2007-04-23

Jリーグ 第7節 FC東京×横浜FC 浦和×川崎 清水×鹿島

結果は、FC東京×横浜FCは1-0でFC東京の勝ち、浦和×川崎は1-2で川崎の勝ち、清水×鹿島は1-2で鹿島の勝ちだった。

まずは、FC東京×横浜FCのFC対決。先週の横浜FC×鹿島に続いて酷い試合だった。なんか、浦和の次くらいに横浜FCの試合を見ることが多いのだが、正直言って横浜FCはメッキが剥れてJ2レベルになっている。さらに、ただでさえチーム力が他より劣るのに久保と奥の離脱は辛すぎる。しかし、その横浜FCに対して、先週の鹿島より全然攻めることができないFC東京の出来も酷い。どちらがより駄目かという対決になっている。最終的には、ワンチョペ→今野のゴールでFC東京がなんとか逃げ切ったが、FC東京もまだまだ予断を許さない状況。

うってかわって、浦和×川崎は、非常に良いゲームだった。前の試合が酷過ぎるというのはあるのだが。浦和は、ようやく阿部がフィットしてきて4バックも軌道に乗ってきた感じ。それに小野が好調で、ポンテ、長谷部、啓太の4人は中盤を圧倒的に制圧していた。しかし、今の浦和の弱点はFW。なかなかチャンスを決めきれない。それにGKの川島を中心とした川崎の守りの健闘もあって、前半は0-0で折り返す。

川崎は、この苦しい時間を守り切ったのが大きかったかもしれない。元々の引いてから速攻で大量得点というのが川崎のスタイルだったというのもあるが、50分我那覇、56分マギヌンと続けて得点を上げる。我那覇の得点は、黒須のシュート性のクロスに我那覇がうまく飛び込んだ形。マギヌンの得点は、ジュニーニョのGKとDFの間を通す絶妙なクロスにマギヌンが合わせた形。2得点とも、浦和が崩れたというよりは川崎の方を褒めるべき得点だった。その後浦和も反撃するが、川崎はなんとか堀之内の1失点に抑えて逃げ切り、これで浦和の25試合続いていたリーグ戦無敗記録が途絶えた。とは言っても、浦和は徐々にコンディションを上げているので、悲観することはないだろう。

清水×鹿島もなかなかの好ゲームだった。双方とも守備に定評のあるチームだが、この日は中盤が共にダイアモンド型ということで、中盤にスペースができて、パスが良く通って展開の速いプレミアリーグのような試合になった。ゲームは基本的にホームの清水が支配していたが、鹿島も復帰したばかりの野沢を中心に反撃に出る。32分野沢がペナルティエリア手前中央でドリブル突破、それに柳沢が素晴らしい飛び出しを見せて、キーパーと1対1を決めて鹿島先制。これは、二人の特徴がよく出た素晴らしいゴールだった。やっぱり鹿島にとって野沢の復帰は大きい。しかし、清水もすぐさま市川のミドルで追い付き、続け様に鹿島を攻め立てる。しかし、清水の拙攻にも助けられて、このまま前半が終了。

そして、後半開始直後マルキーニョスからのクロスに柳沢がきっちり決めて鹿島が勝ち越す。柳沢はここ3試合で5得点と固め取りだ。この後は、前半の修正をしてきた鹿島に清水が手を焼き、長谷川監督も交代カードを切るが機能せず、なんと、調子の悪い鹿島がアウェーで清水に勝つという番狂わせになった。しかし、鹿島は試合後、柳沢と岩政が骨折していたことが判明した。柳沢は全治3カ月、岩政は6週間らしい。犠牲の大きい勝利となってしまった。野沢と入れ替わりで上り調子の柳沢が抜けるとは、鹿島はついてないなあ。

7節全体を見ると、ガンバが勝ち、浦和が負けたので、ガンバが単独首位になった。ここしばらくJ1は節変わりに首位が入れ替わっている混戦の状況。まだまだ先は見えないね。下位に目を移すと、横浜FCと大宮は順調に降格街道を爆進中。特に横浜FCは7節でもう降格確定なんじゃないかというくらい元気がない。これから高木マジックの発動はあるのか? あと、大分が最近調子が悪い。今節もマリノスに5-0の大差で負けてしまった。シャムスカ監督のことだから、これから立て直してくると思うが、ちょっと心配ではある。

J2では、ラモスヴェルディが驚異の4連敗。どうやれば、あの戦力でこんなに負けられるのか、全く想像がつかない。

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