2007-03-25

親善試合 日本×ペルー

結果は2-0で日本の勝ち。

この試合は、オシムジャパンの今年最初の試合で、所謂海外組の高原と俊輔がオシム監督就任後初招集された。ペルーは、ピサロ、ゲレーロなどの主力が来日を取り止め、さらに、来日した人数が15人という少なさで、ちょっとなめられたかなあ、という感じ。まあ、日本はペルーには今まで勝ったことがないらしい(1分け2敗だとか)ので、仕方がないかもしれない。

前半は、ペルーは思ったより前に出てきて、高いキープ力と技術を見せていた。しかし、日本も前線から積極的に守備をしていて、ペルーにもチャンスを与えない。前半は両者潰し合いのような感じだった。ペルーは右サイドに問題があるようで、日本は何回かファウルをもらってたのだが、その内の一回、俊輔の素晴らしいFKから、これまた目が覚めるような巻の豪快なヘッドで日本が先制した。

しかし、気になるのが、ペルーはリードされても全然戦術を変える気配がないんだよね。後半に入って、右サイドは対応してきたものの、運動量が落ちてくる。そして、後半9分に、また先制点と似たようなところで、俊輔のFKから、今度は高原が絶妙なトラップから素早く反転してシュート、これが決まって2-0になる。こうなるとペルーはもはや諦めムード。それに対して、オシムは次々と攻撃的な選手を投入し、完全に日本がペースを握るようになる。

終盤になると、もう勝敗は決定したという感じで、日本は水野、家長、藤本の若手を投入。このまま日本が押し切り終了。内容では、日本の完勝と言ってもいいでしょう。何年後になるかは分からないけど、次はペルーも本気でやってきてくれるんじゃないでしょうか。

高原と俊輔は、連繋が取れていないところはあったけど、それぞれ個人技を発揮して点に絡めてたので、良かったと思う。巻は、結果が出て良かったね。千葉も調子が上向きだし、バッシングに負けずにがんばれ。途中出場の憲剛は、視野の広さとテンポの速い展開を見せていて良い出来だった。浦和組は、ちょっとオーストラリア遠征の疲れが見えたかな。終盤出た若手組はいいアピールができたと思う。全体の印象としては、ボチボチ。海外組も含めて、オシムサッカーを表現しようと一丸となっている印象で、アジアカップにも期待が持てた試合だった。

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