2007-07-16

アジアカップ グループリーグ 日本×ベトナム

結果は、4-1で日本の勝ちだった。得点者は巻が2点、遠藤と俊輔がそれぞれ1点。

前の試合でUAEに3-1で勝利したことにより、他の試合に依らず、勝てばグループ1位通過、引き分けでもグループリーグ突破が決まるという有利な状況。オシム監督もかなりリラックスモードで試合前の記者会見では冗談を連発したりしてた。

スタメンはUAE戦と変わらない面子。前の試合が良かったのと、ベトナムのDFの身長がかなり低いらしいので、ヘディングの強い巻を使うということなのだろう。

前半の序盤は、ベトナムペース。この日のピッチの気温は38度。それに加えて日本はベトナムより1日少ない中2日での試合と、コンディション面ではベトナムの方が有利。前半のほとんどはポゼッションでもベトナムの方が上だった。先制点は、ベトナム。CKが啓太の足に当たりオウンゴール。これはちょっと不運だった。しかし、その5分後、俊輔の巧みなフェイントからクロスを上げ、巻が合わせて同点に追いつく。試合後のオシム監督や他の選手も失点の後にすぐに追いつけたのが大きかったとコメントしている。

この後も日本は運動量で上まわるベトナム相手に苦戦するが、高原が得たFKを遠藤が見事に決め、逆転に成功する。このあとは日本がうまくゲームをコントロールして日本がリードしたまま無事前半を終えた。

後半は、ベトナムが運動量が落ちたこともあり、完全に日本ペース。また、前半はコンディションが悪いのにポジションチェンジを多用しすぎで、日本の中盤のスペースが開きすぎていたと思ったのだが、後半はちゃんと修正できていた。この後、華麗なパス回しから俊輔が得点、遠藤のFKから巻が得点し、4-1と完全に試合を決定付けた。

これで試合もゆるいペースになり、カードや疲労がある俊輔、遠藤、巻が交代。カタール×UAE戦の結果でベトナムも決勝トーナメント進出が決まりそうというのもあり、ベトナムもまったりした感じに。無事このまま試合は終了した。

最悪のコンディション、不運なオウンゴールということを考えれば、完璧な試合運びだったんじゃないだろうか。しかし、どうも決勝トーナメントの相手がオーストラリアになりそうなんだよね。正直、去年のW杯で完全にトラウマになっているからね。この試合は、オシムジャパン発足1年の成果を見る良い試金石になりそうだ。

あと、この試合の中継で面白かったのが、BSの「人間力」こと山本昌邦の解説。協会に居たときに熱さ対策をやったのが彼というだけあって、今回のアジアカップの猛暑対策についても蘊蓄を語ってくれる。また、この日は俊輔と遠藤のFKのサインプレーを予想的中させたりしたのも面白かった。やっぱりサッカー中継はBSだね。

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