2007-11-04

刀語 第七話 悪刀・鐚

6巻の予告の通り、姉の七実との対決となった7巻だが、予告の通り七花が勝利し、七実は死亡した。もうちょっと捻ってくるかと思ったが、この巻はなんか普通のライトノベルだったな。七実は自分の能力に体が付いていけず、体が壊れてしまって自滅。本当は七実は七花の手で死にたかったというのは、いささか普通の展開というか、ありきたりすぎるのではないだろうか。描写を端折らないでちゃんとやっているのはいいのだが、西尾維新はこの刀語でごく普通のライトノベルを目指していたのだろうか。そういうことなら刀語シリーズは凡作と言わざるをえないわけだけどね。それとも別の読み方があるのだろうか。西尾維新の小説って後からよく考えると面白いっていう作品が多いような気がするのだが、これもそうなってくれると良いのだけど。

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