2007-10-29

Jリーグ 第30節 横浜FC×大宮

結果は、0-1で大宮の勝ちだった。

正直言って、他の試合の方がよかったなあ。横浜FCは前節降格が決まってしまって、ちょっと観る側も張り合いがない。まあ、放送予定はずっと前に決まるわけで、どうしようもないんだけど。さらに、関東に季節外れの台風が襲来ということで、ピッチには水溜りができ、強風が吹き荒れる試合になった。

前半は、プレッシャーから開放された横浜FCが、風上ということもあり、主導権を握った。しかし、雨でピッチ状態が最悪の状態だったということもあり、大宮DFを崩すというところまではいかなかった。あと、カズは頑張っているけど、1トップでは厳しいと思うなあ。外から見ていると平本を頭から使えばいいのにと思うのだが……。

そして、先制点を取ったのは、大宮。前半終了間際、右SBの村山の上げたクロスがファーの小林大悟に流れて、小林大悟がキーパーの上を越す技有りシュートを決めた。これで、劣勢の状況をこらえて、逆に良い時間帯に点を取るという大宮の狙い通りの展開になった。

後半、今度は大宮が風上になると、横浜FCのロングボールが風で戻されることもあり、大宮が分厚い攻撃をしかけるようになる。なんだかんだ言って、デニス・マルケス、小林大悟、藤本と大宮の前線にはテクニカルな選手が多い。1点ビハインド、風下という状況では、横浜FCはどうにもならないでしょう。試合はこのまま大宮が逃げ切った。

30節全体では、ガンバが清水相手に1-3で敗戦。浦和が引き分けたことで、勝ち点差は7と広がり、今シーズンの優勝はほぼ浦和に決まってしまった。今季の総括は優勝が決まってからにするが、やっぱりガンバが情けないなあ。横浜FCに引き分けたというのもあったからなあ。メンタリティの問題なのか、ガンバは毎年終盤に堪え性がないよね。過去2シーズンは混戦お終盤になったから良かったけど、今年みたいにずっと浦和とガンバの一騎打ちのような感じだと、今のガンバの状況では厳しいね。

1シーズン制になってから今年で3年目だが、次節、過去最速で優勝が決定する可能性もあるらしい。先日横浜FCが過去最速で降格が決定したわけで、純粋な優勝争いと残留争いという面では今年のJリーグは残念なシーズンになってしまったようだ。

残留争いでは、大宮が今季初の連勝で、なんと順位を降格圏外の15位まで上げた。代わりに降格圏内に突入してしまったのは、5連敗の後、ホームで千葉と引き分けてしまった広島。この試合はロスタイムまで2-0で広島が勝っていたのに、そこから千葉に連続得点を許して引き分けてしまったらしい。相変わらず広島は、横浜FC続くワースト2位の失点数で、守備の崩壊を立て直せていない。やっぱり残留争いのチームは守備が重要だからね。それに広島はガンバ、川崎、清水と上位陣の対戦を残していて、日程的にも大変厳しい。入れ替え戦はちょっと覚悟した方がいいかもしれない。

あと、どうでもいいかもしれないけど、「多摩川クラシコ」と銘打たれたFC東京×川崎の試合は、0-7と大虐殺となったようだ。去年優勝のかかった川崎をFC東京が1-4から逆転するという派手な試合をやったこともあり、川崎も手を抜く気はなかっただろうね。こんな調子で「多摩川クラシコ」は非常に殺伐としたクラシコになっていくのかもしれない。

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