2007-07-02

Jリーグ 第18節 大分×横浜FM

結果は0-3で横浜FMの勝ちだった。

うーん。また微妙なカードだな、BS。ここ2試合得点がない両チーム。この試合も格下の大分ホームということでロースコアが予想されたが、蓋を開けてみたら横浜FMの3得点で快勝になった。

前半は、横浜FMペース。大分はFWのセルジーニョと前田俊介がいまいち。この二人、同タイプなんだよね。テクニックは抜群だが、守備にも動かないし、攻撃の時にも動かない。ボールをもらってから勝負に行くタイプ。2トップの片方ならいいけど、2人共というのはシャムスカのミスじゃないかなあ。

このおかげで横浜FMは最終ラインからのビルドアップがしっかりできていた。ダイアモンド型の中盤の両サイドが起点になり、2トップと山瀬兄がサイドに開いてボールを引き出すというのを徹底していた。そのせいで中央に人が足りなくなったりしていたけど。しかし、ボールへの寄せもきちんとしていて、現代風のきれいなお手本のようなサッカー。正直、早野監督は柏降格の印象が強くて、良いイメージはないが、開幕直後の失敗をちゃんと修正できているのは、さすがに経験豊かということだろうか。

そして順当に横浜FMがセットプレーで先制点を取って前半終了。後半は、いきなりシャムスカ監督が2トップを交代。怪我明けだが、代表にも選ばれたことがある高松と松橋を投入してきた。ここからしばらくは大分の動きがよくなり、大分ペースになる。特に高松はうまいよね。万が一大分が降格したら欲しがるチームは多いだろうなあ。しかし、大分には可哀想だが、押し込まれていた横浜FMが逆にコーナーキックから中澤が追加点。ここで大分の気力が切れてしまったのか、再び横浜FMペース。その後、山瀬がさらに追加点を決めて、そのまま試合終了。

大分は、ちょっとまずいなあ。FWは高松の復帰の目処が立ったのはいいけど、ボランチが安定しない。ボールへの寄せが遅いんだよね。降格戦線で守備が弱いのはいただけない。試合を見るとちょっと不利かなと思った。

18節全体だと、ガンバと浦和が強い。内容も完勝だったらしく、いよいよ今年もこの2チームの争いという感じになってきた。これに鹿島、川崎、新潟あたりがどこまで絡めるかというのが、後期の見所になるでしょう。

五弱スーパーリーグは、千葉が横浜FCとの裏天王山に勝ち、甲府は名古屋に引き分け、勝ち点を伸ばした。他は順当負け。横浜FCは決まった感じだね。千葉は、着実に下位とのカードを拾っているが、ストヤノフの退団はどうやらほぼ決定らしい。残念。

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