2007-09-03

Jリーグ 第24節 FC東京×神戸

結果は、3-1でFC東京の勝ちだった。

この日は、この試合の他に浦和×大宮と名古屋×G大阪の試合も放送していたのだが、どちらも上位と、主力が欠場している下位チームの組み合わせということで、FC東京と神戸の試合を見ることにした。と言っても、放送時間が少しずれたので、浦和×大宮も前半30分と後半の途中15分は観たので、あとで少し触れる。

FC東京は前節から茂庭が復帰し、今野がボランチに上がった。この試合はオシムが観戦に来たということで、神戸の大久保は代表入りに向けてアピールしたいところだ。

試合は前後半を通じてホームのFC東京ペース。中盤で今野が守備に動き回って、セカンドボールを拾ったり、高い位置でプレスをかけたりとFC東京が中盤を支配していた。神戸は、時折炸裂するカウンターでいい攻撃をしていたけど、いかんせん回数が少なかった。中盤で梶山と今野がうまくボールをキープしたり左右に散らしたりして神戸はなかなかボールを奪うことができなかった。浦和から移籍してきた「イケメン」酒井は全然目立っていなかった。しかし、この試合では今野と梶山を褒めるべきかな。

前半は、セットプレーで1点ずつ取った両チームだったが、FC東京がルーカスを投入して、1点を取り、調子の悪い石川を外して梶山を上げて、さらにFC東京がゲームを支配したところで、ルーカスが2点目を取り、勝負アリ。最後10分ほど平山が出てきたが、チャンスを決められなくて悔しそうだった。大久保は、オシムの前でほとんどプレーさせてもらえず、この日発表になった日本代表のFWの追加招集からも漏れてしまった。チームが4連敗と状態が最悪だし、色々と正念場だ。

やっぱり、この試合は今野のボランチにつきるだろう。どうせ、FC東京のDFはボロボロだし、シュートやクロスの精度も低い。そう開き直って今野を中盤に使って、味方のチャンスを増やし、敵のチャンスを少なくすること目指した方がよいだろう。

神戸も課題は同じ。もっと中盤でボールを奪ってショートカウンターの形を作らないと駄目だ。神戸もFC東京ほどではないが、毎試合失点してしまうという悪い癖がある。カウンター狙いと言ってもあまり自陣で守るとずるずるとやられてしまう。前線から中盤の守備が鍵になるだろう。

次に浦和と大宮の試合だが、大宮勝っちゃったね。この間の横浜FCに引き分けたガンバもそうだが、Jリーグはこういうところがよくない。ちゃんと勝つべきところで勝たなきゃ。サッカーという競技は守備が良くないと試合が面白くならないが、リーグ戦も上位チームが下位チームにしっかり勝つことで緊張感が生まれるのだ。

で、試合の内容だが、まず、浦和の足が重い。パスコースを作る動きが少なくDFからのビルドアップに失敗して、鈴木啓太あたりが苦しいロングボールを蹴ることが多かった。大宮の守備は、4-4-2のブロックを綺麗に形成して、スペースを消していた。最近大量失点が続いていたのだが、実際に見てみると、いかにも大宮らしい守備だなと思った。監督交代の混乱もようやく収まってきたのだろうか。前半30分のところで、FC東京×神戸に変えて、そのハーフタイムで再び15分だけ観たのだが、印象は前半と変わらず。浦和は焦ってボールを蹴ることが多かった。好調平川に代わって相馬を出したのも悪かったかもしれない。もっと好調の田中達也を生かすような攻撃をしたかったところ。

24節全体では、上位陣は浦和が負けて2位ガンバとの勝ち点差が1に縮まった。下位では、広島、FC東京、千葉、大分、大宮が勝って、甲府と横浜FCが負けた。大宮が今節金星を挙げたが、まだまだ苦しい。14位の千葉が勝ち点28、15位の大分が25、16位の大宮が21と、下位の中でも勝ち点差が開いてきた。千葉はアウェーの新潟に勝ったのは大きい。10位の名古屋が勝ち点30ということで、この辺は団子状態。千葉より上は自動降格は免れそうだ。入れ替え戦も、そろそろ絞られてきたような気はする。千葉がギリギリひっかかりそうな気もするが、得失点差に大きな開きがある。普通にやっていれば、千葉はセーフだろう。しかし、今の順位は順当に選手層の差という感じで少し面白くない。大宮と甲府の巻き返しはあるのか?

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