2008-07-29

国際親善試合 U-23日本×オーストラリア

結果は、2-1で日本の勝ち。日本の得点者は香川と岡崎。

選手選考後初の試合。

メンバーは、ねえ。反町監督の選考自体に文句はないけど、なんか僕が期待してたのと違うんだよねえ。予選の貢献度が高い選手を容赦なく切るのは、よくやったとは思うけど、青山直、青山敏あたりはちょっと可哀想だな。平山と水野は所属チームでの出番が少ないからしょうがないけど、見たかったよねえ。他にも梅崎、柏木、家長、枝村、カレンあたりは実力もあるし、予選で活躍したし、期待もしていた。今の状態や精神面を重視する反町監督の選考は基本的に正しいのだが、溢れ落ちた可能性を見てしまうと、思わず溜息が出るのは僕だけじゃないだろう。

さて、試合の方だが、結果から言えば、反町ジャパン初の逆転勝ちの試合となり、上々の仕上がりを見せているということになる。スタメンを見ると、李と森本の2トップ、両サイドに香川と本田圭、ボランチに細貝と本田拓、CBは水本と吉田、SBに長友と内田、GKに山本。

ポイントは香川と本田圭が利き足と逆のサイドにいるということだろうか。香川は右利きなのに左、本田は左利きなのに右サイドにいる。これで、両サイドが中に入り、SBがそのスペースを上がるという攻撃ができていた。

試合は常に運動量で上回った日本が優勢に進めたが、ロングボールに対する吉田の処理のミスから先制点を許してしまう。この失点は色々とまずかった。吉田のミスもそうだが、その後、少し時間があったのでしっかり戻っておきたかったということと、簡単に後ろからの飛び出しを許しすぎたというのもある。壮行試合でやっといて良かったミスかもしれない。

しかし、その後すぐに日本が追い付く。内田の縦パスを李がスルー、森本が止めて、最後は香川が決めた。これは非常にいい形のゴールだったね。反町ジャパンのベストゴールかもしれない。全体的に攻撃のコンビネーションはいまいちだったが、このゴールの形を見ると期待を持てるかもしれない。

その後は終了間際まで硬直した試合になる。オーストラリアはお疲れなのかロングボール主体。日本はサイドからクロスを上げるが、屈強なオーストラリアDF相手ではなかなかいい形にならない。しかし、それで試合終了間際に谷口の左サイドからのクロスに岡崎が決めるわけだが、前に入った岡崎は良いけど、シュートは運の要素が強かったかな。まあ、当てにできる感じではない。

そのまま試合終了で逆転勝利めでたしめでたしという感じなのだが、この暑さの中で運動量が最後まで落ちなかったのは良かった。でも、攻撃面はいまいちだなあ。メンバーが決まったばかりだからこれからという声もあるが、もう本番直前だからね。しっかり守るということが重要かな。

選手で良かったのは、香川。このタイプ貴重だからね。梅崎よりボールの扱いが柔らかい気がする。A代表はまだ早いという感じだが、U-23で頑張ってほしい。

あと、気になるのは、この試合の前半終了間際で負傷した細貝だが、実は骨折していたらしい。うわ、どうすんだよって感じだな。予備登録もされてないから青山敏呼べないし。梶山が頑張るしかないのか。やっぱり18人って少ないなあ。二人怪我したらやばいもんなあ。梅崎入れろ、水野入れろとか言っても無理だというのもわかる。

2008-07-26

Jリーグ 第18節 千葉×G大阪 浦和×川崎

結果は、千葉×G大阪は0-1でガンバの勝ち、浦和×川崎は1-3で川崎の勝ちだった。

今回は2試合。まずは千葉とガンバの試合だが、この2チームの試合は劇的な試合が多い印象。去年の同じカードでは、ロスタイムに遠藤がFKで決勝弾を決めた。今年もまた劇的な展開になった。

前半は全体的に千葉のペースだったと言える。千葉はサイドバックが異常に中に絞っている。ペナルティエリアの幅に4人いる感じ。サイドの谷澤と根本も下がるので6バックのような形に。これにガンバは大苦戦。千葉は谷澤を中心にカウンターを繰り出してガンバに迫るが、しかし精度がない。巻に対してろくなボールが上がらない。あれではどうしようもない。結局両者得点の気配がまるでないうちに前半終了。

後半に入ると、ガンバは起点になっている工藤と谷澤に人を付けるようになった。こうなると、千葉は疲労もあって手も足も出なくなる。この日の千葉は谷澤に頼りすぎ。逆サイドの根本がもっと攻撃に絡まないと駄目だ。サイドバックかと思ったよ。しかしガンバもゴール前を固めた千葉を崩せないまま時間が過ぎて、試合はこのままロスタイムに。そして、入ったばかりの山崎と橋本とルーカスの三人で中央突破。最後は山崎が決めた。これは山崎のシュートの振りが速かった。山崎は先発で使われることが多いわりに得点が少なく、この日は先発落ち。期するところがあったかもしれない。

これでガンバはなんとか首位集団に食らい付いた。千葉は勝ち点1でも欲しかったところだろう。一つ上の札幌と勝ち点差6ついてしまった。それでも下位は去年みたいに6連勝とかすれば一気に抜け出せるので、諦めないで頑張ってほしいところ。

次は浦和と川崎の試合。立ち上がり20分は浦和ペース。右サイドを中心に攻めてチャンスを作る。闘莉王のミドルシュートがクロスバーに当てたり、完全に攻勢だ。そして、高原がくさびのパスを反転してすりぬけ、速い振りの良いシュート。これが入って浦和先制。ちなみにこれは高原10試合ぶりのゴール。この日の出来は悪くなかったが、高原はどうしてこうなってしまったのか。浦和移籍は失敗だったのかもしれない。

それと、FKを相馬や田中達也が蹴っているのはなんとかならないのだろうか。ポンテや阿部がいないのはわかるが、最初から梅崎を出すという選択肢はないのか。

ところが、20分すぎから浦和の運動量が落ちて、またこの日トップ下で初先発のヴィトール・ジュニオール(長いので以下VJ)がだんだんフィットしてくると、川崎ペースになる。VJはかなりテクニックがあって、パスが出せる選手。憲剛以外にもパスの出所が増えたのは川崎にとってかなり嬉しいだろう。しかし、川崎の外人スカウト能力は凄いね。次から次に当たりを引いてくる。

そして、CKからの流れで、VJが絶妙なクロス。これに残っていた伊藤が合わせて同点。移籍したばかりとは思えないタイミングの良いパスだった。その後も啓太の不用意なパスミスからジュニーニョがシュート。闘莉王がありえないボールロスト。VJはシュートまで行けなかったが、気が抜けているとしかいいようがない。闘莉王は間違いなく日本有数のスペシャルなプレーヤーだが、時折こういうことをやらかすのが問題。さらに浦和は啓太が中盤でボールを奪われる考えられないミスが続いている。やはり阿部がいないのが痛い。阿部は飛び抜けたスーパーな能力はないが、集中力を切らすことがないし、クレバーで気持ちの入ったプレーをする。闘莉王や啓太はそういうところが欠けている。

後半になると、浦和も反撃に出る。闘莉王が積極的に攻撃参加するようになり、立て続けにチャンスを作る。しかし、これは罠だったかもしれない。CKから釣男のシュート、弾かれたところを高原のシュート。これをクリアしたのが谷口のハンドに見えたが、笛はなし。そこからのカウンターでジュニーニョが左サイドが駆け上がり、折り返しを鄭が決めた。抗議に夢中で対応しなかった浦和が悪いと言えば悪いのだが、ガンバ戦でも似たようなことがあったので、ちょっと可哀想ではある。

浦和はそれで気が抜けてしまったのか、その後、畳み掛けるように川崎のチャンス。釣男の苦し紛れのクリアが相手に渡り、ショートカウンター。鄭のシュートがポスト。それをジュニーニョがキープし、VJに合わせて3点目。これで試合は決まった。

全体的には誤審はあったものの川崎の完勝と言える試合だろう。しかし、川崎は逆転勝ちが多い。高畠監督になってから勝った試合は1試合以外全て逆転らしい。川崎らしいと言えば川崎らしいが、上位を狙うなら失点を減らした方がいいだろう。

第18節全体では鹿島が首位になったが、他の上位は勝ったので、鹿島、浦和、名古屋、ガンバの4強状態が継続している。

他にニュースと言えば、ガンバのバレーの中東移籍が決まった。年俸は3億。移籍金と違約金合わせて10億ほどがガンバに入るらしい。バレーは大宮のC契約からプロ生活がスタートしたことを考えれば、とんでもない出世だ。しかし、最近のJリーグは中東クラブへの引き抜きが激しい。Jはせいぜい1億ちょっとしか払えないのに対して、中東はオイルマネーを使って平気でその3倍くらい出してくるから当然と言えば当然なのだが、なんか理不尽な感じだ。

2008-07-19

Jリーグ 第16節 鹿島×FC東京 第17節

結果は、4-1で鹿島の勝ちだった。

16節と17節をまとめてのつもりだったけど、17節は録画失敗したので、16節の鹿島とFC東京の試合だけ。

この試合は何と言っても霧がひどかった。カメラの向こう側のサイドだと選手が誰が誰だかわからない。選手も見づらいと思うのだが、雷でなければやるのがサッカーというスポーツなんだよね。

前半は、ポゼッションでは互角。しかし、チャンスは鹿島の方が多かった。FC東京はボールの回し方はよいが、ボールの失い方が悪い。鹿島はしたたかにカウンターを狙ってるし、パスも正確だ。特に小笠原はさりげないパスが非常に正確。梶山も見習ってほしいものだ。それと鹿島はサイドチェンジをうまく使って、ピッチをワイドに使っている。前半は鹿島優勢のまま0-0で終わる。

後半になると霧が一層濃くなる。ピッチ上の距離感がなくなって気持ち悪い。ピッチの隅の方はもう何がなんだかわからない。

そんな中、FC東京が先制。ペナルティエリアで平山がシュート。GKが弾いたところを再び平山がキープし、カボレにラストパス。これを決めた。平山はよくがんばった。これを受けて鹿島はすぐに興梠とダニーロを投入。その直後、ダニーロからのボールをペナルティエリアど真ん中で興梠がキープし、最後はマルキーニョスが決めて追い付いた。オリベイラ監督の交代は当たるんだよね。データでも鹿島の選手交代後の得点率はかなり高い。

その後は、両者中盤すっとばしの攻め合い。しかし、FC東京はこれに付き合うべきではなかった。ゴール前での精度がまるで違うので、チャンスが同数だと、ガンガン決められてしまう。結局、小笠原の展開からマルキーニョスがグラウンダーのパス。本山がスライディングで決めて逆転。さらに、またもや右サイドのマルキーニョスから興梠にグラウンダーのパス。興梠はボールを受けてから反転してシュート。これで3点目。試合終了間際には、コーナーキックからダニーロが決めて、4点目。FC東京はもう戦意喪失で守備が甘かった。

FC東京は全体的に力負けだったな。鹿島は疲労がなければ、やっぱり強い。でも、次の17節で下位の京都に負けてしまう。スタメン固定の影響もある。日程が厳しいわりに、選手層が薄いんだよね。中田が復帰したので、それでなんとかなればいいのだが。

上位陣はこの2戦連勝したチームがないんだよね。本当に今年は混戦。堅守の柏がひょっこり優勝してもおかしくない。

下位では千葉がやばいのはともかく、清水と横浜が残留争いに参戦しているのが、開幕前では予想できなかった。まあ、この2チームは落ちるわけないから、その下の札幌と千葉は焦ってるかも。

2008-07-10

Jリーグ 第15節 柏×G大阪

結果は、1-0で柏の勝ちだった。

久々に見応えのある試合だった。柏は前節浦和を撃破して只今絶好調。ガンバも得点力が上がって上り調子だったのだが、その中心にいた遠藤が長期離脱になってしまった。と言っても、二川やルーカスもいるので、うまくやれば支障はないはずなんだけど、やっぱりそうはいかなかった。

前半はガンバのポゼッションが高く、シュート数も10本を越えたんだけど、ミドルシュートが多かったし、柏の守備を崩したという形はなかった。去年もそうだったけど、ホームの柏の守備は本当に固い。ガンバクラスでもクリアチャンスというのはなかなかできない。しかし、この日もシュート外しまくったバレーが、一つくらいハーフチャンスを強引に決めてくれよという気はしないでもない。

後半は一転柏がフランサを中心に猛攻をしかける。久々のスタメン復帰となったフランサだが、魔術師の異名は伊達じゃない。全てのプレーにエスプリが効いていると言っても過言ではないだろう。ワンタッチで凄いパスを出しまくる。柏の得点もフランサのアシストなのだが、何気ないようで絶妙なタッチのパスなんだよね。今のJリーグの中でもプレーを見る価値のある数少ないプレイヤーでしょう。

それと今の柏の快進撃を守備で支えているのが南の代わりに正GKになった「すげーのー」菅野。横浜FCのときも良いGKと言われていたが、僕はあれだけ弱いチームにいたらGK目立つだろうと、正直半信半疑だったのだが、堅守の柏で活躍したことで、きっちりと実力を示したことになる。

15節全体では、浦和と鹿島が順当に勝利。名古屋は新潟に負けて連敗。失速してきた。さすが中位力と言ったところか。

それと14位に低迷している横浜FMの桑原監督に解任の話が出ている。攻撃も守備も半端な現状を考えるとしょうがないかな。しかし、これでまた早野監督の評価が上がってしまう。恐ろしい早野マジック……。

2008-07-07

ボンズの制作のアニメーター評価表が流出?

【2ch】日刊スレッドガイド : ボンズのアニメーターランク表らしきものが流出? 戦犯・会社の癌ほか

この間2chのアニメ板で突然騒ぎになったのが、これ。去年AICの似たような流失騒ぎがあったが、今回はコメントが酷い。「会社の癌」とか、「ロミジュリ監督(笑)」とか、不倫を含む恋愛関係をバラしたり、評価以前に人としてどうなのかというコメントが並んでいる。

で、ボンズは早速否定のコメントを出しているわけだが、

BONES NEWS: スタッフの皆様の情報データアップロードに関するお知らせ

アニメーターのブログを見ると、どうも信憑性がありそうだ。

アニメーター恩田尚之のブログ

アニメーターうえだしげるの日記

ボンズは個人的にかなり好きなスタジオなので、こんなことで制作に支障が出ないでほしいと思う。今もソウルイーター見てるし、秋からのザムド楽しみにしているし、DTB2期もあるらしいし。劇場版エウレカも見に行こうかと思ってるくらいなんだよね。

まあ、しっかりしてほしいね。

2008-07-01

Jリーグ 第14節 横浜FM×磐田

結果は、0-1で磐田の勝ちだった。

連日EUROも見ているわけだけど、その合間に見るJリーグは牧歌的だねえ。まあ、これもサッカーなので悪くはないけど、日本もいつか追い付く日が来るのだろうか。

横浜も磐田も怪我人が多くベストメンバーとは言えないが、より酷いのが磐田。前田はまた離脱中だし、この試合中に成岡と西も怪我で交代。これからも厳しい台所事情となりそうだ。

横浜は4バックでボランチにロペスと復帰した河合、二列目に山瀬という布陣。磐田は上田と成岡のボランチで3-5-2。戦術的にはどっちもサイドで起点を作れるかが重要と言うところだろうか。

序盤は横浜のペース。ボランチに入ったロペスの出来がよく、キープ力もありパスを散らすこともできる。持って上がることもできるし、もっと守備力を鍛えれば、十分Jでもトップクラスのボランチになれる。

サイドの攻防はほぼ互角なのだが、横浜には山瀬とロペスの中央突破もあるので、チャンスは横浜の方が多い。しかし、川口の好セーブもあり前半は0-0。結果的には、横浜はこれが痛かったかもしれない。

後半に入ると、横浜は足が止まって、磐田がそのスペースを突くようになり、ジウシーニョが強烈なミドルシュートで先制点を挙げる。これはシュートも見事だったけど、誰もマークしてないし、シュートコースはぽっかり開いてるし、横浜の守備良くないね。以降は横浜猛攻、耐える磐田という展開だが、横浜の攻めが遅いし単調なんだよなあ。EUROを見てるせいかな。

それで磐田の勝利となったわけだが、これで磐田は13位、横浜は11位となった。横浜落ちてきたなあ。リーグ戦でここ5試合勝ち星がないらしい。そんなに内容は悪くないんだけど、堅守が売りの横浜のわりには、後半の守備はいただけなかった。とりあえずは慣れている3バックの方がいいのかな。

第14節全体では、上位の浦和が柏に1-0で負け、名古屋は鹿島になんと0-4の大敗。やはり万全なら鹿島が最強なのだろうか。それでガンバも札幌に勝ったので、勝ち点1差に浦和、名古屋、鹿島、ガンバがいるという史上稀に見る混戦状態に。どのチームも不安材料があるだけに、優勝はどう転ぶか全く健闘がつかない。まあ、Jリーグらしいと言えばJリーグらしい。