじゃないだろうか。しかし、先達のあずまんが、苺ましまろ、ひだまりスケッチ、らきすたと比べると、あまり新しいところを感じないというか、こんなのが今ウケるんでしょ?みたいな安易な感じはする。けど、そこそこ面白いんだよね。あえてそういう戦略に乗ってみるのがオタク道ってやつなのかな?

スケッチブック 〜full color's〜

ARIAのスタッフが多数参加しているということで、とてもARIAっぽい。陸ARIAなんて呼ばれたりしている。ARIAと同じく深夜2時とかで放送されるとちょっと睡魔に襲われたりする。けど、作画レベルが高く、美術のレベルはARIAより凄いかもしれない。しかし、原作からしてそうなのだが、やっぱりキャラデザがちょっと古い感じかな。もうちょっと萌えに媚びてもよかったんじゃないかなあという気はする。そこそこおすすめ。

逆境無頼カイジ

アカギのスタッフが多数参加しているということで悪くはないんだけど、利根川の演説など、ちょいちょい台詞がカットされたり、声優に俳優を多数起用しているということで一部キャラに違和感があったりして、アカギと同じく漫画読めば見なくてもいいかなあという気はする。原作未読ならおすすめ。

魔人探偵脳噛ネウロ

これはあまり良くないな。やっぱりネウロのアニメ化は難しかったんじゃないかな。1話目でいきなりあの有名なドーピングコンソメスープをやり、2話3話とオリジナルストーリー(しかも3話目のゲストでキャイーンを呼んでいる!)をやるという大胆な改変をしているが、原作の面白さを再現できているとは言い難い。ネウロってどこが面白いか説明しづらいよね。大コマのアングルのセンスとか、ちょっと作者頭おかしいんじゃないかなという筋立とか、微妙なところが魅力なので、やっぱりアニメ化は向いてなかったんじゃないかな。

もやしもん

ハチクロやのだめと同じノイタミナ枠。アニメの出来はなかなかで、視聴率も5%前後と非常に高いのだが、原作が行き当たりばったりの展開で微妙なんだよなあ。似たジャンルののだめとか動物のお医者さんに比べるとやっぱりいまいちだよね。でも、全11話ということで、飽きられる前に無事終わると思うので、まあアリかなという気はする。

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス-

通称ドラゴンゾ。もう本当に色んな意味でゴンゾ集大成という感じだね。これがちっとも褒め言葉じゃないんだからゴンゾの業は深い。1話で飛行機が爆発した時点でため息が出たね。とりあえずゴンゾは一回普通にアニメ作ってみようか。

あと、コンマイがスポンサーのせいか、福井裕佳梨のプッシュが酷い。出番が少ないサブキャラなのに、ED曲を歌っている。歌がうまければ文句もないんだけど、そこは福井裕佳梨だからね。コナミはもうちょっとプッシュする人材を考えた方がいいと思うよ。

もっけ

結構面白い。けど、深夜にしては地味だな。NHKあたりが夕方にやるような内容。DVDの売り上げは苦戦しそうかな。

レンタルマギカ

今のラノベの王道だね。主役が福山潤で邪気眼設定というのは、ちょっとコードギアスとかぶってしまっている。未完のラノベが原作ということで、どれだけキャラが立つかというところが勝負だろうね。あと、これも時系列シャッフル作品。

しおんの王

将棋+サスペンス?あの林葉直子が原作らしい。そこそこ面白いが癖のある作画がちょっと気になる。

BLUE DROP 〜天使達の戯曲〜

百合学園もの+SF?よくわからん。4話まで見たけど、あまり面白くなりそうな雰囲気はない。シムーンは最後まで見れたので、耐性はあるつもりなんだけどね。

2007-10-27

Yahoo! ファンタジーサッカー 第30節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億850万
GK江角 浩司大宮1810万
DF波戸 康広大宮3000万
DF冨田 大介大宮4920万
DF岩政 大樹鹿島9340万
DF村山 祐介大宮1200万
DFレアンドロ大宮3250万
MF橋本 英郎G大阪6890万
MF遠藤 保仁(C)G大阪8860万
MF長谷部 誠浦和5160万
MF中村 憲剛川崎6780万
FWジュニーニョ川崎9640万

前節は136fpで大成功したわけだが、その次というのも難しい。とりあえず、対横浜FCの大宮守備陣は全部投入。遠藤は固定。流れ的に前節で成功した憲剛とジュニーニョを入れてしまった。でも、川崎の相手のFC東京は最近好調なんだよね。今節は下位と上位の組み合わせでも、好調不調の波が大きいチームが多いので、安パイと言えるカードがあまりない。ということで、残りは上位3チームから一人ずつ投入。この中ではACLでも得点した長谷部に期待。ポンテと違って途中交代が少ないというのも良い。あとは、季節外れの台風がどう影響するかだな。こればっかりは読めない。

2007-10-26

秋期アニメについて雑感(その2)

雑感その2は萌えアニメについて。

キミキス pure rouge

今、2chで一番盛り上がっているアニメと言えば、なぜかこれ。最初は、原作からの大幅な改変に原作ファンが怒り狂っていたのだが、それを通り越して次第にネタ化していっているようだ。

どんな改変かと言うと、原作ゲームでは普通に主人公の男は一人で、ヒロイン毎に話が分岐するという作りなんだけど、アニメではなんと男が複数人に分かれている。ゲーム版では主人公の名前は相原光一というらしいんだけど、アニメでは真田光一と相原一輝という二人の人間に分かれている。このあたりで既に微妙感が漂っているけど、問題は3人目の甲斐栄二で、これが美形、長身、無口で趣味がサックスという全くギャルゲに似合わない男で、こいつと人気キャラの水澤摩央がくっつきそうということで、原作ファンたちは一種の寝取られ状態(NTRと略される)に感じているようだ。2chのスレではこいつは通称「サックス」で、実は幽霊説が出るなど、完全にネタキャラ化している。とても面白いので、一度はアニメ板のキミキススレを覗いてみることをおすすめする。

とは言っても、製作者側にも同情の余地はあって、原作ゲームはPS2のゲームなのでHシーンはなく、代わりにキスをしまくるのだが、これがアニメ化では仇になったと思われる。Hシーンならアニメ化ではもちろんカットせざるをえないわけだが、キスはアニメでもやらなくちゃいけないわけで、主人公一人がヒロイン全員とキスしまくれば、School Daysの伊藤誠みたいな鬼畜野郎になってしまう。そういう意味で主人公分裂は苦肉の策だったのではないかと思う。しかし、あの少女漫画のモテ野郎みたいなサックスはちょっとミスだろうな。『ハチミツとクローバー』や『のだめカンタービレ』と同じ監督なのだが、そういう感覚で作っちゃったのかもしれない。アニメ開始前には制作状況がやばいという噂もあったし、そういうトラブルもあったのかもね。真相はわからないけど。

ef - a tale of memories.

シャフト制作のエロゲ原作アニメ。新海誠がOPムービーを作っていることで話題の作品らしい。監督は新房組として知られている大沼心。新房監督も監修として参加している。シャフト+新房と言えば、萌えギャグ路線が多いわけだけど、今回は珍しくシリアス一辺倒らしい。しかし、シリアスとは言え、いつものシャフト演出は健在で、毎カット、頭と目が痛くなるような珍妙な演出を連発している。シャフトは演出を異様にこだわるわりに毎回スケジュール面でトラブることが多いんだけど、今回の作画レベルはかなり高く、気合が入っていそうだ。

しかし、脚本はいまいちのような気がする。ヒロインの一人が13時間しか記憶が維持しないんだけど、この手の記憶障害ネタはさすがにちょっと流行遅れだよね。それ以外の話も典型的なギャルゲアニメという感じで味気ない。演出負けしないように頑張ってほしいところ。

Myself ; Yourself

これもギャルゲアニメなんだけど、12月発売のゲームに先駆けてアニメが放送されるという少し変わった作品。正直、放送前は全く期待していなかったんだけど、見てみると結構面白い。キンキン声でおなじみの金田朋子に年上の巨乳娘をやらせたり、ヒロインが出会い頭でいきなり本気ビンタをしてきたり、物凄く楽しい感じに話は進んでいるのに、裏では主人公男のリストカット疑惑があったり、大ネタはないけど、視聴者を油断させない小ネタが多い。今後の展開に期待。

ご愁傷さま二ノ宮くん

これはひどいな。いくらなんでも低能すぎるだろ。ラノベ原作って時折こういう低能アニメを作り出しちゃうよね。『ゼロの使い魔』あたりも本当にギリギリだったけどね。萌えでもエロでもいいけど、もうちょっとやる気を出そう。

プリズムアーク

これもエロゲ原作らしいが、舞台は現代ではなく剣と魔法のファンタジーもの。これもまたひどい低能アニメなのだが、不思議な勢いがある。作画的に良く動いているのと、話を色々頑張ろうとしている気配を感じる。最近U局でもめっきり少なくなってきたパンツアニメでもある。

しかし、最近多いんだけど、ストーリーの時間軸を入れ替えちゃうのはやめてほしいな。今期だと、このプリズムアークとネウロ、レンタルマギカの3つがやっているんだけど、このくらいのクオリティのアニメだと、正直言って見る方もそんなに気合入れて見ないしね。ストーリーの順番変えられても、話がよくわからんなあで終わってしまうから、とりあえずわかりやすく作ってほしいな。

2007-10-25

Yahoo! ファンタジーサッカー 第29節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計25fp136fp
GK榎本 達也神戸0fp8fp
DF山口 智G大阪0fp9fp
DFシジクレイG大阪0fp9fp
DF北本 久仁衛神戸1fp10fp
DF河本 裕之神戸2fp11fp
MF橋本 英郎G大阪2fp11fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪4fp11fp
MF中村 憲剛川崎3fp21fp
MF石櫃 洋祐神戸4fp15fp
FW茂木 弘人神戸2fp11fp
FWジュニーニョ川崎3fp9fp

やったぜ!今期最高fpで最高節順位。参加121806チーム中136位。通算のリーグ共通順位も900位ほどアップして1300位になった。共通3桁も目前になってきた。思えば、前にやっていたときには普通に共通300位くらいをキープしていたんだよなあ。今ローカル関東では70位くらいだが、前は10位くらいでウエスタンに昇格してたし。やっぱり今は研究室ランキングのおかげで全体のレベルが上がっているよね。僕も前は2chとかで情報を収集してたけど、今はスタメン情報と研究室くらいしか見てないんだよな。いややっぱり僕の腕が落ちているのか?

この好成績は全選手当てたのが大きい。普通誰かは外すんだけどね。そういう意味では、やっぱりFWの選び方がポイントだった。大久保と播戸も悩んだんだけど、逆横浜FCのFWは意外とおいしくないというのと、FWは相手関係なく実績を重視した方がよいということでジュニーニョにしたのがそこそこ当たった。

しかし、逆横浜FCのせいでゲームバランスが崩れているという声もよく聞く。確かに5試合連続無得点というのはいくらなんでも酷過ぎる。僕も次は大宮のDFとGKで5人は投入せざるをえない。さすがにYahooもこの事態は予測できなかっただろう。まあ、こんな年もあるということで。

2007-10-23

秋期アニメについて雑感(その1)

秋アニメも始まって3週間ほどが経過した。大体のアニメが2〜3話くらい放送されて、どんなアニメなのかわかってきたので、ぼちぼち感想をまとめておこうと思う。

機動戦士ガンダム00

まずは、今期の大本命ガンダム00から。謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」が超高性能MS「ガンダム」を使って世界各地の紛争に武力介入していくという話だ。ガンダムWのガンダムによるテロや、SEED Destinyの絶対無敵のラクス陣営による武力介入を、よりリアルに考えてみようという感じなのだろう。デスノートの月にも通じるものがある。

で、僕の感想から述べると、結構面白いし、これからの展開にも期待が持てるんじゃないかと思う。シリアスな台詞に、過去のガンダムテイストを入れたり、スクライド → ギアスと受け継がれたネタ要素も混ぜていく黒田洋介の手腕はさすがだと思う。

しかし、ネットでの評判はあまり芳しくないようだ。ガンダム00の世界には、ユニオン、AEU、人革連の三つの大きな勢力があって、これらと主人公たちの勢力のソレスタルビーイングをザッピングしながらストーリー展開しているので話が分かりづらいし、キャラ指向だったSEEDやギアスと比較すると、キャラの掘り下げが遅れているという問題もある。やっぱり放送前の予想通り、いまいち地味なアニメに落ち着きそうな感じだ。まあ、ギアスが無駄に暴れ過ぎたというのもあるけど。

CLANNAD

次はもう一つの本命、京アニ+KeyのCLANNAD。今回はBS-iじゃなくてTBSということで、視聴者はかなり多そうだ。ネットの評判は上々なのかな? らきすたのように馬鹿騒ぎするようなアニメじゃないので良くわからないところもあるが。まあ、DVDが馬鹿売れするのは間違いないでしょう。

僕の感想は、AIRに比べると見やすいなという感じ。ギャグが多めで、男友達が出てきたり、家族の問題が出てきたりと、あのバリエーションに乏しい鍵ヒロインズの息抜きができるのが良い。まあ、鍵ヒロインもいいんだけどね。

しかし、あのOPはいかがなものだろうか。AIRのころはまだ原作ゲームの再現なんだろうなという気はしたが、あんなに動きまくると、もはやエロゲOPのパロディギャグにしか見えない。しかし、EDは意表を突かれた。あんなほのぼのせつない路線だったとは。見てない人は必見。

BAMBOO BLADE

話題性という意味では、今期はガンダム00とクラナドの2強なんだけど、後ろからスタートダッシュに成功したのがBAMBOO BLADE。と言っても、普通の女子剣道アニメなんだけど。主役のタマちゃんがかわいい。あと、EDの「STAR RISE」が空耳ソング「あんこ入り☆パスタライス」としてニコニコあたりで人気が出ているようだ。確かにサビが「あんこ入り☆パスタライス」に聞こえる。

まあ、しかし、これが人気出てしまうところに、今期の不作さがよく表われているんじゃないだろうか。確かにそこそこ面白いアニメではあるし、タマちゃんは萌えるんだけど。

しゅごキャラ!

あたしのこころアンロック!ということで、今期の僕のイチオシアニメなんだけど、いかがでしょうか? 主人公のあむちゃんは他の魔法少女ものに比べるとちょっとませているので、なんかドラマの予感がします。

原作はなかよしでかなり人気のある漫画らしい。原作者のPEACH-PITは、『DearS』『ローゼンメイデン』『ZOMBIE-LOAN』そして、このしゅごキャラと、書く漫画がかたっぱしからアニメ化されている。地味に凄い。

そんで、アニメが始まってから嫌なニュースがあって、

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1044133.html

http://www.kajisoku.com/archives/eid1780.html

元ネタは3ヶ月前のたった一枚の画像なわけですよ。なぜ今になってこんなに騒がれてんの?

GA Graphic:なかよし「しゅごキャラ!」イベント アニメプロモ映像&主題歌アーティスト発表

それに痛いニュースなんて1000以上のレスがついているわけで、アニメの評判もオタクの評判もいくらでも操作できてしまうのかと呆れ返ったよ。自覚がないぶん、この間TBSの初音ミクの件よりもよっぽど深刻だと思うね。そりゃTBSもああやるよって話だよ。亀田の件もそうだけど、皆亀田の悪口をいいつつも結局番組は高視聴率を叩き出している。亀田次男が世界戦をやるような土壌については全く無自覚無関心らしい。結局マスコミは視聴者を映す鏡ということですよ。

ええと、全然関係ない話になったけど、結論は皆しゅごキャラ見ようということで。

2007-10-22

田中ロミオ/人類は衰退しました

人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
田中 ロミオ
小学館
2007-05-24
文庫

作者の田中ロミオは『CROSS†CHANNEL』などのアダルトゲームの有名なライターらしいのだが、僕はエロゲはやらない(環境がないのでできない)人なので、彼の文章は読んだことはなかったのだが、これは面白かった。久々の当たりだったかもしれない。

まずこの独特の終末観がいいね。90年代のノストラダムス的というか、エヴァ的な破滅的な終わり方ではなく、無気力に衰退していくというのがネガティヴでもなく語られるというのが、2000年代以降の終末のリアリティなのかもしれない。

この小説のメインの魅力は新しく地球の盟主となった妖精さんと旧人類の女の子との会話にあるわけだけど、引用しても伝わらなさそうなので、各自想像してくれ。面白いよ。

あと小説の後半、主人公の意図しない誘導によって、妖精さんたちがペーパークラフトで生命の進化の歴史を辿り直すという話になるのだが、これもなかなか馬鹿馬鹿しくてよい。霊長類が誕生したときは読む方もドキッとしたのだが、これは妖精さんの方があっさり駆逐されてしまう。微笑ましい。

ラノベは他の業界に比べても最近ワンパターンな作品が多いような気がするので、こういう作品がもっと増えると良いんじゃないでしょうか。

2007-10-21

Jリーグ 第29節 磐田×鹿島

結果は、1-3で鹿島の勝ちだった。

磐田と鹿島の試合と言えば、一昔前なら所謂ナショナルダービーだったが、今はその座は浦和とガンバに明け渡してしまっている。磐田は監督が交代し、チームの立て直しの最中。鹿島は所謂「10冠」を目指していたが、ナビスコでガンバに負け、リーグ戦でも浦和に勝ち点で10差をつけられていて厳しい状況。なかなかモチベーションを保つのが難しい状況かもしれない。

試合は、結果から言えば、今のチームの地力の差がそのまま出たものになった。序盤は、ピッチが悪いのと、中盤で激しい当たり合いになったので、ボールが全然落ち着かない状況だったが、次第に運動量で上回るホームの磐田がペースを握るようになる。しかし、鹿島が磐田のキーマンの日本代表の前田を徹底マークしているので、磐田はチャンスを作れない。西も成岡もよく動いているんだけど、プレッシャーを受けるとテンパるんだよね。前田は別格の選手という感じなんだけど、それに続く選手が磐田にはいない。これは試合を通してそうで、結局数少ない磐田のチャンスは全て前田が絡んでいた。

それに対して鹿島はタレントが豊富だよね。中盤には小笠原、野沢がいて、FWにはマルキーニョスがいる。この辺はファンタジスタと言えるレベルで、一人で試合を決定する力がある。さらに本山や田代がいるわけで、磐田との前線の選手の質の差は明らか。試合運びもうまかった。前半磐田の攻撃を凌ぐと、磐田の運動量が落ちた後半は鹿島のペースで、2得点はセットプレーからだったが、ここでは小笠原、野沢の正確なキックが光った。表面上のポゼッションよりも実力差が出た試合だと思った。伊達にリーグ3位ではないということだろう。

29節全体では、浦和もガンバも鹿島も勝ち、上位陣は変わらず。浦和は6連勝で絶好調の千葉相手にグダグダながらもなんとか個人の力で勝ち、ガンバは出場停止の多かった甲府相手を虐殺したらしい。なんだかんだ言って、浦和は強いなあ。

下位では、とうとう横浜FCの降格が決定した。5節を残しての降格はもちろんJリーグが2部制になってから最速記録だ。今回の横浜FCの無惨な戦績で明らかになったのは、J2を戦う戦術とJ1を戦う戦術は違うということだ。横浜FCはJ2を優勝して昇格している。しかし、同時昇格の2位神戸や3位柏は今のところ降格とは無縁の状況だ。この差は何かと言えば、J1に昇格した後のことを事前に想像できていたかどうかだ。横浜FCはJ2を戦うことだけに最適化した戦いでいっぱいいっぱいだった。他のチーム、特に柏の石崎監督はJ1に上がった後のことも考えていた。今のこの2チームの差はそういうことだ。

もちろん横浜FCの高木監督を責めることはできない。彼が就任したとき、横浜FCがJ1に昇格するなんて誰も想像していなかっただろう。彼は2節で急遽就任したのにもかかわらず、チームをまとめあげてJ1に昇格させたのだ。それだけでも凄いことだ。

そして、それを教訓に思うことは、J1でもJ1に過度に最適化されたチームはないかということだ。どれとは言わないが静岡県にある某チームなどだ。こういうチームが優勝してもACLでは通用しないだろうし、Jリーグレベルに合わせた試合なんか退屈なだけだ。強豪チームには強いだけではなくリーグを代表する強豪チームとして責任があるはずだと思う。J1で優勝を目指すのもいいが、そういうことも意識してほしいものだ。

2007-10-20

Yahoo! ファンタジーサッカー 第29節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億5570万
GK榎本 達也神戸2920万
DF山口 智G大阪1億50万
DFシジクレイG大阪1億60万
DF北本 久仁衛神戸5810万
DF河本 裕之神戸3450万
MF橋本 英郎G大阪6260万
MF遠藤 保仁(C)G大阪8440万
MF中村 憲剛川崎6160万
MF石櫃 洋祐神戸1740万
FW茂木 弘人神戸1500万
FWジュニーニョ川崎9180万

今節はちょっとギャンブル。実際のフォーメーションに直すと7-2-1になる。前節と同じく逆横浜FCの神戸守備陣は全投入。金が余り気味なのでガンバの守備陣3人投入。加地が欠場ということでちょっと不安ではあるんだけど。あとは、休養十分で復調気配のある川崎から憲剛とジュニーニョ。今節は他に難しいカードが多いから前節と同じくあまり選択の余地はないと思われる。DFをどれくらいつぎ込めるかのチキンレースのような感じ。こういうときは気前良く張るしかない。

2007-10-19

刀語 第六話 双刀・鎚

刀語 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ)
西尾 維新
講談社
2007-06-05
単行本

今回の舞台は、蝦夷の雪山。全く準備をしないで遭難しかかるとがめ一行だが、何も考えないのが策士みたいな、西尾維新らしいトートロジーで回避されたので、もうツッコミはしないことにする。

今回の敵は、怪力の幼女なのだが、その一人を残して一族全滅ということで、また幼女が殺したパターンなのかと思ったが、そうではなかった。姉の七実が全滅させたらしい。

あとは、いつも通りの展開なのだが、気になったのは次回予告。「姉殺し」ってネタバレしちゃうんだよね。この辺は毎度のことながら、何を考えているのかわからない。やっぱりストーリーなんてどうでもいいのだろうか。まあ、こういう挑発的なところが西尾維新の魅力ではあるんだけど。

2007-10-18

五輪最終予選 カタール×U-22日本

結果は、2-1でカタールの勝ちだった。日本の得点者は青山直晃。

これほど心底がっかりさせられる敗戦というのもここしばらく記憶にない。日本の出来は置いておいても、カタールは全く強いチームではない。たまに勢いある攻めを見せたり、個人技で突破したりはしてたものの、全体的にはプレスも緩く、DFラインもバラバラ、やる気のあるときとないときの差が激しく、ちゃんとオーガナイズされているとは言えないチームだった。そのカタールに対して日本はホームとアウェーでほぼ互角の戦いを演じてしまったわけだ。がっかりというよりやるせないという感じだろうか。

日本の先発は、大方の予想を覆す李の1トップ。トップ下に柏木と水野と本田が並ぶ。ボランチは青山敏と細貝。4バックは右から内田、青山直、水本、伊野波。この4バックは前の試合ホームのカタール戦と同じだ。

李の1トップについてだが、これは森島の1トップよりは理解できると思った。柏で1トップ戦術は慣れているだろうし、フランサがいないときには李も1トップのポジションをこなしている。しかし、李の1トップはいいとして、誰が点を取るのだろう? 柏ではフランサの下には活きの良い李と菅沼がいるわけで、柏木や水野にその役割をこなせるかは疑問だ。

そして、その柏木だが、このチームへの適応の早さには驚いた。最終予選初戦ベトナム戦から比べれば見違えるような動きだ。この日は、梶山が怪我で長期離脱、家長が先発落ちでゲームメイクできる選手が不足する中で、孤軍奮闘していたと言っても過言ではないだろう。しかし、限界も露呈している。一つはやっぱり本田や水野との連携の問題。下がってボールを受けて、前にボールを運ぶことはできても、相手を味方と連動して崩すというところまではいかない。これはまだまだ柏木に状況を判断する能力が足りないということなのだろう。もう一つはプレッシャーを受けた状態での精度。アタッキングサードになってからの柏木のプレーの質の低さはちょっと問題だな。「走るファンタジスタ」などとよく言われているが、中田、俊輔、小野、遠藤、小笠原と言った歴代ファンタジスタの系譜に連なるには、まだまだ最後の凄みが足りない。しかし、こういうのって後から身につくものでもない気もするんだよなあ。柏木の場合、ファンタジスタというよりはネドベドのような質実剛健なプレーを期待した方がいいのかもしれない。

攻撃については、他にあまり語るべきところはない。なにせ、今回もセットプレーで青山直が点を決めただけなのだ。思い返してほしいが、最終予選に入ってから、4試合で3得点、全てセットプレーからしかゴールできていない。2次予選とは相手が違うとは言え、驚くべき得点力の低さだ。得点力の最も高い平山を排除、家長もなるべく出番を少なくした結果だから当然だ。

オシム監督は、再三リスクを冒すことをの重要さを説いているが、このチームは、リスクを完全に排除することだけを目指そうとしているように見える。動けない平山を外す、家長を先発で出さない。それはそれでいいだろう。では代わりに何があるのか。恐しいことに何もないのである。リスクを徹底的に排除した先に待っていたのは、前線から相手選手を追いかけるだけの荒涼としたサッカーなのだ。

2失点は守備陣はあまり責められないだろう。CKからの失点、ハンドを取られてのPKでの失点だったが、まあ、サッカーなのだからこういうこともあるという失点だった。しかし、ボランチはちょっと問題だったかな。1失点してからの慌てっぷりは酷かった。こういうときは梶山のキープ力が恋しくなるね。

で、反町監督だが、もう解任でいいんじゃないかな。まあ、しないだろうけど。単純にサッカーとしてつまらない。選手のポテンシャルが全然活かされてない。水野なんて見てるのも辛い。喩え勝ったとしても支持できないサッカーだ。今のJリーグを見渡してもこれほどつまらないサッカーをやっているところはないと断言できる。それで負けるのだからこんなに腹立たしいこともない。今はとにかく本戦に向けて望みを繋いでほしいが、もし予選敗退することがあれば、協会も監督選考についてそろそろ責任を取るべきだろう。

2007-10-17

AFCアジア/アフリカ チャレンジカップ2007 日本×エジプト

結果は、4-1で日本の勝ちだった。日本の得点者は、大久保×2、前田、加地。

スコアの通り日本の快勝だったのではないだろうか。エジプトはアフリカチャンピオンとは言え、メンバー落ちが多く、また、カメルーンのような異様な身体能力のチームではなくテクニカルなチームなので、日本としては与し易い相手だった。

日本は運動量が多く、中盤とDFの連動した守備がきちんとできていた。また、前田を中心に前線のポストプレーがうまく機能していて、早く前線にボールを当てるところから攻撃の形が作れていた。

大久保は21試合目の代表初ゴールおめでとう。思い返せば、ジーコ時代は大変だったなあ。あのころは運もなかった。まだまだ若いからこれから頑張れ。前田も代表初ゴール。まあ、チャンスが多かったので、一つくらい決めてもらわないと困るというのはあった。

日本の失点シーンは、ゴール前での山岸のハンド得たFKを壁の一人が体に当ててゴールという形。毎度のことながら、山岸はヘタクソだな! 今日は前田との見事なワンツーがあったけど。しかし、セットプレーの失点はなんとかならないのかな。毎回壁の間を通されているような気がするのだが。

まあ、とにかくオシムジャパンは色々あった2007年を一応有終の美で飾ったということになる。結局オシム監督は年初で見せたフォーメーションを大きくいじることなく最後までやり通した。これをバックアップメンバーが出てこないと見るべきか、中心メンバーの連携が深まったと見るべきか悩ましいところだ。特にDFラインはオシムは意地でも変える気がないようだ。オーストリア遠征でも中田を呼ばなかったのは、中田が駄目というよりは、DFに不確定要素が多い海外組を入れたくなかったのだろう。このあたりにオシム監督のチーム作りのこだわりが見える。一度に2人くらい怪我人が出て困った顔をするオシムというのも見てみたいが、まあ、そうならないように祈っておこう。

2007-10-16

米澤穂信/遠まわりする雛

遠まわりする雛
米澤 穂信
角川グループパブリッシング
2007-10-03
単行本

ご存知古典部シリーズ第4作。まだ、書店では見掛けない気がする。売れてないはずはないのだが。それとも売れ過ぎて店に渡ってないのか。

内容は、折木たちが古典部に入部した直後(おそらく『氷菓』の第2章の直後)から、折木たちが2年生になる春休みまでに起こる出来事を時系列順に集めたものだ。一つ一つの章は独立したミステリーになっていて、全体を通した話というのは無いのだが、折木たちの関係の変化を1年間を通じて描いている。特に折木と千反田は、出会いから告白手前まで関係が発展する様子が丹念に描かれていて、千反田の萌え小説としても読めるようになっている。

「やるべきことなら手短に」は、古典部に入部した直後、千反田の扱いに困った折木が千反田の好奇心をそらすためにちょっとしたトリックを使う話。米澤穂信にしては珍しく言い落としが使われている。トリック自体は簡単。千反田を騙したことを後悔する折木がちょっとせつない。

「大罪を犯す」は、千反田の教室で授業の進度を勘違いした教師が生徒に当たり散らすのだが、なぜ教師がそんな勘違いをしてしまったかを後から解き明かすという話。ちょっとトリックが納得いかない。

「正体見たり」は、古典部の合宿先で千反田たちが目撃した幽霊の謎を解く話。ミステリーとしては伏線から解決までがちょっとややこしい。見所は、千反田と一緒に温泉に行くシーン。「一緒に出ましょうね」と千反田に言わせるよねぴーはリビドーに忠実すぎると思う。

「心あたりのある者は」は、ひょんなことから、折木と千反田が校内放送から何が起こったかを推理するという話。短い一文から大きな事件を解き明かしていく様は圧巻。これぞまさにトリックよりロジックの世界。推理作家協会賞短篇部門にノミネートされただけあって、ミステリー短編としては、この短編集の中で一番の出来だ。どうせオチがあるだろうと思ったが、結果的に最後まで突き抜けて良かったと思う。

「あきましておめでとう」は、タイトルのダジャレの通りに初詣に行った折木と千反田が納屋に閉じこめられるという話。折木は里志に落とし物を通じてSOSを発信する。これは米澤穂信お得意のパターンだね。連作短編としては、誤解されたら困るという千反田に対してもうちょっと折木の葛藤が欲しいところ。

「手作りチョコレート事件」は、摩耶花から里志に送られるはずのチョコレートが何者かに盗まれる。責任を感じる千反田のために折木が真相を究明するのだが……という話。これはミステリーを離れて、なぜ里志が摩耶花のチョコレートを受け取らないかというのが主題。この章を好きになれるかどうかで、「遠まわりする雛」全体が好きになれるかどうかが分かれると思う。で、僕は、納得がいかないんだよね。今までの米澤穂信作品と比べると致命的にぬるいと言わざるをえない。里志の方はわかる。端的に言えば、甲斐性がないということだろう。しかし、小説の筋としては、やはり里志はしっぺ返しを食らうべきだろう。今までの米澤穂信の小説はそうだったはずだ。米澤穂信は古典部シリーズに思い入れが強すぎるのかもしれないと思った。

表題作「遠まわりする雛」は、毎年地元の神社の祭で「生き雛」となった千反田に、人数合わせで呼ばれた折木が明確に恋愛感情を意識する話。ミステリー要素はほとんどない。これは、「生き雛」祭の描写と、祭の後、折木が千反田にプロポーズ寸前まで行ってしまうのが見所。「手作りチョコレート事件」に比べると、大分わかりやすい話だね。付き合い始めのカップルが勢い余って結婚後のことを考えてしまうような痛さがある。

全体を通じると、ミステリーとしては面白いが、青春小説としては、やはり、男性側の都合ばかりが全面に出てしまっているような気がする。次は女性陣の逆襲を期待したい。

2007-10-14

変愚蛮怒 すばしっこいハイエルフレンジャー (その4)

前回は、見事、宝物庫クエストで散ったわけだけど、これじゃ攻略になってないということで、もうちょっと頑張ってみようかと思う。

で、もう一度最初の盗賊クエストから攻略していくのは書く方もだるいし、読む方もそうだと思うので、前回進んだところくらいまで進めたところから始めようと思う。

Yuu_05.txt

前回で懲りたので宝物庫クエストは行かないことにした。金属製スモールシールドのランダム・アーティファクトは6階ランクエで入手。耐の+4はなかなか嬉しい。

で、城を攻略していく。理由は前回を参考。落ち着いてやれば30階までは死ぬことはないのだが、そこから先に行くのに大きな壁がある。耐性がない状態だと、30階後半くらいから、ユニークや上位ドラゴンのブレスの一撃死があるのだ。最低でも5つの基本耐性は身につけておきたい。上位耐性はこの時点ではどうしても穴ができるので、敵の攻撃パターンと自分の耐性をいつも把握しておく必要がある。変愚蛮怒の腕のほとんどはここにかかってくると言っても過言ではない。

ひげおやじ『マリオ』に遭遇。こいつはファイアーボールを連射してくるが、こちらは耐火炎の二重耐性があるので楽勝。さらに探索を続けると、獲得の巻物をゲット!読むと高級品以上のアイテムが貰える。階層が深いほど良いアイテムが出るので、竜窟に行って読むことにする。ルルイエの方が階層は深いが、道中で殺される危険性があるので、妥協しておく。しかし、出たのは(祝福)のハルベルト。ハズレだ。

気を取り直して、ヘビの舌を31階で倒すと、★ブロード・アックス『バルクケレド』を落した。ヘビの舌はその2で紹介したように高級品ドロップ確定なので、今までえ残しておいたのだ。バルクケレドは対邪もあるし、耐が+3なので、なかなか良い武器。

と、油断していたらウンバールのユニークに記憶消去を食らって殺されかける。記憶消去されると、防具の修正などが無効になってACが激減するのだ。危ない危ない。金も余るようになってきたので、全部の持ち物に*鑑定*をしておく。こうすると、記憶消去されても防具の能力が無効にならない。豆知識。

次にドラゴンヘルムをゲット。レアアイテムだが、付いている耐性によっては全然使えない。これは劣化耐性がついていたので、ちょっと嬉しい。

しかし、ここから全然進まない。基本耐性に穴があることもあり、30階前後をずっとうろうろする。このゲームはこの辺りが一番辛い。上位ドラゴンやワイアームを狩るようになってくると、アイテム収集の効率も上がるのだが。

そんな中、毒針ゲットする。ドラクエのどくばりと同じで、一定の確率でユニーク以外の敵を一撃で殺すことができる武器だ。ちなみに森のボスの闇の蜘蛛『シェロブ』を倒すことでも手に入れることができる。

で、ここで短気なやつは、毒針を手に竜窟で下級ワイアームを倒しに行ったりする。一種のギャンブルなのだが、アイスワイアームやストームワイアームあたりなら、結構倒せるし、10000以上の経験値、10個以上の上級ドロップ確定と報酬は申し分ない。しかし、ちょっとずるいところがあるし、ギャンブルはなるべく避けるということで、今回はやらないことにする。

それでしばらく探索を続けていたのだが、防具屋でエルフの軟革よろいとブラックマーケットでロングボウを買うことができた。ブラマを使うことに抵抗がないわけではないが、ロングボウだけはどうしても欲しい。アーチャー、レンジャー、騎兵の三つの職業ではただのロングボウでもかなり強い。手に入れたロングボウはもちろんガシガシ強化、そして、金も十分なので矢の方もきっちりと強化する。これで実質的なターンダメージは打撃より射撃の方が上になったはずだ。強敵には射撃をメインで使っていくことにする。

これでようやく戦力も上がってきたので、40階以降に進むことにする。

で、ぼちぼち進めていたのだが、なんと、43階で古代万色ドラゴンに殺されてしまった……。しかも、動揺してダンプ取るの忘れた。申し訳ない。

強敵なのは知っていたが、耐性が揃っていたし、毒針を持っていたので、それで倒せると思ってしまったのだが、古代万色ドラゴンは加速が10もあって連続攻撃されるし、「環境への耐性」でカバーされてない毒のブレスを食らってしまった。ログを見直したら、打撃で20、毒のブレスで233のダメージでギリギリ死んでいた。古代万色ドラゴンは古代ドラゴンシリーズの中でも断トツでHPが高くてブレスの威力が高い(ブレスはHPに比例する)のを甘く見てた。

しかし、全然攻略になってないな。一つ言えるのはこのペースでやっていたら、クリアするのに、3ヶ月くらいかかりそうだ。

2007-10-13

井上堅ニ/バカとテストと召喚獣

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)
井上 堅ニ
エンターブレイン
2007-01-29
文庫

ブログ界隈で話題になっているようなので読んでみた。読後の感想としては、驚くほど開き直ったラノベだなっつー感じ。ギャグとラブコメとバトル(作中で召還合戦と呼ばれる)以外の要素はばっさりと切り捨てられている。その思い切りの良さが光る一方で、やっぱり日常の描写などが捨てられている分、読み応えはない。でも、こういう極端な軽さが新しいのかもな。文章が非常に素直なので、その点は好感が持てる。

2007-10-12

変愚蛮怒 すばしっこいハイエルフレンジャー (その3)

さて、前回は、ゲーム開始から、6階と12階のランクエをこなし、迷宮で帰還のロッドを取るまでだったが、今回は城を攻略することにする。

なぜ、鉄獄ではなくて城を攻略するかと言うと、前にも書いたけど、24階のランクエでかなり強いユニークが出る可能性があるので、ここで足止めを食らってしまうから。というわけで、足止めがなく、ダンジョンに癖がない城の方を攻略するというのがセオリー。

城に行く前に注意しておきたいのが、耐麻痺と耐火炎。特に麻痺になったら即死なので、耐麻痺は必ず身に付けておこう。耐火炎はアーチ=ヴァイル対策。動きが速くファイアー・ボールを連発してくる嫌な敵だ。ダメージも痛いが、巻物や杖を燃やされたりするのも嫌だ。耐火炎と自然の「環境への耐性」を組み合わせてこれを防ぐ。あと、この辺りで嫌な敵は、ダークエルフ・ワーロックと幽体獣。これに気をつけておけば、出会い頭に瞬殺されるということはない。

で、探索を開始したのだが、城25階の雰囲気が「恐ろしい死の幻が目に浮かび、気絶しそうになった!」。こういう場合大抵ヴォールトなのだが、今回は「王者の加護の指輪」を拾った。王者の加護の指輪は出現階の設定のわりに性能が微妙なんだけど、これほど早い段階で取ると結構嬉しい。

続けて、城30階で「★農夫ジャイルズのリング・メイル」をゲット。これが初アーティファクトだ。微妙な性能だが、耐カオスがあるのが嬉しい。

そして、耐カオスが手に入ったので、宝物庫クエストをこなすことにする。宝物庫クエストの報酬の「つらぬき丸」は最終武器にはほど遠い攻撃力ではあるものの、攻腕器耐が+2というのは大きい。なかなか安定した強さがある。序盤あまり良い武器が手に入らなかったときには、宝物庫クエストに行くと良い。で、今回のプレイでも、今の「(防衛者)のランス」ではちょっと火力が足りないので、つらぬき丸を取りに行くことにする。

しかし、この宝物庫クエスト、なかなか厄介ではある。殲滅型クエストではなく、つらぬき丸を取って脱出するだけで良いのだが、その代わりに敵のレベルは高めに設定されている。そして、いやらしいことにつらぬき丸の位置が毎回ランダムなのだ。4つのスモール・ソードのうち1つしか本物はない。一つ目で引き当ててあっさり終わることもあれば、最悪全部回ることになったりもする。

と、その前に「下水道」と「ログルス使い」の2つクエストをこなさなければならない。

まずは下水道。白ワニがちょっと強い。死体の塊とグレムリンを増殖させないようにする。この2つを気をつければ簡単なクエスト。で、報酬は光明のフェアノールのランプだった。

次に「ログルス使い」のクエスト。あっさり倒せることが多いが、純ログルスを吐いてくるので注意。カオスの耐性があればダメージが軽減できるのでなるべく付けた方がよい。報酬は「トラップ解除のロッド」。このロッドはヴォールト攻略のときなどに地味に助かる。

ということで、いよいよ、宝物庫クエストに挑戦するのだが、その前にテレポートの巻物をたくさん用意しておこう。敵が強いので普通に歩いて移動すると捕まってしまう。なので、テレポートをガンガン使って移動するのだ。運が良ければ、速攻でゲットして帰還の巻物で脱出できる。

これで準備ができたので早速突入する。まず、いきなりテレポート。何度かテレポートしてスモール・ソードの近くになったら拾う。これを当たりが出るまで繰り返す。ちなみに、つらぬき丸は拾った瞬間に「クエスト達成!」と出るのでわかる。しかし、なんと3本取っても全部スカ!最悪のくじ運だ。

そして、敵が溢れ返ったところで、4本目を取りに行く。結果から言えば、これが失敗だった。部屋に居たクイルスルグのせいで召喚地獄に。テレポートで脱出しようとしたら他の部屋にも敵がいっぱいでどうしようもない。そして死亡。

Yuu_04.txt

いやあ、諦めるときはスパッと諦めなきゃ駄目だね。でも、序盤で宝物庫失敗すると激しくやる気ダウンするんだよね。

しかし、こんな序盤で攻略失敗してしまった。失敗が許されないことを考えれば、宝物庫はスルーすべきだったな。つらぬき丸は中盤以降辛いし。これでは、全然攻略になってないので、近々リベンジします。お楽しみに!

2007-10-11

竹宮ゆゆこ/とらドラ・スピンオフ!

ラノベ界人気No.1ラブコメ『とらドラ』の番外編。本編に比べるとキャラが薄く、話に捻りがない。あと、退屈なエロ描写が多いね。最近のラノベ全般に言えることだが、あまりエロに走りすぎるのは感心しないなあ。やっぱり萌えとエロの区別はちゃんとつけなきゃ駄目っすよ。番外編ということで購入を悩んでいる方はスルーしてもいいかも。

2007-10-10

Yahoo! ファンタジーサッカー 第28節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計31fp104fp
GK川島 永嗣川崎1fp9fp
DF箕輪 義信川崎5fp13fp
DF寺田 周平川崎3fp11fp
DF田中 マルクス闘莉王(C)浦和1fp6fp
DF伊藤 宏樹川崎2fp10fp
MF遠藤 保仁G大阪5fp9fp
MFポンテ浦和3fp7fp
MF中村 憲剛川崎4fp9fp
MF水野 晃樹千葉4fp10fp
FW前田 遼一磐田1fp5fp
FWジュニーニョ川崎1fp9fp

今回は順当勝ちが多かったので、平均が高く、標準偏差が低い。僕はいつもガチガチのメンバーで臨むので、こういうときは成績が良い。だって、オッズとかがないんだから、あえて変な選手を選ぶ必要がないわけですよ。

で、今回のメンバーだが、またキャプテンを外してしまった。闘莉王の6fpは低いわけじゃないが、遠藤が9fpなんだよな。やっぱり、遠藤を下回ったら負けなわけですよ。デフォルトが遠藤で、考えた末に外すわけで。頭を使って駄目になっているわけだから目も当てられない。次節のガンバはホームで甲府相手ということで、キャプテンは遠藤に戻すつもり。

あと、逆横浜FCが安定しすぎているな。ゲームバランスが崩壊しつつある。今回は川崎の守備陣全投入で荒稼ぎしたわけだけど、次は神戸か。失点多いんだよなあ、神戸。でも、他のカードが難しいから、また守備陣全部入れるしかないか。

2007-10-09

WinnyでAICの内部資料が流出

秋の新番バンブーブレードが内容、人気共に好調なAICですが、Winnyの所謂キンタマウイルスにより、制作の資料が漏洩するという不祥事があった。

AIC ≫News

⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゜Д゜)つFull Auto | 【Winny】アニメ製作会社AICが情報漏洩を謝罪【火消し】

http://guideline.livedoor.biz/archives/50976603.html

この資料がなかなか生々しいもので、1話あたりの制作予算(監督、脚本が○万、声優に○万など)や、某アニメに起用する声優を選ぶためのコメントや、原画マンの住所電話番号とコメント(口先だけで上がらない、どうにもならないなど)などが含まれている。ちなみに、この原画マンの中にはガイナの鶴○○○やシャフトの尾○○○などの大物も含まれているのだとか。

と、まあ、ワイドショー的に煽ってみましたが、バンブーブレードはかなり面白いので、制作に支障を来たさないといいなあと思います、ハイ。

2007-10-08

Jリーグ 第28節 清水×名古屋

結果は、3-0で清水の勝ちだった。

これは退屈な試合だったな。スコアが示す通り、清水のプラン通りの試合だったと言える。運動量で勝る名古屋が中盤を制するが、清水はそれを完全に無視して、チョジェジンと岡崎を目掛けてロングボールの戦術を徹底する。名古屋は、ゴール前までのチャンスは多いものの、ヨンセンが怪我でいないこともあり、クロスは清水の高木や青山が弾き返されるし、シュートコースの限定されたミドルシュートはこの日Jリーグ初先発のGK山本に落ち着いて対応されてしまう。名古屋は攻めているようで手詰まり状態。清水の方も別に攻撃の形を作れているわけではないが、チョジェジンがハットトリック。1点目は、クロスに対して岡崎とフェルナンジーニョがつぶれて、こぼれたボールをチョジェジンが得点。後はセットプレーで2得点。まあ、あまり面白い得点ではない。

明確なゲームプランがあるということで、見ていて不快なゲームではないものの、やはり退屈なプランであることは間違いない。しかし、浦和とは別の意味で、残念なチームだよな、清水って。クロスを簡単に上げさせたり、ミドルシュート打たせたりするのは、相手のレベルが低いことを前提にしている守備だよな。実際、ヨンセンがいない名古屋では崩すことができなかったんだけど。そういう、いわば「Jリーグレベル」を前提とした勝ち方は萎えるものはある。まあ、そういうチームがあってもいいけどね。

28節全体だと、まあ、ほぼ順当な節だったんじゃないでしょうか。ということは、浦和はより優勝に近付き、横浜FCは順調に降格へと向かっているわけです、ハイ。世界がどんどん駄目になっていっていると言い換えてもいいかもしれません。

さて、先週触れようと思って忘れていたんだけど、川崎のベストメンバー問題。ACLの合間のJリーグ柏戦で、川崎が8人メンバーを入れ替えて、0-4で大敗したという話。Jリーグ側が川崎に対してベストメンバーじゃないのはサポーターに失礼、という言い方で川崎を非難して物議を醸しているわけだ。川崎を応援しているサポーターは、勝手にサポーターの名前を使うんじゃねーという感じで大変に怒っている。ACLは中東でやったということで、かなり無理のある日程だったんだよね。

これ、あまり言われてないけど、Jリーグ側が本当に言いたいのはスポンサーの顔を立てろってことだよね。はっきりは言わないだろうけど。例えば、JリーグとACLでは放映権が違うわけで、Jリーグ中継やっている側から見れば面白くないのは間違いない。世間の議論は、サポーターという言葉ばかりが上滑りしているようで、どうかと思うな。確かに迂闊にJリーグ側がサポーターと言ってしまったのが問題なんだけど。

で、天皇杯3回戦でもう一つ問題が起きた。J2で昇格を争う上位4チームが揃ってJFLと大学のチームに負けてしまったのだ。天皇杯では、Jリーグのベストメンバー規定は適用されないし、優勝までは遠い天皇杯よりもJ1昇格の方がずっと大事だ、という気持ちは分からなくはないのだが、ここまであからさまな捨て試合は、心象が良くはないだろう。あまりに過密な日程が一番の問題ではあるのだが、欧州とシーズン開始を合わせる問題と含めて、大幅な改革をJリーグに求めたい。

2007-10-07

西尾維新/刀語 第五話 賊刀・鎧

刀語 第五話 賊刀・鎧(ゾクトウ・ヨロイ)
西尾 維新
講談社
2007-05-08
単行本

5巻まで来た。毎回タイトルに「第○話」とあるように、まあ、アニメの1話を見る感じで読んでいる感じ。ということで、毎回感想を書くのもやや辛いのだが、全体的には前回で一段落ついたということで、伏線をばらまいている感じ。刀語の中でもあまり特徴のない巻だね。

今回の話は、あえて敵を殺さないというのがテーマことで、かなりヌルい展開。ラブコメ要素が強い。しかし、とがめって微妙に萌えないんだよね。さすがにバカの要素が勝ち過ぎている。もうちょっとクールな要素がないといけないのではないだろうか。それか、もっと天真爛漫路線でいくか。

まあ、なんかあまり語るべきことはない。

2007-10-06

Yahoo! ファンタジーサッカー 第28節 編成

位置選手チーム年俸
合計6億3320万
GK川島 永嗣川崎4750万
DF箕輪 義信川崎3660万
DF寺田 周平川崎4710万
DF田中 マルクス闘莉王(C)浦和9330万
DF伊藤 宏樹川崎4370万
MF遠藤 保仁G大阪8440万
MFポンテ浦和5470万
MF中村 憲剛川崎6160万
MF水野 晃樹千葉3920万
FW前田 遼一磐田3770万
FWジュニーニョ川崎8740万

今節は誰が編成してもこうなるでしょ。まず、対横浜FCの川崎DFとGKの全投入。ジュニーニョと中村憲剛ももちろん外せない。闘莉王と遠藤は固定。5連勝中の絶好調で甲府が相手の千葉からは水野きゅん。小野が怪我でフル出場が固いポンテ。前節ボーナスが5fpだった前田。完璧でしょう。鹿島とかもちょっと悩んだけどね。けど、調子の良かったときはこういう思い切りの良さがあったと思うから川崎に賭ける!

2007-10-05

グレンラガン最終回

どうも春アニメはオチがいまいちなことが多かったのだが、このグレンラガンもなんとも変な方向に向かってしまったようだ。あの第4部に入ってからの空虚としか言いようのない超インフレは何なのだろうか。トップをねらえあたりと比べると、ハッタリでも話や設定の辻褄を合わせようという気が全くない。例えば「敵の数、無量大数!」なんて台詞があったりするけど、辞書で調べると無量大数って10の68乗じゃないですか。有り得ないじゃないですか。ハッタリ効かすにしても「京」くらいの単位にするじゃん。なんかこの「無量大数」的な大雑把さが、作品全体にあって、一つ一つのことを取り上げて考えるのが馬鹿馬鹿しくなる。

ここまでリアリティが欠如していると、登場人物の行き死にも恣意的な感じがしてくるんだよね。あのキタンのカミナのリプレイのような死に方とか、最終回のニアとか。何が出来て何が出来ないかの基準がないから、どうして死ななきゃいけないのか納得できない。ネットで調べるとキタンはゲッターのパロディらしいね。理屈がない世界だから、そういうお約束が共有されてないと楽しめないのかもしれない。

ちょっと穿った見方をすると、グレンラガンの最終形態は、間違いなく過去最強ロボットだし、おそらくこれからもこれ以上強いロボットが出ることはないと思うので、そういう意味で歴史に名を残したかったのかもしれない。下品な邪推だけど。

テーマ的にはどうなんだろうね。アンチスパイラルは人類の進化が宇宙を滅ぼすと言って、人類を攻撃したわけだけど、それは回避できたのだろうか。第3部で導入した社会の複雑性の問題は全部うっちゃられたままなのだろうか。ヒロイック・エイジなんかもそうなんだけど、具体的に色々起こりうるであろう問題に対して、どうも抽象的に無かったことにして回避するようなストーリーになっていると思う。まあ、ヒロイック・エイジはギリシャ神話の焼き直しなところがあるので、銀英伝的な突っ込んだら負けオーラがあるのだが。しかし、グレンは第3部でそういうのを導入したわけだからね。

こういう、ちょっと現実逃避気味のポジティブさが、00年代の想像力というやつなのだろうか。ベクトルは反対だけど、コードギアスも非常に浮ついた話だよな。これも「あえて」というやつなのかな? 馬鹿馬鹿しいのは分かっているけど「あえて」ノってみるみたいな。コードギアスもグレンラガンも間違いなく面白い作品ではあるんだけど、馬鹿馬鹿しさに耐えきれないものがある。逆に言うと、今の若い人達には、エヴァもトップをねらえも馬鹿馬鹿しく見えてるのかもなあ。だから、行くとこまで行っちゃえみたいな(と言っても作っている側はまだまだ僕よりは年上だろうけど)。確かにエヴァ圏を脱出できなかった、ラーゼフォンやエウレカセブンよりは、コードギアスやグレンラガンの方が面白いのだが(もちろん、ラーゼフォンやエウレカの良さもありますが)、正直言って、やっぱりエヴァの方が面白い。結局、世代論的なところに落ち着いてしまうのだろうか。

まあ、色々、というか、かなり文句言ったような気はするけど、春アニメで一番面白かったのはグレンラガンだったのは間違いない。どれか1つ見る価値のあるアニメは?と聞かれたら、迷いなくこれを挙げるね。ガンダム00はリアル路線らしいから、見比べると面白いかもしれない。

2007-10-04

米澤穂信の「遠まわりする雛」がどこにもない!

遠まわりする雛
米澤 穂信
角川グループパブリッシング
2007-10-03
単行本

10月3日発売ということで、探し回ったのだが、どこにもない! Amazonは「近日発売」から「通常3~5週間以内に発送します」に直行だし。インシテミルは結構すぐ見つかったのになあ。インシテミルより古典部シリーズの方が売れるに決まっているじゃん! ある程度大きい本屋で米澤穂信の新刊入れないところはマジで潰れた方がいいよ^^

追記:翌日船橋まで遠征して無事ゲット!どうも入荷が遅れているという噂もある。

2007-10-03

Yahoo! ファンタジーサッカー 第27節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計29fp96fp
GK榎本 哲也横浜FM1fp4fp
DF中澤 佑二横浜FM5fp8fp
DF田中 マルクス闘莉王浦和3fp12fp
DF加賀 健一磐田0fp11fp
DF小宮山 尊信横浜FM1fp4fp
MF橋本 英郎G大阪1fp10fp
MF遠藤 保仁G大阪4fp10fp
MF田中 隼磨(C)横浜FM3fp5fp
MF山瀬 功治横浜FM1fp3fp
MF水野 晃樹千葉2fp7fp
FW前田 遼一磐田5fp17fp

大宮に負けるなよ、横浜FM。百歩譲って負けるにしても2点も取られんなよ。ガンバに勝って、浦和に善戦しても、大宮に負けたら意味ないじゃんかよ。

それと、キャプテンね。過去何度も遠藤から変更して痛い目にあっているというのに、またやっちゃいました。遠藤に関しては、思考停止でキャプテン固定が一番という結論が出ているんだよな。と言っても、次節ガンバはホームでは鉄壁の守備を誇る柏が相手。悩みどころだ。

あと、逆横浜FCが鉄板すぎるな。もっと磐田を入れるべきだった。と言っても、前にガンバがやらかしてるんだけど。次節はなかなか調子の上がらない川崎だが、まあ、深く考えずに入れてしまうのだがいいんだろうな。

2007-10-02

変愚蛮怒 すばしっこいハイエルフレンジャー (その2)

キャラを決めてプレーの準備をしたのが前回。今回はいよいよ攻略開始だ。

まずは、装備を買おう。雑貨屋で「真鍮のランタン」、防具屋で「軟革よろい」「硬革帽子」「硬革ブーツ」「革製スモール・シールド」を購入。魔法の邪魔になるので「革グローブ」は買わない。これらを装備したら早速「イークの洞穴」に行き、「白イモムシ」狩りを行なう。白イモムシは無限増殖するのでこれを倒してレベルを上げをするのだ。こういうのを嫌う人もいるが、序盤なのでまあいいでしょう。ここでレベルを6くらいまで上げておく。そうすると魔法が使えるようになるので、自然の「モンスター感知」「罠と扉感知」の魔法を学習しておく。他の魔法はお好みで。罠と扉感知は非常に重要な魔法で、この魔法を覚えたら、もう感知していないところは歩かないようにした方がよい(「トラップ感知済みでない場所を表示する」はOnにしたよね?)。

これでクエストの準備ができた。「盗賊の隠れ家」「ワーグを殲滅せよ」の二つのクエストを立て続けにこなす。盗賊の隠れ家をやる前に鑑定の巻物などを買って所持金を減らしておこう。お金を持っていくと盗賊たちに盗まれてしまう。ワーグを殲滅せよでは、モンスター感知をうまく使ってワーグを一匹ずつ倒していく。囲まれなければ普通に殴り殺せる。ワーグのクエスト中にレベル10になると思うが、このときに上げるステータスは耐久か腕力が無難。ここでは攻撃回数を上げるために腕力を上げた。

次に拠点をモリバントに移動する。モリバントの方が交通の便がいいし、辺境の地では充填の施設などがない。早めに移動しよう。

それで、すぐ鉄獄に行ってランクエをこなしてもいいのだが、まだまだ力不足だと思うので、レベル上げと装備を調えた方がよい。やり方は人それぞれなのだが、シャベルと財宝感知の巻物を使って金塊を掘りまくるのがおすすめ。ここで皮ジャケット、鉄ヘルメットあたりを買ってACを上げたり、テレポートの巻物と致命傷の治癒の薬を10個くらいは買っておく。特に致命傷の治癒の薬は重要。盲目や混乱などの大抵の異常状態を回復できる。仙術の魔法にもテレポートがあるが、失敗する可能性があるので緊急回避のときには巻物を使った方がよい。ほとんどのピンチは致命傷の治癒の薬→テレポートの巻物で回避できるので忘れないでおこう。

それと、レベル上げをしていると、ヘビの舌やスメアゴルを見掛けると思うが、浅い階のうちは放置しよう。こいつらや(ワンピースの)ナミ、ロビンフットなどは倒すと高級品を落とすのが確定しているので、できるだけ深い階で倒して良いアーティファクトを落とすのを狙った方がよい。30階過ぎくらいで倒そう。

で、金を溜めていたら、防具屋で麻痺知らずのグローブが売っていたので買う。麻痺知らずのエゴが付いている場合は魔法を阻害しないのだ。これも初心者は忘れがちなので注意。あと、弓も鍛えておこう。手数や元の攻撃力の低さもあって効果が大きい。矢の方が金がかかるのでやらなくてよい。

ということで、準備ができた。ここらで一度ダンプしておこう。

Yuu_02.txt

このくらいまで強くなれば、6階と12階のランクエは余裕だろう。24階はガチャピンなどのめちゃくちゃ強いユニークがでるので、やるのはしばらく後になる。

で、さくっとこなしたのだが、6階のユニークはスナガ『ラグドゥフ』で、「(防衛者)のランス」を入手。(防衛者)のエゴは嬉しいが、ランスはちょっと使いづらい。今の腕力では片手で持てないから盾を捨てて両手持ちに。(防衛者)のお陰で耐性が揃ったので、指輪を守りの指輪にする。これで、ACは跳ね上がった。

12階のランクエはオークの隊長『シャグラト』で、全耐性の紙甲を入手。使えるから悪くはないのだが、(防衛者)のランスと能力がかぶっている。微妙。

次にエルフのクロークが欲しいのでオークのキャンプをこなすことにする。クエストに入ったらライト・エリアなどをしないようにして、真っ直ぐに右の方にある窪みへ移動。そこでオークを迎えうつ。あとは、囲まれないようにすれば余裕。報酬は「忍びのエルフのクローク」だった。これは結構嬉しい。

次は帰還のロッドが欲しいので迷宮のミノタウロスをしばきに迷宮に行くことにする。迷宮は歩くと道を忘れてしまうのだが、ライトエリアして、罠と扉感知して、壁を掘れば、迷うことはない。ボスの迷宮のミノタウロスは攻撃力は高いが、HPが少ないので、自分のHPに注意すればあっけなく倒せる。というわけで、帰還のロッド、ゲット!

で、ここまでのダンプ

Yuu_03.txt

大体、このくらいまでが変愚蛮怒の序盤だと思う。今回は、ツモがそこそこ良かったのであまり苦労はなかったが、店で買えるものでも十分ここまではこなせる。Dungeon CrawlやNetHackあたりと違って、変愚蛮怒は準備をしっかりすれば、序盤で死ぬことはほとんどないと言ってもいい。慣れるとかったるいと言えばかったるいのだが。

次回はセオリー通り、鉄獄を避けて、城をちまちまを攻略していくことになると思う。では、また。

2007-10-01

Jリーグ 第27節

今節は、Jリーグ中継を見なかったので、全体の感想だけ。なんで見なかったかというと、BS1でガンバ×大分の予定だったのが、NHKが日ハムの優勝決定戦を急遽入れたからなんですね。無事日ハムが優勝してよかったです。またやられても困るので。

上位は、浦和、ガンバ共に勝って勝ち点差6は変わらず。ガンバはまたもやロスタイムに決勝ゴールだそうで、なかなか危い橋を渡っている。

中位に目を向けると、なんと千葉が5連勝で10位まで上がってきている。川崎と勝ち点では並んでいる。ストヤノフを切って、中断開けから絶好調ということで、よくわかんないよね。そう言えば、J2では、序盤7連敗した東京ヴェルディが2位浮上ということで、これまた、サッカーのマネージメントというのはよくわからんなあと思った。監督を切ればいいというわけでもないんだね。

下位では、甲府と大宮が頑張っている。甲府はアウェーで川崎相手に引き分け、大宮は好調横浜FMになんとアウェーで勝利。なかなか調子の出ない広島を猛追している。もしも、広島が降格するなんてことになれば、A代表、U-22代表を数多く抱えているところだけに、ストーブリーグは大変なことになりそうだ。