2008-05-13

Jリーグ 第12節 川崎×浦和 新潟×磐田

結果は、川崎×浦和は0-1で浦和の勝ち、新潟×磐田は1-0で新潟の勝ちだった。

川崎と浦和の試合は、いくつか誤審と思われる判定があり、なんとも後味の悪い試合になってしまった。

試合自体は、終始川崎ペースと言っていいだろう。川崎は相変わらず縦に急ぎすぎるところがあるが、序盤のころに比べれば、大分サイドも使えるようになってきた。浦和はやっぱりFW2人が大ブレーキ中だが、中盤の細貝、DFの阿部の集中力が高い。攻められっぱなしだが、ペナルティエリア手前でうまく止めている。浦和のシュート本数は前半が2本。後半に至ってはPK以外のシュートは0本だったとか。これで勝ってしまうんだから、嫌われもするというものだ。

で、疑惑のシーンだが、後半開始してすぐ、闘莉王の絶妙なヒールスルーパスから高原が抜け出し、それを井川がスライディングしたところ。スローで見ると、倒したのはペナルティエリアの外に見える。その後井川が足を出して高原の足をかけたのがPKだという説もある。

続いて川崎の攻撃のシーンだが、右サイドからのクロスを山岸が落とし、村上がシュート、それを最後谷口が押し込むのだが、その谷口がオフサイドの判定。これはどうも誤審くさい。結局、このまま浦和が勝利するわけだが、二つ浦和に有利な判定が続いたことで、見てる方も萎える。買収とは言わないけど、やっぱり人気チームで観客も多いとプレッシャーがあるんだろうねえ。

新潟×磐田の試合は、ジウシーニョが怪我、前田もまだ復帰間もないということで、なんと40歳の中山が先発。対する新潟はマルシオ・リシャルデスが先発復帰。新潟は前節勝利し、磐田は大敗。このあたりも影響したのか、試合は立ち上がりから新潟ペース。磐田は中盤ではプレッシャーに負け、サイドも押し込められ、前線の動きも鈍い。新潟はリシャルデスが好調で、巧みなキープからボールを散らす。矢野も積極的に動いて前線を掻き乱す。新潟は特に磐田の左サイドからの崩しが多かった。やはり村井の裏が穴なのか?

新潟の得点は、裏に抜けた矢野にリシャルデスがパスを送り、矢野のシュートを川口が弾いたところをアレッサンドロが押し込んだ。川口を責めるのは可哀想だが、最近さらに存在感を増している楢崎と比べると、やはり劣ると言わざるをえない。どうも代表の練習でも楢崎を第1GKとするという話もあるのだが、それも致し方ないという感じだ。

後半に入って、いよいよ磐田が前田投入。やはり、この選手は別格だ。ボールがおさまるし、その後のパスも絶妙。つくづくスペランカー体質が残念だ。しかし、磐田は後半26分に加賀が退場。これで、人数が不利になり、新潟に守り切られてしまった。これで順位でも新潟が磐田を逆転した。新潟も戦力が大幅に減ったとは言えベースはあるチーム。対する磐田は結局前田頼みを脱却できていない。次節から前田の先発復帰で巻き返せるか。

第12節全体では、上記のとおり浦和が首位を守ったが、最下位の千葉が今期初勝利。これにはさすがに他のサポーターたちも祝福を送っているようだ。次節からミラー監督を迎えて上昇できるのか。期待して見守っていきたい。

そう言えば、ニッカンの一面でこんな記事が。

千葉が今夏FWオーウェン獲得か - サッカーニュース : nikkansports.com

千葉がマイケル・オーウェン獲得へ/サッカー瞬刊誌 サポティスタ

ニッカン飛ばしすぎ。

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