2007-09-08

3大陸トーナメント オーストリア×日本

結果は、0-0で、PK戦で4-3でオーストリアの勝ちだった。

しかし、この3大陸トーナメント、色々謎なレギュレーションだ。オーストリア、スイス、チリ、日本の4カ国が参加するのに、総当たりじゃなくて1カ国、2試合しかしないし、引き分けでも(延長なしで)PKで決着つけるし、勝ち点の計算もおかしい。

それはともかく、このオーストリア戦だが、俊輔、遠藤など中心メンバーが同じなせいか、見事にアジアカップの再現VTRのような試合だった。パスはきれいに回り、ボールもキープできるが、最後は相手DFに阻まれるという展開。これは、内容が良い悪い以前に、飽きてきたという感じで、見ている方にはなかなか辛い。オーストリアは前線からちゃんと守備をしてたけど、サイドの対応がよくなかった。ロングフィードやサイドチェンジのパスを通しすぎ。ホームなのに大丈夫だろうか。

この試合では、欧州組として、阿部の代わりに稲本がボランチに入ったがまずまずの動き。あのフィジカルの強さ、深いスライディングはさすが長年欧州でプレーしているだけある。しかし、攻撃という面では少し寂しい。2002年あたりだと、稲本と言えば、思い切りの良い攻め上がりだったが、今は無難なボランチという感じだ。不用意なファールがあるのと、運動量が少ないのも気になる。あえて海外組として招集するには物足りない。交代で出た憲剛が速い判断でパスを回して、前に飛び出してミドルシュートを打っていたのと対称的だった。阿部、憲剛、稲本と3タイプ違うボランチを揃えるのもいいかもしれないが。

松井は途中出場だったが、田中達也と交代で出て矢野or巻の1トップの状態ということで、やりにくそうだった。やっぱり、俊輔、遠藤、松井は2人までという感じなのかなあ。

で、その俊輔と遠藤だが、またもや、俊輔の下がりすぎ、遠藤が前で頑張るが1人で何もできないという場面がよく見られた。前にも言ったが、逆だよ、逆!プレーが正確な遠藤が後ろでフォローして、アイデアのある俊輔が前にいるべき。こう言っては何だが、俊輔は頭が悪いのではないだろうか。昔からずっとこうだ。俊輔抜きの戦術も考えておくべきだろう。

総評としては、ホームのオーストリアがこれほど駄目だったのは予想外。この間のカメルーンの方がずっと強かった。日本はチャンスを作れていないわけではなかった。ただ、もうちょっとチャンスの数を増やさなきゃいけない。どうせ、日本は数打ちゃ当たる戦法しかないからね。そうなると、今の戦術の微調整という感じで、見ている方がつまらないかもなあ。オシムは世論的に不利な状況かもしれない。それをオシムを打開するのを楽しみにしよう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

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