2008-04-01

Jリーグ 第3節 FC東京×京都 鹿島×横浜FM

結果は、FC東京×京都は3-3で引き分け。鹿島×横浜FMは2-1で鹿島の勝ちだった。

2試合とも面白い試合だった。FC東京と京都の試合は、派手な撃ち合いになった。今年のFC東京は、前半は運動量が多く、パスを繋ぐ攻撃的サッカーができるが、後半になると守備の崩壊からグダグダなサッカーになるという特徴があるが、この試合でもそんな感じだった。

開始直後、FC東京がCKから先制。その後も優位に試合を進めるが、京都にCKが同点にされる。しかし、前半終了間際にCKからまたもFC東京が得点する。つまり、前半はFC東京優勢、CKだけで2-1。

試合が面白くなるのは、後半京都に田原が投入されてから。この日の田原は凄かった。57分京都の渡邉が目の覚めるようなミドルシュートを突き刺して同点にすると、80分自陣からの一発のパスに田原が飛び出して背後から来るボールをボレーシュート。これで京都が勝ち越す。いや、これは凄いゴールだった。スピード、パワー、テクニック全てを兼ね備えたシュートだったね。こんな活躍がコンスタントにできれば代表にも呼ばれちゃうよ?

しかし、ここからのFC東京の粘りも凄かった。88分徳永のクロスを京都のGKがはじいたところに今野が詰めて同点。今野はこれで開幕から3試合連続ゴール。今野はそんなに調子が良さそうでもないんだけどね。なぜか、いるべきところにいてゴールを取るんだよね。

あと、この試合で気になったのはFC東京の18歳の大竹。左利きでこの日のセットプレーを全て蹴っていたが素晴らしい精度だった。年代別代表にも声がかかるんじゃないかな。

次に鹿島と横浜FMの試合だけど、これもなかなか興味深い試合だった。鹿島はリーグ戦、ACLと危げない4連勝で、まさに無敵状態。横浜FMもリーグ戦2連勝で好調同士の対戦になった。

で、試合の中身だけど、鹿島も無敵状態というほど、完璧ではないんだよね。前半は互角の勝負の中、マルキーニョスのミドルシュートで先制するんだけど、後半は横浜の方が優勢。67分小宮山が浦和戦に続いてゴールを決めると、山瀬がポストを叩くシュートを打ったり、鹿島のDFは横浜の選手を掴まえ切れない。

しかし、鹿島がダニーロと投入すると流れが変わる。ダニーロは、パスを貰うスペースを見つけて、攻撃の起点になる。これでペースを握り返した鹿島は、そのダニーロが決勝点を決めて、結局2-1で勝利した。

鹿島はこの柔軟さというか、手の豊富さが凄い。昨季の終わりのころもそうだったけど、ポゼッションもカウンターもいけるし、途中出場の選手で流れも変えられる。Jリーグの古豪だけあって、守り→個人技の浦和とか、ポゼッション一辺倒のガンバより、百戦錬磨という感じがするね。スタメンの選手が崩れない限り、鹿島の強さは揺がなさそうだなあ。

3節全体では、浦和、ガンバ、川崎がやっと初勝利。やっぱり鹿島独走は面白くない。やっぱり優勝候補のチームたちにはしっかりと頑張ってもらいたい。

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