GOSICKの2巻。今回はヴィクトリカの母親の故郷に行き、20年前の冤罪を晴らすという話。山奥の閉ざされた村って好きなんだよね。犯人の気味が悪いところとか、最後犯人が逃げ出して村に火を放つというのもいいし、今回は全体的に雰囲気が好みだった。1巻より2巻の方が面白いでしょう。
前作もそうだったけど、桜庭一樹って物語を作るのががうまいよね。灰色狼と古代セイルーン人の話とか。これはきっと膨大な読書量に裏打ちされているんだろうね。
しかし、前作ではモノローグが独立した話として読めたのだが、今回はなにやら思わせ振りな小話になってしまっている。こういうのあまり好きじゃないんだよね。いちいち付き合うのもしんどいし。
あと、伏線が全部回収されてないな。コルデリアの家から何が持ち去られていたのか、ブライアン・ロスコーなる人物は結局何だったのか、次巻以降へ持ち越しなんだろうか。まあ、次巻が楽しみだね。
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