2008-06-16

W杯アジア三次予選 タイ×日本

結果は、3-0で日本の勝ちだった。日本の得点者は、闘莉王、中澤、憲剛。

まあ、実力差が出たという感じだったかな。タイは高さがないということで、セットプレーでしっかり勝ちに行った試合という感じ。

スタメンは、出場停止の大久保の代わりに香川を入れただけ。右足の怪我の状況が深刻と言われていた俊輔は強行出場。タイ相手なら憲剛でいいと思うのだが、まあ、これは結果論か。若返りで香川を入れたんだろうけど、どうも無理矢理入れた感が漂っている。J2見てないので何とも言えないが、香川はそこまでの逸材なんだろうか。海外では10代の選手が代表に選ばれることも多いというが、それなりに活躍しているからだろう。名古屋の小川でも入れた方がいいのではないかと思うのだが。

前半は完全に日本のペース。タイもオマーンほどではないが、かなりの猛暑とは聞いていたが、前線から運動量豊富に守備をしていた。対するタイは試合が進むにつれて、日本のパス回しについていけなくなり、自陣にひきこもる展開に。日本は主に左サイドを中心にタイを攻め立て、山ほどFKとCKを浴びせ、CKからの流れで闘莉王と中澤が決める。これは両方共遠藤のアシストだが、キックの精度も高かった。やはり日本は確実な得点源としてこれを武器にした方がいいだろう。

しかし、後半に入ると、前半から飛ばしていた日本の運動量がガクッと落ちて、タイもボールを持つようになる。岡田監督の試合はこういうのが多いな。ボランチが遠藤と長谷部ということもあって、一旦劣勢に回ると立て直しが難しいという問題もある。長谷部はまだしも、遠藤はこれ以上守備がうまくなるとも思えないんだよな。組み合わせをいじらざるをえないでしょう。

そのままだらだらと時間は過ぎていったが、松井の代わりに矢野、俊輔の代わりに憲剛が入ったところで、ようやく日本の運動量も復活し、後半43分に裏に抜け出した憲剛が3点目を決めてようやく止めを刺した。

全体的には、暑さのわりには動けていたし、0-3の快勝という結果は良かった。しかし、後半押し込まれる時間帯があるなど、実力差を見せ付けた貫禄勝ちとは言えないところもあり、まだまだ改善の余地はあるだろう。

同じグループの一方の試合、バーレーンとオマーンが引き分けたことで最終予選進出が決定。とりあえず一安心と言ったところだろうか。次の試合こそ、怪我がちな俊輔は休ませてほしいところだ。

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