2007-10-23

秋期アニメについて雑感(その1)

秋アニメも始まって3週間ほどが経過した。大体のアニメが2〜3話くらい放送されて、どんなアニメなのかわかってきたので、ぼちぼち感想をまとめておこうと思う。

機動戦士ガンダム00

まずは、今期の大本命ガンダム00から。謎の私設武装組織「ソレスタルビーイング」が超高性能MS「ガンダム」を使って世界各地の紛争に武力介入していくという話だ。ガンダムWのガンダムによるテロや、SEED Destinyの絶対無敵のラクス陣営による武力介入を、よりリアルに考えてみようという感じなのだろう。デスノートの月にも通じるものがある。

で、僕の感想から述べると、結構面白いし、これからの展開にも期待が持てるんじゃないかと思う。シリアスな台詞に、過去のガンダムテイストを入れたり、スクライド → ギアスと受け継がれたネタ要素も混ぜていく黒田洋介の手腕はさすがだと思う。

しかし、ネットでの評判はあまり芳しくないようだ。ガンダム00の世界には、ユニオン、AEU、人革連の三つの大きな勢力があって、これらと主人公たちの勢力のソレスタルビーイングをザッピングしながらストーリー展開しているので話が分かりづらいし、キャラ指向だったSEEDやギアスと比較すると、キャラの掘り下げが遅れているという問題もある。やっぱり放送前の予想通り、いまいち地味なアニメに落ち着きそうな感じだ。まあ、ギアスが無駄に暴れ過ぎたというのもあるけど。

CLANNAD

次はもう一つの本命、京アニ+KeyのCLANNAD。今回はBS-iじゃなくてTBSということで、視聴者はかなり多そうだ。ネットの評判は上々なのかな? らきすたのように馬鹿騒ぎするようなアニメじゃないので良くわからないところもあるが。まあ、DVDが馬鹿売れするのは間違いないでしょう。

僕の感想は、AIRに比べると見やすいなという感じ。ギャグが多めで、男友達が出てきたり、家族の問題が出てきたりと、あのバリエーションに乏しい鍵ヒロインズの息抜きができるのが良い。まあ、鍵ヒロインもいいんだけどね。

しかし、あのOPはいかがなものだろうか。AIRのころはまだ原作ゲームの再現なんだろうなという気はしたが、あんなに動きまくると、もはやエロゲOPのパロディギャグにしか見えない。しかし、EDは意表を突かれた。あんなほのぼのせつない路線だったとは。見てない人は必見。

BAMBOO BLADE

話題性という意味では、今期はガンダム00とクラナドの2強なんだけど、後ろからスタートダッシュに成功したのがBAMBOO BLADE。と言っても、普通の女子剣道アニメなんだけど。主役のタマちゃんがかわいい。あと、EDの「STAR RISE」が空耳ソング「あんこ入り☆パスタライス」としてニコニコあたりで人気が出ているようだ。確かにサビが「あんこ入り☆パスタライス」に聞こえる。

まあ、しかし、これが人気出てしまうところに、今期の不作さがよく表われているんじゃないだろうか。確かにそこそこ面白いアニメではあるし、タマちゃんは萌えるんだけど。

しゅごキャラ!

あたしのこころアンロック!ということで、今期の僕のイチオシアニメなんだけど、いかがでしょうか? 主人公のあむちゃんは他の魔法少女ものに比べるとちょっとませているので、なんかドラマの予感がします。

原作はなかよしでかなり人気のある漫画らしい。原作者のPEACH-PITは、『DearS』『ローゼンメイデン』『ZOMBIE-LOAN』そして、このしゅごキャラと、書く漫画がかたっぱしからアニメ化されている。地味に凄い。

そんで、アニメが始まってから嫌なニュースがあって、

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1044133.html

http://www.kajisoku.com/archives/eid1780.html

元ネタは3ヶ月前のたった一枚の画像なわけですよ。なぜ今になってこんなに騒がれてんの?

GA Graphic:なかよし「しゅごキャラ!」イベント アニメプロモ映像&主題歌アーティスト発表

それに痛いニュースなんて1000以上のレスがついているわけで、アニメの評判もオタクの評判もいくらでも操作できてしまうのかと呆れ返ったよ。自覚がないぶん、この間TBSの初音ミクの件よりもよっぽど深刻だと思うね。そりゃTBSもああやるよって話だよ。亀田の件もそうだけど、皆亀田の悪口をいいつつも結局番組は高視聴率を叩き出している。亀田次男が世界戦をやるような土壌については全く無自覚無関心らしい。結局マスコミは視聴者を映す鏡ということですよ。

ええと、全然関係ない話になったけど、結論は皆しゅごキャラ見ようということで。

0 件のコメント: