2007-07-07

恩田陸/六番目の小夜子

六番目の小夜子
恩田 陸
新潮社
2001-01
文庫

恩田陸のデビュー作。『夜のピクニック』が面白かったので続けて読んでみた。ジャンルはホラーなのだろうか。しかし、ホラーと言っても、特に悪意のあるやつがでてきたりしないので、あんまり怖くない。3年生の春から卒業まで1年間の物語なのだが、一昼夜の物語の『夜のピクニック』とは違って、なんか悪い意味で卒業アルバム的なゆるさを感じる。ホラー仕立てのせいでヒロインの沙世子がよくわからないキャラになっているのもよくない。

しかし、学園祭の学校生徒全員が一言ずつ台詞を言う作中劇『六番目の小夜子』は凄かった。真っ暗闇の講堂の中で違う声が一言ずつ台詞を読み上げるのは、想像すると異様な光景だ。余計なお世話だが、このシーンをクライマックスにして、物語を学園祭の前後にぎゅっと凝縮した方が良かったのではないだろうか。

そして、当たり前の学校生活をノスタルジックに問い直すというテーマはこのデビュー作から見られる。作者はよっぽど楽しい高校生活を送ったんだろうなあ。最近思うのは、充実した学生生活を送ったり、友人が多い人間の方が楽しめる作品が増えてきたなということ。この作品は昔のものだが、『夜のピクニック』は最近流行ったわけだし。リアルで負け組だとフィクションでも負け組なんですねー。ああ、これ以上負けたくねーなー。

2007-07-06

Yahoo! ファンタジーサッカー 第18節 結果

位置選手チームボーナスfp
合計18fp85fp
GK藤ヶ谷 陽介G大阪0fp8fp
DF加地 亮G大阪1fp10fp
DF岩政 大樹鹿島0fp2fp
DF小宮山 尊信横浜FM1fp10fp
DF石神 直哉鹿島0fp0fp
MF橋本 英郎G大阪2fp11fp
MF遠藤 保仁(C)G大阪5fp14fp
MF野沢 拓也鹿島-1fp3fp
MF中村 憲剛川崎2fp6fp
MF水野 晃樹千葉2fp7fp
FW菅沼 実柏1fp0fp

前期最終節。平均がかなり高かったので85fpでも順位はダウンした。現在、共通3508位。ガチでやっているわりには冴えない結果だなあ。遠藤はさすが。やっぱりずっとキャプテン固定が正解なんだろうなあ。鹿島が負けたのと、菅沼を選んでしまったのが痛い。野沢はPK失敗するし。

この調子だと、後期の現実的な目標は共通3桁だろうな。まあ、300位くらいなら過去に何度か達成しているんだけどね。しかし今期は駄目だな。とりあえず全力でガンバ固めすれば良いということはわかったが、それ以外は全然予想できない。金もないし、後期はちょっと苦戦予想されますね。

2007-07-05

春期アニメ中間ランキング(その3)

4位 瀬戸の花嫁

今期一番の切れ味があるギャグアニメ。大地丙太郎系の早口と登場人物の百面相で驚異のテンポを生み出す。それに時折萌えも入る。でも、ちょっと順位上げすぎたかな。でも、たまに面白いギャグがでるんだよね。しかし、どうやら原作がこのあたりから失速するらしいので、ちょっと不安ではある。

3位 おおきく振りかぶって

このアニメは、凄く「今」っぽい感じがするね。部活のリアリティのある描写、選手たちも必ずしも才能溢れる選手ばかりではない(田島に対する花井など)、作者のひぐちアサが大学でスポーツ心理学を学んだらしく、その知識が作中に反映されているなど、現実感に拘る一方で、ポジティブ基調でノスタルジックに学生生活を描いている。腐っぽいところも含めて、今、部活漫画をやるとしたらどういうものを作ればいいのかということが良く考えられていると思う。アニメとしてそんなに出来が良いというわけでもないのだが、原作の良さに敬意を表して、この順位にしてみた。

2位 電脳コイル

磯光雄の個人的なコネクションで豪華なスタッフを集めて、凄い作画になっている。脚本も磯光雄自身が全話担当しているが、高いレベルを保っている。特に小学生らしい子供っぽい話がうまい。しかし、作中の謎の配置の仕方に微妙に古さも感じる。今後の展開に注目したい。

1位 天元突破グレンラガン

色々と問題も起きたけど、よく頑張っている。ガイナックスらしい動きの良い作画と中島かずきの思い切りの良い脚本の相性が良い。この作品も「おお振り」と同じく、今、ロボットアニメを作るとしたらどんなものを作るべきかという命題に自覚的だ。2クールの中を4つに分けて、最初を70年代的なストレートなアニメ、次を80年代的なアニメと進めていって、最後には21世紀の新しいロボットアニメの表現を模索するという。まだ、このブログを書いている時点では第2部なので先の話は見えないが、まあとにかく凄いことになりそうなのは間違いない。

番外 キスダム -ENGAGE planet-

クレイモアの前座で毎週見ているのだが、どうしてこんなアニメになってしまったんだろうなあ。あらすじだけ追うと面白いのだが、アニメを見るとネタにしか見えない。作画崩壊はデフォで、脚本もヤバい。小野大輔が「イグ・ソード!」とか「テイル・ボーン!」とか必殺技を叫ぶのは結構好きなんだけどね。これが檜山修之だったりすると、あんまり面白くなかったんじゃないかと思う。なんというか、小野大輔と必殺技という組み合わせが絶妙。あと、全く本編で活躍しないロボが総登場するOPも良い。あれでいつも笑ってしまう。OPと言えば、あの副監督 → 監督 → 総監督の流れもいいね。総監督の長岡康史が逃亡で有名になった人で、実際の監督は副監督の神戸洋行がやっているらしい。とにかく駄目アニメなのは間違いないが、テンポが早いし、見ていて楽しめるアニメなのは間違いない。

2007-07-04

春期アニメ中間ランキング(その2)

その1の続き。

8位 アイドルマスター XENOGLOSSIA

うーん。いまいち。人物を深く掘り下げて描写しようとしているのが裏目に出ている。舞HiMEはもっと勢いで押していたはず。初心を思い出してほしいところ。まあ、真が寝返り、雪歩はスパイ濃厚ということで、後半の展開に期待は持てる。

あと、散々言われているし、僕はあまり言いたくないのだが、なんていうか時折エヴァっぽいところが……。ラーゼフォンやエウレカセブンみたいにエヴァから抜け出せなくて、そうなっているというよりは、わざとやっているんじゃないかという符合が散見されるのはどうしたものだろう。

7位 ハヤテのごとく!

今期一番真っ当に萌えアニメやっている。しかしパロディはそんなに好みではないな。今時名前を出すだけではあんまり笑えない。嫌味のない作風なので、息抜きに楽しめる。最低1年はやるらしいので、ストーリーの進展が無さそうなのが難点か。

6位 クレイモア

NTV、規制がゆるいらしく毎回なかなかのグロが見られます。一言で言えば、ベルセルク風ジャンプ格闘アニメ。残酷な描写が目立つが話の中心はベタな感じ。悪くはないのだが、漫画を忠実にアニメ化している分、ちょっと単調になっているところもある。原作未完なので、中途半端なところで終わりそうなのが不安材料。

5位 Darker than BLACK -黒の契約者-

基本的に1話完結なのだが、毎回前後編に分かれているので、なかなか見応えのあるドラマになっている。ボンズの作画+菅野よう子の音楽でアニメ自体のレベルもかなり高い。設定も凝っているし、毎回色んな組織のエージェントがやってきて、次々と死んでいく展開も好きなんだけどね。このアニメはタイトルが妙にダサいのと、主人公が中国人留学生という設定が地味すぎる。もうちょい話題になりそうな要素を入れればいいのにと思ってしまう。もったいない感じ。

2007-07-03

春期アニメ中間ランキング(その1)

今週から夏期アニメが本格的にはじまるけど、春からスタートしたアニメも折り返し。色々整理したんだけど、12(+1)本も切らずに見ていることが判明。自分的には過去に例がない本数だ。前期のギアスのような大ヒットはないものの、佳作揃いだということが分かる。そこで、今回は煽り気味に12〜13話まで(電脳コイルは8話まで)見た時点での面白さランキングを付けてみよう。まずは、12位から9位まで。

12位 怪物王女

作画などのトータルのクオリティを考えると最下位にせざるをえないが、このアニメは結構面白い。まず、藤子不二雄の名作『怪物くん』をモチーフするというのは、なかなか目の付けどころが良い。ネットでは「ふが」としかしゃべれないフランドル(「フンガー」としかしゃべれないフランケンが元ネタだ)が人気だけど、やはり姫のキャラクターがいいね。あの尊大で些事にこだわらない性格が、このアニメの懐の深さに繋がっている。脚本のボケっぷりも痛快で良い。M男の妄想垂れ流しのEDも必見だ。

しかし、原作は血が吹き出て死人がいっぱい出るようなスプラッターらしいのだが、このアニメはTBSの規制のせいか、死人はおろか、血も全く出ないというかなり間抜けなことになっている。系列のMBSがあんなにグロやっているんだから、あんまり意味ないと思うんだけどなあ。

11位 ヒロイック・エイジ

人類と銀の種族の戦闘で木星が破壊されるなど、順調に宇宙の覇権を争うというスケールの大きい話になっているが、いかんせんノドス同士の戦闘は殴り合いで単調だし、人間側の指揮官は銀英伝に出てくるアホ将軍並に頭が悪いし、見ていてストレスが溜まるところもある。せっかくの遠未来SFなんだから、もうちょっとスマートにしてほしいところ。敵のノドスのリーダーの小清水キャラもなんか弱そうなのが気になる。

10位 精霊の守り人

本気のI.Gなので作画はかなり良い。しかし、原作エピソードは筋だけ追うと微妙な感じだし、中盤以降はオリジナルエピソードが続いて全然話が進まない。オリジナルエピソードは好みが分かれると思うが、攻殻好きならいけるんじゃないかな。僕は微妙に苦手なんだよね、神山節。師匠の押井からして実のところそんなに好きじゃない。なので、まあ、『精霊の守り人』の順位が低いのは、僕の好みの問題だね。

9位 らき☆すた

DVD1巻が2.6万枚も売れているという大ヒット作なわけだが、それに中身が伴なっているかというと微妙だ。OPは何かやってくれる感じ全開なのに、内容はあるある雑談アニメ。時折B級なパロディが炸裂して楽しいは楽しいのだが、京アニに求めているのはそういうところじゃないんだよなあ。その手のは、新房+シャフトの方がうまくやるだろうし。

2007-07-02

カレイドスター 9巻

カレイドスター Stage.9
ビデオメーカー
2004-05-28
DVD

総集編2話と新たなる翼編2話。総集編にはオーディオコメンタリーがついている。このスタッフのコメントとアニメスタイルのコラム

WEBアニメスタイル_COLUMN

を読むと、カレイドスターはかなりそのときの演出や脚本が自由にやっているようで、その場の勢いで作ったものが次々と設定になっているのが面白い。アニメってどれもこんな感じなのかな?

新たなる翼編は全然レイラさんが出てこない(´・ω・`)。ライバルキャラのメイと敵キャラ?のレオンが登場。そらは幻の大技をやったわりにはしょぼい感じ。そしてロゼッタはなぜかドジキャラに。これもスタッフの勢いなのか?

Jリーグ 第18節 大分×横浜FM

結果は0-3で横浜FMの勝ちだった。

うーん。また微妙なカードだな、BS。ここ2試合得点がない両チーム。この試合も格下の大分ホームということでロースコアが予想されたが、蓋を開けてみたら横浜FMの3得点で快勝になった。

前半は、横浜FMペース。大分はFWのセルジーニョと前田俊介がいまいち。この二人、同タイプなんだよね。テクニックは抜群だが、守備にも動かないし、攻撃の時にも動かない。ボールをもらってから勝負に行くタイプ。2トップの片方ならいいけど、2人共というのはシャムスカのミスじゃないかなあ。

このおかげで横浜FMは最終ラインからのビルドアップがしっかりできていた。ダイアモンド型の中盤の両サイドが起点になり、2トップと山瀬兄がサイドに開いてボールを引き出すというのを徹底していた。そのせいで中央に人が足りなくなったりしていたけど。しかし、ボールへの寄せもきちんとしていて、現代風のきれいなお手本のようなサッカー。正直、早野監督は柏降格の印象が強くて、良いイメージはないが、開幕直後の失敗をちゃんと修正できているのは、さすがに経験豊かということだろうか。

そして順当に横浜FMがセットプレーで先制点を取って前半終了。後半は、いきなりシャムスカ監督が2トップを交代。怪我明けだが、代表にも選ばれたことがある高松と松橋を投入してきた。ここからしばらくは大分の動きがよくなり、大分ペースになる。特に高松はうまいよね。万が一大分が降格したら欲しがるチームは多いだろうなあ。しかし、大分には可哀想だが、押し込まれていた横浜FMが逆にコーナーキックから中澤が追加点。ここで大分の気力が切れてしまったのか、再び横浜FMペース。その後、山瀬がさらに追加点を決めて、そのまま試合終了。

大分は、ちょっとまずいなあ。FWは高松の復帰の目処が立ったのはいいけど、ボランチが安定しない。ボールへの寄せが遅いんだよね。降格戦線で守備が弱いのはいただけない。試合を見るとちょっと不利かなと思った。

18節全体だと、ガンバと浦和が強い。内容も完勝だったらしく、いよいよ今年もこの2チームの争いという感じになってきた。これに鹿島、川崎、新潟あたりがどこまで絡めるかというのが、後期の見所になるでしょう。

五弱スーパーリーグは、千葉が横浜FCとの裏天王山に勝ち、甲府は名古屋に引き分け、勝ち点を伸ばした。他は順当負け。横浜FCは決まった感じだね。千葉は、着実に下位とのカードを拾っているが、ストヤノフの退団はどうやらほぼ決定らしい。残念。