2006-12-27

Dungeon Crawlの有利な種族と職業(その3)

思わぬ長期エントリー化してしまったが、前エントリーの続き

Crawlの最強職業として、一つは、悪魔の血族の闘士を挙げて、説明したけど、あと、二つ残っている。
  • 闇エルフの火の精霊使い → 『レフディブの水晶の槍』使い
  • 闇エルフの召換術師 → 『おぞましきものの召換』使い
『レフディブの水晶の槍』(以下、水晶槍)と『おぞましきものの召換』(以下、おぞ(ry)の二つは、Crawl界ではかなり有名な魔法で、特に水晶槍はCrawlと言ったら水晶槍でしょうってくらい有名。敵が視界内に入れば、マクロで上位ボルトを打ちこみ、ここぞというときに水晶槍で強敵も一撃で屠る高位の妖術師は、Crawlでも一番ore,tuee感が味わえる職業でしょう。闇エルフは、とにかく魔法の能力がめちゃくちゃ高いので、特に序盤は安定します。ただ、HPはかなり低いので、終盤は意外と頓死する。その表面的な強さと比べると、安定感はイマイチ。と言っても、最強だけどね。火の精霊使いを選ぶのは序盤中盤で強いから。アンデッドに効かなくて不便な氷系と比べると、炎が効かないのは、序盤ではインプくらい。かわいいもんです。

おぞ(ryは、強いです。おぞましきものの召換で召喚される「触手の怪物」はめちゃくちゃ強い。こいつを常時4、5体はべらせておけば、そうそう死ぬことはないでしょう。例では闇エルフを選んだけど、他の種族でも全然OK。安全なところで召喚しておけばいいから、ある程度成功率が確保されていればよい。なので、弱種族しばりプレーでは強すぎる召換術師は封印されるくらい。強いて難点を挙げれば、ペットが敵を倒したときに得られる経験値は自分が倒した場合の半分なので、スキルの成長が鈍いこと。まあ、おぞ(ryが唱えられる時点で、もう十分とも言えるので、脱出するだけならそんなに問題にはならない。

と、最強種族を見てきたところで、今回プレーする水棲の民の氷の精霊使いをもう一度見てみよう。

まず、デュアル系全般に言えることだが、戦闘と魔法の両方のスキルを挙げるのでスキルの成長が悪い。スキルが強さに直結するCrawlの世界では、序盤中盤は苦労することが多いです。さらにステータスも腕力、知力の両方を満遍なく上げるので、やはり専門職に比べると弱い。

次に武器。水棲の民を使う以上、やっぱり長柄武器を使うでしょう。これは、前のエントリーで述べたとおり、あんまり強くないが、水棲の民の脅威的なスキル特性に救われて、そんなに弱くもない。早業のグレイブを入手できれば十分火力は確保されるだろう。まあ、長剣のスキルも悪くないので、トリソを拾ったら使ってしまうというのも手だ。

しかし、問題はAC。これは軽装戦士全般の問題だが、重装戦士に比べると実はACに大きな違いがある。CrawlのACの計算はランダム性が高く、実際に計算されるときは、0〜ACまでの間の値を取る。これではいくらACを上げても、最悪、敵の攻撃をまともに受けてしまうことになる。それに比べて重鎧を装備すると、実は最低ACが保証される。これは鎧のACと甲冑スキルに比例して上昇し、最高でACの半分にもなる。つまり、軽装戦士が0〜ACの値を取るのに対して、十分に訓練された重装戦士の場合、AC/2〜ACの値を取ることになる。

この違いはかなり大きい。ローグライクゲームでは生き残るのが最優先されるので、常にワーストケースを想定する。そこで0なのかAC/2なのかは全然違う。同じACでもオゾクブの鎧で無理矢理上げたACとゴールドドラゴンの鎧できっちり上げたACでは、全然強さが違うのだ。

というわけで、軽装戦士の接近戦では常にある程度のリスクがつきまとう。いくら攻撃力が強くでもこれでは安心できないだろう。

次に水棲の民の得意な氷系の魔法。前にも書いたとおりアンデッドに効かなくて苦労する。また、上位ボルトの「凍結の矢」が初期装備の「冷気の魔法書」には入ってないので、ヴェフメットやシフから下賜されるまで、中盤は火力不足になりがちなので工夫が必要になる。もちろん、もっと苦労する領域の魔法はたくさんあるので、明確な弱点とは言えないかもしれない。

さらに水棲の民は変異術も得意である。が、これは同じく変異術が得意な泥エルフと比べると、元素系の魔術スキルが悪いので、変異術の上位魔法である、石像の躯、ドラゴンの躯が使いにくいので、イマイチだ。

と、見ていくと、決して弱くはないが、強くもないことがお分かりいただけただろうか。重装戦士の接近戦や水晶槍使いに比べると終盤の決め手に欠けてしまう。Angband系の職業などと比べると、Crawlのデュアル系は、なかなか難しかったりするのだ。

というわけで次回からはやっとプレーの内容に入れるよ。

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