タイトルには「病」とか「エコノミークラス症候群との闘い」とあるけど、エコノミークラス症候群についての話は全体の4分の1くらいで、残りは高原のサッカー人生についての超ロングインタビューという感じ。去年の年末の発売で浦和移籍を決める少し前の本なんだけど、なぜJリーグに戻ってきたのかというのもよくわかる内容。
エコノミークラス症候群の章はやっぱり結構重い内容。今までに高原は2回この病気にかかっているけど、3回目があったら引退すると書いてある。予防には、移動のときから食生活やら日常のことやら、色々気を使っていて、これが引退してからも死ぬまでずっと続くと言うから、かなり厄介な話だ。
自叙伝のパートは、時に教訓的に時に自画自賛的に自分のサッカー人生についてかなり率直な言葉で語られている。中でもW杯については、高原はかなり思い入れがあるようで、2002年は最初のエコノミークラス症候群の発症で代表から漏れ、2006年も万全の状態では望めなかったため、自分のワールドカップをこれで終わりにしたくないという想いが強いらしい。そのW杯アジア予選に向けて日本に帰る選択肢もあるとか。2009年くらいには帰るかも書かれているが、実際にはこの本が出てから1ヶ月ほどで浦和行きが決定したわけだ。
まあ、高原にはこれからも日本代表として、それに浦和のFWとして頑張っていってほしいものである。
1 件のコメント:
はじめまして。懐かしい映像ありました。
1999年のワールドユースで日本対アメリカです。
高原選手、小野選手すごいですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=OdCy6L2wFa0
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