『すばらしきこのせかい』を全レポートをコンプリートしてクリアした。通常エンディングまではそんなに時間はかからなかったのだが、そこからが長かった。このゲームは7日×3人+1で全22章あるのだが、この章ごとに2、3の条件(難易度ハードでボスを倒すなど)を満たすとシークレットレポートを読むことができて、これをコンプリートするとエンディングにムービーが追加されるのだ。これにバッジコンプリートやアイテムコンプリートもやりはじめるときりがない。やりこみ要素やボリュームを妙に気にする2ちゃんねらーあたりには嬉しい仕様だろう。僕はレポートコンプリートでやめておいたが。
2画面戦闘は慣れると、ある程度は自分で操作できるようになってくる。とは言っても、やはり完全に同時操作はできないが。アイテムが揃ってくると、上のキャラでもダメージを稼げるようになるので、戦術の幅はかなり広がる。なかなか奥深いシステムだね。
シナリオは、ちょっと凝り過ぎのような気がする。通常クリアするだけでは全然ストーリーが理解できないし、それを補完するために膨大なレポートを用意するというのはあまりよろしくない。生き残りをかけたゲームというと、バトルロワイヤルやデスノートを彷彿とさせるが、これらはベースのルール自体は単純だったはず。それに比べるとこのゲームはルールを複雑だし、謎が多すぎる。しかも強引な話が多い。まあ、スクエアらしいと言えばらしいのだが。
ストーリーと言えば、このゲームは、渋谷を舞台にして、おそらくマップは20〜30くらいしかないと思うが、この狭い空間でねっとりとストーリーを展開するというのは良いと思った。往年のドラクエ・FF式に諸国漫遊するのはもう無理だよね。潔く渋谷に舞台を絞ったのは正解だろう。
あと、難易度や自分のレベル(HPにしか作用しないが)を細かく変えられるのはとても良いと思う。難易度ごとに敵のドロップが変わり、自分のレベルを下げるとドロップ率が増加する。また、連戦をするとドロップ率が跳ね上がる。間口を広くしつつも、アイテム入手でうまく差別化できているのは秀逸なシステムだ。これからのRPGには全部難易度設定入れてほしいね。あと、任意のストーリーの地点に戻れるシステム。この点では、他のRPGは『すばらしきこのせかい』を見習ってほしいね。
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