この組み合わせの良さは、ズバリ戦略の柔軟性にある。序盤は『氷結』『冷気の投射』で安定した魔法攻撃ができる。氷の効かない敵には、ACを大幅上昇させる『オゾクブの鎧』を唱えてから、水棲の民の大得意なトライデントやグレイブなどの長柄武器で殴れる。これに加えて、中盤では『氷の獣の召換』で強力な「氷の獣」を召喚することができるのだ。これは強いぜ!
実際、Crawlの数多くの種族と職業の組み合わせの中でもトップクラスの強さと言われているのだが、個人的な意見を述べさせていただくと、明らかにこれよりも強い組み合わせが三つはあると思うので、水棲の民の氷の精霊使いは準最強級かなと思う。
ちなみに、その三つとは、以下の組み合わせ。
- 悪魔の血族の闘士(斧) → 防御のロッド使用
- 闇エルフの火の精霊使い → 『レフディブの水晶の槍』使い
- 闇エルフの召換術師 → 『おぞましきものの召換』使い
で、防御のロッドをどう入手するか、だけど、これは、まあ運なんだけど、入手確率を格段に上げる方法がある。Crawlには「獲得の巻物」というものがあって、これはNetHackのものと違って何でもかんでも好きなものを入手できるわけではないんだけど、ある程度はコントロールできる。発動のスキルを上げて、種類を杖/ロッドを選択すれば、高い確率でロッドを入手できるので、獲得の巻物を全てロッドに費やせば、まあ、かなりの確率で防御のロッドも入手できるでしょう。ロッドは防御のロッド以外にも便利なものが多いです。
次に、悪魔の血族と斧の強さも説明しましょう。まず、悪魔の血族。これは、ひらおよぎのお勧めプレイスタイルの項目ではスルー気味だけど、丘ドワーフよりも悪魔の血族の方が絶対強いと思う。確かに丘ドワーフのスキル成長は凄いけど、純戦士系は一点集中で成長させるので、そこまで成長率を気にすることはないと思う。それに比べて、悪魔の血族の変異の強さったら、そりゃないよ、マジで。敵の強力な遠距離攻撃である「苦痛」の免疫能力や、他の耐性系も強いし、強力な衰弱の矢を撃てる「タルタロスの力」もめちゃくちゃ強い。どの変異が付くのかはランダムとは言え、最終的に6つも変異が付くので、どれかは強い変異がつく。
そんな最強種族の悪魔の血族もスキル成長率が悪いので、色々なスキルを求められる魔法系はつらい。特に序盤を切り抜けるのはかなりつらい。やっぱり純戦士系が強いということで、悪魔の血族の闘士は強いわけです。
次に斧。これは、まあ、鈍器でもいいんだけど、やっぱり斧でしょう。まず、武器表を見ていただきたい。確かに鈍器は種類が豊富で、片手は釘つきフレイル、両手は大型メイス/フレイルという安定した武器がある。が、全体的に性能が悪い。しかも、結局、最強武器が大型フレイル。夢がない。それに比べて、斧を見てくださいよ。全武器中、最強の攻撃力の処刑人の斧があるじゃないですか。まあ、入手確率はかなり低いけど。けど、その次に強いバトルアックスは、その辺にたくさん落ちてます。これでも十分に強いです。全鈍器よりは強いわけですから。それで、バトルアックスに殺戮の武器の巻物を使って分断のバトルアックスにして、巻物で強化すれば、お手軽に最終武器の完成なわけです。お手軽なバトルアックス、そして、夢の処刑人の斧。最高じゃないですか、斧。
で、鈍器の利点はヒドラに殴れるということ。それだけ。確かにヒドラは強い。が、所詮は中盤の強敵にすぎないわけですよ。沼を後回しにすれば、イフリートから火炎のシミターを奪えるので、それを使えばいい。首切るだけの話なので、別に長剣のスキルはいらないです。イフリートが見つからなくても、そのうちオカワル様が火炎の武器くれるよ、きっと(無責任)。まあ、結論としては、どっちでもいいんだけどね、斧と鈍器は。けど、個人的には、斧を推したい。
えーと、悪魔の血族の闘士が長くなったので、闇エルフの純魔法系の強さと水棲の民の氷の精霊使いの*弱さ*は次エントリーで。なかなか本題に入れない……。
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