2007-01-31

複数ブログ対応、バックアップ機能などを追加

bloggerpost-0.0.7.tar.bz2

今回は色々機能追加したぞ。まずは、複数ブログ対応。Bloggerは一つのアカウントで複数のブログを作成できるのだが、それに対応した。

設定ファイルはこんな感じ。

email: user@gmail.com
passwd: passwd
blog:
default: hoge
list:
- name: hoge
url: http://hoge.blogspot.com/
posturl: http://www.blogger.com/feeds/####################/posts/default/
- name: fuga
url: http://fuga.blogspot.com/
posturl: http://www.blogger.com/feeds/********************/posts/default/

すると

% bloggerpost -b fuga entry.rd

で投稿できる。defaultのブログならオプションで指定する必要はない。

ちなみにこの機能は複数のブログを持ちたかったから作ったというわけではなく、bloggerpostのテスト用のブログが必要だったので作った。

次に、バックアップ機能。これは投稿したファイルを保存してくれる機能だ。ちょっと前のエントリーを更新したい場合に、元のファイルを整理しておいてくれるとうれしいかな、と思って作った。

例えば、このエントリーならデフォルトで

~/.bloggerpost/backup/yu-u.blogspot.com/2007/01/blog-post_145.rd

にファイルが保存される。要するにURLを元にしたディレクトリに保存されることになる。

最後に、更新と削除にURLを指定する方法を色々増やした。今までは、例えば、このエントリーを更新するなら

% bloggerpost -u http://www.blogger.com/feeds/2861948079335449058/posts/default/3161717702637742317 entry.rd

なんて言う長くて意味不明なURLを指定しなければならなかったが、以下の3つの方法を新しく追加した。

まず、エントリーのURL。

% bloggerpost -u http://yu-u.blogspot.com/2007/01/blog-post_145.html entry.rd

まあ、一番直感的だね。

次に、ブログのオプションとパスの組み合わせ。

% bloggerpost -b yuu -u 2007/01/blog-post_145 entry.rd

短くなった。-uには拡張子を付ける必要はない。

最後に直接バックアップファイルで更新する方法。

% cd ~/.bloggerpost/backup/yu-u.blogspot.com/2007/01/
% emacs blog-post_145.rd (編集する)
% bloggerpost -u blog-post_145.rd

ちなみに、なんでこんな指定方法が可能なのかというと送信ログを参照しているから。なんか、ログというよりはデータベース的な使い方をしている。

あと、更新と削除できない件だが、とりあえず送信直前のURLに

url.gsub(/www.blogger.com/, 'www2.blogger.com')

という処理をして、当座を凌ぐことにした。はやくBlogger対応してくれないかな。

更新と削除ができない!

ふと、気がつくとbloggerpostで更新と削除ができなくなっている。作業中のバグかと思ったが、古いバージョンでもできない。400 Bad Requestが返ってくる。仕様変更があったのかとめちゃくちゃ焦るが、削除なんてeditのURLにDELETEを投げるだけだ。変更しようがねーだろ、と思って色々調べたら、以下のような記事を発見。

ANN: Blogger GData API changes, 1/30

なんかよくわからないが、リダイレクトすると駄目らしい。ということで、リクエストするURLを

http://www.blogger.com/feeds/blogID/posts/default/postID

から

http://www2.blogger.com/feeds/blogID/posts/default/postID

に直したら動いた。なんだよ、それ。Atomにはwww.blogger.comで書いてあるじゃん。折角のログ機能も--delete-forceオプションで無効化しなきゃいけないし、不便でしゃーない。まあ、とりあえず様子見だな。


2007-01-30

Google CalendarとRemember the Milkでスケジュール管理することにした

今日、某招集に遅刻して怒られた。長い休養で社会性が欠如しすぎている。ちょっと反省した。

というわけで、Google Calendar と Remember the Milk の統合 という記事を参考にしてスケジュール管理をすることにした。GoogleCalendar単体ではTo do管理が不便だと思っていたので、この組み合わせは非常に便利だと思った。


2chライトノベル板大賞 2006下半期

一昨日、2chライトノベル板大賞の2006下半期のランキングが決定したらしい。個人的にこの2chライトノベル板大賞は結構参考にしていて、過去一位になった「竹宮ゆゆこ/わたしたちの田村くん」、「古橋秀之/ある日、爆弾がおちてきて」あたりは面白かった。米澤穂信を読みはじめたのも「夏期限定トロピカルパフェ事件」がランクインしていたのを覚えていたから、というのもある。

それで、この2006下半期の一位は、というと「野村美月/“文学少女”と繋がれた愚者」らしい。なんと。ちなみにこのブログで酷評した“文学少女”と飢え渇く幽霊は、この文学少女シリーズの2作目で、〜愚者は3作目になる。ランキングを見ると、〜幽霊は14位なので、愚者はきっと幽霊よりは面白いのだと思うけど、一度合わなかったシリーズはなんか読むのが躊躇われる。あんまりつまらなかったという感想も書きたくないしね。

とりあえず米澤穂信の後に読んだら絶対比較をして文句を言いたくなると思うので、何か他の本を挟んだ後に読みたい。ランキングを見ると「多崎礼/煌夜祭」あたりが気になる。まずはこれを読んでみようかな。


米澤穂信/犬はどこだ

S&Rシリーズの第一作「犬はどこだ」を読んだ。シリーズと言っても、まだこの1作しか出ていない。この作品は2005年の「このミステリーがすごい!」で第8位にランクインしていて、米澤穂信の代表作になるらしい。さらに、伏線回収が秀逸、意外なラストという評判でかなり期待して読んだ。

で、感想は、と言うと、やっぱり面白かった。確かに見事なミステリーで、後半はページを繰る時間ももどかしいという感じだった。展開は意外というわけではなく、まあ、そういう展開もあるかな、とは予想できた。しかし、伏線回収が(これも言われているとおり)見事で、ミステリー小説として考えると米澤穂信の小説では一番かなと思う。

そして、オチはそうくるかーと感じだね。米澤穂信らしいな、と。米澤穂信がハードボイルド探偵小説を書けば、こうなるんだろうなって感じ。前に文体がハードボイルドだと指摘したけど、この作品を読んで米澤穂信の他の小説を振り返ると、意外と米澤穂信の探偵役は、いわゆるハードボイルド探偵と見ることもできるのかなと思った。世間と自分との距離のとりかたがそれっぽい。

しかし、個人的にはちょっと物足りなかったところもある。

説明が難しいのだが、「愚者のエンドロール」と「クドリャフカの順番」に比べると「氷菓」が物足りなかったり、「夏期限定トロピカルパフェ事件」に比べると「春期限定いちごタルト事件」がちょっと寂しいのと同じだ。「犬はどこだ」は、ややミステリーに徹しすぎているような気がする。主人公の紺屋長一郎の話として見れば、始動したばかりという感じで、次作以降の展開に期待って感じだな。どうも、この作者はシリーズ第1作目では登場人物は大人しくしてるのが好みなのかも。単純にスロースターターなのかもしれない。

さて、これで米澤穂信の既刊の作品は全て読んだのだが、総括すると、この作者は本当にハズレがないね。出てる本、全部面白い。再三、抑制が効いていると形容したけど、それが読んでいて癖になるところ。どうも本を読むと一々ツッコミを入れてしまう性分なので、それがわざわいして、特定の本を読むと非常にストレスが溜まったりするのだが、米澤穂信の本は全くストレスなく読めるのが素晴らしい。

米澤穂信を初めて読むなら「さよなら妖精」をおすすめしたい。この一作に米澤穂信の小説の醍醐味が集約されていると思う。反対に、上で挙げている「氷菓」「春期限定いちごタルト事件」あたりは、人によっては退屈だと感じるかもしれないので、注意が必要かも。それぞれ続編はエキサイティングなので続けて読むべし。


米澤穂信/Do you love me?

雑誌『ミステリーズ!』の増刊『ミステリーズ! extra』に掲載された短編。図書館で米澤穂信で検索したら見つかったので読んでみた。短編ということで、あまり深い話ではなく、世界の神判のトリビアを披露しながら、なぜ殺人が行なわれたかという動機を探る話。でも、この作者らしい、ちょっとした皮肉もあり、短いながら楽しめる作品だった。


2007-01-29

更新と削除するときにログを調べるようにした

bloggerpost-0.0.6.tar.bz2

Bloggerの管理画面の件数がバグる対策で、更新と削除のときにURLがログの中に含まれるかと削除されていないかを調べるようにした。もちろん、一度バグったものが元に戻るわけではない。


preタグのCSSを変更

このブログのpreタグの表示が見づらかったので修正してみた。


navi2ch CVS unstableが動かない

Navi2ch for Emacs (Part17)でnavi2chのCVS unstableのcheckout方法が書いてあったので取ってみたのだが、なにやら動作がおかしい。レスの改行がなくなり、「>>」が「>>」みたいにエンティティそのままで表示されるようになってしまった。

調べてみたら、2006-10-31のnavi2ch-util.elの変更の

(eval-when-compile
(navi2ch-defalias-maybe 'assoc-string 'ignore))

(defalias 'navi2ch-assoc-ignore-case
(if (fboundp 'assoc-string)
(lambda (key alist)
(assoc-string key alist t))
#'assoc-ignore-case))

の部分が原因らしい。これを

(defalias 'navi2ch-assoc-ignore-case 'assoc-ignore-case)

とかやったら動く。eval-when-compileとあるから、バイトコンパイルしても動いた。しかし、なぜこう修正すると直るのかは分からない。他にもフィルタかけようとすると

byte-code: Wrong type aprgument: listp, :invert

みたいなエラーが出るし。これ以上は面倒臭いのでunstableは当分使わないことにする。


2007-01-28

Bloggerがバグってる

管理画面の件数表示がおかしい。例えば

72 件中 86 - 72 件目のコメント

とか出てる。つまり72件しかないはずなのに86件目があることになっている。本当は逆なのだ。全部で87件ある。

なぜこんなことが起きてしまったのか。これは憶測だが、bloggerpostのテストで存在しないエントリーを削除しようとしたことが何度があったのでそのせいではないだろうか。「投稿数:公開済み」を選択すると正しい数が表示される。きっと「投稿数:すべて」は値をキャッシュしているのだろう。まいったなあ。直す方法が思いつかない。そのうち直るといいけど。bloggerpostの方でも、ちょっと対策しないと駄目だな。


bloggerpostで証明書の検証をしていないという警告が出ていたので修正

bloggerpost-0.0.5.tar.bz2

正直、よく分かんないんだけど、

warning: peer certificate won't be verified in this SSL session

ずっとこんなのが出ていて、気にはなっていたんだけど、放置してた。でも、やっぱりちょっとまずいんじゃないかと思って修正した。

http.verify_mode = OpenSSL::SSL::VERIFY_PEER
store = OpenSSL::X509::Store.new
store.set_default_paths
http.cert_store = store

見よう見まねでこんな感じのを追加してみたのだが、あっているのだろうか? たぶん、あってると思うけど。


bloggerpostのラベルの指定方法を変更

bloggerpost-0.0.4.tar.bz2

以前の方法では

-l "game anime"

のようにラベルを指定していたが、これでは間にスペースのあるラベルを付けられないことに気がついたので、ラベルを指定する方法を以下のように変更。

-l game -l "シャイニング・フォース イクサ"

いや直前のエントリーを投稿して気がついたんだけど。


パンデモニウム、Get!

強いと噂のパンデモニウムを入手した。SPはパワー+60。けど、素でHP吸収、MP吸収、石化攻撃があるので、強い。でも当然ながらアタック+50の罪人刻みの方が攻撃力は強い。それと、パンデモニウムのスペシャル攻撃は、罪人刻みと同じ無敵無双撃なんだけど、パンデモニウムは攻撃回数が3回なのでチャージのスピードがちょっと遅い。強いけど微妙に使いづらい感じ。隙がない分、罪人刻みの方がいいかもしれない。

あと、2chでシリルの全コス画像を入手した。自分では半分も見れてないなあ。


2007-01-27

bloggerpostにログの機能を追加

bloggerpost-0.0.3.tar.bz2

更新と削除の機能を追加したものの、postIDの取得方法がなかったので、激しく不便だったのだが、よく考えれば(考えなくても)レスポンスのボディに書いてあるんじゃん?と思ったら、やっぱり書いてあった。それでこの情報を元にログファイルを作ることにした。

デフォルトで ~/.bloggerpost/log.yml にログを書き込む。例えば、このエントリーのログなら

---
title: "bloggerpostにログの機能を追加"
date: 2007-01-27T21:17:00+0900
posturl: http://www.blogger.com/feeds/2861948079335449058/posts/default/4463659030598924613
url: http://yu-u.blogspot.com/2007/01/bloggerpost_5064.html
method: POST
label:
- bloggerpost
- ruby
- blogger

みたいになる。くどいと思ったらYAMLなので

require 'yaml'

YAML.each_document($stdin) do |entry|
puts "#{entry['date']} #{entry['method']}\t#{entry['posturl']}"
end

とか書いて食わせれば

2007-01-27T19:57:00+0900 PUT    http://www.blogger.com/feeds/2861948079335449058/posts/default/8548166907848415497
2007-01-27T21:17:00+0900 POST http://www.blogger.com/feeds/2861948079335449058/posts/default/4463659030598924613
2007-01-27T21:17:00+0900 PUT http://www.blogger.com/feeds/2861948079335449058/posts/default/4463659030598924613
2007-01-27T21:19:42+0900 DELETE http://www.blogger.com/feeds/2861948079335449058/posts/default/8548166907848415497

みたいに簡潔になる。

このコードも書くのに手間取ったところがあって、YAMLで日本語を書き込もうとすると、なぜかバイナリ扱いになっちゃうんだよね。色々検索したら「日本語をto_yamlするとエンコードされてしまう問題を安直な方法で解決する」というページを発見。真似したらうまくいった。


bloggerpostに更新と削除の機能を追加

bloggerpost-0.0.2.tar.bz2

使い方は

% ruby bloggerpost.rb -u http://www.blogger.com/feeds/(blogID)/posts/default/#####(postID) entry.rd

で更新。

% ruby bloggerpost.rb -d http://www.blogger.com/feeds/(blogID)/posts/default/#####(postID)

で削除。blogIDとpostIDは自分で取得してください。それが面倒臭いんだよな。何か良い方法はないだろうか。

しかし、プログラミングは、400 Bad Requestばかり返ってきて、意外と苦戦してしまった。結局よくわからないので、RubyのGoogle CalendarAPIを参考したら、X-HTTP-Method-Overrideを使って、PUTやらDELETEやらの謎メソッドを送っている。Atom PP ってやつか? 真似したら動いた。

あと、色々検索していたら便利な解説ページも見つけた。


2007-01-26

bloggerpostに設定ファイルを追加

ふと、今まで作ったbloggerpost.rbをsvnに入れようと思ったら、間違えて自分のパスワードが生で書いてあるファイルを入れてしまった。これは良くないと思って設定ファイルを作ることにした。

デフォルトで ~/.bloggerpost/config.yml のファイルを読みこむようにした。

email: user@gmail.com
passwd: passwd
feedurl: http://www.blogger.com/feeds/###################/posts/default/

っていう感じで設定を書く。後の使い方は同じ。こんなファイルを作りたくなかったら、全部引数で指定できるようにもしておいた。詳しくは

% ruby bloggerpost.rb --help

で確かめてちょうだい。optparseは便利だね。

というわけで肝心のプログラム。

bloggerpost-0.0.1.tar.bz2

bloggerpostN.rbの番号がインクリメントしていくのはそろそろ辛いので、それっぽくバージョンをつけることにした。

今さらですが、パスワードが書いてあるファイルの扱いには気をつけてください。


RubyでBloggerに投稿(その4) 投稿HTMLの改行削除に対応

うわ、よく見たらブログのエントリーが大変なことになってる! 「改行の変換」をオフにすると、過去のエントリーまで全部適用されるのか、なんてこったい!これじゃ、一度「改行の変換」をオンにしたらオフにできないじゃん。トラップだ。

というわけで、bloggerpost.rbの方で対応しなきゃいけないな。と言っても問題はpreタグだ。こりゃ完全対応は難しそうだな。とりあえず、タグの後ろの改行とpタグの中の改行を削除するように修正。

bloggerpost3.rb

つーか、改行の変換は投稿時に行うべきだろ。常識的に考えて。

RubyでBloggerに投稿(その3) RDでの投稿に対応

RDとHTMLの両対応にしてみた。

bloggerpost2.rb

使い方は

% ruby bloggerpost2.rb entry.rd

もしくは

% ruby bloggerpost2.rb -t rd < entry.rd

HTMLのときは、拡張子を.htmlにするか、オプションを-t htmlとすればよい。つまりテキストの種類は、ファイルの拡張子か、標準入力のときは明示的に指定するという感じ。もちろん、ラベルの機能もあります。

ちなみに、このエントリーはRDで書いている。RDを知らない人のために、このエントリーの元のRDファイルも置いておこう。

このエントリーの原稿

しかし、HTML手書きよりはかなりマシだけど、実はRDもそんなに好きじゃなかったりする。テーブルが書けないし、preタグを書くのにスペースでインデントするのも面倒臭い。なんかいいのないかな。

あと、Bloggerのフォーマットの設定で「改行の変換」ってやつ、Atom経由でも適用されるんだよ。あれがちょっとウザい。仕方がないので切ったけど、コメントにも適用されるから、コメントする人は自分でbrタグを入れなきゃいけない。

いや、コメントついてないんだけどさ、このブログ。

RubyでBloggerに投稿(その2)

# テストで間違ってこのエントリーを消してしまったので、再掲載。

というわけで、RubyでBloggerに投稿するスクリプトを書いてみた。

bloggerpost.rb

使い方は
% ruby bloggerpost.rb -l "label1 label2" < entry.html
って言う感じ。

と作ってみたはいいが、これは激しく使いづらい。インターフェースの問題以前にHTMLの手書きはキツい。RDとかplain2とかからの変換を考えないといかんね。

2007-01-25

Blogger Data API経由で投稿したときにラベルをつける方法

昔にRubyでBloggerに投稿というエントリーを書いたんだけど、実は未だにBloggerのWeb GUIでブログを投稿してる。なんでかというと、Blogger Data API経由で投稿したときにどうやってラベルをつけたらいいか分からなかったんだよね。手でラベルつけるんじゃ、意味ないからね。

それで今日気合入れて検索したら、PythonでBloggerに投稿する方法を紹介するページが見つかって、そのコメント欄で
<category scheme="http://www.blogger.com/atom/ns#" term="mycategory"/>
と書くとよいというコメントを発見した。試したらうまくいった。category要素を使うところまでは思いついたんだけど、そのscheme属性はわかんねーよ。

もっと探したら分かりやすいのも見つけた。
Insert Label in new Post
しかし、こいつらはどうやってこんな方法を発見できるんだ? Blogger Data APIのページでは発見できなかったぞ。

Google Readerの検索

Google Readerを使いはじめて1週間以上経ったのだけど、大体は快調。キーボード操作もアプリ版のRSSリーダー並に使える。ただ、一つ気になっていたのが、取得したRSSの検索できないということ。ちょっと前の記事を参照したくなって結構使うんだよね、検索。

と思っていたところで以下のような記事を発見。

clmemo@aka: Google Reader の既読記事を検索する方法
clmemo@aka: Google Reader 検索用カスタム・ボタン

早速試してみた。当たり前だけどRSSを検索するわけじゃないんだよね。微妙に思ったとおりの動作をしない。まあ、けど大分便利にはなった。

イクサようやくラスダン

どうも。ブログほったらかしで、すみません。イクサばっかりやってました。ようやくラスダンまで来ました。プレー日記をつけようかと思ったんだけど、少しやると、このゲームには良いところと悪いところの両方があるということが分かって、ちゃんと全体を見通してから感想を述べた方がいいような気がしたので、感想は差し控えてました。そのうち、ちゃんとしたエントリーにする予定です。

ちなみにラスダン突入時点でのトウマの装備はこんな感じ。残念ながらシリルはいません(><)
強化SP1SP2奥義
罪人刻み+12ローリングバスターアタック+50魔獣の閃光
ブラッドヘルム+12氷への耐性+無知の恩恵
野生児の服・改+4闇への耐性+HP+60鋼の肉体
チェインリング+3HP+60HP+60
ブレスレット+4ノーダウン+20チェンジミスリル
アタック+50の罪人刻みはなかなか強いと思う。これを手に入れてから途中のボスも回復の結界の上から無理矢理殺せた。スペシャル攻撃の無敵無双撃が強い。これでも罪人刻みは武器の中で真ん中くらいの強さらしいので、これからどんな武器が手に入るのか楽しみ。ローリングバスターのSPは微妙。前作ほどじゃないけど、終盤になると追加攻撃のSPは空気だなー。弱くはないんだけど、スペシャル攻撃を連発できちゃうからな。

奥義は全然揃ってない。片手剣は武闘家の連撃、両手剣では魔獣の閃光を使うようにしている。どうも暴竜の古戦場でもらえる拳神の連撃が強いらしいが、中盤で一度行ったら瞬殺されたんだよな。

防具は、我ながらやる気がない。野生児の服・改は強いけど、SP固定で初心者救済アイテムみたいなもんだからね。早くMy鎧と言えるものがほしい。頭装備は良いSPがついた装備が全然見つからない。中盤以降、属性耐性が強いブラッドヘルムをずっと使ってる。でも、もうこの陰気なグラフィックは飽きたなあ。

本編がヌルくならないように、あんまり訓練所に潜らなかったんだけど、それだと全然良い装備が手に入らないんだよなあ。武器も罪人刻みが手に入るまでは、ガドフォールからもらえるフックブレードとドラゴンバスターを愛用していた。これも初心者救済っぽい。なんかちゃんとこのゲームの醍醐味を味わいきれてないような気がする。十分攻略情報が手に入ってから2周目でもやるか。

2007-01-18

イクサ買っちゃった

結構宣伝やっている割に売り上げピンチだということで、セガとネバーとPS2を応援するためにシャイニング・フォース イクサを買ってみた。プレー日記でもつけるか。

2chを覗いたけど、世界樹の迷宮は凄い盛り上がりだな。開発者がブログでゲームマニア&レトロゲーマー向けをアピールし続けたらしい。やっぱりこれからはターゲット絞って、ピンポイントに長所を作って、無駄を省いて、っていうゲーム作りになっていくんだろうなあ、と思った。確かに任天堂が提唱する健全なゲーム作りだ。少し寂しい気もするが、最近のPS2の大作みたいに爆死ばかりだと、マニア向けゲームすら消える可能性がある。世界樹の迷宮でマニア向けゲームにも市場があるということを証明してほしい。脳トレは好かんし。ただ、個人的には古参ゲーマーだけど、レトロゲーマーではないので、世界樹の迷宮にはそんなに食指は動かなかったりする。

あと、他には以下のような話があった。
  • セガダイレクトで予約した人は、最速で発売日の3日前に入手できたらしい。ソフト自体は運送会社のヤマトのところに3日前にはあるらしく、ヤマト側のWebから発送日を変更できるという裏技みたいな話。
  • 特典の小説を200円で別に売っている悪徳な店があるらしい。世界樹の迷宮のスレを覗いたら、特典のサントラを1000円で売る店もあるらしい。世知辛い世の中だ。
最後に、2ch規制ウザス。せっかくのゲームの発売日なのに、スレに書き込めないとは! しかし、規制のために●買うのもdionから移るのも癪だしなあ。

米澤穂信/ボトルネック

米澤穂信のボトルネックを読んだ。これは古典部シリーズや小市民シリーズとは別の独立した話で、今のところ米澤穂信の最新作ということになる。それにこの作者にしては珍しく、ちょっとファンタジー要素が入っている。

内容は、非常に残酷な話だ。両親は険悪で、兄が死んでも誰も悲しまないほど家庭環境は荒んでいて、唯一心を許した恋人ノゾミにも死なれたという可哀想な少年リョウが主人公。そのリョウがある日パラレルワールドに迷いこむ。そこは、自分の代わりに女の子サキが生まれた世界で、両親も仲が良く、兄も生きていて、恋人も元気にしているという。

この小説をミステリーとして見ると、その女の子のサキが探偵役となって、サキが生まれた世界とリョウが生まれた世界の違いを一つ一つ調べて、その違いがどういう理由で生まれたのかを推理していくという話になる。しかし、その違いというのが、調べれば調べるほど、サキ側の世界は素晴らしく、リョウ側の世界は悲惨だということが分かってくる。その理由の元を辿れば、言うまでもなく、リョウが生まれた代わりにサキが生まれたからだ。リョウは家庭環境の悪さから無気力、無感動な人間になってしまったのだけど、サキはリョウとp違って、明るく聡明で面倒見がよい。環境の問題でリョウにはどうすることもできなかったと思っていたことが、次々とリョウでも変えることができたと判明していく。主人公に感情移入していると読めば読むほどヘコむ小説。

最後にも救いがあるわけではない。結局、全部自分のせいだ、ということが検証されたあとで、リョウは自分の世界に戻ってくる。もちろん、時間が戻ったりしたわけではない。

と、ここからがよく分からないんだよね。どうやらリョウにこんな地獄巡りをさせたのは、死んだ恋人のノゾミらしいのだが、その理由が「ノゾミが望んでも得られなかったものをリョウが拒んでいるから」らしい。しかし、それが何なのか分からないんだよね。いくつか候補を考えてはみたものの、どれもしっくりこない。それと、一番最後に母親からメールが来るのだが、それをリョウがポジティブに解釈したのか、ネガティブに解釈したのかも分からない。Webで検索してもあまりはっきりしたことを書いてあるところがないし、サイトによっては「ラストは解釈が分かれる」と書いてあるところもある。

なんか、読み間違えているか、読み足りないところがあるような気がして、読み終わってからもやもや感が消えない。読んで面白かったと言えば、面白かったんだけど、オチが分からないので、どう評価していいのやら分からないという感じ。おれと同じ目に会いたくない人には正直おすすめしない。

2007-01-15

LifereaからGoogle Readerに移行

どうも最近「なんでもRSS」で生成されたRSSをLifereaが正しく解釈できていないようだ。おそらく、apitudeでLiferea側をアップデートしてしまったからだと思うのだが、非常に不便なので、これを機会にWebベースのRSSリーダーに移行することにした。とりあえずっていう感じであまり深く考えずにGoogleReaderに移行。OPMLを使って簡単にエクスポート、インポートができた。まずは、しばらく使ってみる。

米澤穂信/クドリャフカの順番

米澤穂信のクドリャフカの順番を読んだ。氷菓、愚者のエンドロールに続く、古典部シリーズ第3段だ。

今回は今までと違って、折木奉太郎一人の視点ではなく、千反田える、福部里志、伊原摩耶花の古典部全員の視点をザッピングするように書かれている。と言っても三人称になったわけではなくて、なんと全員一人称で書かれている。思えば、米澤穂信の小説は全て一人称だ。何かのこだわりがあるのかもしれない。

ということで、この小説は、口調の異なる4つの一人称が入り乱れて展開されることになる。これは三人称に比べて、4種類の文体が楽しめるので、読んでいて楽しい。単純に複数視点の小説としてもよくできている。古典部のメンバーのそれぞれの話が最終的には一つの事件に収束していくのはセオリー通りだが、さすがだ。個人的には、今まで省エネ主義というポリシーに反して勤勉に働いていた折木が、単独主人公ではなくなったおかげで、3日間ずっと店番しかしないという怠けっぷりが面白かった。もちろん最後はきっちり締めるんだけど。

全体を見渡すと、前半は、文化祭の様々なイベントを、今までのキャラ総出演 + ユーモア溢れる描写で盛り上げるという、米澤穂信らしくない、サービス精神旺盛な感じ。しかし、この路線でもいけるんじゃないか、と思うくらい面白い。後半は、200部の文集の販促と十文字事件の解決になっていくのだが、この事件を通じての古典部メンバーがそれぞれ得られた教訓というのが、これまた面白い。

前作「愚者のエンドロール」のレビューでも書いたように、このシリーズは、古典部メンバーが協力しなければ事件が解決しないのに、そのことが必ずしもポジティブに書かれているわけではない。この作品でも、福部里志は、折木奉太郎に対抗すべく一人で事件の解決に乗り出すのだが、失敗して、ほろ苦い結末になる。千反田えるが得られた教訓も千反田の自立を促すものである。古典部がこれからどうなっていくかというのは、表面的な穏かさとは異なり、なかなか緊張感があるものになるのではないだろうか。

そして、もう一つのテーマは、才能ということになる。犯人が犯行を決行する動機になったのもそうだし、福部里志が折木奉太郎に劣等感を持っているのもそうだし、伊原摩耶花のエピソードも才能のない者の悲哀というのが描かれている。しかし、話としては面白いのだけど、個人的にはこのテーマにはあまり共感できない。というのは、ぼくは、自分に才能があるかどうかで悩んだことはないんだよね。別にスポーツ選手になりたかったわけではないからね。いくら頭がよいと言っても、生まれつき知識がある人間なんていないわけだし。考えても不毛だからね。まあ、悩みというのは、分かってても悩むものなんだろうけど。

最後に題名について。今回も実際に読まないと意味不明なタイトルだが、今までの古典部シリーズの中では一番気が効いていると思った。ちなみに作中でも解説されるが、クドリャフカというのは、スプートニク2号に乗り、宇宙に初めて行った犬である。ぼくはライカという名前は知っていたが、クドリャフカという名前は知らなかった。このあたりの経緯はWikipediaに詳しい。どうやら今ではクドリャフカという名前の方がメジャーなようだ。

2007-01-14

ジェフ千葉阿部が浦和に移籍

阿部勇樹選手の契約について
阿部移籍で戦力低下 大きな不安抱える千葉

これで浦和は、闘莉王、坪井、阿部と日本代表の3バックが並ぶことになる。浦和は堅守だが、坪井が怪我がちだし、闘莉王は海外移籍希望してる、堀之内はともかく、ネネ、内舘、細貝と駒がいるわりに決定打に欠けることもあり、この補強は分かる。阿部は、ボランチ、サイドバックもできるので、非常に使い勝手がよい。浦和はACLがあるので、いくらでも選手がほしいところだろう。優勝しても手を抜かないところは、さすがだ。

しかし、問題は千葉である。

昨季、イビチャ・オシム監督在任期間は好調だったものの、オシムジャパンが誕生し、監督が息子のアマル・オシムに移った途端に成績は急降下、なんとかナビスコ杯は獲ったものの、その他の成績は悲惨だった千葉。今期は、ジェフの東欧路線を推進しイビチャ・オシム招聘にも中心的な役割を果した祖母井GMがフランス・グルノーブル2部のGM就任により退団が確実、そして今回の阿部主将の移籍により、ジェフは監督、GM、キャプテンの3つの柱を失うことになった。正直言って、ここまで悲惨な例を過去に見たことがない。来期のJ2降格もありうる状況だ。2chではアマル監督が選手の信頼を勝ち得てないという噂が流れている。そのアマル批判の急先鋒らしい坂本にも移籍の話がある。

千葉坂本が新潟への移籍を決断

坂本がいなけりゃ水野を使えばいいじゃん(というかアマルが水野使うから坂本ベンチって言ったのかな?)と思うのだが、おれは千葉ファンではないので、ファン心理は分からんので、なんとも言えないのだが、まあ、どうなんだろう。

とにかく、来シーズンは、浦和vsG大阪の優勝争いとは別の意味で千葉の動向にも注目だ!

納豆値上げ

納豆が各地で売り切れ続出というのを見て、そんなバカなと思っていたが、今日近くのスーパーで納豆を買おうと思ったら、売り切れてはいなかったものの、いつもは99円なのに139円になっている。なんと40円も値上げしやがった。「TVで大人気」の幟もある。バ、バカな。おれは一日ひとつ食べるんだよ。しばらく、高い納豆買わされるのかー。アホか、まったく、もう。

女性に縁の無いエリート「つくば系男子」、独女からの人気上昇中

女性に縁の無いエリート「つくば系男子」、独女からの人気上昇中

くだらねーが、つくばが絡むとついチェックしてしまう悲しいOBの性。だが、この「つくば系」は産総研あたりのことで、筑波大学は関係ないかな?

筑波大学での伝説(登 大遊@筑波大学情報学類の SoftEther VPN 日記)

SoftEtherで有名な登大遊氏のブログより。

筑波大学での伝説

マジレスすると、おれ、何度かあるよ、提出期限遅れのレポート。素で間に合わなかったというダサい話で、そのときは嫌味を言われつつ普通に受け取ってもらえたような。あれ? 減点されるんだっけ? どちらにしても話をつまらなくするだけだが。

ちなみに本人って友人N君の後輩で有名人の某君っぽい。

記事には関係ないが、情報学類は、先輩にRubyのまつもとゆきひろ氏がいるし、後輩には登大遊氏がいるし、すごいよね。平均的な学力はともかく。

2007-01-11

妖奇士打ち切り、後番は竹宮恵子の「地球へ…」か?

http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/01/sf4mbstbs.html
土6は、Blood+まで見たのに、妖奇士は全然見てないんだよなあ。ビデオには撮ってあるんだけど。打ち切りなら見ないな。

2007-01-10

米澤穂信/愚者のエンドロール

氷菓の続編「愚者のエンドロール」を読んだ。氷菓のレビューでは、ミステリーではなくていいものを無理にミステリーしようとしているところが独特、と書いたけど、これは一転して、素直にミステリー小説を指向している。あとがきによれば、バークリーの「毒入りチョコレート事件」を下敷きにしているとのことなのだが、ぼくは幸いにして(?)未読だったので、この小説は十分に楽しむことができた。読んだあとで「毒入りチョコレート事件」を検索したら、確かに話の骨格はかなり近い。

面白かったのは2点。主人公の折木奉太郎の推理は、一人で行う1回目は失敗して、古典部の面々の洞察を加えることで2回目は成功するのだけど、そのことに奉太郎は無自覚なんだよね。皆で成し遂げたぞ!という感じじゃない。皆で協力すればうまくいくとポジティブに考えることもできるだけど、逆に言えば、この小説の登場人物は協力しないと失敗するような、何らかの欠陥を抱えているとも言えるわけで、そのことに対して作者は突き放しているのが面白い。今後まだまだ古典部シリーズは続くらしいけど、安易に共依存的なオチにはしないでほしいなあ。

もう一つは、どうもテーマが自意識過剰批判っぽいんだよね。作者が自意識過剰っぽいのに。それとも批判と見せかけた自意識過剰肯定なんだろうか。小市民シリーズも同様のテーマを別のアプローチで探っている作品なので、この作者の大きな創作テーマなのかもしれないね。

竹宮ゆゆこ/とらドラ4!

実乃梨プッシュの巻だったね。当て馬なんだろうが。個人的には大河よりみのりんの方が萌えるのでこのまま行ってほしい。とらドラ3!までと違って一応話は進んだのだろうか? 次巻であっさりリセットがかかりそうな気はするけど。

序盤は不条理ギャグ満載で図書館で笑いを堪えるのが大変だったけど、終盤は修飾過多の文体でちょっと読みづらかった。ゆゆぽ先生って文体が安定しないね。「わたしたちの田村くん」も第三話は不安定だったし。

2007-01-09

ガン×ソード 8巻(15、16話)

ガン×ソードの8巻を観た。谷口監督の作品でガンソだけ観てなかったので、コードギアスの前に観ておこうと思ったのだが、ずるずると未だに観終わってない。全26話なのに1巻に2話しか入ってないって、どうよ。

それで、中身だけど、まあ、視聴が途切れがちになってるのでもわかるように、あまり好みではない。カウボーイビバップとトライガンを足してB級映画で割ったような話は、10年ほど時間が昔に戻ったようで、どことなく野暮ったい。やっぱり倉田英之が合わないんだろうなあ。なんであんなに投げ遣りな展開とキャラ作りをするのだろう。あえてそうしているのだろうけど、なぜ、あえてそうする必要があるのかが分からない。思い返せば、大運動会(懐かしい)でも黒田回は盛り上がったけど、倉田回は萎えたもんなー。

まあ、あんまり深く考えずにだらだら観るかー。

図書館のトイレ

よく図書館に行くという話は前にしたけど、今回は図書館のトイレの話。オチとかはないです。それと、めちゃくちゃ汚ない話です。

今は見ないんだけど、ちょっと前まで洋式トイレの便座部分が誰かの小便でびちょびちょに汚れているということが何度かあった。どう使えばそんなことになるのかは、さっぱり分からないが、一回だけ、そこに無防備に腰掛けてしまったことがある。うぎゃーーーー!!と声にならない悲鳴を上げて、慌ててティッシュでお尻を拭くものの、もちろん拭けた気はせず、発狂しそうになりながら慌てて帰途についたのを覚えている。いや思い出しただけでも、死にそうになる。

それで、ある日トイレに行ってみると変な張り紙が張ってある。詳しい文言は忘れたが、確かこんな文章だったと思う。

「壁に大便を塗るイタズラはやめてください」

これも、うひゃー、って感じである。そう言われて見てみると、なにやら壁に染みのようなものがあるような気がしてくる。便座のおしっこも誰かの悪戯なんだろうか。まったく図書館には色々な人種が集まりすぎる。

え、おまえは、よくそんなトイレで用が足せるなって? そのくらいタフでなきゃ、猫を4 匹も飼えないですよ。いや、猫を4匹も飼った末に得られたタフさなのか? 猫のうんちなんて余裕で手掴みできますよ。けど、ない方がいいタフさだよなー。不潔だと思われるし、スカトロジーに興味あると思われかねないしなー。

米澤穂信/氷菓

米澤穂信の氷菓を読んだ。この作品で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」を受賞し、米澤穂信はデビューしている。しかし、ラノベにしては地味なタイトルだね。しかも、この小説は60年代の学生運動をモチーフにしている。よくこんな題名と内容の組み合わせで賞を獲れたものだと感心する。

話は特に劇的な葛藤があったりするわけではなく、非常に淡々と進む。「春期限定いちごタルト事件」に似ているね。いや逆だけど。それでも、しっかりとした文体と練ったプロットで退屈せずに読める。というか、退屈さと面白さのギリギリのところを狙っているのかもね。

デビュー作にはその作家の全てが集約されるとよく言われるけど、この氷菓にもその後の小説で見られる自意識過剰気味の丁寧さが随所に見られる。特にこの作品では、ミステリーに対する強いこだわりを感じる。一見すると、設定や舞台を工夫して定型のミステリーから逃れようとしているように見えるが、ここまでくると逆にミステリーにしない方が自然だと思われるのに、あえて、ミステリーとして成立させようと努力しているように見える。自然と不自然の境界を探っているような感じ。そういう試みがデビュー作にして早くも独特の作風を生み出す要因になっているような気がする。

しかし、オチが脱力。榊原郁恵の「夏のお嬢さん」じゃねーか。古いか。それとも作者のあとがきによると、4割が実話らしいので「氷菓」の部分が実話なのだろうか。

トップをねらえ2! 6巻

トップをねらえ2!の6巻を観た。最終巻。1巻ではトップ2というよりフリクリ2って感じだったけど、この巻はかなり前作を意識した作りになっている。まあ、よく出来てるなという印象。しかし、正直言って、流して観れちゃうアニメになっちゃっているよなあ。ひっかかるポイントがないというか。そつなく作りすぎているというか。榎戸洋司が悪いのかもなあ。桜蘭高校ホスト部も面白かったけど、正直うまい以外の感想がないアニメだった。トップを洗練させても劣化にしかならないんじゃないかと思うのだが。個人的には1話が一番面白くて、話が進むにつれて、だんだんつまらなくなったような気がする。鶴巻和哉も榎戸洋司もかなり期待しているので、次は枷のないアニメで頑張ってほしいなあ。

2007-01-06

図書館の常連

おれは、昼間は図書館にいることが多いんだけど、毎日通っていると「ああ、こいつ、よく見るなあ」という常連が何人かいることが分かる。そういう常連の話。あんまりオチとかないので期待はしないで。

図書館通いも半年になると、そういう常連とトイレで隣りになることがある。今まで3回くらいかな。そいつと隣になると、なぜかおれの股間を凝視するのだ。自分では自分のものは別に普通だと思うんだけど(少し小さ目なことを除けば)、そいつはマジマジと見るのである。最初は戸惑ったものの、3回目くらいになると、こっちもキレ気味になる。抗議の意味を込めて睨み付けてやるが、そんなのお構いなしにガン見である。

まあ、トイレで隣になることなんてそう多いことではないので、もうしょうがないか、と諦めていた今日このごろ、そいつが閲覧席で読んでいた本のタイトルが目に入った。

悩み多きペニスの生涯と仕事』。

お前、どんだけペニス好きなんだよ! そうやってトイレでペニスを観察してまわっているのか! とその場でブチ切れそうになりつつも、よく考えれば、図書館の常連が今日たまたま読んでいた本。別に毎日ペニスの本を読んできるわけではあるまい。と思ったんだけど、やっぱりなんか変だよなあ。

米澤穂信/さよなら妖精

春期限定いちごタルト事件夏期限定トロピカルパフェ事件に続いて米澤穂信のさよなら妖精を読んだ。

この小説は、ユーゴスラビア紛争をモチーフにしている。スロベニア独立の2ヶ月前の91年4月が物語の始まりとなっている。91年かあ、おれ、どうしてたかなあ。ストリートファイターIIばっかやってたような気がする。そのころ、ユーゴスラビア紛争なんて全然気にしてなかったよなあ。

ユーゴスラビアと言えば、サッカーでは日本に非常に関係が深い国なので(クロアチアは98年、06年と2度W杯で対戦。名古屋で活躍したストイコビッチはセルビア共和国出身。現日本代表監督のイビチャ・オシムはボスニア・ヘルツェゴビナ出身)、今では、それ経由で紛争のことはある程度知っているし、最近まで紛争や難民のニュースが絶えないところだから、耳にすることも多い。

もちろん、91年高校生の登場人物たちは、ユーゴなんて何も知らない。そんなところから始まって、ユーゴ人のマーヤと出会い、「日常の謎」を解きつつ異文化交流をするのが、前半の話。これはこれで魅力的な話なんだけど、後半、その日常がユーゴスラビア紛争と否応なく接続したときに、その日常と紛争の対比が、主人公たちの戸惑いや憤りをうまく表わしていて、主人公の感情にすんなりと同調することができた。素直に素晴らしい小説だと思うね。

文体はやっぱり非常に抑制が効いていて(ここで言う抑制というのは、表現が控え目ということではなくて、ちゃんと相対化されていると言うべきかな)、安心して読める感じ。あと、ちょっと下品な話をすれば、マーヤが異邦人ということで、うまく萌えキャラの記号性が隠蔽されているよね。素朴でリアクションが大きいという「属性」が、外国人だからと理由付けできるみたいな感じ。もう一人のヒロイン、大刀洗もクールキャラという定型な枠組みと、そこからの崩しがあって、いいね。やっぱりライトノベルというのは(この作品をライトノベルと言っていいのかは分からないが)、いかに記号を取り入れるか、そしてそこからいかに崩すかというところがポイントなんだなと思った。下品な話だけど。

2007-01-05

舞-乙HiME Zwei 1巻

舞-乙HiMEのOVA舞-乙HiME Zweiの1巻を見た。

舞-乙HiMEは、舞-HiMEのようにオトメ同士が殺伐としたバトロワを繰り広げるのかと楽しみして見たんだけど、そんな展開にはならず、最後はニナちゃんを爽やかに皆で寄ってたかっていじめるという欲求不満の結末で、正直評価はあんまり高くないんだけど、なぜか憎めないアニメなんだよね。

それでOVAだけど、まあ、TVの続きって感じだね。作画が特によくなった気もしないし。話は、アリカのマテリアライズZweiや舞衣の活躍など、盛り上がるところは盛り上がって、なかなか面白かった。

しかし、深優と静留が石化、命が謎の熟睡、ガルデローベ組がまたマテリアライズ不能(?)と相変わらず強いキャラをいかに戦闘不能にするかに苦心しているようで、今後の展開に一抹の不安を感じる。キャラが多すぎなんだよね。前作ラストはキャラの出番をいかに消費するかというパズルのような展開で、これも内容の薄さに拍車をかけていた。まあ、そうしないとそれぞれのファンが怒り出すんだろうけど。OVAも全4巻ということで、また似たようなことになるのだろうね。もうちょっとキャラを絞るべきじゃないかな。

今後への期待としては、やっぱり今度こそ二三さんが出てほしいね。いきなり矛盾したことを言ってしまったような気がするが。舞-乙HiMEでは、真祖とか煽っておいて結局出てこないんだよね。まだまだオトメシステムには謎が多いから、その辺の解明に期待。

2007-01-04

AIR 2巻(3、4話)

DISCASからDVDが届いたので、AIR 2巻を見た。原作ゲームはやってないです。1巻の感想は、OPが良いなあというのと、さすが作画が良いなあというところは一般の評価と同じだったんだけど、個人的には登場人物が天然系少女×4と保護者×2という組み合わせはバランス悪くないか?! もっと無口系とかツンデレ系とか入れろよ!と思ったりしたわけですが、さて2巻。

3、4話とも二重人格の佳乃ちゃんという子が中心の話なんだけど、4話で主人公の往人君が謎の能力を使って、佳乃ちゃんに取り付いているのが、はるか昔(1000年くらい前)に子供の身代わりに自殺した女性だったということが分かった。さあどうする、と思ったら、なんかよく分からないけど、もう解決してる! 早っ! そして、すごい爽やか! あれ、もう佳乃ちゃんの話終わり? うわー、やばいなあ、完全に話に乗り遅れてる。やっぱり原作知らないと辛いのかなあ。なんか、これからの視聴が少し心配になってきた。

カレンダーを導入

どうも右端の「ブログのアーカイブ」を辿るのが面倒臭いなあと思ったので、ここを参考にしてカレンダーを入れてみた。おお、すげえ。トップページのまま全部の日付にアクセスできるのかー。しかし、jsファイルがwww.kuribo.infoさんのところになっているな。そのうち移さないと。

ナローバンドでストリーミングを見る

前エントリーに続いて、ナローバンドで動画を見るという話。やっぱり、ナローバンドで嫌なことと言えば、ストリーミング動画が見られないこと。.aspの拡張子のファイルで中にmms://のスキームがあるやつですね。mplayerでも見られるんだけど、そこはナローバンド、切れ切れに再生されるので非常に見づらい。これはやっぱりダウンロードしてみるしかないということで、使うのがMiMMS

使い方はmimmsに続いてURLを指定するだけ。そうしてしばらくするとwmvファイルなどの動画ファイルができるので、あとはゆっくりで見るなりすればよい。という感じで、AIR-EDGEだけでも結構ネットライフは楽しむことができるんですよ。好きでこんな生活をしているわけではないんだけど。

KEEPVID 動画を楽にダウンロードできるサイト

前にも書いたように、うちはAIR-EDGE頼みというブロードバンド難民なんだけど、YouTubeやGoogle Videoで動画を見たいときもある。しかし、だらだらとブラウザでダウンロードしていると、途中で接続を切られてしまい、最後まで見れないという事態になりがちである。ではどうするかというと、動画ファイルを直接ダウンロードする。ぼくはLinuxユーザなので、使いやすいwgetでダウンロードして、mplayerで見るということになる。

メジャーなYouTubeは直接ダウンロードする方法がよく紹介されているが、マイナーなところだと、どうやってダウンロードしたらいいか分からないことが多い。そういうときは、KEEPVIDというサイトを使うと、動画ファイルへのリンクを作ってくれるので、これをコピペすればOK。

ぼくと同じブロードバンド難民は試してみてはいかがでしょうか。

2007-01-03

Googleウェブマスターツールに登録した

このページを参考にして、このブログをGoogleウェブマスターツールに登録した。http://yu-u.blogspot.com/atom.xmlを登録して、HTMLのhead要素にmetaタグを追加するだけで簡単だった。

Google Analysisを導入してみた

このページを参考にして、Google Analysisを導入してみた。上のページにも書いてあるが、BloggerはHTMLがいじれるので簡単だった。

菜の1月の限定つけめん 真鯛の淡麗塩つけめん 三種の冬の香り添え

大晦日に行ったばかりだが、また菜に行ってきた。1月の限定つけめんは「真鯛の淡麗塩つけめん 三種の冬の香り添え」らしい。真鯛と鳥がらのスープに、ゆず、せり、ごぼうの香味(これが「三種の冬の香り」らしい)と、炙りチャーシューと人参のトッピングのつけめんだ。

出されたのは、黄みがかった底が見えるような澄んだスープ。一口飲んでみると、基本の鳥がらの味に、ほのかに鯛の香りを感じる。麺をつけて食べると非常に上品な味だ。トッピングもそれぞれ香りの強いものばかり、今回は香りを楽しむ趣旨らしい。ゆずと一緒に食べたり、せりと一緒に食べたり、炙りチャーシューと一緒に食べたりすると、それぞれで全然違う味になる。大晦日とは全く違う方向性に菜の主人の嗜好の広さを感じたね。

仙台初売り

Wikipediaに仙台初売りという項目があるのを発見した。おれは仙台出身なんだけど、そう言えば、仙台にいたときには初売りに行くと必ず景品を貰えたような気がする。あれは仙台特有の話だったんだな。知らなかった。

Dungeon Crawl 攻略を終えて

長かったー。ほんの気まぐれで起動しただけなんだけどなー。今回は運が良く一発でクリアできたけど、Crawlはそんなに甘いゲームじゃないです。もちろん、パックアップを取ってたりしたわけじゃないけど、今回の勝因を分析してみよう。
  1. Crawlでは鬼門の序盤戦で危い目に合わなかった。
  2. 欲しいところで欲しいものをツモれた運の良さ。
  3. 嫌な敵には凍結の矢、強敵にはおぞましきものの召喚と徹底的にチキンプレーを貫いた。
  4. 水棲の民のキャラの強さ。
まず、1番の序盤戦。Crawlを始めてまず驚くことは、序盤でめちゃくちゃ死ぬっていうこと。とにかく死ぬ。オーガやシグムンドに殴り殺されるのは、もちろん、序盤は命中率が悪いのでたまに戦士系なのにホブゴブリンに殺されたりもする。NetHackもあんなに難しくないし、熟練者にとってはキャラがLV30、ダンジョンは40階くらいまでは死ぬ気がしないAngbandからの移行者は、ほんとにびっくりする。いや、おれなんだけど。まあ、氷の精霊使いが序盤に強いというのもあるんだけどね。

2番のツモの良さは、今回随所で発揮されたね。まず、小変異の魔法書、氷結の魔法書、悪食の護符をさくっとツモったおかげで、中盤の入りが非常に楽になった。序盤をなんとか切り抜けても、獣の棲み処以降はある程度火力がないと突破できないので、ここで苦労することも多い。このツモで2つのルーンは取ったも同然だったね。次に必要なのは、耐突然変異と絶縁能力になるんだけど、これもあっさりツモれた。あと、防御のロッド。これも強かった。ロッドは成功確率100%だから安心して使っていけるのがうれしい。

3番は、おぞ(ryを使いまくったからね。正直、HPが200を越えておぞ(ryを解禁している時点で、まあ、クリアできるだろうなとは思っていた。次回プレー時は、おそ(ryは封印の方向でプレーしたい。凍結の矢も、猛火の矢に比べると地味だけど、十分に活躍してくれた。中盤の大抵の嫌な敵には効くんだよね、凍結の矢。

4番は、やっぱり水棲の民は強いなと思った。特にデュアル系なのにHPが高いのはずるい。それに得意なスキルは徹底的に得意なので使いやすい。苦手なスキルはあるけど、どれもプレースタイルとして回避できるものばかり。安定した万能種族としての能力を遺憾無く発揮してくれた。まあ、最強種族は悪魔の血族だけどね。

以上を総括すると、勝因は運が良かった、と言えるのではないでしょうか。身も蓋ふたもないけど。アビスにも一回も行かなくて済んだし。

ちなみにCrawlの遊び方はオーブを取ってくることだけではありません。全ルーンコンプリートという次の目標があります。今回行かなかった霊廟、アビスなんて言うダンジョンもあるし、エキストラ(っぽい)ダンジョンとして、パンデモニウムと、地獄(4種類)というのがあるんだけど、どれも凶悪な難易度。今回、結構キャラが強くなったので、ちょっと地獄でも覗いてこようかと思ったんだけど、なんか途中で引き返したりすると話が盛り上がらないかなあと思ってやめにした。次やる機会があれば、完全体と言われるパンデモ永住キャラを目指したい。まあ、当分やんないと思うけど。

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その7)

前エントリーの続き。

前回、『宝物庫』最下層を攻略中『呪術の魔法書』を発見した@くんは、念願の『選択的記憶消去』を習得し、魔法を整理、そして前々回諦めた『早業のグレイブ』を手に入れ、『宝物庫』最下層を攻略完了。いよいよ、ゲームは『ゾットの領域』最下層を残すのみとなったのだった。ここまでが前回。

そして、ゾットの領域最下層に到着。上半分が固定マップ、下半分がランダムダンジョンなので、まず、下半分を攻略。細い通路が多いので簡単だ。そうやって退路を確保した後、いよいよ上半分、いわゆる『ゾットの間』の攻略に入る。

マップは以下のようになっている。
xxxxxccccccccccccccccxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxccccccccccccccxxxxx
xxcccc..............ccccxxxxxxxxxxxxxxxxxcccc............ccccxx
xcc....................cccxxxxxxxxxxxxxccc..................ccx
cc...........3...........ccxxxxxxxxxxxcc...........3.........cc
c..8......................cXXXXXXXXXXXc....................8..c
c...................8.....XXX...1...XXX....8..................c
cc........................XX..1...1..XX......................cc
xcc.......................X1.........1X.....................ccx
xxcc.....4....2..............1..Z..1............2....4.....ccxx
xcc.......................X1.........1X.....................ccx
cc........................XX..1...1..XX......................cc
c...................8.....XXX...1...XXX....8..................c
c...8.....................cXXXXXXXXXXXc...................8...c
cc..........8............ccccccccccccccc..........8..........cc
xcc....................ccccccccccccccccccc..................ccx
xxcc................ccccccccccccccccccccccccc..............ccxx
xxxccF111FcccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccccF111Fccxxx
xxcc................^^1.ccccccccccccccccc.1^^..............ccxx
xcc.................cc1...ccccccccccccc...1cc...............ccx
xc.............8.....ccc...ccccccccccc...ccc...8.............cc
c....8................ccc...............ccc...........8...8...c
c.......8.....8...8...cxcc.............ccxc...................c
c.....................cxxc.............cxxc.......8...........c
c.....................cxxcc.1...1...1.ccxxc............8....8.c
c.......8....8.....8..cxxxc...........cxxxc....8..............c
c.....................cxxcc...........ccxxc..........8........c
cc...5...............ccxxc.............cxxcc..............8..cc
xcc........8........ccxxcc.............ccxxcc....8....5.....ccx
xxcc...............ccxxxc...............cxxxcc.............ccxx
xxxcccccccccccccccccxxxxcccccccc@ccccccccxxxxcccccccccccccccxxx
文字の場所には以下のものが配置されている。
Zゾットのオーブ
1オーブの守護者
2殺人ピエロ
3電気ゴーレム
4炎の球体
5太古のリッチ
8ランダムモンスター
^
まず、入口に待機しているのはオーブの守護者。なかなか強いが、殴るしか能のないやつなので、通路まで誘い込んで1対1で戦えば楽勝だ。次に左右どちらかの部屋に入ることになるのだが、問題は罠である。狭い通路に罠が二つある。ここでテレポートの罠やゾットの罠があると避けようがないので大変だ。しかし『罠の探知』の魔法を使って調べてみると、4つとも解除可能な刃系の罠。拍子抜けだ。LV10まで成長した『罠解除』のスキルを駆使して解除する。

中を覗いてみると、ランダムモンスターはゴールドドラゴン、ストームドラゴン、闇エルフの上位種とまあ普通だった。一匹ずつ誘き出せば、これも楽勝。『太古のリッチ』は普通なら強敵中の強敵だが、『静寂』の魔法を使えば雑魚と同じ。無事、左右の部屋も攻略する。

ここらで電気ゴーレムと殺人ピエロがテレポートしながら襲いかかってくる。さすがに広間で相手するのは辛い。特に殺人ピエロは変な属性攻撃を連発してくるので厄介だ。下半分のダンジョンまで戻り、相手がテレポートしまくるのを利用して各個撃破する。

上の部屋に戻ると「最強の」炎の球体がいるが、静寂を使ってあっさり撃破。ゴールドドラゴン、ストームドラゴンなども下の部屋と同じように撃破。一応もう一つの部屋も制圧しておく。残るは最後の部屋だけだが、ここにいるのは大して強くないオーブの守護者。こいつらを殲滅すると、とうとうゾットの領域最下層の制圧ということになる。

ここで記念ダンプ。思ったより楽に攻略できた。

さて、あとはゾットのオーブを持って階段を昇りまくって地上に出るだけである。しかし、ここでも障害がある。ゾットのオーブを持っていると、なぜかどんどん敵の悪魔が召喚されてくるのだ。なので、あまり油断できない。

覚悟を決めておもむろにトラベルコマンドを使ってダンジョン1階を指定する。一瞬で10階くらいまで移動するが、ここでストップ。1の悪魔が召喚される。『窖の魔神』だ。試しに戦ってみると、『処刑の悪魔』と『青の殲滅者』も召喚される。そこで窖の魔神の『苦痛の紋章』が炸裂! いっきに100くらいのダメージを食らう。し、死ぬ。こんなところでプレー中最大のピンチが到来。油断した。さっさと逃げればよかったのだ。しかしすぐ死ぬわけではない。とりあえずスピードの薬を飲んで『おぞましきものの召喚』を連続使用。バリアを張って逃亡を計る。そして、なんとか脱出成功。いやあ、ほんとに死ぬかと思った。その後も何度か悪魔に襲われたが、もう、躊躇うことなくおぞ(ryを使って退ける。

そして……ダンジョン1階に到着! 長い戦いだった。一応ダンプ

ダンジョンから脱出する瞬間というのはまた別種の緊張がある。オーブをどっかに落したんじゃないか、とか、ほんとにオーブを取ってくるだけでいいんだっけ? とか、そんなわけがない心配をしてしまうのだ。そして、何度もオーブを持っていることを確認したあと、'<'キーを押下! 無事Crawlをクリアした!

最終ダンプ。★ゾットのオーブが眩しい。ふぅ、疲れた……。

2007-01-02

シャイニング・フォース ネオ 覇王の墓クリア

ネバーランドカンパニー製のARPGの『シャイニング・フォース ネオ』を隠しダンジョンの『覇王の墓』までクリアした。これで一応このゲームでやれることは一通り終えたことになる。

エンディングまで30時間だったのに、覇王の墓だけで10時間かかった。長い!

しかし、このゲームは面白いね。操作系はオーソドックスなARPGなんだけど、こちらも敵も強さがどんどんインフレしていって、最終的には、こちら側の与えるダメージが100万〜1000万くらいまでになる(条件が合えば1億までいくらしい)。ARPGなので、群がる敵に100万ダメージをバリバリと与えていくのは、なかなか爽快感がある。しかし、敵の攻撃も激しく、不用意に敵陣に突っ込めば瞬殺(ほんとに1秒もかからない)されてしまうという危険もある。

操作は基本的に攻撃ボタンを押していくだけで、あまりアクション性はないのだが、育成システムが独特で『フォースアート』という仕組みで豊富なステータスを好きなように成長させることができる。アイテムもなかなかマニアックで、例えば武器には以下のような数値がある。
攻撃力元の攻撃力
攻撃範囲武器の届く範囲
攻撃速度武器を振る速度
攻撃力補正武器の成長率のようなもの
連続攻撃回数連続して攻撃できる回数
連撃係数連続して攻撃していくことで、係数分攻撃力が増加していく
急所攻撃確率クリティカルが起こる確率
急所攻撃係数クリティカル時のダメージに係数分攻撃力が増加する
吹き飛ばし攻撃確率攻撃したときに敵を吹き飛ばせる確率
これに加えて、
特殊効果浮かし攻撃、吹き飛ばし攻撃など
属性攻撃炎や氷などの属性で攻撃する
スキル敵を転ばせたり、一定時間武器を倍速で振れるようになったりする
魔法装備することによって使えるようになる魔法
特効ゴーレムに強いとか、武器を持っている敵に強いとか
みたいな特性もあり、防御系のステータスに影響のある武器もある。

さらに『スペシャルパワー』(以下SP)というランダムで付加される特性もあり、このSPの良し悪しで最終的な武器の強さが決まるので、良いSPの付いた武器を探す、というローグライク的な楽しみもある。さらに自分で付けかえのできるSPのような『奥義』なんていうのもある。例えばリザードがたくさん出るダンジョンではリザードを瞬殺できる奥義に付けかえたりできる。

と、難しく書いたけど、ちゃんと育てれば、そんなことは全然気にせずに適当な武器を使ってクリアすることも可能。マニアックにプレーしようと思えばそれに耐えられるようにもできている。その度量の大きさがいいね。

ゲーム自体も非常に親切にできていて、ダンジョン攻略中は、ほぼいつでも『リターン』の魔法を使って瞬時に街に戻ることができる。街にあるワープゲートを使えば、また最前線に復帰することもできる。Angbandで言うところの『帰還の巻物』と同じの役割だ(余計分かりづらいか) 。つまり、リターンの魔法を使えば、いつでも街と最前線を往復できる。これは便利。ゲームをやめたいときにいつでも戻ってセーブできるし、無理だと思ったら街に戻って体勢を立てなおすことも可能だ。

また、一度行ったダンジョンは必ず戻ることが可能で、変な(例えばFFのような)行動制限はない。宝箱の取り逃しも発生しないし、イベントを見逃して後で手に入らない要素なんてのもない。こういうのはほんとにいいね。FF8なんて、ファーストプレーでGF取り逃しまくって激しく萎えたからね。2周目でも攻略本とにらめっこしなきゃいけなかったし。そんなプレーは楽しくない。

難点を言えば、ストーリーが酷い。FF12なんてもんじゃなく酷い。でも、スタートボタン押しっぱなしでスキップできるので無問題だ!

ちなみに、世界観はともかく、ゲーム的にはMDのSRPGのシャイニング・フォースとは全然関連ありません。DCで出た『ロードス島戦記〜邪神降臨〜』の続編になるらしい。このゲームは知る人ぞ知るマニアゲーらしくプレミアがついて取引されているのだとか。

そして、なんと、もうすぐこのゲームの続編が出るらしい。『シャイニング・フォース イクサ』。キャラデザにラノベ絵師のpako氏、シナリオに初代グランディアなどを手掛けた火野峻志氏を起用して、シナリオ的にはスネオとは全然変わっているらしい。まあ、スネオのシナリオの出来を見れば賢明な判断だろう。

どうしよう。買おうかな。けど、まだ連ザIIPLUS終わってないしな。なんか、最近ゲームばっかりやっている気がするな。少しは社会復帰を目指さないとなあ。

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その6)

前エントリーの続き。

前回、無事絶縁能力のある装備品を入手し、『ゾットの領域』攻略可能になった@くんは、意気揚々とゾットの領域の1〜4階を探索し、レベルもほぼMAXまで成長した。しかし『刃の手』と『防御のロッド』の組み合わせに一抹の不安を感じた@くんは、刃の手に代わる可能性のある武器『早業のグレイブ』を入手するために、『刃の間』に行くも、全然早業のグレイブなんて出やしない。すっかり気を落としたのだった。ここまでが前回。

さて、ゾットの領域の探索で、かなりレベルもスキルも上昇した。これなら『宝物庫』最下層の攻略も楽にできるだろうということで、ゾットの領域最下層攻略の前に宝物庫に行くことにした。前に苦戦したヤクトールの大群も、ストームドラゴンも(単体なら)もはや敵ではない。あっさり宝物庫最下層に通じる階段に辿りつく。

うわー、緊張する。宝物庫最下層への階段を降りる瞬間というのは、Crawlの中でも最も緊張する瞬間と言えるだろう。いや名場面とも言える。階段を降りると、24体の『宝物庫の番人』が階段の回りにフォーメーションを組んで待機しているのだ。その光景は壮観だ。しかし恐れることはない。今まで宝物庫最下層はずっと後回しにしてきたので、ここを攻略するには十分にキャラは成長しているはずなのだ。宝物庫の番人ごときは敵ではないはずなのだが、そこはやっぱりビビりなので、今回も『おぞましきものの召喚』を使う。通称「階段プレイ」「召換獣バリア」と言われる戦術で宝物庫の番人に対処する。これは階段を昇るときに隣接するモンスターが付いてくるのを利用した戦術で、召換獣を使い、丁度1匹だけを上階に誘き寄せるようにして各個撃破する戦術だ。

というわけで、階段プレイ&召換獣バリアで宝物庫の番人を次々倒していく。やっぱり、めちゃくちゃ弱い。宝物庫の番人と階段付近までふらふら出てきた敵を全て撃破したあとは、宝物庫最下層は固定マップなので、順番に部屋を攻略することになる。それで、左上の一番簡単な部屋を攻略したあと、他の部屋に行く前に、ふと、部屋と部屋の間の廊下みたいな部分をうろついてみることにした。こういうところを攻略しておくと、最悪緊急回避にテレポートを使わざるをえない場面でも少しは気休めになる。まあ、テレポートした時点で半分は死を覚悟しなければならないが。

そこで、店を発見。固定マップでも店とかあるんだ。そう言えば前にも見たことがあるな。と思って入ってみると、なんと『呪術の魔法書』が売ってるじゃないか! こいつには『選択的記憶消去』が入っている。おそい。おそすぎるよ。もうすぐクリアしちゃうし。と思いつつも購入し、一旦キャンプまで戻る。

そこでとりあえず魔法を整理。『氷の獣の召換』『氷の躯』は御役御免だ。『氷結』『飛来物の防御』あたりも、それぞれ、上位の方法があるので削除。代わりに入れたのが、『浮遊』『罠の探知』『イスケンデルンの爆破の秘術』やいくつかの転位術。浮遊はアビス回避。罠の探知は、もうあんまりいらないんだけど、一応。イス(ryは、無属性の魔法なので、追い討ちなんかに便利。『俊足』や『再生』など他にも覚えたい魔法はあったのだが、如何せん魔法書のツモが悪い。やっぱり終盤になると、シフを信仰しておけばよかったと後悔する。

で、忘れてはならないのが、前回、断念した早業のグレイブである。これは『影の怪物』の魔法を使えば楽に入手できるが、こんな無駄な魔法は覚えたくないという理由で止めたという経緯がある。早速影の怪物を覚えて刃の間へ。ファンブルのときのために一応おぞ(ryであらかじめ何体か壁を召喚しておき、おもむろに影の怪物を唱える。味方の武器が召喚される。そのまま待機する。魔法の効果が消えて武器が残る。おお、すごい。自然生成の為に無駄にしたターンを考えれば、効率はかなり上昇するだろう。何度か続けて召喚すると、中にグレイブも発見。装備するとなんと一発目で早業だった。エー、その引きの良さは無駄だろう。折角、影の怪物を覚えたのに。

キャンプに戻って影の怪物を忘れる。早業のグレイブは『鑑定の巻物』で修正を確認したあと、たっぷりと巻物を使って(+9,+9)までエンチャントしてやる。これでみんな大好き早業のグレイブ完成である。

早速、試し切りしてみる。うーん。微妙。攻撃力だけ見れば、明らかに刃の手の方が強い。しかし、まあ、弱くはない。当たり前だ。最強の武器の一つと言われているのだ。やっぱり長柄武器のスキルが低すぎるのか? LV12しかない。しかし、水棲の民の脅威のスキル特性があれば、あっと言う間に成長してくれるだろう、ということで、ちょっと様子を見てみることにする。

できたての早業のグレイブを手に宝物庫最下層に戻る。意外と苦戦。やっぱり早業のグレイブを無理に使っているせいだ。苦しいところでは、おぞ(ryにも頼る。なんとか全部部屋制圧。『銀のルーン』を手に入れた。もう要らないけど。他には目立った報酬はない。一応、★が二つ見つかった。
★四方位の風の護符
この護符は装着者を精神の混乱から保護する。
これはあなたを負のエネルギーからある程度保護する。
これはあなたを魔法から保護する。

★頑丈の指輪
この指輪は装着者を負傷から保護するか、あるいは負傷を受けやすくする。
効果がどちらであるかは指輪の数値に依存している。
これはあなたのACに影響する。(+8)
どちらも使えないが、一応記念に持っておく。

さて、いよいよクライマックスだ。残すところは、ゾットの領域最下層だけになった。そのために軽く準備をする。普段は取っておいているスピードの薬やロイヤルゼリーを持っていく。耐性のローブにも『防具強化の巻物』を使っておく。しかし、手持ちの巻物を全部費しても(+6)まで上がらなくて少し寂しい。

この時点のダンプ。次こそ最後、のはず。

作家ほっとタイム 現代作家インタビュー集 神林長平(その2)

前エントリーから間が空いてしまった。内容をノートにメモっておいてよかった。

後半になると、インタビューは、作家になるまでの話から氏の発想法や小説をどのように書いていくかという話に進んでいく。氏は、納得して本やニュースを読むことはないという。テレビのフレームの中では激しい戦争をしていても、フレームの外は仲良く握手をしているかもしれない。フレームの中が全てではない。そういうところから考えをめぐらせていくらしい。これもまた「らしい」発言だ。今では、ネットの発達により、リテラシーの一つに挙げたいような考え方だが、氏は25年以上前からずっとこんな考えを続けているのだ。凄いというよりむしろパラノイア的ですらある。

氏は、書く前には自分が何を書こうとしているのか分からないらしい。自分が何を考えているのかを知るために書くというのだ。そう言えば、インタビューの冒頭で「僕は話すのは駄目なんですよ、書かないと考えられない」と言っていたが、氏にとって書くこととは考えることらしい。これもまたエンターテインメント作家とは思えない発言だ。確かに氏の小説は、登場人物の考えていることが次々に変わっていったり、プロットがとんでもない方向に移っていったりする(猶予の月など)。ああいうのは狙ってやっているのか、それとも書いているうちにああなってしまうのか、なんか後者のような気がしてきた。

氏の小説が工学系と言われることについて。氏は、今まで自分の小説が工学系と言われることは無視していたという。長岡高専出身なだけで本人にはそんな意識はなかったらしい。いや、ぼくもそう思っていたんだよね。氏の小説は工学系というわりには、SFらしい科学に対するシミュレーションの精神が欠けていると思うし、登場人物は筋道だった行動は全然しないし、むしろ、突拍子もない展開や理論こそが売りで、とても理系的だとは思えなかった。

しかし、氏は最近自分が工学系だと認識するようになってきたらしい。氏によれば、工学の理論とは、現実の世界に対して理解したり有効に使うために仮説として打ち立てるもので、現実にそぐわないと判明した場合にはそれに合わせて理論を作りかえなければならない。そういうところが自分が小説を書くスタンスと似ているというのだ。これはなるほどと思った。ぼくも理系で、理論や抽象的な考え方をつい上に置いてしまうのだけど、氏にとって理論は常に現実に対する仮説にすぎなくて優位性がない。だから、氏の現実に対してのアプローチがああいう突拍子もないものになるというのは、氏にとっては十分工学的なのだろう。少なくとも小説世界の中では既存の理論や理屈を信じていないのだ。

インタビューの最後に、氏は、自分の今後の方向性なんて考えたくないし、誰かに言われたりもしたくない、と言う。過去の自分の作品にも捉われたくない、だからシリーズものも書けないのだと言う。確かに「敵は海賊」以外にシリーズものはほとんどない。雪風は15年ぶりに続編を書いたのでシリーズものとは少し違うだろうし。敵は海賊だって一作ごとに少し登場人物の性格や設定が違うような気がする。氏は、過去とか未来とかの文脈を外して、今書けることを書くというスタンスなのだ。

一番最後に氏が「今、生きていれば、それでいいじゃないですか」と言って、インタビューが終わる。一見、いい加減と見える発言だが、神林長平が言うと重みが違うね。氏がその時点、時点でどんな小説を書いてきたかは、ずっと目撃してきたからね。過去であれ未来であれ自分を不自由にするものは拒否する。氏は未だに自分を縛る何か得体のしれないものからの開放を望んでいるということのだ。あの海賊匋冥・シャローム・ツザッキィのように。

と、書いてきたが、まだ「膚の下」読んでないんだよなあ。あの厚さと「あなたの魂に安らぎあれ」「帝王の殻」を全部読み返さなきゃいけないところに、やや億劫さを感じてしまう。いかん。これを機会に読まないと。

菜の大晦日限定ラーメン&小丼

毎年恒例の菜の大晦日限定ラーメンを食べに行った。12時くらいに現地に到着したのだが、やっぱり20人くらいの行列ができていた。1時間ほど並んでようやく席につく。今回の限定は「海鮮魚介系醤油ラーメン」と「トリュフ風味のフォアグラ小丼」。張り紙には、スープの材料が鯛、エビ、カニ、ホタテなどと景気のいいことが書いてある。朝飯を抜いていたので、限定ラーメン大盛りと小丼を頼む。

それで出てきた海鮮魚介系醤油ラーメンは、具は通常の菜のラーメンと同じ、チャーシュー、ほうれん草、海苔で、スープはこれも一見すると菜の通常メニューの「豚骨醤油ラーメン」と同じに見える。しかし、一口啜ってみると、確かにエビやカニ、ホタテの風味を感じる。通常のラーメンは、豚骨の濃厚さと節系の強烈な風味の直球な味なのだが、この限定ラーメンは、それに比べると少しマイルドな風味で深い味わいがある。あんまりグルメではないので、どう表現したらいいかわからないが、意外と新鮮な味だ。

次にトリュフ風味のフォアグラ小丼を食べてみる。トリュフとかフォアグラとか名前だけ見ると大袈裟だが、菜ではよく出る食材だ。ご飯は、いわゆる五穀米というやつだろうか、ご飯に豆や謎の穀物が混ぜてある。その上にペースト状にしたフォアグラがのっている。トリュフはそのペーストの中に細かい粒として含まれている。食べてみると、なんと、醤油味。そうきたかー。あっさりとした五穀米にこってりなフォアグラは意外と合う組み合わせだ。

値段は、それぞれ700円(+100円で大盛り)と300円とリーズナブル。この値段でこれだけのラーメンと小丼が味わえるのだから、素晴しい。しかし、大盛りと小丼は多過ぎた。パンパンに膨れた胃に苦しみながら帰った。

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その5)

前エントリーの続き

前回、2つの『ラビリンス』に挑み、『耐突然変異の護符』(をべースにしたランダムアーティファクト)と『防御のロッド』を入手した@くんは、その余勢を駆って、『エルフの大広間』と『スライムのあなぐら』を攻略、クリアに必要な3つ目のルーン『ぬめりのルーン』といくつかの有効な装備を入手したのだった。ここまでが前回。

さて、3つのルーンが集まったので、メインダンジョンの最下層から行ける『ゾットの領域』に侵入可能になった。このゾットの領域の最下層に『ゾットのオーブ』が安置されており、このオーブを入手して地上に持ち帰ることが、このゲームの目標なのだ。というわけで、前々回断念した『宝物庫』には、もう行く必要がなくなったのだが、Crawlをプレーして宝物庫に行かないというのも少し寂しいような気はする。しかし、ローグライクゲームで死ぬのは往々にして、こういう余計なことをしたときである。変愚蛮怒でも、さっさと混沌のサーペントを倒せばいいのに、だらだらと装備や物資を集めているうちに、はぐれメタルやパワーワイアームに遭遇して頓死するのである。

ということで、まずはメインダンジョンの攻略を最後までやることにした。まだ、宝物庫が出現するところまでしか攻略していない。今のキャラならメインダンジョンの攻略くらいは余裕だろう、と思ったのだが、やっぱり余裕で、あっさりと27階まで全部探索しつくした。

そうやって、『蜂の巣』1階のキャンプに戻ってきたのだが、おや、持ち物に未鑑定の護符が一つある。鑑定してみると、これが、
★セクコブの護符
この護符は魔法で召換されたモンスターからの攻撃を防ぐ。
これはあなたのACに影響する。(+1)
これはあなたの回避力に影響する。(+1)
これはあなたを電気から絶縁する。
これはあなたを毒から保護する。
これはあなたを負のエネルギーからある程度保護する。
これはほとんどのタイプのテレポートを阻害する。
これはあなたの新陳代謝を加速する。
おお、絶縁能力! なんという素晴しいツモ! 耐突然変異と絶縁が同時に使えないのは少し不便だが、必要に応じて付けかえればいいので、そんなに問題ではない。終盤の変愚蛮怒なら欠けている耐性があれば即死しかねないが、Crawlはそこまでシビアではない。それと、テレポート阻害の能力があるが、これは緊急回避にテレポートをあまり使わないCrawlでは、そんなに問題にならない。どうせゾットの領域最下層ではテレポートは使えないのだ。どうしても使いたい場面では付けかえればいい。逆にテレポートの罠を回避できたりして便利に使える場面もある。

これで、ゾットの領域に行く準備はできた。また、アイテムを求めて宝物庫の最下層に行ってもいい。どちらに行くか少し悩んだが、まず、ゾットの領域の最下層以外を攻略しておくことにした。上層とは言え、ゾットの領域の特有の嫌な敵(『炎の球体』や『電気ゴーレム』)が出る可能性はあるが、ダンジョンの構造は普通なので、各個撃破がしやすい。また、ゾットの領域の敵は経験値がやたらと高いので、レベルやスキルのかなりの成長が期待できる。そのあとで宝物庫最下層を攻略しよう。

というわけで、早速侵入したのだが、いきなり炎の球体のおでまし! まあ、火炎の三重耐性があるので、恐るるに足らずなのだが、動揺して『おぞましきものの召喚』に頼ってしまった。ちなみに後でだんじょんひらおよぎの記述を 見たら炎の球体には静寂が効くらしい。もっと早く言ってくれ! そうと分かっていたら、こんなに焦らなかったのに。

しかし、あとは特に強敵も現われず、無事ゾットの領域の4階まで探索完了。5階は最下層。さて、ゲームはクライマックス。あとやるべきことは、ゾットの領域最下層に突入し、ゾットのオーブを持ち帰ることだけだ。おそらく、このまま突入しても、クリアできる可能性は高いだろう。

しかし、ここでなんとなく不安になる。もうすぐレベルも26でMAXの27に近いと言うのに、意外と1対1の戦いでも苦戦するのだ。2対1になったりすると結構ピンチ。なぜかと言うと、前に述べたように軽装戦士は時折大きなダメージを食らってしまうというのもあるし、『刃の手』使用中は、魔法の成功率が大幅(20%)も下がり、防御のロッドも使えないというのもある。ちょっとHPが減ったときに、『飛来物の阻止』の効果が切れたりすると、めちゃくちゃ焦る。まあ、耐性がほぼ万全だし、AC(オゾクブの鎧込み)もEVも30くらいあるので、そう簡単には死なないんだけど。

ここで、ふと、あることを思い出す。早業のグレイブだ。前に自分が書いたものを引用しよう。
最後に長柄武器。夢の「早業のグレイブ」以外の武器は、はっきり言って酷い。早業のグレイブの取り方は色々研究はされているけど、中盤の終わり、終盤の始まりくらいの「刃の間」に行かなきゃ取れない。こだわりがなければ、事実上、この武器が大得意な水棲の民の専用カテゴリーでしょう。
そうだ。早業のグレイブがあるじゃないか! 早業のグレイブを取ろう。そうすれば、いつでも防御のロッドを使えるし、グローブの分、ACは少し上がる。なんとなく、スキルの成長的にもう手遅れのような気はするが、とりあえず使ってみてから考えよう。

で、早速、刃の間に向かう。ここの紹介はだんじょんひらおよぎに任せよう。とにかく、ここの敵は、まともに殴り合うのは危険過ぎるし、伝家の宝刀『凍結の矢』は効かない。というわけ、おぞ(ryの出番だ。たっぷり召喚してから、突入。指示を与えて次々と武器を叩き落としていくが、刃の間を全部探索しても、早業のグレイブは全然出ない。早業のハルバードすら出ない。ここまでは、まあ、仕方がない。あとは、ここで自然発生する敵で粘ばればいい。そこまで、出にくいわけではあるまい。

しかし、この考えは甘かった。1時間頑張っても全然出ない。ソースコードを読んだところ、グレイブが刃の間で生成される確率は、8.33%。生成されたグレイブに早業のエゴが付く確率は、14.5%。つまり、刃の間で武器が生成されて、それが早業のグレイブである確率は、約1.2%。びっくりするほど低いわけではないが、自然生成に任せるのはつらい。結局、もう1時間ほど粘って、早業のハルバードが出た時点でやめた。敵を全然倒さないせいでヴェフメット様の信仰値がかなり下がってしまったので、これ以上は無理だと判断したのだ。しかし、早業のハルバードではなあ。なんとなく、ありがたみがない。まあ、これも十分強いのだが。

実は、もっと楽に早業のグレイブを作る技もあるのだが、そのためには、召換術LV5の『影の怪物』という魔法を覚えなければならない。まあ、そのくらいは覚えられるのだが、前にも書いたように『選択的記憶消去』がないので、なんとなく、こんな無駄な魔法は覚えたくない。そこまで早業のグレイブが欲しかったわけでもないしな。というわりにはかなり時間を使ってしまったが。

というわけで、ここまでのダンプ。刃の間で粘っているうちにMAXのレベル27になっちゃったよ。HPは235もある。さすがは水棲の民。デュアル向け種族なのにドワーフに負けないくらいの高HPになる。長い連載になったけど、クリアするにしても、死ぬにしても次回のプレーで終わりでしょう。

2007-01-01

Dungeon Crawl 水棲の民の氷の精霊使いヴェフメット信仰(その4)

前エントリーの続き。

前回、クリアに必要な3つ目のルーンの『銀のルーン』を目指して『宝物庫』に向かったものの、『転位誘発』の変異もあり苦戦。そのうち敵の攻撃が苦しくなり、途中で攻略を断念せざるをえなくなった。次に宝物庫への道中に発見した『ヴォールト(Vault)』を攻略することにする。その際に最強召喚魔法の『おぞましきものの召換』の使用を解禁。強敵が多数出現するものの『触手の怪物』の強さもあり、なんとか攻略完了。報酬の『突然変異治療の薬』をゲットして一息ついた。ここまでが前回。

さて、次に何をすべきかだが、『ラビリンス』に行くことにした。ラビリンスは、ダンジョンにランダムに現われる特殊なフロアで、大きな渦巻き状の形をしている。その中心にミノタウロスがいて、これを倒すといくつかのお宝を貰えるのだが、ミノタウロスははっきり言って激弱。ふつうのプレーではボーナスステージのようなものなのだが、転位誘発の変異がついている場合には、移動の途中でテレポートしてしまうので、ほとんど脱出不能になってしまう。だから、今まで攻略できなかったのだが、治ったので攻略可能になった。

今まで確認しているラビリンスは2つ。ラビリンスは複数出現することもある。一つ目のラビリンス、ミノタウロスは瞬殺。お宝は、おっ、未鑑定の護符だ。鑑定してみる。
☆護符『不死の狼』
この護符は着用者を突然変異から保護する。
ただし保護は絶対確実というわけではない。
これはあなたの回避力に影響する。(+6)
これはあなたの腕力に影響する。(+3)
耐突然変異キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! これで突然変異になる確率がかなり減少する。ちなみに90%の回避率らしい。追加能力も白兵戦の能力がかなり上がるので地味にうれしい。次に二つ目のラビリンスに向かう。ミノタウロスが雑魚なのは同じ。今度は報酬の中にロッドがある。早速使ってみると、これがなんと『防御のロッド』。これは前に書いたように、最も便利なロッドと言っても過言ではない。うーん。これは逆にプレッシャーだなあ。このツモでゾットのオーブ取れないとまずいだろ、っていう気がしてきた。

こうやって耐突然変異の護符と遠距離攻撃からの強力な防御手段を得て、次にどこに行くべきかだが、『エルフの大広間』に行くことにした。エルフの大広間はルーンはないものの、大きいアイテム部屋があるので、今欠けている電撃耐性を得られる可能性がある。それに魔法書も少し寂しい。『探索の魔法書』がないので『罠の探知』の探知ができないし、『呪術の魔法書』と『実践魔術の魔法書』がないので『選択的記憶消去』がない。この魔法を使えば、もう使わなくなった魔法のスロットを開放して新しい魔法が覚えやすくなるのだ。『氷の獣の召換』と『氷の躯』はもう使用していないのにそれぞれLV5とLV4の魔法なのではっきり言って邪魔だ。それにこの魔法があると気軽に色々な魔法を試せるようになるし、ダンジョンに応じて魔法の組み合わせを変更することもできる。魔法使いとしてプレーの幅が広がるのだ。

一般的にエルフの大広間は、宝物庫より簡単だと言われている。では、なぜ、エルフの大広間を今まで避けてきたかと言うと、突然変異攻撃とアビス送りが嫌だったからだ。エルフの大広間によく出現する『闇エルフの召換術師』は、色々な悪魔と動物を召喚するのだが、その中に『ネクオゼク』というやつがいる。こいつは、遠距離から突然変異攻撃を連発してくるので、突然変異の耐性がないと、変異がつきまくって大変なことになったりする。もう一つは、『闇エルフの魔導士』と『闇エルフの悪魔術師』が唱えてくる『追放』の魔法だ。これをくらうと、脱出困難な特殊ダンジョン『アビス』に強制的に追放されてしまう。アビスから帰るためにはある程度の強さが必要だ。というわけで、エルフの大広間を後回しにしてきた。

それで、今はというと耐突然変異を得られたし、宝物庫を6Fまで攻略してある程度は強くなった。それに防御のロッドを拾ったのも大きい。エルフの連中はボルト系の魔法を使ってくることが多いし、魔法がなくても弓で攻撃してくる。遠距離攻撃を封じれば、かなり有利に攻略できる。

しかし、すぐに向かうのかというと、もう一つ準備がある。『静寂』の魔法だ。この魔法は術者の周囲の音を消し去る。魔法を唱えることも神に祈ることもできない。術者にも影響を及ぼすので使いやすい魔法とは言えないのだが、エルフの大広間では別だ。強力な魔法使いが多いエルフだが、肉体能力は貧弱なので、肉弾戦になればこちらの方が有利。さらに反則なことに静寂中でもロッドは使うことができる。だから防御のロッドに入っている『飛来物の阻止』を使うことによって、エルフの弓も当たらない状態になる。

と、しっかり準備したので、エルフの大広間はあっさり攻略できた。静寂が解けた瞬間に闇エルフの魔術師に金縛りにされて焦ったりしたけど。戦利品は以下の2つ。
☆戯言の角つき鉄兜 (+3)
これはあなたを毒から保護する。
これはあなたに透明化の発動を可能とさせる。

☆クローク『白亜の牙』 (+2)
これはあなたの知力に影響する。(-4)
毒の耐性は指輪で補っていたので、上の兜は少しありがたい。下のクロークは知力の-4は痛いのであまり使えないのだが、これを見てふと気がついたことがある。これらと元から持っている
☆グローブ『絶望の遺物』 (+3)
を合わせれば、アーティファクトだけでACが結構稼げる。それに前回『獲得の巻物』で入手した
☆指輪『地獄の遺物』
この指輪は装着者が魔法の呪文を使う能力を増強する。
これはあなたのACに影響する。(+1)
これはあなたを火から強力に保護する。
これはあなたを冷気から強力に保護する。
を使えば、耐性も確保できる。耐突然変異の護符もある。

ということは、何ができるのか。『スライムのあなぐら』を攻略できるのである。ここのモンスターは、突然変異攻撃と酸による腐食攻撃を得意としているのでそれぞれの準備ができていないと大変なことになるのだが、ここにはクリアに必要なルーンの一つ『ぬめりのルーン』がある。個人的には、しっかり準備していれば、宝物庫よりは攻略しやすいと思う。

というわけで攻略開始。さすがにエルフの大広間に比べると敵がタフなのできつい。耐突然変異の護符があるとは言え絶対ではないので、敵の出現と同時に『凍結の矢』を打ちまくって敵を撃退していくが、凍結の矢が効かない『紺碧ジェリー』にはちょっと情けないが『おぞましきものの召喚』も合わせて使っていく。まあ、ここまでチキンにプレーすれば死ぬことはない。無事、ボスの『ロイヤルゼリー』を倒し、スライムのあなぐら攻略完了。

しかし、ここで一度へまをやらかす。普段は耐突然変異の護符を装備し、食事をするときだけ『悪食の護符』を付けるのだが、食事をしたあと耐突然変異の護符に戻すのを忘れていて、『草食性』の変異を付けられてしまった。この変異では第一段階では、肉系の食料の栄養価が下がり、野菜系の食料の栄養価が上がるという地味な効果なので、攻略にはほとんど影響はない。転位誘発とかじゃなくてよかった。

で、肝心の『ぬめりのルーン』だが……あった! ああ、ほっとした。なぜ、あるだけで、こんなにうれしいのか。だんじょんひらおよぎから引用しよう。
この分岐のルーンは確率16/81で生成されない。これはプレイヤーをがっかりさせるための仕様であるらしい。ルーンコンプリートを目指す人など、こだわり派の人は要注意である。
つまり、およそ20%の確率でぬめりのルーンは存在しない、ということになる。ひどい! ひどすぎる。宝物庫に比べてスライムのあなぐらが敬遠されがちなのはこういう理由もあるだろう。

他の戦利品にこんなのがあった。
★影の指輪
この指輪は発動することで装着者を一時的に透明にするが、透明化の最中には代謝エネルギーの消費が大幅に増加する。
これはあなたの回避力に影響する。(+4)
これはあなたの命中率に影響する。(-3)
これはあなたを負のエネルギーからある程度保護する。
これはあなたの隠密性を高める。
これはあなたの視力を強化する。
おお、珍しい。★だ。(日本語)Angband系と同じくCrawlの★と☆もそれぞれ固定アーティファクトとランダムアーティファクトを指すのだが、Crawlの★はやたらと出現率が低い。クリアまでに2、3個くらいしか拾えないことが多い。それで、この『影の指輪』だが、命中率の-3は痛いけど衰弱耐性と霊視の能力は他の装備とかぶってないので、とりあえず装備することにした。

この時点のダンプ。いやー、そろっちゃったね、ルーン。これからどうしよう。

あなたが女性にモテないのはトキソプラズマ(寄生虫)のせいかもしれません 「ネコを経由して感染することも」

痛いニュース(ノ∀`):あなたが女性にモテないのはトキソプラズマ(寄生虫)のせいかもしれません 「ネコを経由して感染することも」

猫飼ってるよ……。4匹も……。

天皇杯決勝 浦和×G大阪

激しく萎えた。元旦で今年一年分くらい萎えた。