2008-08-05

国際親善試合 U-23日本×アルゼンチン

結果は、0-1でアルゼンチンの勝ち。雷雨のため試合は後半途中で終了した。

全体的にポゼッションはアルゼンチン。しかし、日本も中盤でしっかりプレッシャーをかける守備ができていた。ポゼッションが取れないのは、前線の豊田にボールが収まらないから。まあ、アルゼンチン相手じゃしょうがないけど。しかし、今のFWの森本と豊田はこのチームに入って日が浅いので心配ではある。

後半に入ると、アルゼンチンが攻勢に出て、試合がオープンになる。日本も香川や本田を中心にカウンターが機能するようになるが、これが罠だった。日本が前に出たところでアルゼンチンのカウンター。アルゼンチンFWが反転してから切り返してシュート。芸術的な体の捌き方とコースを突いたいいシュートだった。個人能力の差を見せつけられた形だ。

この展開既視感があると思ったら、去年のACLの浦和×ACミラン戦と同じだ。点差は小さいけど、地力の差は大きい。善戦という意見もあるが、負けは負けなんだよねえ。本戦でもアメリカ、ナイジェリア、オランダと厳しい相手が続くわけだが、この調子だと、力負けする展開が目に見える。あとはメンタルと結束力ということになるのだが、ドイツW杯のような悔いが残らないようにしてほしいものだ。反町監督もそういうメンバーを選んだはずだし。

試合は、その後リードするアルゼンチンはボール回しに入る。こうなると、なかなか厳しい。そのうち雨が激しくなり、雷も出てきて試合中止。このとき審判に詰め寄ってなにやら猛抗議するリケルメは面白かった。しかし、リードされた後のシミュレーションもできず消化不良の感は否めない。本番での惜敗が想像ができてしまって、いささか不安である。

日本の選手で印象に残ったのは、梶山。とにかくアルゼンチン相手でもフィジカル、キープ力が負けてない。いつもの課題として、もっとパスを丁寧に、というのはあるけど、本番でもきっと活躍してくれるでしょう。

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