2007-11-11

Jリーグ 第31節 G大阪×千葉 川崎×浦和

結果は、G大阪×千葉は2-0でG大阪の勝ち、川崎×浦和は1-1で引き分けだった。

珍しくNHKが空気を読んで、優勝争いのカードを選んだ。G大阪×千葉は久し振りのNHK総合での中継。川崎×浦和はBS1での中継。日曜日の試合を中継するのは珍しい。

まずはG大阪×千葉から。前半は互角よりやや千葉優勢かなという感じ。ガンバは水曜日に天皇杯を延長まで戦っているので、やや足が重い。千葉は前線の動きが活発でパスもよく回る。特にボランチの工藤がうまくボールを散らしていた。毎年のように主力が流出する千葉だが、毎年良い選手が育ってくるよね。しかし、決定的なチャンスを作っていたのは、ガンバの方かな。千葉は3バックの間にFWが入られると弱いね。マークがうまくないのかな。あと、ボランチの守備のカバーが悪いなあ。この試合ではレギュラーの下村と佐藤勇人を欠いていたということで、その辺の影響があったんだろうな。

ガンバは、いつもの4バックではなく、ナビスコ決勝後半で試した3-5-2の布陣。加地が3バックに入り、橋本が右サイドに出るというのも同じ。これは千葉の両サイドを押さえるための布陣だろうね。千葉は前線の3人だけで得点を決めるというチームじゃなく、サイドの水野と山岸が前線に絡んでいくことでチャンスを作るチームだから、その対応だろう。飛び出すことが多い山岸に橋本をつけて、ボールを持ってから勝負する水野には、むしろ攻撃的な安田をぶつけて、守備に回らせるというのは、なかなかうまい。

後半になると、ガンバが攻勢をかける。ここでも千葉の中盤がガンバのボールの出所を押えられないというのが大きい。まあ、千葉じゃなくても難しいけどね。ガンバの1点目は、ペナルティエリアでボールを受けた遠藤が中に切れ込んでシュートを打つふりをして、縦に行ってクロス、これをバレーが合わせる形。これはボールを持ってからの遠藤の余裕が凄い。貫禄勝ちだったね。もっと下の世代からもこういうプレーヤーが出てきてほしいよね。2点目は、ハーフライン付近で遠藤が軽く上げたボールにバレーが抜け出した形。千葉DFはこういうガンバFWの斜めの動きに対応できてなかったね。水本が怪我で途中出場といのも大きかったかもしれない。

まとめると、ガンバが無難に勝ったなあという試合。千葉はもうちょっと戦術に工夫が欲しかったな。

次は、浦和と川崎の試合。これは熱い試合になったね。川崎はもう優勝の目はないんだけど、ACLの敗退、ナビスコ準優勝ということで、逆に妙に気合が入っている。リーグを盛り上げるという意味で、いいことだよね。浦和は水曜日にイランでACLの決勝第1戦を戦ったばかりということで疲労困憊、満身創痍という感じ。けど、こちらも2位ガンバと3位鹿島が快勝ということで、気合は十分だった。

前半はやっぱり川崎ペース。この試合ではチームの大黒柱中村憲剛が出場停止だったんだけど、代役の養父がなかなか良かった。てっきり大橋が出ると思っていたんだけど、怪我持ちということで養父だったらしい。川崎のフロントの選手を見る目はほんとに凄いね。日本人も外国人も実績がない選手が次々活躍するからね。J2で大暴れしているフッキも川崎所属だもんね。

しかし、浦和のジュニーニョの潰し方もうまい。攻撃を遅らせる、カバーに入る、それでできるスペースを他の選手が埋める、こういう一連の動きが徹底されていた。前日、千葉の稚拙な守りを見ているだけに、浦和の守備の良さはなかなか感心した。けど、逆にワシントンは川崎に押えられちゃうんだよね。ポンテ、長谷部、平川あたりもがんばっているんだけど、攻めにアイデアがないね。このあたりが浦和が退屈と言われてしまう所以なんだろうな。

先制点は川崎。右サイドで長谷部をうまく躱した谷口がクロスを上げて、養父がワントラップから決めた。養父も落ち着いていたが、谷口もうまかった。これを落としちゃう反町監督は何を考えているんだろうね。

このまま川崎が行くかと思ったんだけど、浦和がワシントンのPKで同点にする。これは微妙な判定だったなあ。スルーするのが良かったんじゃないかな。他にも試合終了間際のワシントンの暴れっぷりにカードを出さないなど、ちょっと納得がいかないことが多かった。審判も浦和戦ということで緊張するんだろうねえ。

後半になると、両者攻め合いの激しい試合になる。双方とも少人数でのカウンターは大得意だからね。しかし、守備の集中力も高く、なかなか決定機まではいかない。両チームとも、攻めが単調と言えば単調になってしまったかもな。浦和は右サイドの阿部を高い位置に持ってくるなど、工夫も見られたが、川崎が森を逆サイドにぶつけてくると、これもまた停滞してしまう。試合はこのまま終了。浦和は勝って早く優勝を決めたかったし、川崎もリードしていたのをPKで追い付かれたことを考えると、両チームとも引き分けでもあまり嬉しくない。まさに痛み分けという感じだ。

31節全体では、上に書いたようにガンバ勝利、浦和引き分けで、浦和の優勝は次節以降になった。残り3試合で勝ち点5差。とは言っても、浦和は最終節に横浜FCというボーナスステージがあるので、優勝は揺がないでしょう。

下位では、甲府、大宮、広島が全部負けて順位は変わらず。しかし、自動降格は甲府で決定っぽいのでいまいち盛り上がらない。入れ替え戦は、大宮でも広島でもJ2には勝ちそうだしね。

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