おれは、昼間は図書館にいることが多いんだけど、毎日通っていると「ああ、こいつ、よく見るなあ」という常連が何人かいることが分かる。そういう常連の話。あんまりオチとかないので期待はしないで。
図書館通いも半年になると、そういう常連とトイレで隣りになることがある。今まで3回くらいかな。そいつと隣になると、なぜかおれの股間を凝視するのだ。自分では自分のものは別に普通だと思うんだけど(少し小さ目なことを除けば)、そいつはマジマジと見るのである。最初は戸惑ったものの、3回目くらいになると、こっちもキレ気味になる。抗議の意味を込めて睨み付けてやるが、そんなのお構いなしにガン見である。
まあ、トイレで隣になることなんてそう多いことではないので、もうしょうがないか、と諦めていた今日このごろ、そいつが閲覧席で読んでいた本のタイトルが目に入った。
『悩み多きペニスの生涯と仕事』。
お前、どんだけペニス好きなんだよ! そうやってトイレでペニスを観察してまわっているのか! とその場でブチ切れそうになりつつも、よく考えれば、図書館の常連が今日たまたま読んでいた本。別に毎日ペニスの本を読んできるわけではあるまい。と思ったんだけど、やっぱりなんか変だよなあ。
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