2007-12-07

岡田氏がサッカー日本代表監督に就任

ほぼ確定していたわけだけど、日本サッカー協会の理事会の承認を経て、岡田ジャパンが正式に発足した。

岡田監督という人選については、オシムサッカーからの継続性がないとか、決めるのを急ぎすぎているとか、色々批判する声が多いのだけど、まあ、僕は仕方がないかなと思っている。

オシムサッカーの継承と言っても、弟子筋のペドロヴィッチ監督の広島や、アマル監督の千葉の今季の成績を見ると、なかなか難しいことなのがわかる。もちろん、オシム監督の能力は疑う余地のないものだが、やっぱり監督の能力というのは非常に繊細なものなんだろうね。似たような系統だから良いというものでもない。それにオシム監督は理想主義者だったけど、こういう状況で就任する監督はある程度現実主義者じゃなきゃいけない。

決定を急ぎすぎというのも、やっぱり監督不在が長びくと、状況が混乱してくるからね。同じく脳梗塞を起こして退任した野球のアテネ代表長嶋監督も、結局最後まで代わりを立てられなかったりしたし、さっさと決めるというのは悪いことではない。お隣韓国も今、ウリエ監督、マッカーシー監督に連続して断わられて困っているというし、オシム監督の脳梗塞という究極のバッドニュースの後には余計な混乱を避けて粛々と物事を進めるべきでしょう。

イングランドの監督にモリーニョとかカペッロとかという名前が上がっているのを見ると、つい羨ましく思ってしまうが、今回は非常事態だからね。普通にオシム監督が解任されて、岡田監督就任だったら、僕も大激怒してるけどね。もっと選択肢はなかったのかと。

もちろん、こういう難しい状況で引き受けた岡田監督は立派だと思う。オシムジャパンという大きな夢が消えてしまった今、岡田監督と一緒に現実的にアジア予選突破を目指していくということになるでしょう。

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