2007-08-27

Jリーグ 第22節 浦和×FC東京

結果は、3-2で浦和の勝ちだった。

久し振りの浦和戦。今年はスカパーがJリーグの放映権の大半を持っていってしまったので、目玉の浦和戦は全然地上波やBSで放送しなくなってしまった。浦和は、ガンバを倒して以来絶好調ということで、まあ、そこそこ楽しみだったのだが、相手は絶不調のFC東京。そう言えば、前節のガンバ×横浜FCの首位と最下位対決も酷い試合だった。なんか嫌な予感はする。

立ち上がりはFC東京の攻勢。前線から中盤にかけての運動量が多く、互角の戦い。しかし、FC東京は最後のクロス、パスの精度が酷いね。石川とか適当すぎる。あんなんじゃ全然点が入る気がしない。浦和は、闘莉王が自由過ぎる。もうポジションめちゃくちゃ。完全にFC東京をナメてるね。序盤浦和が苦しんだのは、闘莉王が好き勝手やったからというのもあるんじゃないだろうか。FC東京が浦和の右サイドを再三崩していたが、闘莉王の穴を堀之内が埋めている歪みが右サイドに出てしまったんじゃないだろうか。左サイドは阿部がしっかり守っているんだけどね。割を食っている山田とかは文句を言わないのだろうか。

そして先制点はFC東京。やっぱり浦和の右サイドを突破したルーカスがスルーパス。それをリチェーリがシュート。これでほとんど入っていたが、最後赤嶺が押し込んでFC東京先制。これもスルーパスで綺麗に裏をつかれたのが闘莉王なんだよなあ。まあ、闘莉王が点を決めて勝つこともあるからね。とんとんなんだろうけど。

しかし、浦和が田中達也がすぐに同点にする。これはオシムが(突然脈絡なく)褒めたこえとでかなり注目されている平川のアシスト。相馬と違って、最後しっかりと丁寧にパスするんだよね、平川は。しかし、これは田中達也がうまかったかな。FC東京DF(藤山か?)の前にすっと出る動きと、シュートまでの判断の早さが良かった。オシムの御前ということで、次の代表選出も確実なんじゃないでしょうか。

そして、さらにその3分後に浦和が逆転。またもや平川のクロスに今度は堀之内が頭で合わせた。平川のクロスも良かったが、なぜそこに堀之内がいる! 阿部が上がってくることもあるし、セットプレーになると3バック全員が上がるし、浦和の3バックは何でもアリだな。最初は闘莉王のポジション取りにイライラしていたが、これはこれで面白いかと思うようになった。

試合はこのまま選手の力で圧倒する浦和ペースに。ワシントンがいないと前線の運動量が活発になって、ゲームを作る上では良いと思う。ボールがダイレクトに繋がったりして見る方も面白い。後半も似たような展開で、ポンテと今野がそれぞれ点を取るが、浦和が順当に勝利。

FC東京で目立っていたのは、梶山。五輪代表のときとは打って変わって、積極的に色々なところに顔を出し、長短のパスを混ぜてゲームを作っていた。下がりすぎて攻撃にちゃんと絡めないのは代表と一緒だったけど。もうちょっと前でボールを触らないと。FKは見事だったけど、あれが今期初アシストなのは寂しい。もっと頑張れ。

あと、今野をDFで使うのはもったいなくないか? 全然攻撃参加できていない。かと言って、FC東京DFはいつも通り脆い。DFにちゃんと補強して今ちゃんは前目で使ってあげようよ。

22節全体では、ガンバが川崎に4-1という大敗。どうしたんだ、ガンバ。夏はガンバの季節じゃなかったのか。これで3節前の浦和と立場が逆転してしまった。しかも、もう直接対決はない。浦和が転けるのを待つという我慢の状況はガンバには厳しいか。遠藤が疲労で調子を落しているらしいが、思い切って外してみた方がいいかも。

下位では、大宮が名古屋5-0で大敗した。大宮の守備力を買って、中断期間で攻撃面で上乗せできれば、降格圏を脱出できると思っていたのだが、ロバート監督が解任されてから、肝心の守備が崩壊してしまっている。早くも自動降格は横浜FCと大宮で固いという声もちらほら。前任の三浦俊也監督のころからこのチームのカラーは守備だったはず。早く自分たちのサッカーを取り戻してほしいものだ。

そして、横浜FCの「アジアの大砲」高木監督が解任らしい。大宮もそうだが、なぜ今の時期に解任なのだろう。中断期間が無駄になるじゃん。とは言っても、突然の監督交代で立ち直ったりするのもサッカーなので、これからどうなるか分からないが。

あと、話は変わるが、森本がセリエA開幕戦で1ゴール1アシストの活躍。なんか、大袈裟な日本人報道ばかりで感覚が麻痺しているが、これは凄いことだよ。皆もっと注目しよう。でも、五輪予選に呼んじゃ駄目だ。セリエAでコンスタントに活躍するのは、五輪予選よりもよっぽど重要なことだからね。しかし、森本はまだ19歳か。若いな。中田がペルージャに移籍したときは21歳だもんな。これはほんとに楽しみだね。

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